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2022年7月31日 / 家づくり
一戸建ての購入を失敗したくない!失敗事例から学ぶ理想の家の手に入れ方
将来を見据えて、マイホームの購入を検討している人もいることでしょう。 この記事は、一戸建ての購入を検討している人向けの内容です。 一戸建ての購入に失敗する理由や失敗事例、一戸建てを購入する際の注意点などを解説します。 マイホーム購入の失敗事例を反面教師として、後悔しない一戸建ての選び方を学びましょう。 目次 1. 一戸建ての購入を失敗する理由 2. 約2割が購入した持ち家に不満をもっている 3. 【一戸建て購入の失敗事例】間取り・設備に関する失敗 4. 【一戸建て購入の失敗事例】立地・環境に関する失敗 5. 【一戸建て購入の失敗事例】費用に関する失敗 6. 新築戸建てを買ってよかった事例 7. 一戸建ての購入を失敗しないための注意点 8. 山口県で後悔しない一戸建てを購入するには 9. まとめ 1.一戸建ての購入を失敗する理由 家の購入を失敗する大きな理由は「理想と現実のギャップ」です。 住みたい家と暮らしやすい家が必ずしも同じとは限りません。 現在は快適でも、数年たってライフスタイルが変わったことにより家の購入を後悔するケースもあります。 購入前の情報収集不足も失敗につながりやすく、具体的には「間取り・設備」「立地・環境」「費用」の面で失敗を感じている傾向が見受けられます。 2.約2割が購入した持ち家に不満をもっている 2018年に実施された国土交通省の調査によると、持ち家の人の約2割が家や住環境に対してなんらかの不満をもっています。 一戸建ての購入前に細かな点まで確認したとしても、大なり小なり家の購入を後悔する可能性はあります。 持ち家の人がどのような点に後悔しているのか、具体事例を知って同じような失敗を防ぎましょう。 参考:平成 30 年住生活総合調査結果:国土交通省住宅局 (P43(PDFではP51) ④ 持ち家・借家別の住宅及び居住環境に対する総合的な評価の【持ち家】グラフ「不満率19.9%」を参照) 3.【一戸建て購入の失敗事例】間取り・設備に関する失敗 家の購入を失敗したと感じる事例を解説します。最初に、間取りや設備に関する主な失敗事例を挙げましょう。 将来を見据えた間取りにできていない 「一戸建て購入後に、家族が増えて手狭になった」 「バリアフリーに対応できておらず、年々住みづらくなる」 「子どもの成長にともなって駐輪場や駐車場などが足りなくなった」など、購入当初はよくても、しばらく住むことで間取りに失敗したと感じることもあります。 現在のライフスタイルに合った家を選ぶことは大切ですが、将来のことも見据えておきましょう。 コンセントの配置が不便 「必要な場所にコンセントやテレビジャックがなかったり不要なところについていたりする」 「コンセントの数が足りない」といった失敗事例も多いです。 コンセントやテレビジャックの位置や数にも注意が必要です。 空調効率が悪い 「吹き抜けにしたらリビングの温度調節に時間がかかる」 「部屋数が多く、各部屋にエアコンが必要だ」など、空調に関する失敗もあります。 毎月の電気代にもかかわってくるため、空調効率はしっかり考えましょう。 窓の配置が悪い 「窓を多めにしたら室内が丸見え」 「窓が多すぎて窓から熱を奪われてしまい冬は寒い」 「天窓から陽が入り過ぎて暑い」 「防犯のために窓を減らしたら室内が暗くて気が滅入る」など、窓に関する失敗事例も少なくありません。 配置や数はしっかり考えましょう。 家具を配置しにくい 「ドアや窓、テレビジャックなどの位置を考慮すると、家具の配置が難しい」 「理想の間取りだが、家具を置くと生活動線が不便」 「作り付け家具にしたら模様替えができない」といった失敗事例もあります。 家具の配置も考慮した間取り作りが大切です。 4.【一戸建て購入の失敗事例】立地・環境に関する失敗 建物だけではなく、周辺環境にも注意が必要です。 続いて立地や環境に関する失敗事例を挙げましょう。 日当たりや風通しが悪い 「隣家が近く窓を開けられないため、風通しが悪い」 「近隣にマンションができ、日当たりが悪くなった」といった失敗も少なくありません。 一戸建てでも、近隣との距離が近かったり開発地域にあったりする場合は注意しましょう。 近所付き合いが大変 「隣人が必要以上に干渉してくる」 「町内会の集まりへの出席が必須」 「ごみの収集日がライフスタイルに合わない」など、近所付き合いに関する失敗事例も見られます。 住んでからトラブルにならないよう、事前に確認しておきましょう。 騒音がある 「隣人の生活音がうるさい」 「家の前を大きなトラックが走る」 「家の近くを通る電車の音が気になる」など、音に関する失敗も多いです。 時間帯によって発生する音が変わることもあるため、購入を決める前には現地に何度か、時間をずらしながら足を運んで確認しておくとよいでしょう。 5.【一戸建て購入の失敗事例】費用に関する失敗 一戸建ての購入費用はもちろん、毎月の光熱費や維持費に関する失敗事例を解説します。 