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2025年3月7日 / 土地
広島県で理想の住まいを!土地選びのポイントと魅力エリアを徹底解説
広島県は、広島市を中心とした都市部に商業施設・文化施設が充実している一方で、瀬戸内海の美しい島々や中国山地の豊かな自然にも恵まれた地域です。 瀬戸内海式の気候で年間を通して温暖で過ごしやすいのも、広島県の魅力の1つと言えるでしょう。 そこで、今回は広島県の魅力エリアと土地選びのポイントについて徹底解説します! 広島県で住まい探しを検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。 目次 1. 広島県が人気の理由とは? 2. ライフスタイルに合ったエリア選びのコツ 3.知っておきたい広島県の土地事情 4.タナカホームズでご紹介できる広島の土地・建物 5.まとめ 1. 広島県が人気の理由とは? 認定NPO法人ふるさと回帰支援センターでは、2009年より毎年「移住希望地ランキング」を発表しています。 これまで、ふるさと回帰支援センターが開催するセミナーでの参加者によるアンケートにより2022年に第1位でした。 その後、2023年に7位まで順位を落とすものの、2024年には3位にランクインしています。 このことから、広島県は移住する地域として魅力的だと感じている人が多いことがわかります。 広島県が人気なのは、「暮らしやすさ」が理由の1つです。 冒頭でもご紹介したように都市部は商業施設や文化施設が充実していますが、一方で少し車を走らせれば山も海も島々も楽しめます。 この都市部と自然とのバランスの良さが人々を惹きつけているのかもしれません。 広島県で人気の街はここ! 広島県内には、特に人気の街が3箇所あります。 それが、安芸郡府中町・廿日市市・安芸郡熊野町の3つです。 安芸郡府中町 「街の住みここちランキング特別集計 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2024<広島版>」では、安芸郡府中町が住み続けたい街(自治体)ランキングで1位にランクインしています。 安芸郡府中町は4年連続で1位にランクインをしており、広島県の中でも特に人気の高いエリアです。 人気の理由として、以下のような点が挙げられます。 ● JRまでの距離が遠くてもバスの路線が多い ● 広島中心部から郊外までの移動がしやすい ● 子育て支援制度が充実している ● 充実した大型施設やスーパー・ドラッグストアなどが多いこと 安芸郡府中町は、交通の利便性・子育て支援・商業施設などがバランスよくあることから、暮らす人も「住み心地が良い」と感じている方が多いようです。 廿日市市 広島県西部に位置する廿日市市は、「街の住みここちランキング特別集計 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2024<広島版>」の住み続けたい街(自治体)ランキングで2位にランクインしています。 南北に市域が広がり、南部には瀬戸内海に面している一方、北部には西中国山地の山々があるなど、変化に富んだ地形が特徴です。 廿日市市は、日経BP総研の調査による「子育てしやすい自治体2024」で中国・四国地方1位に選ばれており、子育て支援の充実さに多くの子育て世帯が満足しています。 また、医療費助成の充実や広島市内への交通アクセスの良さ、豊かな自然環境など、たくさんの魅力があります。 子育て支援の充実さは特に魅力を感じている方が多いようで、廿日市市への転入者数が転出者数を上回る転入超過を9年連続で達成しているほどです。 安芸郡熊野町 「街の住みここちランキング特別集計 街の幸福度&住み続けたい街ランキング2024<広島版>の街の幸福度(自治体)ランキングにおいて1位を獲得している安芸郡熊野町も、広島県の中で人気の高いエリアの1つです。 安芸郡熊野町は、広島市・呉市・東広島市のほぼ中央に位置する街です。 地理的特性から、夏は沿岸部よりも気温が2〜3度低く、涼しくて過ごしやすい環境でもあります。 熊野筆の産地である熊野町は、毎年9月になると筆祭りで多くの観光客が訪れて賑わいを見せています。 観光地としてだけでなく、生活しやすい環境としても魅力です。 町内にはスーパーやコンビニがあり、教育施設も充実しているので子育て世帯にも生活しやすい街です。 熊野町は自然環境と便利な生活環境が調和として、たくさんの方が魅力に感じ、暮らす方も高い幸福度を得ています。 2. ライフスタイルに合ったエリア選びのコツ 1度家を購入すると、そこから他の場所に移り住むことは簡単にはできません。 そのため、家づくりの際はエリア選びが非常に大切になってきます。 ここでは、ライフスタイルにあったエリア選びのコツをご紹介します。 子育て世帯におすすめエリア 子育てしやすいエリアを選ぶなら、まず最優先しなければならないのは「安全性」です。 車の交通量は少ないのか、公演が近くにあるか、学校や病院、スーパーなどの生活施設も近くにあるかどうかも重要なポイントになります。 子育て支援が手厚い自治体であれば、より安心して子育てができるでしょう。 さらに地域コミュニティが活発だと、子供の社会性が育むだけでなく親世帯も交流を持てます。 通勤重視の方に最適なエリア 通勤や通学にかかる時間は、毎日の生活の質に大きな影響がでます。 エリア選びをする際は、次のポイントをチェックして探すことが重要です。 ● 最寄駅やバス停までの距離はどうか ● 路線の本数、運行時間はどうか ● 通勤時間帯の混雑具合はどうか ● 職場や学校までの距離は近いか 通勤時間帯の混雑具合や路線の本数などは、朝の通勤・通学にも大きな影響を与えます。 できるだけストレスなく仕事・学校に行くためにも、実際に通勤時間帯に希望の土地周辺を歩いてみたり、職場まで移動してみたりしてみるのもおすすめです。 アウトドア派におすすめの郊外エリア 休日にアウトドアやスポーツを楽しみたい方は、自然が豊富なエリアやランニングコース、ジムが充実したエリアが良いでしょう。 徒歩圏内に充実した生活施設がありながら、休日にはスポーツが楽しめる郊外エリアなら、アウトドア派の方も満足度の高い暮らしができるはずです。 3.知っておきたい広島県の土地事情 広島県で家づくりをするうえで土地事情を知っておくことは重要なことです。 ここでは、土地価格の傾向や広島で利用可能な住宅ローンの支援策を解説します。 土地価格の傾向 近年、広島県の土地価格は全体的に上昇傾向にあります。 特に広島市の中心部である中区や東区の一部エリアでは土地の需要が高くて坪単価がどんどん上がっています。 中区・東区の人気の住宅エリアでは、50万円/坪など価格が高い土地が多いです。 特に、利便性の高い地域や文教地区は高額な取引が増加しています。 南区・安佐南区や郊外エリアになると10万円/坪から購入できる地域も多く、自然環境に恵まれた地域での暮らしを求める方から支持を集めています。 広島で利用可能な住宅ローン支援策 広島県で家づくりをするなら住宅ローン支援策を利用しましょう。 広島県では、住まいづくりを検討している方を対象に、「ひろしまの森に木づかう家」融資制度を実施しています。 この制度は、建築主が県産材住宅を新築、改築、増築するために住宅ローンを利用した場合、民間期間から通常よりも低利な融資制度を受けられる制度です。 この支援制度を受けることで、家づくりでかかるローン返済負担を減らすことができます。 ただし、残念ながら令和6年度はすでに終了しており、令和7年度の実施は未定のようです。 実施するかどうかを知りたい方は、広島県農林水産局林業課へ問い合わせをしてみることをおすすめします。 4.タナカホームズでご紹介できる広島の土地・建物 最後にタナカホームズで紹介できる広島の土地や建物をみていきましょう。 「広島県で住まいを探しているけどなかなか良い家が見つからない・・・」という方は、ぜひ一度ご覧ください。 【廿日市市】阿品台建売 住み続けたい街(自治体)ランキング2位の廿日市市の阿品台に建売住宅が登場しました! 交通の利便性、生活施設の充実さ、子育てのしやすさなど全てにおいて高い口コミ評価 のある阿品台で家を探している方は、ぜひ一度お越しください♪ ブラックの外観がシックで洗練された雰囲気の平屋。 一歩室内に踏み込むと、ナチュラルテイストでまとめられた柔らかい空間が広がっています。 アクセントのグレー、高めの天井高、ハイドアの室内ドアによって通常の平屋よりも開放的な空間を演出しています。 玄関に採用されたエコカラットによって外から持ち込んだにおいや湿気を取り除き、いつでも快適。 生活動線に合わせた収納によってすっきり整理整頓ができます。 【安芸郡熊野町】熊野建売 街の幸福度(自治体)ランキング1位の安芸郡熊野町の熊野建売をご紹介します! 呉地1丁目の住宅地に建てられた2階建てです。 4LDKの家の正面には玄関のアプローチとつながった広々としたウッドデッキ。 休日にはバーベキューや子供のプールなどが楽しめ、室内のリビングとつながったセカンドリビングとして様々な使い方ができます。 広いウッドデッキを設置しながら、大きめのSUVも止められるほど広い駐車場。 大きなファミリーカーも安心して駐車可能です。 室内には開放感のあるキッチンカウンター。 家族やゲストを招いて会話を楽しみながら食事ができます。 壁面収納によって生活感が抑えられ、スッキリとした室内空間の演出も可能。収納スペースもしっかり完備され整理整頓がしやすい設計です。 【東広島市】高屋東建売 広島市のベッドタウンとして栄える東広島市。 栄えているものの人が少なすぎず多すぎない、自然が豊かなどの特徴があることでこちらも人気のエリアです。 こちらの建売は、東広島市高屋町の可愛らしい三角屋根の2階建て住宅。 広々とした敷地なので車も楽々駐車できます。 敷地の奥にはリビングから外に出られるタイルデッキ。アウトドアリビングとしても使えます。 LDKは19帖の広々空間に続き間にある和室がポイント。 各部屋に収納がついており、主審室にはウォークインクローゼットと書斎スペースも完備しています。 5.まとめ 広島県での土地選びのポイントや魅力エリアについて徹底解説しました。 広島県は全国でも魅力的な街として人気が高いです。 そんな広島県での家づくりを検討されている方は、ぜひタナカホームズへお気軽にご相談ください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年3月19日 / お金・ローン
【わかりやすく解説】住宅ローンとは何?押さえたい基本から選び方まで幅広く解説
「住宅ローンって何だろう?」 「変動金利と固定金利、どちらが自分に合っているの?」 「月々の返済額はどれくらいになるんだろう?」 住宅購入を考え始めると、こうした疑問がたくさん浮かんできますよね。 でも、住宅ローンについての知識がないまま契約してしまうと、後々家計を圧迫したり、思わぬ追加費用が発生したりする可能性があります。 この記事では、住宅ローンの基本的な仕組みから金利タイプのちがい、返済方法まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。 住宅ローンの基礎知識を身につけることで、自分に最適なプランを選び、将来の家計への負担軽減が可能です。 また、多くの初心者が陥りがちな失敗とその対策も紹介するので、安心して住宅購入の一歩を踏み出せるようになりますよ。 目次 1.住宅ローンの基本を理解する 2.住宅ローンで重視すべきポイント 3.初心者が陥りがちな失敗とその対策 4.今すぐできる住宅ローン選びのアクション3つ 5.まとめ 1.住宅ローンの基本を理解する 住宅ローンについて理解を深めていきましょう。 住宅ローンは多くの方が人生で一度は関わる大きな金融商品です。 基本的な仕組みから、金利タイプの違い、税制上のメリットまで、順を追って説明します。 住宅ローンとは? 住宅ローンとは、住宅を購入するために金融機関から借り入れるお金のことです。 通常、住宅の購入価格から頭金を差し引いた金額を、長期間(一般的に35年以内)にわたって返済していきます。 住宅ローンの特徴として、以下の点が挙げられます。 ● 一般的なローンと比べて金利が低い ● 返済期間が長期間に設定可能(最長50年の住宅ローンもある) ● 担保として購入する不動産に抵当権(返済不能の場合に金融機関が不動産を売却できる権利)が設定される ● 頭金や団体信用生命保険(ローン返済中に借主が死亡した場合に残債を保険で返済してくれる制度)の加入が必要な場合が多い 住宅ローンを組む際は、借入額や返済期間、金利タイプなどの条件を自分の収入や生活設計に合わせて選ぶことが大切です。 無理のない返済計画を立てることで、将来の家計への負担を軽減できます。 金利のタイプのちがい 住宅ローンには主に「変動金利型」と「固定金利期間選択型」「全期間固定金利型」の3種類があります。 それぞれの特徴は以下の通りです。 ちなみに我が国における住宅ローン金利タイプのシェアは変動金利型が最も多い状況です。 住宅ローン控除で得られる節税メリット 住宅ローン控除は、住宅ローンを利用して住宅を取得した場合に受けられる税制上の優遇措置です。 所得税と住民税から一定額が控除されるため、大きな節税メリットを得られるのです。 控除額は、年末のローン残高の0.7%が最長13年間にわたって所得税から差し引かれます。 たとえば、年末のローン残高が2,000万円の場合、年間で最大14万円の控除を受けられる計算です。 この制度を活用することで、住宅購入後の税負担を軽減でき、家計の助けになります。 ただし、控除額は年々減少していくため、返済計画を立てる際には考慮する必要があります。 2.住宅ローンで重視すべきポイント 住宅ローンを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントに注目する必要があります。 とくに金利の選び方や返済額の計算方法は、将来の家計に大きく影響するため、しっかりと理解しておきましょう。 ここでは、住宅ローン選びで押さえておくべき重要なポイントについて解説します。 金利を選ぶ基準 住宅ローンの金利を選ぶ際には、自分がリスクを取れるかで判断すると良いです。 たとえば近い将来金利が上昇したとして ● 自己資金で補填できるなど余裕がある人 ● 自己資金がなく、返済計画に変動があると返済が滞る恐れがある人 では金利の選び方が変わります。 