Blog
スタッフブログ
-
2023年2月22日 / 家づくり
建売住宅の注意点とは?購入前に知っておきたいメリットやデメリットも解説
「建売住宅を購入する際に気をつけるべきところを知りたい」と考えている人は多いようです。 この記事では、建売住宅の基礎知識や、購入前に知っておきたい4つの注意点について解説します。 住宅は大きな買い物であるため、概要から購入のメリット・デメリットまで、しっかりと押さえておきましょう。 目次 1. 建売住宅は土地と建物を一気に購入 2. 建売住宅の購入手順を解説 3. 建売住宅のメリット 4. 建売住宅のデメリット 5. 建売住宅の購前に知っておきたい4つの注意点 6. 建売住宅の購入で多い後悔 7. 建売住宅が向いている人 8. 山口県で建売住宅を探すなら地域密着型のビルダーがおすすめ 9. まとめ 1. 建売住宅は土地と建物を一気に購入 建売住宅は、土地と建物がセットで販売される住宅です。 建物だけ、土地だけでは購入できませんが、土地を持たない人にとっては、両方を同時に手に入れられる選択肢です。 低価格で展開するパワービルダーから、地域限定の不動産会社・建築業者まで、さまざまな供給元が存在します。 建物が完成していることが多く、購入後の暮らしをイメージしやすいのが特長です。 分譲住宅・注文住宅との違い 分譲住宅は、不動産会社が分譲販売する土地に建てられた家が、土地とセットで販売されるものです。 同じようなデザインの建物がいくつも並ぶ傾向にあります。 注文住宅は、買主が使用や設計プラン(間取り)などを決め、施工会社に建築を依頼するものです。 名前のとおり、買主が「注文して」建てられる、家の部分だけを指します。 2. 建売住宅の購入手順を解説 事前に建売住宅の購入手順を把握しておけば、実際の購入がスムーズに進みます。 流れを確認しておきましょう。 物件を内覧して購入を申し込む まずは、予算や条件をもとに、インターネットや広告で物件を探します。 情報収集の余裕がない場合には、仲介業者に希望条件を伝えて探してもらうのも1つの手です。 気になる物件が見つかったら、実際に足を運んで内覧・見学をしましょう。 いくつか見て回ったなかに気に入った物件があれば、購入を申し込みます。 住宅ローンの審査から引き渡し 建売住宅の購入申し込みと同時に、住宅ローンの事前審査を申請しましょう。 審査には2~3週間の時間を要します。 住宅ローンの事前審査に通ったら、住宅の売買契約を結び、手付金を支払います。 ローンの本審査を通過し、手続きが完了すれば、いよいよ住宅の引き渡しです。 内覧を実施し、問題がなければ、引き渡されます。 3. 建売住宅のメリット 建売住宅には、注文住宅とは異なる魅力があります。 代表的なメリットは、以下の2点です。 完成住宅をリーズナブルに購入できる 完成住宅がリーズナブルに手に入る点は、建売住宅人気の上昇理由にもよくあげられるメリットです。 規格化によって建築費用を抑えられるため、注文住宅よりも安く販売されることが多くなっています。 加えて、土地と建物の契約が一度で済み、手続きもスムーズです。 家も完成しており、入居までスピーディに進められます。 購入前に現物を確認できる 完成住宅ならではのメリットの1つが、「現物を確認できる」点です。 この点で、模型やイメージ図から出来上がりを判断する注文住宅とは、大きく異なります。 実際に外観や内装を確認できるため、入居後の暮らしも想定しやすいでしょう。 建築業者が選ぶ土地に建てられる建売住宅では、立地条件がよい物件が多くみられるのも特徴的です。 4. 建売住宅のデメリット 魅力的なメリットをもつ建売住宅ですが、デメリットも存在しています。 理解したうえで、購入を検討しましょう。 間取りやデザインが決まっている プランが規格化されている建売住宅では、自分たちに合わせた間取りやデザインを指定することはできません。 特に間取りは、変更不可能であることがほとんどです。 規格化の影響から、似たような外観の家が建ち並ぶケースもあり、「個性がない」と評される要因にもなっています。 家づくりにこだわる人にとっては、大きなデメリットでしょう。 土地や住宅の確認ができない すでに家が建っている場合、土地の状態を把握できません。 さらに、施工状況も確認できないため、基礎工事に不備があったり、安い建材などが使われていたりするおそれもあります。 土地・建物の見えない部分が確認できないことから、建売住宅の購入では「信頼できる業者選び」も非常に重要だといえるでしょう。 5. 建売住宅の購入前に知っておきたい4つの注意点 建売住宅のメリットを得つつ、デメリットをカバーするために押さえておきたい4つの注意点があります。 内覧でしっかり確認する 内覧では、細かい部分までしっかりと確認するよう意識しましょう。 不具合があれば、その場で指摘して補修を依頼しなければなりません。 特に、日常生活で使用頻度の高い水回りやドア、窓といった部分は入念にチェックするようにしてください。 追加を希望する設備がある場合には、オプション工事の有無や費用の確認も必要です。 点検口の有無や場所に注意する 点検口とは、床下や屋根裏につながる入口のことです。 建物内部の配線や配管、構造体の確認をするためのもので、点検口がないことには、メンテナンスができません。 風呂の天井や床下収納内部にあるのが一般的ですが、環境によって設置場所は異なるため、点検口の有無だけでなく、どこにあるのかまでしっかり聞いておくようにしましょう。 