思いのほか光熱費がかかる 「空調効率が悪いせいで毎月の光熱費がかさむ」 「設備を充実させたら電気代がかかる」といった失敗もあります。 毎月の光熱費が負担にならないよう、省エネ設備を導入しエネルギーの節約を心がけましょう。 毎月のローン返済が大変 「返済期間を短くしたら毎月の負担が大きい」など、ローンを組む際の失敗が思い浮かぶ人は多いでしょう。 しかし、数十年に渡るローン返済においては、 「子どもが増えて出費が増えた」 「転職して収入が減った」など、収支が変わってローンの組み方を失敗したと感じることもあります。 長い目で見て、無理のないローン計画を立てましょう。 修繕費や固定資産税のことを考慮していなかった 「住宅ローンのことしか考えていなかった」 「固定資産税や地震保険、火災保険が意外とかかる」 「中古を購入したら修繕費用がかさむ」といった失敗も少なくありません。 家を維持するための費用がかさみ、収支がまわらなくなることがないよう、ローン返済以外に必要な費用や金額について知っておくことも大切です。 6.新築戸建てを買ってよかった事例 同じ一戸建てでも、新築を購入して成功だったという次のような声もあります。 ・新しい家に住む満足感がある ・資産になる ・賃貸より使い勝手がよい ・家賃や更新料から解放された ・社会的信用を得やすい ・住宅ローン控除が受けられた 新築であれば手を加えながら長く住めるため、中古戸建てより初期費用がかかったとしても、トータルで見れば安く抑えられる可能性もあります。 7.一戸建ての購入を失敗しないための注意点 せっかく一戸建てを購入するなら失敗したくないものです。 購入時の注意点を解説します。 ライフスタイルの変化に対応できる間取りにする 一戸建てを考える際は、 「家族が増えたときのために可変可能な間取りにする」 「老後のために段差を減らし、バリアフリーに対応しやすくしておく」など、現在のライフスタイルにあっているかだけでなく、将来的な生活もイメージしておくことが大切です。 また、子どもが巣立った後に減築しやすい間取りや構造にしておくのもよいでしょう。 生活動線や家事動線を意識する 生活動線や家事動線が複雑だと、生活しにくい家になってしまいます。 キッチン、ダイニング、リビング、バスルームなどの配置を考える際は動線を意識しましょう。 一般的に便利で使いやすいといわれる動線をそのまま取り入れる人もいますが、各家庭ならではの動線がある場合もあります。 日々の生活を見直して考えてみてください。 流行やデザインを追い求めすぎない デザイン性の高い家に住みたい人は多いですが、おしゃれさだけを追い求めると住みにくい家になってしまいます。 また、建てたときの流行が数年で廃れる可能性もあります。 「シンプルだけれど必要な機能がある」 「デコラティブだけれど使いやすい」など、便利さや暮らしやすさを重視した上で、デザイン性や流行を考えるようにしましょう。 徹底した情報収集を行う 住環境に対して不満や後悔を感じるケースもあるため、住環境や近隣住民の情報を集めた上で土地の購入を判断したり、間取りや設備を検討したりしましょう。 住み慣れない地域で土地を取得する場合は、スーパーや学区、病院、通勤距離や時間なども忘れずに確認してください。 朝・昼・夜と時間を変えて下見すると時間帯別の特徴がわかります。 丁寧にアドバイスしてくれる会社に依頼する どんな一戸建てを建てるかも大切ですが、信頼できる会社に依頼することも大切です。 一戸建ての建築や購入を後悔しないためには、希望を受け止めてくれるだけでなく、「こうしたほうがよい」といったアドバイスをくれる会社に依頼するとよいでしょう。 その会社の施工事例や、建築現場を実際に見せてもらうことも、よい判断材料になります。 8.山口県で後悔しない一戸建てを購入するには 山口県で一戸建ての建築や販売を取り扱う会社は複数あります。 会社の特徴や施工事例を考慮した上でいくつかに会社を絞り、問い合わせをして詳しい話を聞いた中から1社に決める方法がおすすめです。 新築の注文住宅や建売住宅、中古住宅やリフォームなど、幅広く手掛けている会社なら、より希望にあった物件を提案してもらえるでしょう。 9.まとめ 夢の一戸建てを購入したものの、なんらかの理由で「失敗した」と感じている人は少なくありません。 長く快適に暮らせるよう、事前の情報収集を徹底し、現在だけでなく将来的なライフスタイルも考慮した上で、どういった一戸建てにするかを検討しましょう。 「ローコストなのに高品質高性能な新築戸建てから中古のリフォームまで幅広く手掛けているタナカホームズでは、豊富な選択肢の中から、希望や条件に合った一戸建てを手に入れてください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2022年7月31日 / 家づくり
こんな建売住宅は買うな!買ってはいけない建売住宅事例と見極め方を解説