将来の変化に対応できる人ならば金利の低い変動金利を借りても問題ありませんが、金利上昇したら返済ができなくなる心配が少しでもあるなら、固定金利を選ぶべきと考えます。 自身の家庭の家計・貯蓄状況をしっかり分析して金利を選びましょう。 月々の返済額の計算方法 住宅ローンの月々の返済額を知ることは、家計管理において非常に重要です。 返済額は主に「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」の2種類の方法で計算されます。 それぞれの概要とメリット・デメリットは以下の表のとおりです。 元利均等方式は元金と利息を一定額で返済していく方式で、元金均等方式は月々の元金返済額を一定に設定しそれに金利を載せて返済する方式です。 そのため元利均等方式は返済計画が立てやすい点が、元金均等方式は元手の返済が早く、返済総額が抑えられる点が、それぞれの代表的なメリットです。 具体的な計算方法としては、借入額、金利、返済期間をもとに計算します。 計算式は以下の通りです。 【元利均等方式】 毎月の返済額 = A×m/1-(1+m)-N ● A: 借入金額 ● m: 月利(年利÷12) ● N: 返済回数(年数×12) 【元金均等方式】 1. 毎月の元金返済額 = 借入金額 ÷ 返済回数 2. 毎月の利息 = 借入残高 × 年利率 ÷ 12 3. 毎月の返済額 = 毎月の元金返済額 + 毎月の利息 多くの金融機関のウェブサイトには返済シミュレーションが用意されているので、自分の条件に合わせて試算してみましょう。 3.初心者が陥りがちな失敗とその対策 住宅ローンを初めて検討する方は、いくつかの落とし穴に陥りやすい傾向があります。 ここでは、とくに注意すべき失敗例とその対策について解説します。 これらのポイントを理解することで、将来後悔しない住宅ローン選びができるようになります。 金利の低さだけで選ぶリスク 住宅ローン選びで最も陥りやすい失敗が、「金利の低さだけ」で判断してしまうことです。 確かに金利は重要な要素ですが、それだけで選ぶと思わぬトラブルに直面する可能性があります。 金利の低さに注目するあまり、他の重要な条件を見落としがちです。 たとえば、繰上返済手数料や団体信用生命保険の保障内容、保証料の有無など、トータルコストに影響する要素は多数あります。 一見金利が低くても、これらの費用が高いと結果的に総支払額が多くなることもあります。 また、変動金利の場合、現在の低金利に惹かれて選んでも、将来金利が上昇すると返済負担が大きく増加するリスクがあります。 とくに長期の返済計画では、金利上昇リスクを考慮した選択が重要です。 対策としては、金利だけでなく、諸費用や保障内容、金融機関のサービスなども含めた総合的な判断をすることが大切です。 将来の金利上昇リスクも考慮し、自分の経済状況に合った選択をしましょう。 返済期間を長く設定しすぎるリスク 月々の返済額を抑えるために返済期間を長く設定することは、一見合理的に思えますが、実はいくつかのリスクを伴います。 返済期間を必要以上に長く設定することで、以下のような問題が生じる可能性があります。 ● 利息の総額が増加 ● 定年後に返済が続く ● リフォーム資金が貯まらない など たとえば、3,000万円を金利1%で借りた場合、20年返済と35年返済では総返済額に約250万円もの差が生じることがあります。 また、収入が減少する時期に高額の返済を続けることは、家計に大きな負担になるでしょう。 加えて住宅の老朽化が進む時期にローンが残っていると、リフォーム費用の捻出も困難になりかねません。 対策としては、無理のない範囲で返済期間をなるべく短く設定することが望ましいです。 また、繰上返済を活用して返済期間を短縮する計画を持っておくことも重要です。 ライフプランに合わせた返済計画を立て、可能な限り定年前に完済できるように返済計画を立てましょう。 4.今すぐできる住宅ローン選びのアクション3つ 住宅ローンについての基本知識を理解したら、次は具体的な行動に移しましょう。 ここでは、住宅ローン選びのために今すぐ実践できる3つのアクションをご紹介します。 こうしたステップを踏むことで、より賢い住宅ローン選びができるようになります。 金融機関の比較サイトの活用 住宅ローン選びの第一歩として、比較サイトを活用することをおすすめします。 インターネット上には多くの住宅ローン比較サイトがあり、複数の金融機関の商品を一度に比較することができます。 比較サイトでは、借入希望額や返済期間などの条件を入力するだけで、各金融機関の金利や月々の返済額、総返済額などを一覧で確認できます。 また、固定金利と変動金利の違いや、各金融機関の特徴なども解説されているため、初心者でも理解しやすい利点があります。 こうしたサイトを利用する際のポイントは、単に金利の低さだけでなく、手数料や保証料、団体信用生命保険の保障内容なども含めて総合的に比較することです。 また、最新の情報を得るために、複数の比較サイトを確認することも効果的です。 これにより、市場全体の傾向を把握し、より良い選択が可能になります。 住宅ローン控除の内容の確認 住宅ローン控除は大きな節税メリットがありますが、適用条件や控除額は年度によって変更されることがあります。 最新の制度内容を確認することで、節税効果を最大限に活用できます。 住宅ローン控除の確認ポイントとしては、まず控除の適用条件を把握することが重要です。 住宅の床面積や所得制限、ローンの借入期間などの条件を満たしているか確認しましょう。 また、控除率や控除期間、控除上限額なども重要な確認事項です。 確認方法としては、国税庁のホームページや各自治体の税務課など公的機関の情報源を利用するのが確実です。 また、住宅展示場や住宅メーカーでも最新の税制優遇措置について情報を得ることができます。 正確な情報を基に、住宅購入後の税負担を正しく見積もり、家計計画に組み込むことが大切です。 専門家への無料相談 住宅ローンは複雑で専門的な知識が必要なため、専門家に相談することで多くの利点が得られます。 現在は無料で相談できるサービスも多数あるため、積極的に活用しましょう。 住宅ローンの専門家としては、ファイナンシャルプランナー、住宅ローンアドバイザーなどがあります。 これらの専門家は、住宅ローン商品の知識だけでなく、あなたの家計状況やライフプランに合わせた提案をしてくれる点がメリットです。 無料相談の場としては、各金融機関の住宅ローン相談窓口、住宅会社や不動産会社の資金計画相談会などがあります。 また、インターネット上でも無料相談を受け付けているサービスが増えています。 複数の専門家に相談することで、多角的な視点を得られ、より良い判断ができるようになるでしょう。 専門家に相談する際は、あらかじめ家計の状況や希望条件を整理しておくと、より具体的なアドバイスを受けることができます。 自分だけでは気づかない選択肢や注意点を教えてもらえることも多いため、住宅ローン選びの大きな助けになるはずです。 5.まとめ 住宅ローンは住宅購入のために金融機関から借りるお金で、住宅ローン控除という税制優遇で節税効果も得られるなど住宅購入者にとってありがたい金融商品です。 しかし金利タイプや仕組みを把握していないと将来の人生設計が破綻してしまうなどの危険性も持ちます。 住宅ローンは人生で最も大きな買い物に関わる重要な決断です。 この記事で解説したポイントを理解して、自分に最適な住宅ローンプランを見つけてください。 専門家のアドバイスを受けることで、より安心して住宅購入の一歩を踏み出せるでしょう。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年3月17日 / 設備
【快適な家づくりのために】窓ガラスの種類別特徴と選び方ガイド
「窓ガラスなんて、どれも同じじゃないの?」なんて思っていませんか? 実は窓ガラスは種類によって性能も作りも異なります。 そこで、ここでは、窓ガラスの種類別の特徴や選び方について解説していきます。 窓ガラスに関する基本知識を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 目次 1.窓ガラスの基本的な種類 2.窓ガラスの選び方 3.窓ガラスを取り入れる際の注意点 4.タナカホームズで取り扱いのある窓ガラス 5.まとめ 1.窓ガラスの基本的な種類 窓ガラスと一言で言っても、実はいくつか種類があることはご存じでしょうか。 ここでは、基本的な種類である5つの窓ガラスについてご紹介します。 単板ガラス 単板ガラスとは、1枚で構成されたガラスのことです。 他のガラスよりも価格が安く、昔は主流の窓ガラスでした。 しかし、断熱性が低い・結露が発生しやすい・防音効果が低いなどのデメリットがあることから、最近では住宅で使われることはほとんどありません。 複層ガラス(ペアガラス) 複層ガラスは2枚のガラスで構成された窓ガラスです。 ガラスとガラスの間に中空層を作ることで高い断熱性を実現しています。 中空層があることで冷たい外気の影響を受けにくくなり、不快な結露が発生しにくいという点もメリットの1つです。 Low-E複層ガラス Low-E複層ガラスとは、ガラスの表面にLow-E膜と言われる特殊な金属膜がコーティングされているガラスのことです。 Low-EガラスにコーティングされたLow-E膜は、赤外線を吸収・反射するので複層ガラスよりもさらに高い断熱性のうが期待できます。 強化ガラス 強化ガラスは、通常のガラスに熱処理を加えて急激に冷却したガラスのことです。 通常のガラスと比較して、約3.5倍〜4倍の耐風圧強度を持っています。 また、通常のガラスが割れると刃物のように尖りますが、強化ガラスは粉々に砕け散って割れます。 このことから、強化ガラスなら割れた破片で怪我する心配も少ないです。 防犯ガラス 防犯ガラスは、ガラスとガラスの間に特殊な樹脂やポリカーボネート板などを挟み、割れにくくしたガラスのことです。 空き巣や台風の飛来物による破損を防ぐ効果があります。 2.窓ガラスの選び方 窓ガラスには様々な種類があることがわかりました。 しかし実際に家づくりの際に、どの窓ガラスを選べば良いか悩んでしまうでしょう。 そこで、ここからは窓ガラスの選び方についてご紹介します。 断熱性能を重視したい場合 住まいの快適性を高めるためにも、高い断熱性は非常に重要なポイントです。 断熱性が高いと、室内は外気の影響を受けにくくなり、室内の熱は外に逃げにくくなります。 その結果、家で使用する冷暖房で効率よく室内を最適な温度にキープすることが可能です。 これは、室内が快適な環境になるだけでなく光熱費の節約にもつながります。 窓ガラスにおいて断熱性能を高めたいなら、断熱性能の高い複層ガラス・Low-E複層ガラスがおすすめです。 「もっと断熱性能を重視したい!」という方は、さらに断熱性能の高い3枚ガラスでできたトリプルガラスや5枚ガラスでできた高性能の5層などもあります。 ただ、断熱性能が高い窓ガラスはその分費用も高くなるため、予算を考慮して選びましょう。 防犯性能を重視したい場合 防犯性を重視するなら、強化ガラスや2枚ガラスの間に特殊なフィルムを挟んだ合わせガラスがおすすめです。 万が一割れてもガラスが飛散しにくく、怪我のリスクもありません。 通常のガラスよりも貫通しにくいので防犯性が高く、空き巣などの侵入リスクも軽減できます。 遮音性能を求める場合 窓ガラスの種類によって遮音性能も変わります。 遮音性能が高い窓ガラスなら、室内の音が漏れにくく、外からの音も聞こえにくくなるので静かな室内環境を実現できます。 遮音性でいうと、1枚ガラスよりも2枚・3枚のガラスを使ったペアガラス・トリプルガラスが効果的です。 また、防音合わせガラスも防音性が高いのでおすすめします。 デザイン性を高めたい場合 デザイン性の高い窓ガラスには、「エッチングガラス」と「和紙調ガラス」があります。 エッチングガラスは、表面に彫刻のような装飾が施されたガラスです。 美しい見た目が楽しめるだけでなく、装飾によって目隠し効果も期待できます。 和紙調ガラスは、ガラスの表面にフィルムを貼り付けて和紙のようなテイストを加えた装飾ガラスのことです。 和紙調ガラスは和紙特有の柔らかさも表現しており、高い意匠性があります。 紙よりも湿気や汚れに強く、和紙の張り替えが必要ないので、従来の障子よりも使い勝手が良い点もメリットです。 3.窓ガラスを取り入れる際の注意点 家づくりでは、間取りや設備の種類、内装デザインなどに注目しがちですが、実は窓ガラス選びも重要な要素です。 どの窓ガラスを選ぶかによって、住み始めてからの住み心地に大きく影響する場合もあります。 窓ガラスを取り入れる際の注意点を3つご紹介します。 コストと性能のバランスを考える 窓ガラスは選ぶ種類によってコストが大きく変わります。 また、窓の面積が大きければその分費用も高くなります。そのため、窓ガラスを選ぶ際はコストと性能のバランスを考えることが重要です。 例えば、単板ガラスよりも複層ガラス・Low-Eガラスの方が高額です。 断熱性・遮熱性などの全ての性能が高いことが高額な理由です。 さらに複層ガラス・Low-Eガラスの中空層にアルゴンガスが含まれるかによっても価格に変動があります。 アルゴンガスは、熱伝導率が低くさらに断熱性能を高める効果があります。 つまり、ガスなしの窓ガラスよりもアルゴンガス入りの窓ガラスの方が高額です。 しかし、初期費用は高いものの、高性能なガラスを導入することで長期的な光熱費の削減効果が期待できます。 そのため、長期的に見ると高性能な窓ガラスの採用はコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。 さらに、国の補助金である「子育てグリーン住宅支援事業」を活用することで最大160万円の補助金を受け取れる可能性があります。 断熱性能の高い家を建てることで補助金がもらえるので、非常にお得です。 長期的なメリットを計算する コストの削減を考えると、安い窓ガラスを採用したいところです。 しかし先ほども説明したように、高性能な窓ガラスは、長期的なメリットが期待できます。 断熱性能の高い窓ガラスの採用により、冷暖房効率が向上して光熱費の削減が可能です。 また、断熱性能の高い窓ガラスは、結露の発生も抑制できます。 結露は窓ガラスが水滴で濡れてしまうだけでなく、水滴による湿気で壁や天井にカビ・ダニを発生させます。 カビ・ダニが発生するとアレルギー症状や呼吸器疾患、皮膚疾患などを発症し、家族が苦しむ恐れがあるでしょう。 また、建材を腐食させ、高額な修繕費も発生し、家計に大きな打撃を受けるかもしれません。 