住宅性能表示や証明書を確認する 住宅性能が確認できる書類を確認できると安心です。 国土交通省が定める一定の性能基準をクリアした住宅であれば、構造や劣化の軽減といった性能について専門家が評価した「住宅性能表示」や、基準法令や規定に適合していることを証明する「建築確認済証」、建築完了検査に合格している証である「検査済証」などが存在しています。 周辺環境をしっかり調査する その地で長く暮らすことを考えると、周辺環境のチェックも欠かせません。 おすすめしたいのは、「実際に歩いてみること」です。 最寄り駅までどのくらいの距離か、交通量は多すぎないか、生活に必要な施設や店舗はそろっているか、などを確認しながら散策してみてください。 時間帯で様子が異なる地域もあるため、さまざまな時間帯に訪れるとよいでしょう。 6. 建売住宅の購入で多い後悔 建売住宅を購入した人からよく聞かれる後悔には、以下のようなものがあります。 間取りの使い勝手が悪い 収納スペースが足りない 置きたい家具が置けない コンセントの位置や数が不満 日当たりが悪い 駅から遠い 施工の質が低く、不具合が出た 上記の多くは、購入前の内覧や見学で確認できるものではないでしょうか。 購入前には2~3回は訪れて、細かいところまで念入りにチェックしておくのがおすすめです。 7. 建売住宅が向いている人 建売住宅の特徴やメリットから考慮すると、建売住宅は以下のような人に向いています。 現地で実物を確認してから購入したい人 コストやスケジュールを重視する人 打ち合わせや手続きなどの手間を省いきたい人 建築中や住宅の完成後に売り出される建売住宅では、現地や建物の確認が可能です。 注文住宅よりも低価格で、あまり時間をかけずに入居もできるでしょう。 土地・建物のセット購入で、設計プランも決まっていることから、打ち合わせや手続きもシンプルです。 建売住宅が向いていない人 建売住宅は、間取りやデザイン、家づくりの過程にこだわる人には向きません。 家族構成や趣味といった自分たちの条件とマッチする家や、ほかの人とは違った個性的な家に住みたい場合も、あまり満足できないでしょう。 8. 山口県で建売住宅を探すなら地域密着型のビルダーがおすすめ 山口県で建売住宅を探すなら、地元ビルダーがおすすめです。 山口県は、大きく3つの地域(瀬戸内海沿岸地域、内陸山間地域、日本海沿岸地域)に分けられ、それぞれ気候が異なります。 地元ビルダーであれば、地域に合った性能の住宅建築が可能です。 地域密着型のビルダーには、完成後のメンテナンスも相談しやすいでしょう。 建築だけでなく、地元情報(おすすめの店・場所など)から治安まで、さまざまなことを教えてもらえる可能性もあります。 9. まとめ 建売住宅は、土地と完成済み住宅の両方がコストを抑えて一気に手に入ることから、近年人気を集めています。 ただし、デメリットもあるため、建物だけでなく周辺環境まで含めた入念な確認を実施しながら、物件探しを進めるとよいでしょう。 中国地方・山口県で建売住宅をお探しなら、タナカホームズにご相談ください。 地元で積み重ねた経験と実績をもとに、中国地方・山口県の気候や風土に適した、ローコストなのに高品質高性能な家をご提供できます。 会員登録されますと、一般公開に先駆けて好条件の物件情報をご覧いただけます。 ぜひこの機会にご登録ください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
-
2023年2月22日 / お金・ローン
建売住宅の費用相場は?エリア別・年収別の購入資金や頭金の目安を解説
建売住宅の販売価格は、物件ごとに大きく異なります。 そのため、建売住宅の購入を検討している人のなかには、「建売住宅の相場が知りたい」と考えている人が多いのではないでしょうか。 この記事では、建売住宅の相場をエリア別・ハウスメーカーの規模別・構造別にそれぞれ解説します。 また、年収別の費用目安も紹介するため、ぜひ参考にしてください。 目次 1.【全国平均】建売住宅の費用相場 2.【エリア別】建売住宅の費用相場 3.【ハウスメーカーの規模別】建売住宅の費用相場 4.【構造別】建売住宅の費用相場 5.【年収別】建売住宅の購入目安金額 6. 建売住宅の坪単価の計算方法・費用相場 7. 建売住宅の購入に必要な諸費用 8. 建売住宅の購入にかかる税金 9. 建売住宅の費用相場が安い理由 10. 建売住宅の頭金はどのくらい用意すべきか 11. 建売住宅を購入する際の注意点 12. 中国地方・山口県で建売住宅を購入するならタナカホームズへ 13. まとめ 1. 【全国平均】建売住宅の費用相場 建売住宅の販売価格は、全国平均で約3,600万円です。 全国平均が約4,500万円の注文住宅(土地付き)と比べると、建売住宅はリーズナブルであることがわかります。 2. 【エリア別】建売住宅の費用相場 ここからは、建売住宅の費用相場をエリア別に紹介します。 参照:住宅金融支援機構 国際・調査部「2021年度 フラット35利用者調査」|独立行政法人 上記の表を見てもわかる通り、首都圏は他の地域と比べて相場が高くなっています。 東京をはじめとする首都圏は地価が高いため、土地の価格が購入費用全体の金額を上げていると考えられるでしょう。 参考までに、山口県に限定した場合は、建売住宅の費用相場は約2,200〜6,000万円程度です。 3.【ハウスメーカーの規模別】建売住宅の費用相場 建売住宅の費用相場は、施工を担当するハウスメーカーの規模によっても異なります。 