より快適な生活を手に入れるために、戸建ての購入を検討している人もいることでしょう。 この記事は、建売住宅の購入を検討している人向けの内容です。 予算内で建売住宅を購入できたものの、選んだ物件に不満があったり後悔したりしている人もみられます。 買ってはいけない建売住宅の見極め方を知り、理想のマイホームを手に入れましょう。 目次 1. 【こんな建売住宅は買うな】土地に関する失敗事例 2. 【こんな建売住宅は買うな】建物に関する失敗事例 3. 【こんな建売住宅は買うな】建築会社に関する失敗事例 4. 建売住宅の購入で失敗しない方法 5. 買ってはいけない建売を買ったときの対処法 6. 「こんな建売は買うな」といわれる住宅が販売される理由 7. 山口県の建売住宅と注文住宅の価格はどの程度異なるのか 8. まとめ 1.【こんな建売住宅は買うな】土地に関する失敗事例 建売住宅の購入を失敗しないために、「こんな建売住宅は買うな」といわれる土地の特徴を解説します。 土地の境界が定まっていない 通常、建売住宅には土地の境界を示す塀や垣根などが設置されています。 しかし、土地開発時に境界物がなくなり、境界が曖昧となってトラブルになる可能性があります。 近隣と良好な関係を築けていても、相続や売却により所有者が変わることもあるため注意しましょう。 地盤が弱い・悪い 地盤が弱かったり悪かったりすると、地震の被害を受けやすくなります。 場合によっては地盤沈下を起こすこともあるため注意が必要です。 耐震性の高い建物が建っていても、地盤が弱い・悪い物件は避けるようにしましょう。 災害リスクの高いエリアにある 海に近く海抜が低い場所や土地よりも川底が高い天井川の近くなど、洪水や土砂災害、高潮、津波といった災害リスクが高い土地もあります。 ハザードマップを確認して、リスクの高い土地にある建売住宅は避けましょう。 2.【こんな建売住宅は買うな】建物に関する失敗事例 続いて「こんな建売住宅は買うな」といわれる建物の特徴を解説します。 内覧の際の参考にしてください。 建物が傾いている 地盤沈下や欠陥工事が原因で家が傾いている物件もあります。 傾きが大きいと生活に支障をきたすため注意しましょう。 ただし、新築物件でも1mにつき3mm以内なら傾斜があってもよいとされています。 建物内が非常に暑い・寒い 建売住宅の中に入ったとき、やけに暑かったり寒かったりするようであれば、断熱材の欠陥が疑われます。 「日当たりがよい」「北向き」といった特徴がないにもかかわらず、ほかの家に比べて非常に暑い・寒いと感じたら注意しましょう。 漏水や雨漏りの形跡がある 配管工事や防水処理が上手くできていないと、新築でも雨漏りや漏水が発生する可能性があります。 建物の内部や基礎が水に濡れると劣化が早く進み、予想よりも早く修繕や建て替えが必要になるため注意してください。 点検口がない 建物のメンテナンスに欠かせない点検口がないと、床下や天井裏を点検する際にフローリングや天井を剥がす必要があり時間やコストがかかります。 点検口がないことに気づかず契約すると、後に困るケースがあるため注意しましょう。 建物や設備に関する書類が揃っていない 「標準仕様」と口頭で説明するだけで、書類を提示しない会社もあります。 不都合なことを隠している可能性もあるため、相手が書類を提示しない際には注意してください。 特に、建築確認済証、検査済証、地盤調査報告書がない場合は危険です。 3.【こんな建売住宅は買うな】建築会社に関する失敗事例 建売住宅を建てた会社が原因となる失敗もあります。長く付き合える会社を選びましょう。 追加工事・オプション工事が多い 一般的には標準仕様に含まれるものでも、オプション扱いにしている会社もあります。 購入後にオプション費用がかさむことがないよう注意しましょう。 そもそも、追加やオプション工事に対応していない会社もあるため注意してください。 品質管理ができていない 施工中の管理が行き届かず手抜き工事や欠陥工事になっていると、後に大きな問題になります。 建築中のことなので建物をみるだけではわからない点もありますが、建築会社の評判や施工物件を確認し、信頼できる会社か判断しましょう。 施工期間が短い 建売住宅の一般的な施工期間は4ヶ月です。 しかし人件費を削りたい、多くの工事をしたいといった理由で施工期間を大幅に短縮する会社もあります。 手抜き工事になる可能性があるため、工期が短すぎる場合は注意してください。 アフターサービスが悪い 建売住宅には10年間の瑕疵担保責任が義務付けられています。 一般的には、物件を購入した会社がアフターサービスも対応しますが、「建物に欠陥がある可能性が高く、かかわりたくない」という会社もあるため注意しましょう。 4.建売住宅の購入で失敗しない方法 建売住宅の購入時に気をつけておきたい点を知り、マイホームの購入失敗を防ぎましょう。 ハザードマップなどで土地の情報を収集する 土地の情報や変遷を調べると、地域の防災リスクがみえてきます。 日常生活の便利さについては、近隣住民の話や口コミを確認しましょう。 警察が発表している犯罪発生情報からは、地域の犯罪発生率も確認できます。 建売住宅購入前に専門家に確認してもらう 利害関係のない専門家にホームインスぺクション(住宅診断)を依頼し、建物の状態やメンテナンス時期などを確認してもらうのもよいでしょう。 