家の寿命を縮める可能性もあります。 断熱性能の高い窓ガラスで結露を抑制することで、家族の健康を守るだけでなく家を守り、修繕費の節約にもつながります。 このように、高性能な窓ガラスは初期費用は高いものの、長期的なメリットがたくさんあることは知っておくと良いでしょう。 専門家へ相談する 窓ガラスには様々な種類があり、たくさんの専門的な知識が必要です。 そのため、ただインターネットなどの情報で勉強するだけでなく、専門家へ相談することも大切です。 特に家づくりの専門家なら、建築予定地の環境や家の間取りにぴったりの性能を持つ窓ガラスを選んでくれます。 そんな知識豊富な家づくりのプロをお探しの方は、創業150年、山口・広島・島根の家づくりに関して熟知したタナカホームズへご相談ください。 4.タナカホームズで取り扱いのある窓ガラス タナカホームズでは、YKKAPの「Low-E複層ガラス」を採用しています。 結露が発生しにくく断熱性能の高い「樹脂サッシ」も組み合わせることで、国内最高レベルの断熱性能が期待できます。 タナカホームズには、以下の3つの商品がありますが。 そのいずれも「Low-E複層ガラス」を採用しています。 ● 極上の品質・設備が自慢の完全自由設計「PREMIUM STYLE」 ● 高品質×手頃な価格の「ORIGINAL STYLE」 ● 1,133万円から実現できるローコスト規格住宅「COMPACT STYLE」 なお、「PREMIUM STYLE」では、全棟ZEH住宅に対応しており、より快適で省エネな住宅の実現も可能です。 省エネ住宅が大きな注目を集めている今、高性能な窓ガラスを選ぶことは非常に重要です。 タナカホームズで採用している窓ガラスについて詳しく聞きたい方は、お問い合わせください。 5.まとめ 窓ガラスは、住まいの快適性を高める重要な要素です。 たくさんの種類から、重視したいポイントに合わせて選ぶことで、快適な家づくりを実現できます。 「コストを抑えながら高品質な家づくりがしたい」そんな方は、山口・広島・島根の家づくりに詳しいタナカホームズへお問い合わせください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年3月16日 / お金・ローン
【要注意】ビルトインガレージは固定資産税がかかる!費用や間取り事例、メリット・デメリットも解説
「ビルトインガレージに固定資産税はかからないんですよね?」 ビルトインガレージを検討している方からこのような質問が出てくることがあります。 結論からいうと、ビルトインガレージは固定資産税がかかります。 実は固定資産税には課税される条件があり、ビルトインガレージはその条件に当てはまるのです。 本記事では、ビルトインガレージにかかる固定資産税の仕組みや課税条件について分かりやすく解説します。 また、プレハブガレージやコンテナハウスなど、他のガレージタイプとの税金面での違いも紹介します。 この記事を読むことで、ビルトインガレージの税金に関する不安を解消し、将来的な維持費用も見据えた賢い住宅計画を立てられるようになるでしょう。 ぜひ最後までご覧ください。 目次 1.ビルトインガレージはガレージが組み込まれた住居 2.ビルトインガレージは固定資産税がかかる 3.ビルトインガレージに固定資産税がかかり条件 4.ビルトインガレージ以外の固定資産税がかかるガレージ 5.ビルトインガレージの費用相場 6.ビルトインガレージのメリット 7.ビルトインガレージのデメリット 8.ビルトインガレージの間取り例 9.山口県内でもさまざまなビルトインガレージ付き住宅がある 10.まとめ 1.ビルトインガレージはガレージが組み込まれた住居 ビルトインガレージとは、住居の建物の内部に設けられたガレージです。 建物内に設けることから、インナーガレージとも呼ばれています。 また、ビルトインガレージを設けている住居をガレージハウスといいます。 ビルトインガレージの特徴は、居住スペースと駐車スペースがつながっていて、直接出入りができることです。 そのため、愛車を眺めたり自分で整備する人には向いている駐車場といえるでしょう。 ビルトインガレージの間取りによっては、複数台の車やバイクを保有していても駐車が可能です。 2.ビルトインガレージは固定資産税がかかる ビルトインガレージには固定資産税がかかります。 これは一般的な住宅の一部として認定されるためです。 ビルトインガレージは住宅と一体化した構造のため、家屋の一部として固定資産税評価の対象です。 通常の住宅部分と同様に評価され、その評価額に基づいて課税されます。 よくあるのが建築基準法の容積率の緩和特例と混同されているケースです。 固定資産税は地方税法で定められた計算方法で算出されます。 つまり建築基準法の容積率緩和は固定資産税と関係がないのです。 3. ビルトインガレージに固定資産税がかかる条件 ビルトインガレージの固定資産税について理解を深めるには、どのような条件で課税対象となるかを知るのが重要です。 固定資産税は建物の特性によって判断されますが、特に家屋として認定されるための3つの重要な条件があります。 これらの条件を満たすと、ビルトインガレージは課税対象となります。 それでは、固定資産税がかかる具体的な条件を確認していきましょう。 外気分断性がある ビルトインガレージに固定資産税がかかる条件の一つ目は「外気分断性」です。 これは外部の気候から室内を守る構造になっているかを意味します。 具体的には、屋根と壁があり、雨風を防ぐことができる構造であることが条件です。 ビルトインガレージは通常、住宅と一体化した構造であり、四方に壁と天井があるため、この条件を満たします。 単なる屋根だけのカーポートとは異なり、外気を遮断する構造になっているため、家屋としての固定資産税評価の対象となります。 定着性がある ビルトインガレージに固定資産税がかかる二つ目の条件は「定着性」です。 これは建物が土地に固定されているかを判断する基準です。 ビルトインガレージは住宅本体と同様に、コンクリート基礎などで地面に固定されています。 簡単に移動や解体ができない構造となっているため、「定着性」の条件を満たします。 固定資産税の評価においては、地面に定着していることが重要な判断基準となるため、住宅と一体化したビルトインガレージは課税対象となります。 用途性がある ビルトインガレージに固定資産税がかかる三つ目の条件は「用途性」です。 これは建物が特定の目的に利用できる構造になっているかを意味します。 ビルトインガレージは車両を保管するという明確な用途があります。 車の出し入れができるように設計され、十分なスペースと高さが確保されています。 また、収納スペースや作業スペースとしても活用できる構造になっているケースもあります。 このように特定の目的に適した設計がされているため、用途性があると判断され、固定資産税の課税対象となります。 4. ビルトインガレージ以外の固定資産税がかかるガレージ ビルトインガレージだけが固定資産税の対象ではありません。 他のガレージも条件によっては課税対象となります。 大切な車を守るガレージをお得に作るには税金面での知識を持つことが大切です。 ここでは、一般的に使用される別タイプのガレージについて、固定資産税がどのように適用されるかを解説します。 車の保管方法選びの参考にしてください。 プレハブガレージ プレハブガレージも固定資産税がかかる可能性の高いガレージです。 プレハブガレージは工場で部品を製造し、現地で組み立てる形式のガレージです。 プレハブガレージが固定資産税の対象となる他、先ほどの三条件(外気分断性、定着性、用途性)を満たすかで判断されます。 一般的なプレハブガレージは屋根と壁があり、コンクリート基礎などで地面に固定され、車の保管という明確な用途があるため、課税対象となるでしょう。 コンテナハウス コンテナハウスを改造して作ったガレージも固定資産税の対象となり得ます。 コンテナハウスは輸送用コンテナを改造して作られた建物で、ガレージとしても利用可能です。 コンテナハウスが固定資産税の対象となるかは、設置方法や使用状況によって変わります。 コンクリート基礎などで地面に固定され、電気や水道などの設備が整っている場合は「家屋」として評価される可能性が高まります。 5.ビルトインガレージの費用相場 以下でビルトインガレージの費用相場を解説します。 また、費用シミュレーションも紹介しています。 ビルトインガレージは1坪50〜80万円が目安 ビルトインガレージ単体の費用相場は、坪単価50〜80万円が目安です。 よって、4〜5坪程度必要な乗用車1台分のスペースの場合は、200〜250万円の費用が相場となります。 複数台の車を駐車したいときは、200〜250万円の費用目安を2~3倍すると費用感がつかめるでしょう。 ただし、あくまでも目安であり、軽自動車やワンボックスカーなどの場合は費用が前後します。 車椅子スペースが必要な場合なども費用が異なるでしょう。 坪単価についてもハウスメーカーなどにより異なるため、複数の業者に見積もり依頼をしてください。 ビルトインガレージの費用シミュレーション①【普通自動車2台分】 普通自動車2台分で2階建、30坪のビルトインガレージ付きの住宅を建築する場合をシミュレーションします。 普通自動車2台ということから、10坪程度のガレージスペースが必要です。 よって、ビルトインガレージの費用は500〜800万円となるでしょう。 また、20坪の2階建住居は800〜1,600万円が目安です。 以上からビルトインガレージ付きで30坪の2階建住宅は、1,300〜2,400万円の費用が目安となります。 ビルトインガレージの費用シミュレーション②【平屋で普通自動車1台分】 次は普通自動車1台分、30坪の平屋のビルトインガレージ付き住宅を建築するケースをシミュレーションします。 平屋は建築時の屋根や基礎が多くなるため、2階建よりも建築費用がかかります。 ただし階段や2階部分の居住スペースが不要になるため、相殺すると2階建で30坪の住宅よりも50〜200万円ほど高くなります。 総合的な建築費用は、1,350〜2,600万円が目安です。 6.ビルトインガレージのメリット ここでは、ビルトインガレージのメリットを解説します。 ビルトインガレージには、以下の4点のメリットがあります。 愛車の保護ができる ビルトインガレージは青空駐車場とは異なり、愛車を雨や風、雪、砂などから守れます。 また、雪が降る地域であれば、車に積もった雪を降ろす手間が省けるでしょう。 直射日光から愛車を保護できるため、車の塗装の色あせを防ぐことにもつながります。 愛車を美しく保ち、メンテナンスの負担も減らしたい場合は、ビルトインガレージが向いているでしょう。 防犯対策になる 青空駐車場などのように屋外に車を駐車すると、盗難や悪戯などの被害に遭う可能性があります。 ビルトインガレージであれば車が建物内にあるため、外から車があるかどうかわかりません。 シャッターを閉めていれば、不審者の侵入を防ぐことも可能です。 ビルトインガレージは、大事な愛車を不審者から守ることに向いています。 住居からの移動が楽 ビルトインガレージは住居部分とつながっており、愛車までの移動がスムーズです。 雨や雪の日であれば、濡れることなく車に乗り込めます。 特に小さな子どもや高齢者がいる場合は、車への乗り入れの負担が減るでしょう。 駐車料金が不要 ビルトインガレージは住居内に駐車スペースを設けるため、近隣の駐車場を借りる必要がありません。 自宅以外に駐車場を借りる場合、長期的に駐車料金を負担することになります。 ビルトインガレージの設置にはそれなりの費用が必要ですが、長い目で見ると駐車料金を支払い続けるよりも割安になるケースがあります。 7.ビルトインガレージのデメリット ここからは、ビルトインガレージのデメリットを解説します。 ビルトインガレージの設置を検討している際は、以下の3点を覚えておきましょう。 騒音・換気対策が必要 ビルトインガレージ内で車やバイクのエンジンをかけると、住居と同じ建物内で騒音や排気ガスをだすことになります。 そのため、防音や遮音、換気対策が必要です。 エンジン音やシャッターの開閉音が近隣や自宅の住居部分まで響かないように検討しましょう。 住居部分に排気ガスが入らないようにするには、ビルトインガレージ内に換気扇などを設置してください。 間取りや強度にも配慮が必要 住居の1階部分にビルトインガレージを配置すると、玄関などの間取りの自由度が下がります。 また、居住空間が狭くなることもあり、居室の配置には工夫が必要です。1階部分の間口が広くなると、建物の強度対策も重要になります。 ビルトインガレージの配置には強度への不安が考えられるため、ハウスメーカーや建築士に相談してみましょう。 費用がかかる ビルトインガレージの設置には、一定の費用がかかり、数百万円の建築費用となる場合もあります。 一方、カーポートの設置は数十万円で済むことが多いため、費用面で大きな違いがあります。 8.ビルトインガレージの間取り例 以下でビルトインガレージの間取り例を紹介します。 ビルトインガレージの建築の参考にしてください。 20〜30坪の敷地の場合 20〜30坪の敷地にビルトインガレージ付き住宅を建築するときは、生活空間ができるだけ広くなるように工夫しましょう。 ビルトインガレージのスペースを5坪程度におさえることで、居室が3室の2LDKや3LDKの住宅に仕上がります。 ただし、ビルトインガレージには1台分の駐車しかできない点には注意が必要です。 30〜40坪の敷地の場合 30〜40坪の敷地ならば車1台分のガレージスペースを確保して、3LDKや4LDKの2階建もしくは3階建の住宅が可能です。 30坪を超える敷地の場合は、車2台分のビルトインガレージに対応できます。 車2台分のガレージスペースにしても2LDKか3LDKの住宅になります。 また、広めのビルトインガレージにしたときは、収納スペースとして兼用も可能です。 40坪以上の敷地の場合 40坪以上の敷地では、車1〜2台分のガレージスペースと2階建で4LDKか5LDKの住宅を目指せます。 3階建であれば、車1〜2台分のガレージスペースと2LDKや3LDKの間取りが目安です。 40坪以上の敷地ならば、ガレージの隣に寝室やリビングを配置するなど、間取りの構想が広がります。 9.山口県内でもさまざまなビルトインガレージ付き住宅がある 山口県内にはさまざまなビルトインガレージ付き住宅があります。 複数台の駐車が可能なビルトインガレージ付き住宅を構えているケースもあり、愛車をゆったりとしたスペースに駐車して、愛車と住宅を存分に楽しんでいるオーナーもいます。 この機会にビルトインガレージ付き住宅を検討してみるのもおすすめです。 10.まとめ ビルトインガレージは、住宅のなかにガレージを設けるつくりです。 居住部分から車までの移動がスムーズであり、車への乗り込みがしやすくなります。 ほかにも、雨や直射日光などから愛車を守るなど、さまざまなメリットがあります。 費用相場や固定資産税についての理解を深め、ビルトインガレージの設置を検討してみましょう。 なお、タナカホームズはローコストで高品質・高性能な住宅の建築が強みです。 ビルトインガレージ付き住宅のご相談も可能です。 この機会に無料会員登録を行って、最新情報などを受け取ってみてください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年3月14日 / 性能