ここからは、高価格帯・中価格帯・低価格帯のハウスメーカーそれぞれの費用相場について解説します。 高価格帯のハウスメーカーの費用相場 一般的に大手と呼ばれる高価格帯のハウスメーカーは、坪単価70万円程度が相場です。 建売住宅にしては珍しく、デザイン性を追求した家も多くあります。 また、自社の独自ブランドを展開する会社も少なくありません。 中価格帯のハウスメーカーの費用相場 一般的に中堅と呼ばれる中価格帯のハウスメーカーは、坪単価50万円程度が相場です。 大手ハウスメーカーと比べてデザイン性のある住宅は少ないものの、比較的安価で建売住宅を購入できます。 低価格帯のハウスメーカーの費用相場 一般的に低価格帯とされるハウスメーカーは、坪単価40万円程度が相場です。 いわゆる「ローコスト住宅」を取り扱う会社が多く、住宅購入費用をできるだけ抑えたいという人に向いています。 4.【構造別】建売住宅の費用相場 建売住宅の費用相場は、建物の構造によっても異なります。 建売住宅の販売価格を比較する際は、木造なのか鉄骨造なのか、建物に使われている素材にも注目しましょう。 木造の費用相場 木造住宅の場合は、坪単価40~60万円が相場です。 日本の気候との相性が良いため、一戸建ての多くは木造住宅です。 鉄骨造の費用相場 鉄骨造住宅の場合は、坪単価45~70万円が相場です。 木造と比べて建築コストが高くなりやすいため、坪単価もやや高額になります。 5.【年収別】建売住宅の購入目安金額 年収倍率とは、世帯年収と住宅所要資金の平均から、住宅購入費用が年収の何倍にあたるかを算出したものです。 住宅金融支援機構が行った「2021年度フラット35利用者調査」によると、建売住宅の年収倍率は7.0倍となっています。 家計に無理のない住宅購入費用を知りたい場合は、世帯年収に7.0倍をかけた金額を目安にしましょう。 6. 建売住宅の坪単価の計算方法・費用相場 ここからは、建売住宅の坪単価の計算方法と相場について解説します。 建売住宅の坪単価の計算方法 建売住宅は土地と建物がセットで販売されるので、まずは建物のみの価格を調べましょう。 建物の価格がわかったら、その金額を建物の坪数で割ります。 たとえば、建物価格が2,000万円、建物面積が50坪の家なら、建物の坪単価は以下のように計算できます。 坪単価:2,000万円÷50坪=40万円 建売住宅の坪単価相場 建売住宅の坪単価は、建物のグレードやエリア、構造などさまざまな要因によって変動しますが、相場はおよそ50~60万円です。 7. 建売住宅の購入に必要な諸費用 建売住宅を購入するには、建物・土地の購入費以外にも以下のような費用がかかります。 8. 建売住宅の購入にかかる税金 不動産を取得する際には、以下のような税金が課せられます。 不動産取得税 不動産を取得した際に発生する税金です。 2024年3月まで※に取得した不動産に対しては軽減措置が適用され、税率3%となります。(※2023年2月時点) 9. 建売住宅の費用相場が安い理由 建売住宅はリーズナブルな価格が魅力の1つです。 ここでは、建売住宅が注文住宅などと比べて、お手頃価格を実現できる理由について解説します。 外観や間取りが規格化されている 建売住宅は外観や間取りのデザインが決まっているため、設計にかかる費用を軽減できます。 また、設計が規格化されているため、資材もまとめて仕入れることができ、結果的に販売価格をリーズナブルに抑えられるのです。 工期が短い 建売住宅はシンプルな設計の家が多いので、工期が短くなりやすい点が特徴です。 工期が短縮されると、それだけ人件費を抑えることができ、リーズナブルな価格を実現しやすくなります。 住宅展示場の費用がかからない 建売住宅は、分譲住宅や注文住宅とは異なり、住宅展示場を設置するケースは稀です。 設置費用や維持費、光熱費など、住宅展示場にかかるコストがかからない分、手頃な価格で販売しやすくなります。 10. 建売住宅の頭金はどのくらい用意すべきか 建売住宅を購入する際は、頭金を用意するケースが一般的です。 頭金の役割と用意しておきたい目安額について解説します。 頭金とは 頭金の役割は、住宅ローンの返済負担を軽減することです。 頭金は自己資金で用意できるほど、総返済額が小さくなり、利息で支払う金額を減らせます。 頭金の目安 頭金は、購入金額の1~2割が目安とされています。 たとえば、3,000万円の家を購入するなら、300~600万円程度の頭金を用意するとよいでしょう。 なお、頭金の平均金額は約280万円といわれています。 11. 建売住宅を購入する際の注意点 建売住宅を購入する際は、以下の点に注意しましょう。 アフターサービスの充実度 住宅は経年による劣化があるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。 建売住宅を購入する際は、点検の頻度や対象など、アフターサービスの充実度をチェックしましょう。 オプション工事などの追加費用 建売住宅はオプション工事などの追加費用がかかることが多く、あれもこれもと付け足していると金額が膨らんでしまいます。 まずは自分にとって必要なオプションを洗い出し、追加費用がどれくらい必要なのかを把握しておきましょう。 設備や内装のグレード 建売住宅はシンプルなつくりの家が多く、設備や内装のグレードも平均的です。 設備や内装をアップグレードしたい場合は追加費用が必要なので、見学の際にしっかりチェックしておきましょう。 12.中国地方・山口県で建売住宅を購入するならタナカホームズへ 中国地方・山口県で建売住宅をお探しの人は、ぜひタナカホームズまでご相談ください。 