土地の履歴を調べるところであれば、土地の安全性も把握できます。 建築会社の口コミや施工実績を確認する 質のよい理想の家を手に入れたいなら、評判のよい建築会社から購入することをおすすめします。 Webサイトなどで会社の口コミを確認したり、実際にその建築会社が建てた別の物件をいくつかみせてもらったりするとよいでしょう。 気になる建売住宅を何度か下見する 住環境や日当たりは時間帯によって変わります。 気になる物件があったら、異なる時間帯に何度か下見に行くとよいでしょう。 「人気の物件だからすぐに売れてしまう」と急かされても、焦らず自分の目で疑問や不安を解消してください。 相場より大きく価格の安い建売住宅は購入しない 建売住宅の価格が相場から外れてあまりに安い場合、土地や建物に欠陥が隠されている可能性があります。 借地権付き物件で土地代が含まれないために販売価格が安くなっていることもあるため、安さだけに注目しないことが大切です。 5.買ってはいけない建売を買ったときの対処法 購入した物件が、「買ってはいけない」といわれるような家だった場合の対処法を解説します。 不良があったらすぐに建築会社へ連絡 購入した建売住宅に住み始めてから「何かおかしい」と思う点があった場合は、すぐにその建売を購入した建築会社へ連絡しましょう。 「気のせいかもしれない」などと様子をみていると、劣化が進行したり、補償期間が過ぎてしまったりすることもあります。 発生から時間がたつと、理由をつけて対処してもらえなくなることもあるため注意しましょう。 契約やアフターサービスに関する書類を確認する 契約書の内容やアフターサービス期間などを確認することも大切です。 柱や梁といった建物の重要部分に関する不具合や漏水などは、瑕疵担保責任や契約不適合責任に問える可能性があります。 無料で対応してもらえるはずのところ、高額な費用を請求されるといったことがないよう、責任の所在や範囲、対応方法などをしっかり確認しましょう。 場合によっては専門家に相談する 建築会社との話し合いで問題が解決しなかったり、専門用語で難しい話をされて不安になったりする場合は、専門家に相談してみましょう。 欠陥住宅の購入やアフターサービスなどのトラブルに対応してくれる窓口として、「国民生活センター」「不動産適正取引推進機構」「全国宅地建物取引業保証協会」「弁護士」などが挙げられます。 6.「こんな建売は買うな」といわれる住宅が販売される理由 「こんな建売は買うな」といわれる住宅は、なぜ販売されているでしょうか。 主な理由を解説します。 無理な工期短縮やコストダウンをしている 利益を確保しつつ販売価格を抑えて、質のよい住宅を建てようと努力している会社は少なくありません。 しかし、利益を確保するためだけに工期を短縮したり質の悪い材料を使ったりしている会社もあり、欠陥住宅になることがあります。 技術不足の建築会社がある 建築会社によっては、経験の浅い現場監督しかいなかったり、価格重視で技術力の低い下請けに依頼したりしていることもあります。 技術力の高い人が家を建てているとは限らないため、問題のある住宅が生まれてしまうのです。 価格重視で建売住宅を購入する人がいる 建物の質よりも価格を重視して購入する消費者がいるのも事実です。 すると、悪質な建築会社でも淘汰されず、「少しくらい欠陥があっても売れる」と欠陥住宅を建て続けている可能性があります。 7.山口県の建売住宅と注文住宅の価格はどの程度異なるのか 山口県で販売されている新築・分譲戸建ての価格は2,500から6,000万円ほどが多めです。 土地の坪単価は9から10万円が相場のため、999万円から建てられるローコスト住宅であれば注文住宅でも2,000万円ほどで建てられるでしょう。 ただし依頼する建築会社や土地の広さ、材質や設備などによって家の価格は大きく異なります。 予算内でどんな戸建てを建てられるのか、建築会社で詳しい話を聞いてみることをおすすめします。 8.まとめ 建売住宅の中には、「こんな建売は買うな」といわれるものも存在しています。 土地や住環境、建物についてしっかり情報を収集した上で、購入を検討しましょう。 山口県では、建売住宅と同じくらいの予算で注文住宅を建てられる可能性もあります。 信頼できる建築会社に相談した上で、安心して暮らせるマイホームを手に入れてください。 ローコストなのに高品質高性能な住宅を手掛けるタナカホームズでは、999万円からプランを用意しています。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2022年7月31日 / 家づくり
建売住宅とローコスト住宅の特徴や違い、メリット・デメリットを徹底解説します