【徹底解説】省エネ住宅とは?基準はある?特徴や補助制度まで紹介
温暖化など環境問題への配慮や消費エネルギー削減などの観点から省エネ住宅に関心が集まっています。 省エネ住宅にすると、暮らしやすさが向上したり光熱費が削減できたりするため魅力です。 この記事では省エネ住宅の概要やメリット、注意点を解説します。 補助金関係についても取り上げているため、省エネ住宅の建築を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。 目次 1.省エネ住宅とは何か?基礎知識をわかりやすく解説 2.省エネ住宅はいくつもの種類がある 3.省エネ住宅のメリット 4.省エネ住宅の注意点 5.中国地方や山口県でも省エネ住宅住宅の事例がある 6.まとめ 1.省エネ住宅とは何か?基礎知識をわかりやすく解説 基礎知識をわかりやすく解説 省エネ住宅とは、エネルギー消費量を抑えるように設計された住宅のことです。 主に断熱性能や気密性能を高め、効率的な設備を導入することで、エネルギー使用量を削減します。 省エネ住宅は地球環境への配慮だけでなく、住む人の快適性向上や光熱費削減にもつながります。 日本では2025年から全ての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられる予定であり、今後ますます重要性が高まるでしょう。 それでは、省エネ住宅について詳しく見ていきましょう。 省エネ住宅の定義と特徴 省エネ住宅とは、少ないエネルギーで快適に暮らせるように設計・建築された住宅のことです。 主な特徴として、高断熱化、高気密化、効率的な設備の導入が挙げられます。 高断熱化とは、壁や床、天井などに十分な断熱材を入れて熱の出入りを防ぐことで、室内温度を一定に保ちやすくします。 高気密化では、隙間からの空気の流入・流出を減らし、温度変化を抑えます。 さらに、高効率な給湯器やLED照明など、電気やガスの消費を抑える設備も導入されます。 これらの対策により、従来の住宅に比べて30〜50%ものエネルギー消費量を削減できる点が省エネ住宅の大きな特徴です。 省エネ基準とは?仕組みと重要性 省エネ基準とは、住宅の断熱性能や設備の省エネ性能を評価する国の基準です。 この基準は「断熱等性能等級」と「一次エネルギー消費量等級」の2つが評価基準です。 断熱等性能等級は家の断熱性能を表し、等級が高いほど性能が良いことを示します。 一方、一次エネルギー消費量等級は、建物全体のエネルギー消費量を抑える能力を表す指標です。 具体的には以下の手法で消費量を抑えます。 • 高効率な暖房、冷房機器や給湯器の導入 • 浴槽の高断熱化 • 熱交換換気扇など高性能の換気扇の導入 • 照明のLED化 これらの基準を満たすことで、冬の寒さや夏の暑さに左右されにくい快適な室内環境を実現できます。 また、2025年4月には省エネ基準への適合が全ての新築住宅で義務化されるため、今後の住宅選びでは必須の知識となるでしょう。 2024年1月からは省エネ住宅が住宅ローン控除の条件になった 2024年1月から住宅ローン控除(住宅ローン減税)の制度が変わり、省エネ基準に適合した住宅であることが控除を受ける条件の一つになりました。 具体的には、断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上の住宅でなければ、住宅ローン控除を受けられなくなりました。 この改正により、省エネ住宅を選ぶメリットはさらに大きくなっています。 たとえば、省エネ基準適合住宅では借入限度額が3,500万円、ZEH基準適合住宅ではさらに高い4,500万円まで控除対象です。 【新築住宅・買取再販住宅】(控除率0.7%) 【既存住宅】(控除率0.7%) 国土交通省|住宅ローン減税制度に制度について このような税制優遇の拡充により、初期費用が高くなりがちな省エネ住宅も、長期的に 見ればお得になる可能性が高まっています。 2.省エネ住宅はいくつもの種類がある 省エネ住宅にはいくつもの種類があり、それぞれ性能や特徴が異なります。 基本的な「省エネ基準適合住宅」から、より高性能な「ZEH」「HEAT20」、環境負荷を考慮した「LCCM住宅」「低炭素住宅」、そして耐久性も高めた「長期優良住宅」まで多様です。 それぞれの住宅として認定されるのに基準もバラバラでどれを選ぶべきか迷ってしまうかと思います。 そこで、各省エネ住宅についてについて解説する前に性能の違いが一目でわかるような表を作成しました。 断熱性能等級とは住宅の性能を表す制度である「住宅性能表示制度」に基づいた断熱性能の高さを表す指標です。 この指標を用いるとそれぞれの省エネ住宅の性能が一目で明かります。 表を参考にしながら、それぞれの特徴を詳しく見てください。 省エネ基準適合住宅 省エネ基準適合住宅とは、国が定めた省エネルギー基準を満たした住宅のことです。 具体的には、断熱等性能等級4以上かつ一次エネルギー消費量等級4以上の性能を持つ住宅です。 省エネ基準適合住宅は、2025年4月以降に建てられるすべての新築住宅に求められる最低限の基準となります。 住宅ローン控除を受けるための最低条件でもあるため、新築住宅を検討する際の基本的な選択肢となるでしょう。 ZEH住宅 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅は、高い省エネ性能と再生可能エネルギーの活用により、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した住宅です。 ZEH住宅の特徴は 、 • 高断熱化(UA値0.6以下等) • 高効率設備の導入 • 太陽光発電などの創エネシステムの設置 の3点にあります。 これにより、消費エネルギーを従来の住宅より20%以上削減し、さらに太陽光発電などで作ったエネルギーを差し引くことで、正味でのエネルギー消費量をゼロに近づけます。 各種補助金の対象にもなるため、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。 HEAT20 HEAT20(ヒート20)は、2020年を見据えた断熱性能の目標値として設定された民間の基準です。 G1、G2、G3の3段階があり、G3が最も高性能を表します。 具体的には、G1では従来の省エネ基準より約20%高い断熱性能(UA値0.56以下の地域あり)が求められ、G2、G3ではさらに高い性能が必要です。 HEAT20の大きな特徴は、「室温が15℃を下回らない住宅」を目指す点にあります。 これにより、家の中の温度差が少なく、ヒートショック(急激な温度変化による健康リスク)を防げます。 断熱性能に特化した基準であるため、それなりにコストがかかるのが懸念点です。 ただし、高い断熱性能は住み心地の良さに直結するため、快適性を重視する方にはおすすめの選択肢です。 LCCM住宅 LCCM(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅は、建設から解体・廃棄までの全過程で排出するCO2を、太陽光発電などによってマイナスにすることを目指した住宅です。 具体的には高断熱・高気密化と高効率設備の導入により、使用時のエネルギー消費を大幅に削減するのが目的です。 さらに、太陽光発電などで作り出すエネルギーで、建設時に排出したCO2も相殺することを目指します。 つまり先ほど解説したZEH住宅の強化版のようなイメージです。 環境への配慮を徹底したい方や、将来の資産価値も考えた住宅選びをしたい方に適した選択肢と言えるでしょう。 低炭素住宅 低炭素住宅とは、「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づいて認定される省エネ住宅です。 CO2の排出量を抑えるさまざまな対策が施されており、省エネ基準に比べて一次エネルギー消費量が10%以上削減されていることが求められます。 低炭素住宅に認定されると、登録免許税の軽減(0.15%→0.1%)などの税制優遇が受けられます。 また、フラット35Sの金利優遇も受けられるため、住宅ローンの返済額を抑えられるでしょう。 環境配慮と経済的メリットを両立させたい方に向いている住宅と言えます。 長期優良住宅 長期優良住宅とは、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づいて認定される住宅で、長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた住宅です。 省エネ基準への適合に加え、耐久性、維持管理のしやすさ、可変性(間取りの変更のしやすさ)などの基準を満たす必要があります。 具体的には、耐震等級2以上、断熱等性能等級4以上、劣化対策等級3以上などが求められます。 長期優良住宅の認定を受けると、登録免許税や不動産取得税、固定資産税などの税制優遇が受けられます。 また、フラット35Sの金利優遇も適用されるため、住宅ローンの負担軽減につながります。 省エネ性能と耐久性を両立させ、将来の資産価値も高い住宅を求める方に適した選択肢です。 3.省エネ住宅のメリット 省エネ住宅にはさまざまなメリットがあります。 ここでは、省エネ住宅の主なメリットとして五つの内容をご説明します。 光熱費を削減できる 省エネ住宅の最大のメリットは、光熱費が削減できることです。 省エネ住宅は気密性や断熱性が高く外気の温度の影響を受けにくいため、冷暖房の使用量を減らすことが可能です。 太陽光発電などに取り組みことで、さらなる光熱費の削減につながります。ZEHのように光熱費を限りなくゼロにすることもできます。 住居内の寒暖差が少なく過ごしやすい 省エネ住宅は気密性や断熱性に優れていることから、夏は涼しく冬は暖かい室内になっています。 一般的な住宅よりも住居内の寒暖差が少なくて過ごしやすい点がメリットです。 特に冬は、温度差のある室内を移動することで起こるヒートショックなどの対策にもつながります。このように省エネ住宅は身体への負担が少ない住宅です。 住宅のメンテナンスの手間が少ない 室内の寒暖差が少ない省エネ住宅は、結露の発生を防ぎやすくなっています。 結露は窓に水滴が付着するだけではなく、壁や木材などに付着するとカビや腐食の原因になります。 結露を長期間放置すると、家を支える柱などが腐食する可能性が考えられます。 省エネ住宅ならば、住宅の劣化の心配が少なく、メンテナンスや修繕や手間を減らせます。 自然災害に対応できる 省エネ住宅に太陽光発電などの自家発電を取り入れると、災害が発生した際の電力の確保ができます。蓄電池を併用することで、災害時であっても普段通りの生活ができる場合があります。 ハウスメーカーや設備メーカーが提供しているシステムを導入すると、暖房や給油が10日程度使えるようになります。 補助金が利用できる 省エネ住宅の建築の際は、一定の条件を満たすと国や自治体が整備している補助金制度の利用が可能です。 利用できる補助金は多岐にわたります。 制度の種類や内容によって、所得税や住宅ローンの減税がなされる場合があります。 なお、補助金関係については、後述で詳しく解説します。 4.省エネ住宅の注意点 省エネ住宅はメリットだけではなく、覚えておきたい注意点があります。あらかじめ注意点を把握して省エネ住宅の建築の際などに活かしてください。 以下で注意点を二つに絞ってご紹介します。 建築費用などの初期費用が高い 省エネ住宅は、気密性や断熱性を高めたり省エネにつながる設備を導入したりするため、一般的な住宅よりも設備費や建築費、工事費などが割高になります。 中には、初期費用の高さから省エネハウスの建築をためらう人もいるでしょう。 とはいえ、光熱費や修繕費の面などが削減できることから、長期的な視点で考えると初期費用を上回るメリットがあります。 建築費用などの捻出が課題といえますが、補助金や減税制度、融資などで負担を減らしてみましょう。 依頼できる業者が限られる 省エネ住宅の業者選びでは、依頼できる業者が限られることがあります。 これは省エネ住宅の基準が地域によって異なることや、省エネにつながる設備の設置に対応できる業者が限られていることが要因です。 大手ハウスメーカーなどは対応できる場合があっても、街の小さな工務店では対応できない可能性があります。 建築関係のどの業者も省エネ住宅の建築やリフォームに対応できないことを考えると、業者選びに難しさがあるでしょう。 補助制度に詳しい業者でなければ申請を自ら行う必要があるため、対応力も見極めたいところです。 5.中国地方や山口県でも省エネ住宅の事例がある 中国地方や山口県においても、省エネ住宅への取り組み事例があります。 太陽光発電システムや蓄電池を導入した事例、安全性の高い断熱材を利用した住宅など、さまざまな事例があります。 全国的に関心が高まっている省エネ住宅の事例を参考にしつつ、今後の住宅建築やリフォームに活かしてみましょう。 6.まとめ 省エネ住宅は、快適さや経済的などの特徴がある住宅です。 省エネ住宅にはさまざまな基準があり、実際の施工事例も増えています。 各補助制度などを利用しながら、省エネ住宅の建築や購入、リフォームに取り組んでみてださい。 タナカホームズは、ローコストで高品質・高機能な注文住宅の建築に強みがあります。 過ごしやすい住宅建築も手がけています。中国地方や山口県で注文住宅の建築をお考えの場合は、会員登録をして最新情報などをご覧ください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年3月13日 / 家づくり
【2025年最新版】外構費用の相場とコスト削減のコツを完全ガイド!