明治元年創業以来、数多くの実績を重ねてきたタナカホームズなら、あなたの理想の住まいがきっと見つかります。 タナカホームズの建売住宅は標準設備が充実しており、住宅性能の高い住宅が豊富です。 また、ローコストの注文住宅も得意としているので、住宅購入費を抑えたい人におすすめできます。 13.まとめ 建売住宅の費用相場は、全国平均で約3,600万円程度です。 しかし、建売住宅の費用はエリアやハウスメーカーの規模、建物の構造によっても変動します。 建売住宅の販売価格を比較する際は、こうした要因を加味したうえで、よりコスパの高い住宅を選択しましょう。 中国地方・山口県でコスパの良い建売住宅を購入したい人は、ローコストかつ高品質・高性能な住宅を数多く手掛けるタナカホームズにお任せください。 まずは無料会員登録で、タナカホームズの建売住宅の物件情報をチェックしてみてはいかがでしょうか。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
-
2023年2月22日 / お金・ローン
建売住宅の消費税はいくらくらい?販売中物件の税額目安を知る方法も解説
建売住宅の販売価格は総額で表示されています。 総額のうち、消費税がどのくらい含まれているのか気になる人も多いのではないでしょうか。 この記事では、建売住宅で消費税がかかる対象と消費税の計算方法を解説します。 また、販売中物件の消費税額を目安で知る方法も紹介します。 建売住宅の消費税について、正しく理解するヒントにしてください。 目次 1. 建売住宅は建物にだけ消費税がかかる 2. 仲介手数料は消費税の課税対象 3. 建売住宅の販売価格には消費税が含まれている 4. 3,500万円の建売住宅の消費税を計算 5. 販売中の建売住宅の消費税額の目安は計算できる 6. 中古住宅の購入には消費税がかからない 7. 中国地方・山口県の建売住宅情報ならタナカホームズへ 8. まとめ 1. 建売住宅は建物にだけ消費税がかかる 一般的に、建売住宅は土地代と住宅設備を含む建物本体代を合算した価格で販売されます。 販売価格のうち、消費税がかかるのは建物代のみです。 土地は非課税のため、消費税はかかりません。なぜ建物だけが課税対象なのか、詳しく解説します。 建売住宅はハウスメーカーが売るため消費税がかかる 消費税法は、消費税がかかる取引として以下のように定めています。 消費税の課税対象は、国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡等および外国貨物の引取り(輸入取引)です。 ※参考:No.6105 課税の対象|国税庁 建売住宅は、ハウスメーカー(事業者)が建築・販売し、対価(利益)を得る行為です。 そのため消費税法が定める課税対象に該当し、消費税がかかります。 一方、土地の代金には消費税がかかりません。 次の項目で詳しく解説します。 建売住宅でも土地代は非課税 建売住宅の販売価格には土地代も含まれています。 この土地代は、実は非課税であり消費税を支払う必要はありません。 建売住宅の販売では、土地もハウスメーカー(事業者)から購入者に販売されます。 建売住宅の取引を通じてハウスメーカーは対価を得ているため、一見すると消費税の課税対象となるのではと思うかもしれません。 しかし消費税法は、「土地は非課税取引」であると定めています。 土地の販売は消費ではなく資本の移転と考えられるため、課税されません。 非課税取引には土地のほか有価証券、商品券などの譲渡、預貯金や貸付金の利子、社会保険医療の取引なども含まれます。 2. 仲介手数料は消費税の課税対象 建売住宅の購入には「ハウスメーカーから直接購入」「仲介会社(不動産会社)を介して購入」の2つの方法があります。 仲介会社を利用した場合は、建売住宅の購入費用とは別に仲介手数料が発生します。 仲介手数料は課税取引となり、消費税がかかるため注意しましょう。 仲介手数料の消費税額を計算する際の注意点 仲介手数料の消費税額を計算する正しい方法を解説します。 仲介手数料の消費税額を正しく計算できないと、本来なら支払わなくて良いお金を払ってしまい、損をしてしまうかもしれません。 取引金額が400万円を超える場合、仲介手数料は「売買価格の3%+消費税」で計算します。 建売住宅の売買価格とは「建物代+土地代」の合計額です。 ここで、建物代の額面価格にはすでに消費税が含まれている点に注意しましょう。 消費税込みの建物価格で仲介手数料を計算すると、消費税込みの建物価格にさらに消費税が重複して課税される二重課税になってしまいます。 正しい計算方法は「建物価格を税抜き価格にし、土地代を加えてから仲介手数料を計算する」です。 税抜き価格にするためには、税込み価格を1.1で割れば計算できます。 3. 建売住宅の販売価格には消費税が含まれている 建売住宅は、建物代にかかる消費税を含んだ価格で販売されていると前述しました。 インターネットのポータルサイトや不動産会社の広告など、すべての物件情報が建物代の消費税を含んでいます。 ここでは、建売住宅の販売価格に含まれる消費税の計算方法を解説します。 建売住宅の消費税額を計算する方法 建売住宅の契約後であれば、売買契約書を見ると消費税額がわかります。 消費税額は売買契約書に記載されているためです。 売買契約書に建物価格の総額だけが書かれている場合は、建物価格を1.1で割ってみてください。 すると税抜き価格になり、建物価格の総額から税抜き価格を減じれば消費税額が算出できます。 ◎建物価格の総額から消費税額を計算する手順 1.「建物価格の総額÷1.1」を計算し、建物の税抜き価格(a)を算出 2.建物価格の総額-a=消費税額 売買契約書を交わす前や購入を検討している段階でも、建売販売価格に含まれる消費税の目安を計算できます。 計算方法は後ほど、詳しく解説します。 4. 3,500万円の建売住宅の消費税を計算 3,500万円で販売されている建売住宅の消費税額を計算する方法を、2つのパターンで解説します。 建売価格の内訳が建物1,500万円+土地2,000万円の場合 建物1,500万円・土地2,000万円を合算して3,500万円で販売されていた建売住宅は、建物1,500万円のみが課税対象となります。 消費税額を計算してみましょう。 建物価格1,500万円には消費税が含まれているため、1.1で割り税抜き価格を算出します。 1,500万円÷1.1=約1,360万円 建物価格1,500万円から、税抜き価格1,360万円を差し引くと消費税額が出ます。 1,500万円-1,360万円=約140万円 よって消費税額は約140万円だとわかりました。 内訳が建物2,500万円+土地1,000万円の場合 建物2,500万円・土地1,000万円を合算して3,500万円で販売されていた建売住宅は、建物2,500万円のみが課税対象となります。 消費税額の計算は、以下のとおりです。 建物価格2,500万円を1.1で割り、税抜き価格にします。 2,500万円÷1.1=約2,270万円 建物価格2,500万円から、税抜き価格2,270万円を差し引き、消費税額を算出します。 2,500万円-2,270万円=約230万円 よってこの建売住宅の消費税額は、約230万円だとわかりました。 5. 販売中の建売住宅の消費税額の目安は計算できる 購入を検討中の建売住宅に、いくらくらいの消費税が含まれているのか気になる人も多いのではないでしょうか。 販売中(契約前)の建売住宅も、およその消費税額を知ることができます。 手順は以下のとおりです。 1.販売価格に含まれる土地代(非課税)を把握する。 エリアの土地価格相場に物件の土地面積を乗じれば、およその土地価格が分かる。 2.販売価格から1で算出した土地代を減じ、建物価格(税込)を算出する 3.税込の建物価格÷1.1で税抜き価格になるため、税込み価格から税抜き価格を減じれば消費税額が出る エリアの土地価格相場は国土交通省の「土地総合情報システム」のほか、「土地代データ」「SUUMO」などのサイトでも調べられます。 ※参考:土地総合情報システム ※参考:土地代データ ※参考:SUUMO 6. 中古住宅の購入には消費税がかからない 「少しでもお得に住宅を購入したい」と、建売住宅と同時に中古住宅も検討している人は、多くの中古住宅の取引は消費税がかからない点も押さえておきましょう。 中古住宅の大多数は、個人が所有しています。 また購入者も個人です。 消費税は事業者が事業として対価を得るビジネスに対してかかるため、個人間の取引は課税対象になりません。 また中古住宅の取引を通じ、売主が取得した販売代金も非課税です。 ただし、事業者が販売する中古住宅の取引には消費税がかかります。 また取得した中古住宅のリフォーム代も課税対象です。 7. 中国地方・山口県の建売住宅情報ならタナカホームズへ 中国地方や山口県で建売住宅をお探しなら、タナカホームズにご相談ください。 タナカホームズは明治から140年以上ものあいだ、地域に根付き風土に合った家をつくりつづけている工務店です。 中国地方や山口県において、建売住宅や分譲地情報を多数保有しています。 タナカホームズの建売住宅情報 ・下関市:4LDK(平屋)/建物面積:91.09㎡(27.49坪) 3,100万円 ・山口市:4LDK(平屋)/建物面積:83.22㎡(25.12坪) 2,460万円 など ※ 情報は2023年2月9日時点のものです タナカホームズは「ローコストなのに高性能」をモットーに、ライフスタイルの多様性に応える住宅を実現します。 コスパよくマイホームを手に入れたい人は、ぜひチェックしてみてください。 8. まとめ 建売住宅を購入する際、消費税がかかるのは建物代のみです。 販売価格が同じ物件でも、建物本体価格によって含まれる消費税額が変わる点に注意しましょう。 もし建物価格が総額で表示されていた場合は、総額を1.1で割ると消費税額を計算できます。 少しでもお得に建売住宅を購入したい人は、中国地方・山口県で「ローコストなのに高性能」な住宅を手掛けるタナカホームズにお任せください。 家族の希望にマッチした物件、快適なライフスタイルを実現する物件を紹介します。 タナカホームズの物件情報には、会員だけが閲覧できるものもあります。 まずは無料の会員登録をし、会員限定の物件をチェックしてみてはいかがでしょうか。 会員限定の未公開物件では、中国地方・山口県で快適に暮らせる家を多数ご紹介していますので、ぜひご登録ください。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
-
2023年2月16日 / お金・ローン
建売住宅の土地・建物価格の内訳を契約前に知る方法は?計算方法も解説