家を購入しようとしたとき、建売住宅とローコスト住宅の違いがわからないという人は少なくありません。 一般的な注文住宅と比べると、建売住宅とローコスト住宅は安く手に入れられるという点では共通点があります。 しかし、明確な違いもあります。この記事では、建売住宅とローコスト住宅の特徴や違い、メリット・デメリットについて解説します。 より満足のできる方法で家を購入するためにも、ぜひ参考にしてください。 目次 1. 建売住宅の特徴とメリット・デメリット 2. ローコスト住宅の特徴とメリット・デメリット 3.低コストで住宅を建てる場合は山口県がおすすめ 4. まとめ 1.建売住宅の特徴とメリット・デメリット 住宅の購入を検討する際、コストをいかに抑えるかというのは大きな問題です。 コストを抑える方法としてあがるのが、建売住宅とローコスト住宅の選択肢ではないでしょうか。 建売住宅とローコスト住宅の特徴・違いを知り、それぞれのメリット・デメリットを確かめることは大切です。 ここでは、建売住宅の特徴とメリット・デメリットを紹介します。 建売住宅とは 新築された分譲住宅で、土地と建物をセットで販売するものを、建売住宅と呼びます。 土地を購入するのは建築業者であり、建物は完成された状態(もしくは完成に近い状態)で販売されるため、購入後すぐに入居できるのが建売住宅の特徴です。 一般的には、いくつかの家が同時に建築され、販売されます。 分譲住宅も建売住宅と同じく完成済みの家を土地と同時に購入しますが、住宅建築を目的に整地された分譲地にまとめて建てた住宅である点で、建売住宅とは異なります。 建売住宅のメリット 建売住宅の特徴は、完成済みの住宅であり、土地とセットで販売されていることです。 ここでは、建売住宅のメリットを挙げ、解説します。 購入コストを抑えられる 建売住宅は、同じ規格で数戸を同時に建てるため、資材をまとめて購入できます。 また、建築前の施主との打ち合わせなども必要なく、建築会社の人件費が注文住宅ほどかかりません。 さらに、仲介手数料なども必要なく、購入コストを抑えることができます。 質を落とすのではなく、さまざまな手間を省くことで価格を安くするのが建売住宅の大きなメリットといえるでしょう。 完成済みの物件を拝見できる 建売住宅は、完成済みの状態または建築途中の物件を購入します。 間取りや設備などを自分好みに作り上げることはできませんが、実際の物件を見ることができ、使い勝手などを確認してから購入できるのがメリットです。 間取りを見るだけではなかなか実物をイメージできないという人でも、実物を見ることで、具体的に自分たちが住む様子をイメージできます。 購入後すぐに入居できる 建売住宅は、契約を済ませればすぐに入居できます。 マンションなどに住んでいる場合、売却を済ませてから入居までに時間が空くと、仮住まいの家を用意しなければなりませんが、建売住宅ならその手間がかかりません。 転勤やお子さんの入学などを控えており、急いで住宅の購入が必要な場合でも、安心できます。 建売住宅のデメリット 建売住宅にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。 ここでは、建売住宅ならではのデメリットを解説します。 仕様が決まっていて、同じような家が多い 建売住宅は完成済みで販売されるため、仕様を変えることがほとんどできません。 中には、設備や内装にいくつかの選択肢を残している物件もありますが、その幅は決して広くはありません。 周囲に同じ会社が建てた建売住宅が並んでいる場合は、似たような印象を与えるものが多くなります。 個性的で自分好みのデザインの家がほしい、こだわりの設備や仕様を備えた夢のマイホームを手に入れたいと考えるなら、建売住宅は不向きです。 立地を選べない 建売住宅は、土地と建物がセットで販売されます。 完成済みの家の間取りや設備が自分の要望にかなうものであっても、立地を選ぶことはできません。 周囲の環境や治安、近隣の住民の様子、土地の地盤なども終の棲家を選ぶうえでは重要な要素ですが、建売住宅が自分の要望を満たすものであるとは限らないのです。 お子さんがいる場合は、学区の問題などもあるでしょう。 予算内で購入できるとは限らない 建売住宅はすでにできあがった状態で販売されるため、住宅購入にかける予算を決めていた場合でも、その予算内に収めるのが難しい場合があります。 自分たちの生活に必要ない設備をカットしたり、少し広さを削ったりといった調整ができず、予算とうまく折り合わないケースが少なくありません。 2.ローコスト住宅の特徴とメリット・デメリット 建売住宅と並ぶ価格の安さで人気のローコスト住宅には、どのような特徴があるのでしょうか。 ここでは、ローコスト住宅の特徴を挙げ、建売住宅との違いを解説します。また、ローコスト住宅のメリット・デメリットについても見ていきましょう。 ローコスト住宅とは ローコスト住宅は、建売住宅とは異なり注文を受けてから作りはじめます。 注文住宅の要素も持ち合わせていますが、ある程度規格化されており、選択肢は注文住宅より少ないのが特徴です。 セミオーダータイプの注文住宅と表現することもできます。 すべてを自由な発想で設計する注文住宅より選択肢を少なくして、コストを抑えたものですが、住宅を建てる土地は自分たちで探す必要があります。 ローコスト住宅のメリット ローコスト住宅の特徴は、ある程度の融通が効くセミオーダータイプの注文住宅であることです。 住宅を建てるべき土地は探さなければなりませんが、その分、自分の要望に即した環境に家を建てることができるとも考えられます。 