家づくりを進めていく中で、同時並行で外構の計画を立てていく方も多いでしょう。 「外構費用ってどのくらいかかるの?」「費用を抑えるコツがあるなら知りたい!」思っている方も多いでしょう。 そこで、今回は外構に関して、費用相場や節約方法、外構を成功させるためのポイントについて解説していきます。 家づくりにおいて、外構計画をどのように進めていくか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。 目次 1.外構費用の基本を知ろう! 2.外構費用の相場・平均価格 3.予算内に外構費用を抑える方法 4.外構計画成功のポイント 5.まとめ 1.外構費用の基本を知ろう! まずは外構や外構にかかる費用についての基本を知っておきましょう。 『外構』とは何か 「外構」とは、家の周りに設置する門や塀、植栽やアプローチ、カーポート、砂利などの建物の外にある構造物そのものを指します。 似た言葉で「エクステリア」という言葉もありますが、エクステリアとは「家の外周りの空間」を示している言葉です。 つまり、様々な「外構」が組み合わさることで「エクステリア」が構成されるということになります。 外構の種類 外構のデザインには主に「クローズド外構」「オープン外構」「セミクローズド外構」3つの種類があり、それぞれに特徴があります。 以下にそれぞれの特徴をまとめてみました。 厳格な定義はありませんが、上記のようにそれぞれ種類が分かれています。 どのタイプの外構にするかは、周辺環境や家のデザインを考慮して検討してみましょう。 外構費用の主な内訳 外構費用は、実施する外構工事によって費用相場は異なります。 一般的な内訳として、費用には材料費・工事費・経費・施工会社の利益が含まれています。 材料費とは、門扉やフェンス、カーポート、レンガ、植栽などが含まれます。 他にも駐車場を舗装するなら土間コンクリート、庭を照らす照明器具なども材料費の1つです。 材料費は、選ぶ製品や建材によって大きく金額が変動します。 工事費には、実際に外構工事を行う職人の人件費、重機などの使用料が含まれます。 工事の規模や難易度によって工事費も変わります。 諸経費は、工事車両の駐車料金や残土処分費、廃材処分費などです。 これらの費用に、施工会社の利益が加わり、外構費用が算出されます。 なお、工事の内容によっては、土地の整地や地盤改良などの造成工事費用、水栓をつける旧排水工事費用などもかかってくるケースもあります。 地域ごとの価格差の違い 外構工事費用は、地域によって価格差の違いがあります。 例えば、山口県・広島県・島根県で比較した場合を考えてみましょう。 人件費は都市部に近いほど金額が高くなる傾向にあります。 そのため、比較的都市部である広島県の方が山口県・島根県よりも人件費が高く、外構費用にも影響します。 また、地域によっては材料の調達が困難な場合があります。 例えば、比較的自然が豊かな地域の多い山口県と島根県だと、エリアによっては材料調達が難しく、費用が高くなることもあるようです。 他にも、島根県のように積雪の多い地域だと、冬の雪対策のための工事が必要となり、その分他の地域よりも費用が高くなる場合もあります。 2.外構費用の相場・平均価格 続いて、外構費用の相場や平均価格についてみていきましょう。 平均的な外構費用の目安 外構費用はどのような工事をするかによって費用が大きく変動しますが、平均的な外構費用の目安は150万〜200万円程度です。 さらに細かく費用相場を分けていくと、以下のようになります。 選ぶ商品・建材によっては上記の費用相場よりも高くなるケースもあります。 詳細な見積もりは施工会社に確認しましょう。 新築時に外構工事を行う場合、一般的には建物の建設費用の10%ほどの費用がかかります。 例えば、30坪の土地の場合だと、100〜300万円ほどの外構費用がかかると想定しましょう。 3.予算内に外構費用を抑える方法 外構は、工事内容によっては費用が高くなる場合もあります。 しかし、予算もあるためできるだけ費用を抑えたいところです。 ここでは、予算内に外構費用を抑える方法をご紹介します。 材料選びで工夫する 外構工事で使える材料には、安いものから高いものまで様々なものがあります。 例えば、土間コンクリートの代わりに砂利を使ったり、フェンスの代わりに植栽を使ったりして費用を抑えることも可能です。 ただし、砂利だと飛び散って車を傷つけたり、植栽だと日頃のお手入れが必要だったりといったデメリットもあります。 デメリットも理解した上で、材料をどれにするか考えることも大切です。 複数業者の見積もり比較で賢く選ぶ 外構工事を検討する際は、複数の外構業者の見積もりを比較して賢く選ぶことが重要です。 候補の業者を2〜3社までに絞り、同じ条件で見積もりを取ることでご自宅にかかる外構費用の相場感もつかめます。 場合によっては、他社との見積もり比較を行い、値引き交渉の材料にすることも可能です。 はじめから1社に絞らずに慎重に選びましょう。 季節やキャンペーンを活用する 外構工事を安く済ませるなら、閑散期やキャンペーンの時期を狙うのもおすすめです。 外構工事の閑散期は1月・5月・11月頃です。 この時期に外構工事を依頼することで、費用を抑えられたり、値引き交渉が通りやすかったりする場合があります。 スケジュールも混み合っていない時期なので、希望のスケジュールで工事をしてもらえる可能性も高いです。 また、シーズンによってはキャンペーンを実施している業者もいます。 業者のホームページなどを確認し、お得なキャンペーンがあれば、それを活用することで費用を抑えることができるでしょう。 DIYで簡単にできる部分 簡単にできる工事ならDIYで自分たちで行えば、費用を大きく抑えられます。 例えば、庭に芝生や植木を植えたり、アプローチの敷石やレンガを設置したりする作業なら比較的簡単です。 また、家に外部コンセントがあれば、防犯カメラや照明器具の設置も自分ですることができます。 DIYできなくても、自分でより安価な部材を購入して業者に施工してもらうという方法もあります。 ただし、この方法を取る場合、部材の持ち込みが可能かどうかを事前に業者に確認することが大切です。 4.外構計画成功のポイント 最後に、外構計画を成功させるためのポイントを3つご紹介します。 家のコンセプトに合わせたデザインを決める どんな外構にするかイメージする際に、家の外観のコンセプトに合わせたデザインにすることが重要です。 家がモダンスタイルなのに、外構が欧風デザインだと全体のバランスが悪くなります。 家の外観にぴったりのデザインを決めることで、家と外構のバランスがとれて全体で見た時に統一感のある雰囲気を演出できます。 ライフスタイルに合わせた機能性を考慮する 外構はデザインだけでなくライフスタイルに合わせた機能性を考慮することも大切です。 例えば、駐車スペースや玄関までのアプローチには雨や雪が降った時のために屋根付きのカーポートをつけると、動線がスムーズになります。 また、ウッドデッキやテラスをリビングの掃き出し窓の前につける際にリビングとの段差がなくフラットな高さにすれば、家の中からのアクセスもしやすくなるでしょう。 このようなちょっとした機能性を考慮するだけで、快適に過ごせるエクステリアが完成します。 季節や環境に合わせて植栽計画を考える 植栽は、外部から目隠しによるプライバシー対策・セキュリティ対策としてだけでなく、マイホームや庭をおしゃれに見せてくれるアイテムでもあります。 そこで、季節や環境に合わせて植栽計画を考えることで、年中楽しめるエクステリアを作れます。 例えば、季節ごとの変化が楽しめるように植物や花の種類をたくさん選んだり、植物の成長を配慮して配置・スペースを決めるのも良いでしょう。 四季折々の変化を楽しみたいなら、落葉樹がおすすめです。 しかし、落葉樹は剪定や落ち葉の管理が必要なので、お手入れが大変というデメリットがあります。 できるだけお手入れがない植物を希望するなら、常緑樹が良いでしょう。 最終的にはご自分の好みで植栽計画をたてると良いでしょう。 5.まとめ 外構は計画する内容によって費用が変わってきます。 外構工事をする際は、どのようなデザインにしたいのか、機能性には問題ないのかを考えて計画しましょう。 また季節や環境に合わせた植栽計画も大切です。 新築時の外構工事に関して相談したい方は、タナカホームズへお気軽にお問い合わせください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年2月12日 / 家づくり
戸建て住宅の建て替えにかかる費用とは?|各費用の相場や安く抑える方法も解説
建て替えとは、既存の建物を解体し、その場所に新しい家を建てることです。 古くなった家を建て替えたいけれど、いったいいくらかかるのだろう。 解体費用に建築費用、さらには仮住まいの費用まで…考えるべき支出が多すぎて、予算が立てられない方も多いのではないでしょうか。 本記事では国土交通省の最新データを参考に、 • 建て替えにかかる費用の相場 • 広さ別のシミュレーション • 建て替え費用を抑えるコツ まで詳しく解説します。ぜひ最後までお読みください。 目次 1.家を壊して建て替える費用は全国平均で5700万円 2.家を壊して建て替えるのに必要な費用|工事費用 3.家を壊して建て替えるのに必要な費用|その他の諸費用 4.【広さ別】家の建て替え費用のシミュレーション 5.家を壊して建て替える際の流れ 6.家の建て替え費用を抑えるコツ 7.家を壊して建て替える際に注意すべきポイント 8.まとめ 1.家を壊して建て替える費用の全国平均は5700万円 国土交通省のデータによると令和5年度における建て替え費用の全国平均は5,745万円でした。 この金額は土地購入費を含んだ新築一戸建ての建築費用である4,903万円よりも高額です。 背景には、解体費用の上乗せに加え、近年の物価高騰や人件費の上昇があり、今後もさらなる費用増加が予想されます。 建て替えを検討する際は、このような市場動向も考慮に入れた予算計画が重要です。 2.家を壊して建て替えるのに必要な費用|工事費用 建て替え工事では、解体から新築までさまざまな費用が発生します。 工事費用は大きく「解体工事費用」と「本体工事費用」に分かれ、それぞれの内容や相場を把握することが重要となります。 適切な予算配分のため、各工事の具体的な内容について見ていきましょう。 解体工事費用 解体工事では、既存住宅の取り壊しと廃棄物の処理が必要となります。 1坪あたりの費用の目安は、下記のように建物の構造によって異なります。 • 木造:2~6万円 • 鉄骨造:3~6万円 • 鉄筋コンクリート造:4~7万円 ただし、アスベストの有無や建物の立地条件によって費用は変動する場合もあり、事前の調査が欠かせません。 本体工事費用 本体工事費用は建て替え総額の約7割を占める重要な部分です。 仮設工事から基礎工事、木工事、外装・内装工事まで、多岐にわたる作業が含まれます。 とくに重要なのは基礎工事と構造躯体工事で、建物の安全性に直結するため、適切な予算配分が求められます。 その他、電気・水道などの設備工事も必要です。 本体工事費の内訳と概要 新築一戸建ての費用についてもっと詳しく知りたい方は以下のコラムもあわせてチェックしてみてください。 【あわせて読みたい】 新築一戸建ての費用はどのくらい?内訳や予算別の家の特徴について解説 3.家を壊して建て替えるのに必要な費用|その他の諸費用 戸建て住宅を建て替える際には、ほかにも諸費用が発生します。ここでは、具体的にどのような諸費用がかかるか解説します。 登記費用 古い住宅を解体した場合は、解体工事の後に建物滅失登記申請書を提出する必要があります。 土地家屋調査士に申請書の提出を代行してもらうのが一般的です。 その場合の費用の目安は、5万円程度です。 仮住まいでの生活費 それまで住んでいた住宅を壊して新しい住宅を建てるなら、仮住まいでの生活費がかかります。 また、住宅を賃貸する場合は、毎月の家賃が必要です。契約時には敷金や礼金が必要になる可能性もあります。 引越し費用 戸建て住宅の建て替えをするときは、古い住宅から仮住まいへの引越しと、仮住まいから新居への引越しが必要です。そのため、2回分の引越し費用がかかります。 引越し費用の相場は10万円程度ですが、荷物の量や距離によっても料金は変化します。 4.【広さ別】家の建て替え費用のシミュレーション 実際の建て替え費用は、建物の広さによって大きく変動します。 一般的な木造住宅を例に、具体的な費用をシミュレーションしてみましょう。 現在の相場では、解体費用が1坪あたり6万円、新築費用が1坪あたり100万円となっています。 これをもとに、代表的な住宅サイズでの総費用を計算すると、建物の規模による費用の違いがみえてきます。 30坪の家を壊して建て替える場合の費用 30坪の住宅を建て替える場合、解体費用は180万円(30坪×6万円)、新築費用は3,000万円(30坪×100万円)となり、総額で3,180万円の費用が必要です。 この規模は、3~4人家族が快適に暮らせる一般的な広さです。 建物の構造や仕様にもよりますが、一般的な建て替え予算の目安として参考になります。 50坪の家を壊して建て替える場合の費用 50坪規模の建て替えでは、解体費用300万円(50坪×6万円)、新築費用5,000万円(50坪×100万円)で、合計5,300万円の費用がかかります。 この広さは、二世帯住宅や余裕のある居住空間を求める場合に選ばれます。 このように、広さによって費用は大きく異なるため、家族構成や生活スタイルに合わせた適切な規模の検討が重要です。 なお、これらの金額はあくまで目安であり、地域や建材の選択、設備の仕様などによって変動することをご理解ください。 