建売住宅は、土地代と建物代が合算された価格で販売されています。 価格を見ただけでは、土地代と建物代がそれぞれいくらなのかはわかりません。 しかし、建物の価格は建物の品質やグレードを知る目安になります。 この記事では、建売住宅の価格内訳を知りたい人に向けて、消費税額から建物金額を計算する方法を解説します。 建売住宅の価格に占める、土地代の相場を知る方法も紹介しているため、建売住宅の価格内訳を把握するヒントとして活用してください。 目次 1. 建売住宅の費用内訳 2. 建売住宅の販売価格から土地と建物の内訳を計算する方法 3. 建売住宅が土地・建物込みの価格設定になっている理由 4. 建売住宅の土地代と建物代の内訳を推測する方法 5. 建売住宅の土地・建物内訳の例 6. 中国地方・山口県の土地価格相場 7. まとめ 1. 建売住宅の費用内訳 建売住宅の購入には、次の3つの費用が必要です。 ・土地代 ・建物代 ・諸費用 土地代は文字通り、建物が建っている土地の購入費用です。 建売住宅は建物が建築済みの状態で販売されるため、建物代もはっきり決まっています。 諸費用は登記手続き費用や住宅ローンを借り入れる際にかかる費用などです。 上記3つの費用のうち、建売住宅の販売価格には土地代と建物代が含まれます。 諸費用は建売住宅の販売価格以外にかかるため、別途用意が必要です。 建売住宅の販売価格内訳を知るためには、消費税に注目しましょう。 実は土地代には消費税がかかりません。 消費税がかかるのは建物代と諸費用のみです。 「建売住宅の販売価格には、建物代金のみの消費税も含まれる」点を頭に留めておいてください。 2. 建売住宅の販売価格から土地と建物の内訳を計算する方法 建売住宅は、建物のみに消費税がかかると前述しました。 ・建売住宅の販売価格=(土地代)+(建物代)+(建物代の消費税) つまり、消費税額がわかれば逆算で建物価格を計算できます。 消費税額から本体価格を逆算する計算式は、次のとおりです。 ・本体価格=(消費税額)÷10% ※ (消費税額)×10でも同じ計算結果が得られます。 具体的な事例で建売住宅の建物のみの価格を計算してみましょう。 建売住宅の土地と建物の内訳計算の具体例 建売住宅の販売価格に含まれる消費税額から、建物価格を実際に計算します。 販売価格が4,000万円の建売住宅で「消費税が150万円の場合」「消費税が250万円の場合」 それぞれの建物価格は、以下のようになります。 ・販売価格4,000万円、消費税額が150万円の場合 建物価格=(消費税額)÷10% =150万円÷10% =1,500万円 よって建物価格は1,500万円、土地代が2,350万円となります。 ・販売価格4,000万円、消費税額が250万円の場合 建物価格=(消費税額)÷10% =250万円÷10% =2,500万円 よって建物価格は2,500万円、土地代が1,250万円となります。 建売住宅の消費税額を知る方法 先に解説したように、建売住宅の土地・建物代の内訳を知るには消費税がいくらかかっているかを知る必要があります。 建売住宅の消費税額は、建売住宅を購入した際に交わされる「売買契約書」に記載されています。 ただし購入の契約段階にならないと、売買契約書を見ることはできません。 つまり、建売住宅の購入を決心しないと、販売代金に含まれる正確な消費税額はわからないということです。 建売住宅の売買契約を結ぶ前、あるいは建売住宅の購入を検討している段階でおよその費用内訳を知る方法は後ほど解説します。 続きをご覧ください。 3. 建売住宅が土地・建物込みの価格設定になっている理由 建売住宅が土地代・建物代の内訳を明確にせず、総額で販売される理由は「販売時には内訳が決まっていないため」です。 実は建売住宅の販売価格は、「いくらなら売れそうか」という相場から総額が先に決まります。 次いで建築費や利益から土地の仕入れに掛けられる予算が決まり、予算内で土地を仕入れて建物を建て販売するという手順です。 つまり、建売住宅ははじめから「土地と建物のセット価格」で設計されており、土地と建物の内訳という概念がないといえます。 また、できれば支払う消費税を抑えたいのが販売する業者の本音です。 そのため「建物のみに消費税がかかる」不動産取引の特徴を利用し、本来かかった建築価格より安い建物価格を契約書に記載する場合もあります。 4. 建売住宅の土地代と建物代の内訳を推測する方法 先に解説した「消費税額から建物価格を計算する方法」は、売買契約書がないと計算できません。 しかし実際は売買契約書を交わす前、つまり建売住宅の購入を検討している段階こそ「建物価格を知りたい」と考える人は多いはずです。 売買契約書がなくても、建売住宅の土地・建物それぞれの価格を推測する方法を2つ解説します。 土地代の目安は周辺の地価相場から計算できる 建売住宅価格のうち、土地代がいくらかわかれば建物代が推測できます。 建売住宅のおよその土地代は「地域の坪単価×坪数」で計算可能です。 地域の坪単価を調べるには、国土交通省が公表する「土地総合情報システム」を利用しましょう。 公示地価を1.1~1.2倍すると、実際の取引価格に近くなるといわれています。 さらに簡単に調べるには「土地代データ」「suumo」の2サイトがおすすめです。 参考までに山口県の平均坪単価は96,932円(2022年4月時点)、山口市の全体の土地価格相場は坪当たり85,000円(2023年2月時点)です。 また土地は用途地域によっても坪単価が異なります。 山口市の場合、低層住居専用地域の相場 は9.4万円/坪で、それ以外の住居専用地域は9万円/坪となっています。 ※参考:山口県の土地価格相場・公示地価・基準地価マップ・坪単価ランキング|土地代データ ※参考:山口市(山口県)の土地価格相場情報|SUUMO 建物代の目安はハウスメーカーの建築坪単価から計算する 大手ハウスメーカーが手掛けた建売住宅なら、建築坪単価の目安も調べられます。 