ここでは、ローコスト住宅のメリットについて解説します。 カスタマイズ次第で建売住宅より購入コストを抑えられる 大手ハウスメーカーで家を建てる場合、坪単価は60万円から80万円程度が目安です。 しかし、セミオーダータイプの注文住宅であるローコスト住宅を建てる際は、坪単価30万円からから50万円程度で家が手に入ることも珍しくありません。 設備や仕様などをいくつかの選択肢から選ぶことになるため、細かな部分で完全に自分好みの家を作りあげることはできませんが、自分が重視する部分にお金をかけ、不要な部分を省くといった取捨選択が可能です。 余計なオプションを増やさず、必要最低限の住宅を建てることを考えると、建売住宅より安くすることもできるでしょう。 土地を持っているならお得に家が建てられる 親や親族などから相続した土地があったり、すでに土地を購入していたりした場合は、お得に家を建てられるローコスト住宅を選択すべきです。 すでに手にしている土地がよほど気にいらない場合を除いて、土地つきの建売住宅を選ぶ余地はありません。 デザイン性を高めるオプション追加が可能になる コストを抑えつつ、ある程度はデザインにもこだわりたいという場合は、ローコスト住宅に分があります。 ローコスト住宅は、間取りやデザイン、設備・仕様が決まってから建設に入る注文住宅の一種です。 本格的な注文住宅と比べると選択肢は少ないですが、建売住宅のようにほぼ変更のきかないものではありません。 ローコスト住宅のデメリット ローコスト住宅の魅力的なメリットには、デメリットとしての一面もあります。ここでは、ローコスト住宅のデメリットを紹介します。 入居までに一定の時間がかかる ローコスト住宅を建てる場合は、土地を購入して家を建てる時間がかかります。 建売住宅などとは異なり、購入即入居の段取りは組めません。 ローコスト住宅の打ち合わせや設計にかかる時間、建築期間を考慮すると、最低でも6ヶ月ほどは待つ必要があると考えてください。 住宅メーカー次第でできあがりに差が出る せっかくセミオーダータイプのローコスト住宅を選んだにもかかわらず、住宅メーカーにほとんど選32.ないというケースも想定されます。 選択肢が少ない住宅メーカーでは、ほとんど建売住宅と変わらない仕上がりになるかもしれません。 自分の好みを少しでも反映させた住宅を作りたい、自分なりの個性を出せる家にしたいという場合は、信頼のおける住宅メーカーを選ぶことが重要です。 3.低コストで住宅を建てる場合は山口県がおすすめ 2020年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅建設費用の全国平均は3,533万円となっています。 これに対して、山口県で注文住宅を建てる場合の費用の平均は、全国平均より200万円ほど低い3,394万円です。 山口県は、住宅購入にかかる費用が比較的低く抑えられる分、住宅購入に踏み切りやすい土地ともいえるでしょう。 ある程度資金面で余裕がある場合は、ローコスト住宅にオプションを追加し、より自分好みの家を作り上げることも可能です。 4.まとめ この記事では、建売住宅と混同されがちなローコスト住宅についてわかりやすく解説しました。 建売住宅とあわせ、それぞれのメリット・デメリットを紹介しています。 一戸建てを建てる際には、こうした情報を知ったうえで満足のいく家を手に入れてください。 セミオーダータイプで自分たちの夢を叶えつつ、低予算でローコスト住宅を建てたいという場合に重要なのは、信頼のおけるハウスメーカーを選ぶことです。 タナカホームズは、ローコストにもかかわらず、高品質・高性能な家を建てられるメーカーとしておすすめです。 ぜひご相談ください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2022年7月31日 / 性能
省エネ住宅の等級4のメリットは?注意点や省エネ住宅の基準までご紹介
近年、省エネ住宅への関心が高まっています。 省エネ住宅は居住性の高さだけではなく、新築時に各種補助などの優遇された制度の利用が可能です。 また、省エネ住宅には等級別の基準があります。 なかでも等級4は上位クラスとして、省エネ機能が高いといわれています。 この記事では省エネ住宅の等級4について、メリットを中心に解説します。 省エネ住宅の新築を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。 目次 1. 省エネ住宅とは 2. 省エネ住宅の基準と等級 3. 家づくりで大事にしたい断熱等性能等級 4. 省エネ等級4(断熱等性能等級・一次エネルギー消費量等級)以上のメリット 5. 省エネ住宅等級(断熱等性能等級・一次エネルギー消費量等級)4以上を新築する際の注意点 6. 中国地方や山口県でも省エネ住宅等級4の施工あり 7.まとめ 1.省エネ住宅とは 省エネ住宅は、消費エネルギーを抑えた住宅です。 後述で詳しく解説しますが、国が定める省エネルギー基準に沿って省エネ住宅の評価が付けられています。 