5.家を壊して建て替える際の流れ 家を建て替えるは、どのような流れで進めるのでしょうか。 ここでは、戸建て住宅の建て替えの流れを解説します。 ①建築会社を決める 戸建て住宅の建て替えを決めたら、建築会社に相談しましょう。 建築会社を決める際は予算はもちろんですが、以下の点に注意しましょう。 • 自分のイメージをしっかり具現化してくれるか • スタッフとの相性は良いか • アフターサービスの内容は問題ないか 建て替えをされる方の多くは、その家を終の棲家として考えられている方が多いことでしょう。 そのため、家を建て替えて良かったと感じていただくことがとても大切なことだと思います。 あなたが抱えている悩みにしっかり寄り添い、いろんな相談に乗ってくれるスタッフと出会うことが大切です。 また家のトラブルがあった際に、適切に対応をしてもらえるよう、アフターサービスが整っている建築会社を選ぶのをおすすめします。 ②ローンの申込みをする 金融機関に建築プランや見積書を提出し、ローンの申込みを行います。 まずは事前審査が行われ、事前審査に通過すると本審査が行われます。 本審査にも通過すれば、無事に融資を受けることが可能です。 ③解体業者を決める 古い住宅を取り壊すため、解体業者も選定しましょう。 複数の業者から見積りを取り、費用や提案内容を比較します。 なお、建築会社が解体業者の手配にも対応してくれるケースがあります。 ➃仮住まいに移る 解体工事の開始前に仮住まいへ引っ越す必要があります。 仮住まいはなるべく早めに探しておき、スムーズに移動できるようにしましょう。 仮住まいで使用しない物や運びきれない大きな家具は、トランクルームに保管する方法もあります。 ⑤地盤調査 地盤調査は解体工事の前に行います。 地盤調査で地盤が弱いと判明した場合は、あわせて地盤改良工事も行わなければなりません。 地盤調査や地盤改良工事の流れについても、あらかじめよく確認しておきましょう。 ⑥解体工事 準備が整ったら、解体工事が開始されます。 人の力だけでなく、重機も使用して解体作業を進めます。 基礎部分まですべて撤去したら、整地まで行って解体工事は終了です。 解体工事では騒音やほこりも出るため、事前に近隣へ挨拶しておく必要があります。 ⑦着工・引き渡し 体工事後の更地の状態で地鎮祭を実施しましょう。 その後、建築工事を開始し、新しい住宅を建てていきます。 住宅が完成すると検査が行われ、すべてに問題がないと判断されると鍵を引き渡されます。 6.家の建て替え費用を抑えるコツ 戸建て住宅の建て替えにかかる費用を抑えるには、どうすればいいのでしょうか。 ここでは、具体的に解説します。 複数の業者から見積りを取り寄せる 戸建て住宅の建て替えを検討するときは、必ず複数の業者から見積りを取りましょう。 業者によっても、かかる費用の目安は異なるためです。 他社の金額が安い場合、ほかの業者に対して値下げ交渉ができる可能性もあります。 また、単に価格をチェックするだけでなく、価格と品質が釣り合っているかどうかも見極める必要があります。 引越しの閑散期を選ぶ 引越しにかかる費用は、時期によっても変わります。 3~5月や8月は引越し業者の繁忙期となるため、料金も高額です。 なるべくなら11~2月の閑散期に引越しができるように、調整するのがおすすめです。 また、引越し業者を決めるときも、複数の業者から見積りを取ると値下げ交渉がしやすくなります。 新築は自身の生活にあった計画をする 建て替えでは、現状の間取りや広さにとらわれない計画が有効です。 解体費用に新築費用が加わるため、総費用は新築購入より高額になりがち。 しかし、家族構成やライフスタイルに合わせて適切な規模を選ぶことで、費用を抑制できます。 たとえば、高齢者夫婦の場合、2LDKの平屋建てなどを建てると、快適性と安全性を確保しながら、建築費用やメンテナンス費用を抑えられます。 将来を見据えた適切な住宅計画が、予算の効率的な活用につながるのです。 補助金制度を活用する 建て替えにはさまざまな補助金制度が利用可能です。 とくに解体では、老朽化による危険家屋や空き家を対象とした補助金が充実しています。 山口県の例では、危険空き家の解体に最大50万円の補助金が用意されています。 また新築時には、省エネ住宅への補助金や、地域産材活用への支援制度なども利用可能です。 具体的な補助金額や条件は自治体によって異なるため、早めの確認と申請が重要となります。 7.家を壊して建て替える際に注意すべきポイント 家の建て替えでは、事前の調査や確認が重要です。 アスベストの有無、建築制限、仮住まいの手配など、さまざまな点の検討が必要です。 これらの確認を怠ると、予期せぬ追加費用や工期の遅れが発生する可能性があります。 ここでは、スムーズな建て替えのために必要な注意点を解説します。 家を壊す前にアスベストが含まれていないか確認する アスベスト(石綿)は、過去に断熱材や建材として使用された有害物質です。 アスベストが含まれている場合、特殊な除去作業が必要となり、解体費用が通常の2~3倍に跳ね上がります。 1平米あたりの除去費用は2~3万円程度で、建物全体では数百万円の追加費用となる可能性もあります。 そのため、建て替えの計画段階で専門業者による調査を行い、正確な費用を把握しておくことが賢明です。 建築制限がかかっていないか確認する 古い建物の建て替えでは、現行の建築基準法との適合性確認が不可欠です。 たとえば、道路の幅員が狭い場合や、接道要件を満たさない場合は、新築が制限される可能性があります。 また、用途地域の変更により、以前と同じ規模の建物が建てられないケースもあります。 こうした制限は、建築士や行政に事前相談が可能です。 早期の確認により、建て替え計画の実現可能性を見極められます。 ペットがいる場合は仮住まいを慎重に検討する ペット同伴の仮住まいでは、配慮が必要です。 ペット可物件は一般的な賃貸物件と比べて家賃が高い傾向があり、選択肢も限られます。 大切な家族ですから、極力ストレスは与えたくないはず。 環境の変化はペットにとって大きなストレスとなるため、散歩やフードの時間は従来の生活リズムの維持が大切でしょう。 仮住まい先の検討は、建て替え計画の初期段階から始めることをおすすめします。 ライフラインの状況を早めに確認してもらう 古い建物の建て替えでは、ライフラインの事前確認が重要な要素となります。 とくに水道の引き込み管は、過去の施工状況により隣地を通っているケースがあり、建て替え時に大きな問題となります。 たとえば、引き込み管が隣地を通っている場合、新たなルートでの配管工事が必要です。 この追加工事には、一般的な建築費用とは別に50〜100万円程度の費用が発生する場合があります。 このような予期せぬ支出を避けるため、建て替えの計画段階で建築会社へ相談するなど、専門家による調査を行うのがおすすめです。 早期の確認により、必要な予算を事前に把握し、より現実的な建て替え計画を立てられるでしょう。 8.まとめ 建て替え費用の全国平均は5,745万円で、一般的な新築住宅よりも高額です。 建て替えは解体工事費用や新築費用だけではありません。 引越しや仮住まいのための費用諸経費など、さまざまな諸経費が必要となります。 建て替えを成功させるためには、事前の十分な調査と確認が重要となります。 とくにアスベストの有無、建築制限、ライフラインの状況などは、予想外の追加費用を防ぐ重要なポイントです。 これらの確認を怠ると、工期の遅れや予算超過につながる可能性があります。 タナカホームズは、明治元年創業以来、多くの建て替え実績を積み重ねてきました。 補助金活用のアドバイスから、解体・建築までワンストップでサポートいたします。 建て替えをご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。 経験豊富な専門スタッフが、お客様の理想の住まいづくりをきめ細やかにサポートいたします。 まずはお気軽にご相談ください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年2月11日 / 家づくり
【今注目!】団地リノベーション!団地とは何かや分譲公団住宅を賢く使うためのヒントを解説
マンションや一戸建てが一般的な現代で「団地」という選択肢に迷いがある方も多いのではないでしょうか。 とくに近年注目を集めている団地リノベーションについて、具体的な費用や注意点が知りたいという声も増えています。 本記事では、 • 団地の基礎知識 • 人気の分譲公団住宅の特徴 • リノベーションのポイント など、これから団地での暮らしを検討される方に役立つ情報を詳しく解説します。 ぜひ最後までお読みください。 目次 1.そもそも団地とは何か? 2. 団地にはいくつかの種類がある 3.分譲公団住宅のメリット 4.分譲公団住宅のデメリット 5.いま団地リノベーションが注目を集めている 6.分譲団地リノベーションで押さえておきたいポイント 7.公団住宅を相続したときに知っておきたいこと 8.公団住宅相続後に起こる注意点 9.公団住宅の売却で直面する問題 10.まとめ 1.そもそも団地とは何か? 団地とは、複数の共同住宅が計画的に建てられた住宅地のことです。 現在のUR都市機構の前身である日本住宅公団が1955年に設立され、供給開始したことで全国に広がりました。 典型的な団地では、似たような中高層の建物が並び、集会所やスーパーマーケットなどの生活施設も整備されています。 住民同士のコミュニティ形成にも配慮した設計となっており、日本の都市部における代表的な住まい方のひとつとなっています。 2.団地にはいくつかの種類がある 団地は大きく4種類に分類されます。 • 公営住宅 • UR賃貸住宅 • 公社住宅 • 分譲公団住宅 運営主体や入居条件が異なり、それぞれ特色があります。以下で詳しく解説します。 公営住宅 都道府県や市区町村が運営する低価格の賃貸住宅です。 家賃は民間の半額程度に設定され、初期費用も抑えられます。周辺には公園や緑地が整備されており、良い住環境の物件が多いです。 ただし入居には収入制限があり、基準を超えると退去が必要となります。 UR賃貸住宅 UR賃貸住宅は、UR都市機構が運営する中堅所得者向けの賃貸住宅です。 仲介手数料・礼金・更新料が不要という特徴があります。入居には収入基準があり、家賃額に応じて異なります。UR賃貸住宅は長期的な居住を前提とした、安定した住まいとして評価が高いです。 また、高齢者や障がい者向けの特別な制度も用意されています。 公社住宅 公社住宅は、地方住宅供給公社が提供する賃貸住宅で、公営住宅よりも所得制限が緩やかです。 他の団地と同様に礼金や仲介手数料が不要で、更新料も不要なため長期居住に適しています。多様な住宅タイプと立地を用意しており、若年世帯や子育て世帯向けの割引制度など、多様な世帯に対応した制度も整備されています。 ただし、公社住宅の家賃は収入に応じて変動することはなく、周辺の民間賃貸住宅と同水準の設定が多いです。 分譲公団住宅 分譲住宅は、購入して所有する集合住宅です。 1960年代以降、都市部を中心に供給が始まり、当時最新の設備を備えたモダンな住まいとして人気を集めました。学校や郵便局なども設置された大規模な団地も多く、便利な生活環境が整っています。ローン返済後は管理費のみとなり、経済的なメリットも魅力のひとつとなっています。 3.分譲公団住宅のメリット 現在「中古住宅」として販売されている団地は、かつて分譲されていた公団住宅です。 その魅力を紹介します。 物件価格がリーズナブル 公団住宅は、同エリア・同等築年数の中古マンションなどに比べ、分譲価格がリーズナブルです。 物件の購入価格が抑えられるため、リノベーションに費用を回せます。自分の思い通りのアレンジが楽しみやすいでしょう。 住環境がよい 公団住宅は、広い敷地にゆったりと建てられていることが多く、圧迫感がありません。 棟と棟との間が公園や庭になっていることも多くあります。団地の周りには、商店街やスーパー、病院なども充実しています。 管理体制が整っている URが運営しているため、管理も行き届いています。建物や敷地内は業者によって整備され、常時、緑や花であふれる豊かな空間を楽しめます。 古い建物でも、民間に比べて耐震診断・改修が進んでいることがほとんどです。 アクセスがよい 交通アクセスは、利用者数が見込めるところほど整備が進みます。 団地には多くの人が住んでいるため、近くに駅があったり、複数のバス路線が乗り入れていたりします。保育園や小学校も、徒歩圏内にあるでしょう。 4.分譲公団住宅のデメリット 分譲公団住宅には、いくつかのデメリットもあります。しっかりと理解したうえで、購入を検討しましょう。 築年数の古い物件が多い 現在流通している分譲公団住宅の大半は、古い物件です。水道管など設備面や、音漏れなどのトラブルが起こりやすいでしょう。 また、昭和40年頃までに建設された団地では、5階建てでもエレベーターがないおそれもあります。 マンションとサイズ感が異なる 団地では、「団地間」と呼ばれる通常よりも小さな畳が使われていることがあります。マンションとはサイズ感が異なる可能性もあるのです。 また、小型エレベーターしかなければ、大きい荷物の搬入も困難かもしれません。 自治会・近所付き合いが必要になる 団地には、自治会・自治体が設置されていることも多いようです。自治会によって細かいルールが定められていることも想定されます。 煩わしいと感じるかもしれませんが、不測の事態に助け合えるコミュニティが形成されていると捉えることもできます。 室内工事に制限がある 多くの団地は、コンクリート壁構造です。