建築坪単価とは、坪当たりの建築にかかる費用です。 建売住宅では、建物の延べ床面積は明示されています。 建物1坪を建てるのに必要な費用がわかれば、延べ床面積を掛けることでおよその建物価格を推測できます。 大手ハウスメーカーの建築坪単価の一例は、以下のとおりです。 ・セキスイハイム:59万~130万円 ・一条工務店:50万~60万円 ・ミサワホーム:60万~150万円 ただし建築坪単価に住宅設備を含むかどうかはハウスメーカーによって異なります。 また建売住宅と注文住宅では、坪単価が異なります。 5. 建売住宅の土地・建物内訳の例 ある建売住宅の、実際の費用内訳例を紹介します。 以下は山口県・中国地方で新築住宅販売を手掛けるタナカホームズが販売した建売住宅の、土地・建物代内訳です。 建売住宅の販売価格:2,580万円(税込) ・土地代611万円 ・建物代1,790万円 ・消費税179万円(建物価格の10%) 山口県や中国地方で建売住宅を検討する際の、参考にしてください。 6. 中国地方・山口県の土地価格相場 国土交通省によると、山口市内の公示地価は10,000円~68,200円/平方メートルです。 2022年1月1日時点では、坪に換算すると1坪当たり33,000円~224,000円となっています。 坪単価は地域によって差が大きく、山口市白石・小郡下郷・維新公園エリアが高めです。 また不動産情報サイト「ライフルホームズ」によると、建売住宅価格の目安は2,290万円~6,000万円以上までと、幅広いラインナップです。 建売住宅は、利便性が良く人気のエリアほど高価格になりやすい特徴があります。 人気エリアは、他の地域より土地代がかかるのが要因です。 気になる住宅があれば、早めに問い合わせた方が良いでしょう。 ※参考:国土交通省地価公示|国土交通省 ※参考:山口県の新築・分譲一戸建て価格相場情報|ホームズ 7. まとめ 建売住宅は、販売価格に含まれる消費税額から建物代が算出できます。 不動産取引で消費税が課税されるのは、建物だけだからです。 建物代がわかれば、土地代も算出でき販売価格の内訳を把握できます。 土地代はエリアによって、坪単価に幅があります。 土地代が高いエリアの建売住宅は販売価格が高くなりやすく、また競争も激しい傾向にあります。 人気エリアにある建売住宅・お得な建売住宅を探している人は、良い物件を見つけたら時間を置かず問い合わせましょう。 山口県・中国地方で「ローコストなのに高品質・高性能」な住宅建築を手掛けるタナカホームズでも、建売住宅や分譲地を多数保有しています。 まずは来場予約し、実際の建物を見てみてはいかがでしょうか。 <<来場予約はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
-
2023年2月16日 / 家づくり
建売住宅の購入で後悔しやすい点とは?失敗しないためのコツを解説
住宅購入の選択肢の1つとして、建売住宅は非常に人気があります。 しかし、なかには建売住宅の購入後、「こんなはずではなかった」と後悔している人もいるようです。 そこで、この記事では、建売住宅の購入で後悔しがちな点や、失敗しないためのコツについて解説します。 建売住宅を購入する際の判断材料として、ぜひ役立ててください。 目次 1. 建売住宅とは 2. 建売住宅の購入で後悔しがちな8つの点 3. 建売住宅の購入で失敗しないためのコツ 4. 建売住宅の購入で後悔しないためのチェックリスト 5. 建売住宅を購入するメリット 6. 中国地方・山口県の建売住宅の価格相場 7. まとめ 1. 建売住宅とは そもそも建売住宅とは、完成済みの建物と土地をセットで販売する住宅のことです。 広々とした土地に複数の建物を建てる「分譲住宅」とは異なり、建物と土地を一組ずつ販売します。 しかし、分譲住宅を建売住宅の一種とする考え方もあり、ほとんど同じ意味で使われることも少なくありません。 2. 建売住宅の購入で後悔しがちな8つの点 ここからは、建売住宅の購入で後悔しがちな点を解説します。 間取りが狭く、使いづらい 建売住宅は建物がすでに完成しているため、家族の人数やライフスタイルに合わせて間取りを変更することはできません。 実際に住んでみると、「想像以上に間取りが狭い、使いづらい」などの不満を感じることもあるでしょう。 間取りが狭いと生活動線を確保しにくいため、家事がしづらいといった問題も発生します。 収納スペースが不足している 建売住宅には標準的な収納スペースしか設置されていないため、なかには「収納が足りない」と感じる人もいるでしょう。 収納の不足を補うためにタンスやキャビネットを多く設置すると、部屋が想像以上に狭くなってしまう可能性もあります。 内装・外装や設備のグレードが低い 建売住宅は販売価格を抑えるため、内装や外装、設備にはコストをかけない場合が一般的です。 そのため高級な注文住宅と比べるとグレードが低く、「見栄えがいまいち」「設備が使いづらい」といった不満を感じる人も少なくありません。 内覧の際には問題ないように思えても、実際に住んでみると不便さを感じる場合もあります。 オリジナリティが低い 建売住宅はすでに完成した住宅を購入するため、外観や内装などを好みのデザインにすることはできません。 そのため、あなたの個性やこだわりを反映しづらく、オリジナリティを重視したい人は不満を感じる場合があります。 