評価基準には、屋根や外壁などの外皮機能と一次エネルギーの消費量があります。 これらの省エネ基準をクリアすることで、給付金や補助制度、減税の対象になります。 環境などへの配慮から省エネ住宅の必要性が高まっているなか、住宅の新築や購入を検討している場合は、省エネ住宅について理解を深めておきたいところです。 省エネ住宅が義務化される 2022年4月22日、住宅の省エネルギー化を促す関連法案が閣議決定されました。 その結果、2025年度から住宅建築時に断熱性能などの基準を満たすことが義務付けられます。さらに、既存の住宅向けには、省エネ改修の際に低利融資制度の新設が予定されています。 あわせて、補助制度に関しても新設される可能性があるでしょう。 二酸化炭素の排出量を抑える「脱炭素」を目標に、建築物の省エネ化が推進される見通しです。 今後は、国の新たな取り組みを活用して、省エネ住宅の基準を満たす必要があります。 2.省エネ住宅の基準と等級 ここからは、省エネ住宅の基準と等級について解説します。 以下の内容をふまえて省エネ住宅の建築や購入の参考にしてください。 外皮性能 住宅において外皮とは、冷暖房のエネルギー消費量を左右する屋根や壁、窓などを示します。 省エネ住宅の外皮機能は、外皮を通じて起きる熱の損失量を測る評価基準です。 具体的に、熱の出入りを少なくする断熱性や、夏の冷房負荷を減らすため日光の遮蔽具合を数値化して評価します。 一次エネルギー 一次エネルギーとは加工されていない自然の状態のエネルギーであり、石油や石炭、原子力などがあげられます。 2013年(平成25年)以降、エネルギーの消費量について基準が設けられ、冷暖房や照明、給湯器などのエネルギーも含まれるようになりました。 ただし、電気や都市ガスなど機器で消費されるエネルギー量は単位にばらつきがあるため、それ以前の一次エネルギーに変換して算出されています。 基準値は地域によって異なる 日本列島は南北に長く、温暖な地域や冷寒な地域があることから、必要な断熱性や日射遮蔽の性能が異なります。 そのため、省エネ基準は全国を8つの地域に分け、断熱や日射遮蔽の基準をそれぞれで設けられています。 北海道と沖縄は単独で一つの地域ですが、そのほかは2〜3都道府県以上をまとめての地域区分です。 なお、外皮機能の数値基準は南に位置する地域ほど高くなります。 住宅性能表示制度の等級を確認する 住宅を購入するときは省エネ機能がどれだけあるのか、住宅性能表示制度の等級を確認してください。 新築の場合でも等級に関する知識を身につけることで、省エネ住宅に関する理解が深まります。 住宅性能表示制度は省エネ基準に基づいた断熱性能等級と一次エネルギー消費等級が示されます。 2022年度(令和4年度)から表示制度が見直されて、断熱等性能等級、一次エネルギー消費等級のいずれも新たな等級が創設されました。 断熱性能等級 一次エネルギー消費等級 等級5(ZEH基準相当) ※新設 - 等級4(平成25年基準相当) 等級6(ZEH基準相当) ※新設 等級3(平成4年基準相当) 等級5(低炭素基準相当) 等級2(昭和55年基準相当) 等級4(平成25年基準相当) そのほか(等級1) そのほか(等級1) 参考:住宅性能表示制度が見直されました 3.家づくりで大事にしたい断熱等性能等級 省エネ住宅も含め、家づくりでは断熱等性能等級を重視したいところです。 夏の暑さや冬の寒さに対応するには、断熱性の高さが必要だからです。ここでは、断熱性等級について解説します。 これまでは等級4が最上位だった 以前は、断熱等性能等級の最上位は等級4でした。前章で解説したように、等級4は2013年(平成25年)の基準をクリアしています。 等級4の基準を満たすには、壁だけではなく玄関や窓にも断熱性が必要です。 法改正で省エネ住宅が義務化されると、等級4の基準を満たすことは最低限になる可能性があります。 先々を見越した住宅の建築や購入を検討するなら、等級4の断熱性を念頭に入れておきましょう。 新設された等級5の基準 前述のとおり、2022年4月1日から断熱等性能等級に等級5が新設されました。 等級5はZEH基準相当となっています。ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称であり、断熱性や省エネ性能を向上させた住宅です。 また、太陽光発電などの自家発電によってエネルギーを作り出すことで、年間の一次エネルギーの収支をゼロにする住宅を目指します。 等級4よりも省エネ性能などで求められるレベルが高いことから基準を満たすとより一層住みやすい住宅になるでしょう。 4.省エネ等級4(断熱等性能等級・一次エネルギー消費量等級)以上のメリット 省エネ等級4以上の住宅になることには、さまざまなメリットがあります。以下で主なメリット4つを紹介します。 h年間の光熱費が安い 断熱等性能等級で等級4や等級5になると断熱性能が高いため、エアコンなどの冷暖房機器の空気が逃げにくくなります。 その結果、消費エネルギーの削減につながり冷暖房費の節約にも効果があります。 消費エネルギーについてわかりやすく考えると、床や壁、窓などに断熱材が使われていない家は、暖房の熱を外に逃しやすいです。 