堅牢な部屋が安価で手に入るのはうれしい反面、どうしても壊せない壁があれば、室内工事に制限が生じます。 給湯器やエアコンを取り付ける際には、配管スペースや天井高などにも注意が必要です。 5.いま団地リノベーションが注目を集めている 今、団地の価値を見直して再生する動きが広まっています。ここでは、団地再生の取り組みを解説します。 団地の「新しい価値づくり」 団地は今、地域のコアエリアとして注目され始めています。 公園があり、周辺施設の充実によって生活利便性の高い環境は、子育て世代にとってもメリットが多いはずです。 若い世代に住んでもらうための取り組みも進んでいます。そのひとつが、リノベーション・DIYです。 分譲団地の「団地リノベーション」 3DKから2LDKにするなど、古い団地を時代に合った間取りに変更したり、最新の設備に置き換えたりと、よい住環境は残しつつ、入居者個々の生活満足度を高められるのが団地リノベーションです。 耐震工事やエレベーターの設置など、建物全体のリノベーションを実施して若い世代を誘致する団地も増えています。 賃貸団地の「DIY住宅」 賃貸団地の一部でも、入居者による自由な模様替えや一定のリフォームを認める「DIY住宅」が登場しています。 通常の賃貸住宅で求められる原状回復義務が免除されるのが特長で、なかには、工事期間の賃料が無料になるところもあります。 6.分譲団地リノベーションで押さえておきたいポイント 分譲団地のリノベーションを実施する際には、どのような点をおさえておけばよいのでしょうか。 ここからは団地リノベーションをする際に抑えておきたい4つのポイントについて解説します。 工期と費用 分譲団地のリノベーションにおける工期は、一般的に1~5か月程度が目安となります。 設備や内装を全面的に改修するフルリノベーションの場合、およそ600万円から1,800万円ほどの予算が必要です。基礎部分の修復や高級設備の採用は費用を大きく左右します。 また、給排水管の取り替えや断熱工事など、見た目には現れにくい部分にも相応の費用がかかります。 工事の優先順位を明確にし、予算配分を慎重に検討しましょう。 資金計画では、予備費として総額の1割程度を確保しておくと安心です。工事中の仮住まい費用も忘れずに計上する必要があります。 団地リノベーションの制約 分譲団地は、柱の代わりに壁で建物を支える壁式構造が一般的です。建物の安全性を支える耐力壁と呼ばれる壁は取り壊しができないため、間取りの変更には制限があります。 特に築年数が古い物件ほどコンクリート壁が多く、天井も低めです。 また給排水管の位置も自由に変更はできず、キッチンやお風呂などの水回り設備の移動には大きな制約があります。 このような構造上の特徴を理解したうえで、実現可能な間取り計画を立てることが重要です。 制約を逆手にとり、既存の構造を活かした魅力的な空間づくりを目指しましょう。 断熱性能の問題 古い建物が多い団地では、断熱材が十分に入っていないケースがみられます。 そのため現代の住宅と比べると冬場は寒く、夏場は暑いです。冬場は、窓からの隙間風や部屋の温度差から生じる結露に悩まされる可能性があります。 快適な室内環境を実現するには、窓の断熱改修や床暖房の設置などの対策が有効的です。 断熱性能自体をあげると、冷暖房費の削減にもつながり、長期的な視点では投資効果も期待できます。 しかしコストがかかり、施工の難易度も高いです。 工事の際は、結露対策も含めた専門家との十分な相談が必要でしょう。 施工方法によって効果や費用が大きく異なるため、複数の提案を比較検討しましょう。 優先順位 リノベーションの成功には、適切な優先順位付けが不可欠です。 最優先は配管の劣化確認と水回り設備の整備です。水漏れは建物全体に深刻な影響を及ぼすため、老朽化した配管の交換はした方が良いでしょう。 次に断熱性や防音性といった基本性能の向上を検討します。 その後に和室の洋室化や収納スペースの拡充など、生活様式に合わせた改修を進めていきます。 内装や設備の グレードアップは最後に検討し、予算の状況に応じて取捨選択すると良いでしょう。 計画的な工事の進め方が、快適な住まいづくりの鍵となります。 7.公団住宅を相続したときに知っておきたいこと 親や親戚などから、公団住宅を相続するケースもあるでしょう。その際に知っておくとよいことを解説します。 相続にかかる税金 不動産の相続で生じる税金は、2種類あります。このうち、必ず支払うのは、登録免許税です。 不動産を相続したら名義を変更(相続登記)しなければなりませんが、その際に「固定資産税評価額 × 0.4%」が課税されます。 もう1つは相続税です。 こちらは、必ず発生するものではありません。相続財産の合計額が基礎控除額(3000万円+(600万円×法定相続人の数))を超える場合にのみ支払います。 相続後の方向性 不動産相続後の方向性は、主に3つあります。 最もシンプルなのは、そのまま自分が住む方法で、費用をかけずに住まいが手に入ります。 住まない場合には、売却や賃貸で収益化しましょう。購入・入居希望者を集めるには、リフォームを実施してから売ったり貸したりするのがおすすめです。 8.公団住宅相続後に起こる注意点 相続しても住まず、売却も賃貸もしない場合は、空き家になります。空き家のままで置いておくのは、あまりおすすめできません。 維持コストがかかる 不動産は、「所有しているだけ」でも維持コストがかかります。 月ごとでは管理費や修繕積立金、年単位では固定資産税や火災保険料などの支払いが発生するうえ、水道や電気を維持していれば、使わなくても基本料金がかかります。 空き家による劣化に注意する 住宅は、定期的に手入れをしないと想像以上のスピードで劣化するといわれています。 自分で管理できないときには空き家管理を請け負う業者に委託する手もありますが、費用や連絡を取る手間が生じます。 9.公団住宅の売却で直面する問題 公団住宅を売却しようと思ったら、いくつかの問題に直面するでしょう。 どのようなことが想定されるのでしょうか。 団地の売却は困難 土地の所有がない団地は、敷地所有権つき物件より売却価格が安くなる可能性が高いでしょう。 多くの団地は築年数も古いため、売却自体も困難だと予想されます。状態次第では、購入者からリフォームや修繕が求められることもあります。 仲介売却と買取の選択が必要 不動産の売却方法には、不動産会社に買主を探してもらう仲介と、不動産会社が買主となって直接買い取ってもらう買取があります。 仲介は、相場価格で売却できる可能性がありますが、売れるまでに時間がかかりがちです。 また、販売活動も必要でしょう。買取は、確実に、迅速に現金化できる一方、売却価格が相場より低くなりやすいのがネックです。 公団住宅売却の税金が必要 団地を売却した金額が、「不動産取得額+売却にかかった経費(譲渡費用)」を上回れば、「利益(譲渡所得)が出た」ということで所得税の課税対象になります。 反対にマイナスになってしまうなら、確定申告は不要です。 10.まとめ 分譲公団住宅は、価格の手頃さや住環境の良さが魅力。リノベーションで快適な住まいにできますが、構造の制約や断熱性能には注意が必要です。 お手頃な価格で理想の住まいを探している方には、タナカホームズの規格住宅もおすすめ。 気になる方は、お気軽にお問い合わせください 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年2月11日 / お金・ローン
【初心者向け】注文住宅の価格相場とコストを抑える5つのコツ
注文住宅の価格って本当にいくらぐらいなんだろう? 土地代や建築費用、内装や設備など、考慮すべき要素が多すぎて予算の目安が立てられない…。 そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。 本記事では、住宅金融支援機構の最新データをもとに、全国および山口・広島・島根エリアの価格相場を詳しく解説します。 また、価格を左右する重要なポイントから、賢く費用を抑えるための具体的な方法まで、「これから注文住宅を建てたい」と考えている方に向けて解説していきます。 目次 1.注文住宅の価格はどれくらい? 2.注文住宅の価格を左右するポイント 3.費用を抑えるコツ5つ 4.まとめ 1.注文住宅の価格はどれくらい? 注文住宅の価格は実際どれくらいかかるのかをみてみましょう。 住宅金融公庫という「フラット35」の住宅ローンを提供している政府管轄の金融機関が毎年住宅価格をはじめとした調査を行なっています。 ここでは全国平均と山口県周辺のエリアそれぞれについての価格相場を住宅金融公庫の最新統計データをもとに解説します。 全国的な価格相場 注文住宅の全国の平均価格は、30〜40坪(約99〜132平方メートル)程度の規模で、土地代を含めて4,903万円です。 ただし、東京都をはじめとした都市部は住宅価格が5,000万円を超える場所がみられます。 対して地方では3,000万円台で注文住宅が建てられているケースもみられます。 価格帯の幅が大きいおもな要因は、土地代です。 たとえば、東京都心部では土地代が総額の半分以上を占めることもありますが、地方都市では2割程度にとどまる場合も少なくありません。 また、建築費についても、使用する材料や設備の品質によって変動します。 山口・広島・島根の価格相場 全国平均では相場が大きく変動するので、もう少しエリアを絞って注文住宅の価格をみてみましょう。 タナカホームズにご依頼を頂くケースが多い、山口県、広島県、島根県の3県に絞って価格相場などをみてみましょう。 それぞれの建築費や平均の住宅面積は以下の通りです。 山口・広島・島根の平均住宅面積・価格相場 「フラット35利用者調査」|住宅金融支援機構のデータをもとに筆者作成 このエリアでの相場は3,500〜4,800万円が平均相場であることが表から読み取れます。 ただし、同じ県内でも市街地と郊外では土地代に大きな差があるため、実際の予算計画にはSUUMOなどの不動産ポータルサイトなどを活用して土地を中心に価格を調べておくと良いでしょう。 2.注文住宅の価格を左右するポイント 注文住宅の価格を大きく左右する要素は、おもに2つあります。 ・家の大きさと間取り ・使用する建材と設備 それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。 家の大きさと間取り 家の大きさと間取りは、注文住宅の価格を決める最も基本的な要素です。 注文住宅を工務店へ依頼する場合、一般的な相場として1坪あたり65〜80万円程度の建築費用が必要になります。 たとえば、35坪の住宅を建てる場合、建築費用だけで2,275万円から2,800万円程度が目安です。 ただし建築費用は間取りの複雑さも大きく影響します。 L字型やコの字型など形状が複雑になるほど、必要な建材が増え、施工も困難になるため建築費用は上昇します。 さらに、2階建ての場合は階段スペースが必要となり、その分の有効面積が減少することも理解しておきましょう。 使用する建材と設備 建材や設備の選択は、注文住宅の価格に大きな影響を与えます。 外壁材を例にとると、一般的なサイディングでは1㎡あたり4,000〜10,000円程度ですが、タイルを使用すると15,000〜3,000円程度まです。 屋根材も同様で、スレート瓦、ガルバリウム鋼板、陶器瓦などいろんな種類がありますが、価格は材料によって変わります。 室内設備については、キッチンを例にすると、標準的なシステムキッチンで100〜150万円、高級仕様になると300万円以上の費用が必要です。 これらの選択は、デザインや機能性だけでなく、耐久性や維持管理のしやすさなども考慮して決定する必要があります。 3.費用を抑えるコツ5つ 注文住宅の費用を抑えるために、効果的な5つのコツをご紹介します。 順番に説明していきましょう。 こだわる部分に優先順位をつける 予算内で理想の家を建てるためには、こだわりたい部分に明確な優先順位をつけることが重要です。 とくに、構造躯体や断熱性能といった後からの変更が困難な部分は優先的に検討すべきです。 具体的な例として、リビングの床材は無垢材を使用し、その他の居室は合板にするといった使い分けも効果的でしょう。 また、照明器具や建具などは、将来的な交換を見据えて標準的な仕様を選択し、入居後に徐々にグレードアップしていく方法も考えられます。 このように、長期的な視点で優先順位を決めることで、予算を効率的に配分することが可能になります。 土地にかけるコストを抑える 注文住宅の総費用において、土地代は大きく変動する要因です。 理由は注文住宅に対する土地代が総費用の2〜5割程度を占めるためです。 土地にかけるコストを抑えることができれば、注文住宅の費用をグッと抑えられます。 土地の価格を左右するポイントは以下の点です。 ・駅からの距離 ・利便性 ・土地の形状 ・高低差の有無 ・近接している道路 たとえば、以下の点が駅から徒歩5分以内の土地と、徒歩30分以上の土地では、利便性が変わるため価格差が変わる可能性があります。 自身の予算をみながら自信のあった土地相場を考えて土地を選びましょう。 また価格だけにとらわれず日当たりや風通し、周辺環境、災害リスクなどを総合的に評価し、住み心地と予算のバランスを取ることも大切です。 工務店を選ぶ 大手ハウスメーカーと地域密着の工務店では、同じ仕様でも価格に大きな差が生じます。 一般的に、大手ハウスメーカーは広告宣伝費や本社経費などの間接費用が高く、その分建築費用も高くなります。 一方、地域密着の工務店は、これらの経費が少なく、直接施工による無駄のない価格設定が可能です。 具体的には、同じ仕様でも坪単価で10〜20万円程度の差が出ることも珍しくありません。 