住宅性能が低い 建売住宅のなかには、断熱性・耐熱性・防音性といった住宅性能が必要最低限に抑えられたものも少なくありません。 住宅性能が低い家に住むと、以下のようなデメリットがあります。 施工の質が悪い 場合によっては施工の質が悪く、後から不具合や欠陥が見つかることもあります。 なかでも雨漏りはとくに注意が必要で、湿気からくる構造部の腐朽やシロアリ被害などを招きかねません。 立地条件が悪い 住まい探しでは、ついつい建物にばかり目がいってしまうものです。 しかし、建物にだけ注目していると、立地条件の悪さに気づかないまま購入してしまうケースもあります。 どれほど魅力的な家でも、立地条件が悪すぎると生活に不便を感じてしまうでしょう。 日当たりが悪い 住まいの内覧は、晴れた日の日中に行われることが多いものです。 そのため内覧の際は日照条件が良いように見えても、いざ住んでみると、時間帯や場所によって日当たりが悪いことに気づくケースもあります。 日当たりが悪いと洗濯物が乾きにくくなるだけでなく、カビの発生リスクも高まってしまうでしょう。 3. 建売住宅の購入で失敗しないためのコツ 建売住宅の購入で失敗しないためには、以下のコツを押さえることが重要です。 生活を想定して間取りをチェック 建売住宅を見学する際は、実際の生活を想像しながら間取りをチェックしましょう。 「ここで食事をして、食後はここでくつろいで」と、リアルな生活を思い描くことで、入居後のギャップを埋めることができます。 家具の配置や生活動線まで考慮に入れておけば、さらに安心です。 収納する物の量を把握しておく 「いざ入居したら収納スペースが足りなかった」という事態を防ぐため、収納する物の量はあらかじめ把握しておきましょう。 引っ越し先に持っていく荷物の量を把握したうえで、収納スペースの容量や場所をチェックすると安心です。 ざっくりとでも良いので、なにをどこに収納するか、具体的に決めておくとよいでしょう。 周辺環境を確認する 建物そのものは後からリフォームすることも可能ですが、立地条件を変えることはできません。 建売住宅を探す際は、交通機関からのアクセスや商業施設の場所など、周辺環境をしっかりとチェックしましょう。 時間帯を変えて見学する 日照条件は、時間帯によっても変化します。 できれば朝・昼・夕方、それぞれの時間帯の日当たりをチェックしておくと安心です。 見えない部分まで確認する 内覧では窓やドアを実際に開閉し、建付けを確認しましょう。 できれば天井裏や床下など、一見するとわからない部分までチェックしておくと安心です。 万が一、内覧中に不具合が見つかった場合は、事前に申告することでトラブルを防ぐことができます。 ホームインスペクションを利用する 住まいの施工や劣化状態などを客観的に診断することを、ホームインスペクションと呼びます。 ホームインスペクションは、いわば住まいの健康診断です。 プロの住宅診断士が第三者の立場から住宅を評価してくれるので、建売住宅を購入する際の判断材料として活用できます。 また、住まいの断熱性や防音性といった、素人にはわからない部分までチェックできる点もメリットです。 4. 建売住宅の購入で後悔しないためのチェックリスト 建売住宅の購入を検討中の人のために、事前にチェックしておきたい点をまとめます。 住まい探しのお供として、ぜひ役立ててください。 5. 建売住宅を購入するメリット ここからは、建売住宅を購入するメリットを解説します。 リーズナブルに購入できる 「規格が決まっている」「材料をまとめ買いしている」といった理由から、建売住宅は注文住宅と比べて比較的リーズナブルな価格で購入できます。 住宅購入費を抑えたい人におすすめです。 購入前に実物を確かめられる 建物がすでに完成しているため、購入前に見学ができる点もメリットです。 実際の建物を見て、内装や住宅設備を事前にチェックしてから購入を決定できます。 購入後スムーズに入居できる 建物が完成しているため、工期の遅れなどにより入居時期がズレる心配がありません。 購入後はスムーズに入居できるため、引っ越しのスケジュールを立てやすいというメリットがあります。 資金計画を立てやすい 建売住宅は土地と建物がセットで販売されているため、住宅購入にかかる費用を明確にできます。 購入費用も住宅ローン一括でまかなえるため、資金計画もすんなり立てられるでしょう。 6. 中国地方・山口県の建売住宅の価格相場 山口県の建売住宅の費用相場は、2,500~6,200万円となっています。 周南市や下関市など、県内の代表的な市区町村ごとの費用相場は以下の通りです。 建売住宅の価格相場は、エリアごとに大きく異なります。 建売住宅の販売価格を比較する際は、エリアごとの費用相場と照らし合わせてみましょう。 7. まとめ 建売住宅は自由度が低いため、購入後に不満を感じる人も少なくありません。 しかし、いくつかのコツを押さえれば、理想的な住まいを見つけることは十分可能です。 今回紹介した「建売住宅の購入で後悔しがちな点」を参考に、後悔のない住宅購入を実現しましょう。 中国地方・山口県で建売住宅を購入するなら、タナカホームズがおすすめです。 中国地方・山口県に地域密着のハウスメーカーとして創業150年の歴史を持つタナカホームズなら、ローコストかつ高性能高品質な理想の住まいがきっと見つかります。 まずは無料会員登録で、住宅に関する情報を集めてみてはいかがでしょうか。 <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
最近の投稿