ただし、工務店選びでは価格だけでなく、施工実績や技術力、アフターフォロー体制なども慎重に確認する必要があります。 ハウスメーカーと違い広告などで知名度を獲得していないケースがあるため、自身で調べ、必要に応じて足を運び完成物件などを見学する必要があります。 補助金や税制優遇を利用する 注文住宅の建築時には、様々な補助金制度や税制優遇を活用すれば、実質的な費用負担を軽減できます。 たとえば、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準を満たす住宅では、最大で100万円程度の補助金を受けられる場合があります。 また長期優良住宅をはじめとした高性能おな家を建てると、住宅ローン残高から一定割合の所得税を控除できる、住宅ローン減税も注文住宅の税制優遇のひとつです。 さらに、地方自治体独自の補助金制度もあり、子育て世帯向けや地域産材使用に対する支援など、条件に応じて活用可能です。 ただし、これらの制度は年度によって内容や予算額が変更されることがあるため、最新の情報を確認し、申請期限や条件を十分に理解しておく必要があります。 規格住宅という選択肢も 注文住宅の代替として、規格住宅を検討するのもひとつの手です。 規格住宅は、あらかじめ用意された標準プランをベースとするため、設計費用を大幅に抑えられます。 建材や設備もパッケージ化されているため、大量発注などの企業努力で注文住宅よりも価格が抑えられるのです。 規格住宅の中には間取りのカスタマイズも、ある程度可能なケースもあります。 気になる規格住宅がある場合は、どこまでカスタマイズできるかを建築会社にあらかじめルールを確認しておくと良いでしょう。 4.まとめ 注文住宅の価格は、全国平均で4,903万円、山口・広島・島根エリアでは3,500〜4,800万円が相場となっています。 価格を大きく左右するのは、土地代や家の大きさ、間取り、そして建材や設備の選択です。 自身にあった家づくりを行なえば、適切な価格で家づくりが行なえます。 規格住宅を選べば、注文住宅よりも価格を抑えられます。 気に入った規格住宅があればぜひ検討してみてください。 タナカホームズは80プランと充実した建材・設備を揃えた規格住宅をご用意しています。 「自分が住むなら」をテーマに間取りを考えているので、あなたにあったプランがみつかるはずです。 また自由設計の注文住宅も対応しています。 明治元年創業のタナカホームズは、時代を超えて家づくりに向き合ってきたノウハウや知識を活かして、お客様の家づくりをしっかりサポートしていきます。 気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2025年2月7日 / インテリア
【実例つき】山口・広島・島根で叶える理想の平屋!成功事例から学ぶ間取りの秘訣
平屋とは、階層が1階層のみの建物のことで、昔から存在する伝統的な日本家屋の作りです。 ワンフロアに全ての生活スペースが集約されており、階段による上下移動がないことからバリアフリーにも対応しています。 また、平屋は2階よりも間取りを柔軟に考えられることから、中庭やロフトを作ったりということも可能です。 上階がないため天井を高く取って開放感のある空間作りもできます。 そんな平屋ですが、バリアフリーな家を求める高齢者だけでなく、20代・30代の若い方からも高い人気を得ているのはご存じでしょうか。 そこで、ここではなぜ平屋の人気が高まっているのか、平屋にはどんなメリットがあるのかについて徹底解説します。 また、平屋がおすすめの人や、成功する間取りの設計ポイントなどについてもご紹介します。 家づくりで平屋を候補にしているという方は、平屋について深く知るためにもぜひこの記事を最後までご覧ください。 目次 1.平屋が人気の理由とは? 2.成功する間取り設計のポイント3つ 3.タナカホームズの平屋実例をご紹介 4.まとめ 1.平屋が人気の理由とは? 政府統計の総合窓口「e-Stat 政府統計の総合窓口」から、国土交通省の建築物着工統計を調べてみたところ、2023年の平屋の着工棟数は57,848件でした。 2012年は30,604件だったことから、約10年で2倍近く増えています。 平屋が人気になったことには、さまざまな理由が考えられます。 最も大きな要因としては、少人数世帯・高齢者世帯の増加です。 2人家族、3人家族のように家族の人数が減ったことで、2階建て・3階建てにするほどの広さが必要なくなりました。 高齢者のとっては階段での移動がないことで暮らしやすいということで平屋は選ばれているのでしょう。 他にも考えられる理由としては、テレワークの増加があります。 これまでは都市部にあるオフィスに出勤していた人も、コロナによる外出自粛によってテレワークが広く普及しました。 これにより、わざわざ都市部に家を建てる理由がなくなり、土地の安い郊外に家を建てる人が増えています。 郊外であれば広くて安い土地を購入できます。 平屋はワンフロアに生活スペースの全てを設計しなければならず広い土地が必要ですが、郊外であれば希望の予算内で平屋を建てることも可能ということです。 このようにさまざまな理由から、近年平屋が人気になっています。 では、そんな平屋にはどんなメリット・デメリットがあるのか、詳しく解説していきます。 平屋のメリット 平屋がなぜ人気なのか、それは2階建てでは実現できない平屋だからこそのメリットに魅力を感じている方が多いのも理由として考えられるでしょう。 平屋のメリットとして、以下のような点が挙げられます。 ● バリアフリーに対応できる ● 耐震性能が高い ● ワンフロアで移動がスムーズ ● 家族間でのコミュニケーションが取りやすい ● 間取り・デザインの自由度が高い ● 外装のメンテナンスコストが抑えられる まず、平屋はバリアフリーに対応できる点が魅力です。 階段がなくて上下移動が必要ないので、高齢になって足腰が弱くなっても移動の負担が少なく済みます。 上階がない分、耐震性能が高いため、万が一の災害時にも安心です。 また、全ての家事をワンフロアで済ませることが可能です。 その分、家事動線の無駄を省くこともできます。 例えば、2階建てだと、洗濯をする際に1階で衣類を洗い、2階のベランダへ持っていって干す、という方も多いでしょう。 この場合、1階から2階への移動もあるので作業する人の負担も大きくなります。 平屋なら、1階で選択に必要な作業を全て完結させることが可能です。 キッチンや洗面所などの水回りスペースを近い位置に配置すれば、キッチンでの作業の合間に洗濯をするなど、よりスムーズな家事ができます。 平屋は2階建てよりも家族との距離を近く感じることができます。 2階建てだと子供が2階の自室に引きこもってしまうということもあります。 平屋なら、リビングを通って自室に行くという間取りを考えることも可能です。 これにより、毎日家族が顔を合わせられるようになり、自然とコミュニケーションを増やすこともできます。 1日1回は子供の様子を見れるので、親としても安心ですよね。 平屋は間取り・デザインの自由度も高いです。 支える上階がない分、間仕切り壁や柱を抑えることができるので広々とした大空間や大開口も実現できます。 天井も高く取りやすいので開放感のあるLDKを作りたい方にもおすすめです。 勾配天井を作れば高い位置に窓を確保して明るいリビングにすることもできます。 さらに平屋は外装のメンテナンスコストを抑えられます。 家は、住み始めてからもメンテナンスが必要です。 外壁や屋根は築10年経過するころに塗装によるメンテナンスをしなければなりません。 その際、足場を組む必要がありますが2階建てのように高さが必要ないため、その分足場代を節約できます。 長く住み続けるために定期的なメンテナンスが必要ですが、少しでも費用を抑えられるのは嬉しいことですよね。 平屋のデメリット 平屋のデメリットとして、以下のような点が挙げられます。 ● 広い土地を確保しないといけない ● 建築コストは割高 ● 日当たり・風通しの確保が必要 ● プライバシーの確保・防犯対策も重要 ● 水害の心配がある 平屋はワンフロアにすべての生活スペースを確保する必要があるため、広い土地を確保しなければなりません。 そのため、土地の購入価格が高くなる可能性があります。 また、平屋は2階建てよりも広い基礎と屋根が必要なので、その分材料費・施工費が高くなり、建築コストが割高になりやすいです。 一般的には同じ面積の平屋に比べて10〜20%程度高くなると言われています。 また、平屋は家の中央部分に光が届きにくく、風通しも悪くなりやすいです。 日当たり・風通しを確保できる間取りを考えなければなりません。 平屋はワンフロアでシンプルな間取りですが、このシンプルな間取りは不審者が侵入しやすい間取りでもあります。 またお隣との距離が近いと、外からの視線が気になって昼間でも窓を閉めて生活しなければならなくなるなどプライバシーの確保も難しいです。 これらの問題を解決するためにも、窓の位置や間取りの工夫が必要です。 さらに、平屋は水害発生時に逃げ場がありません。 土地を探す際はハザードマップで水害リスクの少ない場所を探しましょう。 平屋に向くのはこんな人 平屋の住まいが向いている人の特徴としては、以下のような点が挙げられます。 ● 小さな子供や高齢者など、バリアフリーが好ましい年齢層の家族がいる方 ● 一人暮らし・夫婦のみなどコンパクトな生活がしたい方 ● 老後も考えた暮らしがしたい方 ● 開放感のある暮らしがしたい方 シンプルで移動がスムーズな平屋は、小さいお子様や高齢者にとって過ごしやすい家です。 また、少人数家族の方もシンプルな生活ができます。 上階がない分、高い天井を作れて柱・壁の少ない家づくりが可能な平屋は、開放感のある間取りにしたい方にもおすすめです。 2.成功する間取り設計のポイント3つ 平屋なら住みやすい家づくりが可能です。 しかし、平屋の家づくりを成功させるためにも、間取り設計での工夫が重要になってきます。 ここでは、成功する間取り設計のポイントを3つご紹介します。 動線を意識したレイアウト まずは動線を意識したレイアウトです。 平屋はワンフロアで移動がスムーズです。 しかし、間取りの工夫をしなければ移動距離が長くなる可能性があります。 例えば、キッチンや洗面所などの水回りは近くにまとめることで、家事効率をあげることができます。 また、トイレはLDK・寝室・子供室のどこからでも適度な距離に配置すれば、夜中にトイレにいきたくなった時に便利です。 実際に生活することを考えた動線にすることで、住み始めてからも快適に暮らせる室内空間を実現できます。 採光と風通しを考慮した設計 平屋を設計する際は、日当たりと風通しを考慮することも大切です。 例えば、勾配天井を作って高窓や天窓で日当たりを確保したり、できるだけ風の通り道ができるように部屋には2箇所の窓を設置したりといった工夫が必要です。 勾配天井を作るなら、天井にシーリングファンの設置もおすすめです。 ファンによって室内の空気が攪拌されるので冷暖房効率も高められます。 収納スペースの工夫 平屋を建てる際、収納スペースの確保も重要です。 例えば、それぞれの居室には収納スペースを作らずにファミリークローゼットに家族の衣類や荷物を集約させる方法があります。 これなら、居室を広く確保できるだけでなく、洗濯した衣類もまとめてファミリークローゼットに収納できるので家事効率も上げられます。 また、要所に収納スペースを確保することも大切です。 キッチンには生活用品や食材などを確保できるパントリーを作ったり、廊下に掃除用具を収納できる小さめの押入れを用意したりするのも良いでしょう。 3.タナカホームズの平屋実例をご紹介 ここからは、タナカホームズで実際に施工した平屋の実例をご紹介します。 【島根県益田市】4LDK / 28坪(中島町モデル) 落ち着いた色味でまとめられた外観が魅力的なお家です。 こちらの住まいは、18 帖のLDKが広がる明るく開放的な空間となっています。 リビングに4.5帖の和室を隣接させることで、より広々とした印象に。 ゆったりとくつろげる工夫がされています。 また、キッチンには パントリーを完備 しており、食材や日用品をすっきり収納可能。 いつでも清潔な状態をキープしやすくなっています。 また、玄関には家族専用のファミリー玄関を設計。 靴や傘などで散らかりやすい玄関も、常にすっきりと片付いた状態を保つことができます。 急な来客時にもスムーズに対応できるのが嬉しいポイントです。 タナカホームズでは、こうした工夫が詰まった住まいづくりが可能です。 4.まとめ 平屋が人気の理由や、メリット・デメリット、平屋を成功させるための間取りについて徹底解説しました。 平屋は、バリアフリーに対応でき、耐震性能にも優れています。 また、開放的な空間も作れてスムーズな移動ができるなど、魅力が多いです。 しかし、広い土地が必要であったり、プライバシー確保や防犯対策が必要などいくつかデメリットも存在します。 デメリットを解消するためにも、間取りでさまざまな点に気をつけて設計することが大切です。 タナカホームズは、山口県・広島県・島根県を中心にたくさんの注文住宅を設計・施工してきました。 もちろんその中には平屋の実績も数多くあります。 山口県・広島県・島根県で平屋の家づくりを検討している方は、ぜひタナカホームズへご相談ください。 土地探し・間取り・デザインのご提案など、お客様の家づくりをトータルサポートいたします。 まずはお気軽にお問い合わせください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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