部屋が温まりにくく、暖房機器の消費エネルギーが多く、光熱費もかかってしまうのです。 なお、一次エネルギー消費量等級が高ければ、省エネのための設備が導入されているため、さらなる光熱費の削減につながります。 年間で考えると、一般的な住宅と光熱費で大きな差が生まれるでしょう。 過ごしやすい住居になる 断熱等性能等級で等級4などの省エネ住宅は、夏に涼しく冬は暖かいなど過ごしやすさを追求します。 これは断熱性の高さによるものです。 断熱性が高ければ、気温差で血圧が変動して血管や心臓の疾患を誘発するヒートシックの防止にもなるでしょう。 また、「リビングは涼しいけれど寝室が暑い」など、居室による過ごしやすさの違いが軽減されます。 ただし、等級4でも断熱材のグレードが最低限であれば、そこまでの性能を発揮できない可能性があります。 断熱材などの素材は業者に確認をして、住宅の新築後や購入後の失敗を防ぎましょう。 環境に優しい 省エネ住宅の等級が上位クラスになると、太陽光発電などの自家発電の設備が備わっていることが多いです。 特に家庭で消費するエネルギーでは電気が非常に多いため、太陽光などの自然エネルギーを使うことで環境への配慮が高まります。 また、家庭内では給湯に多くのエネルギーを使用しています。これはお風呂に入ることが好きな日本人の特徴でもあるのです。 しかし、給湯にも自然エネルギーを使うと、燃料を燃やす必要がなく炭素の排出を抑えることが可能です。 省エネに着目した住宅は脱炭素に貢献しながら、快適な住空間を実現できるといえます。 補助制度や優遇されたローン金利を利用できる 省エネ住宅の新築や購入、リフォームなどの際は、国が整備している補助制度の利用が可能です。 補助制度は多岐にわたり、「こどもみらい住宅支援事業」「ZEH支援事業」「地域型住宅グリーン化事業」などがあげられます。 自治体によっては独自の補助制度を整備している場合もあるでしょう。 さらに、新築費用などの融資に関しては「断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費基準4以上」の場合に、借入金利を一定期間引き下げる住宅ローンが利用できます。 省エネ住宅は建築費などの初期費用が割高であるため、各種補助制度やローン金利の優遇は魅力的です。 5.省エネ住宅等級(断熱等性能等級・一次エネルギー消費量等級)4以上を新築する際の注意点 省エネ住宅等級4以上を新築するときは、メリットだけではなく注意点の理解も必要です。特に業者選定では覚えておきたい点があります。 高気密、高断熱の住宅を建築できる業者は増えてきています。 しかし、省エネ基準に対応できて、なおかつ建築ができる業者は限られています。補助制度の利用を検討している際は、申請に関してノウハウがある業者を検討したいところです。 業者選びでは、省エネ住宅に対応できるのかを中心に過去の施工実績などを参考にして決めてみましょう。 6.中国地方や山口県でも省エネ住宅等級4の施工あり 中国地方や山口県内においても、等級4の省エネ住宅が建築されています。 省エネ住宅の基準を満たしたうえで間口を広くした住宅や、リビングや居室にこだわった住宅など、さまざまな施工事例があります。 デザインやレイアウトにこだわりつつ、快適に過ごせる省エネ住宅を目指す方もいます。 施工事例を参考にして省エネ住宅の新築や購入、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。 7.まとめ 等級4の省エネ住宅は、断熱性の高さから過後しやすいです。 また、消費するエネルギーをおさえることができるため、経済的な住宅ともいえます。 今後は省エネ住宅が義務化されることから知識を身につけて新築や購入、リフォームを行ってください。 タナカホームズは、ローコストで高品質・高性能な注文住宅の建築を手がけています。 より快適な住宅を目指したい場合には、会員登録をして最新情報などをご覧ください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2022年7月31日 / 性能
【2025年度新築住宅の省エネ基準適合義務化】対策の内容と戸建てへの影響を解説
2020年10月、当時の菅首相が行った「カーボンニュートラル実現宣言」を受けて、2050年までのカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けてさまざまな施策が行われています。 その一つが、2025年からの新築一戸建ての省エネ基準適合義務化です。国土交通省の有識者会議で、2021年5月19日に合意されました。 この記事では、戸建て住宅の省エネ基準適合義務化の内容をわかりやすく解説します。 新たに一戸建てを建てる人に役立つよう、その他のさまざまな施策についても紹介するため、ぜひ参考にしてください。 目次 1. 省エネ基準の引き上げと適合義務化が目指すもの 2. 省エネ基準の引き上げと一戸建ての適合義務化の内容 3. 今後住宅を新たに建てたいという人が知っておくべき点 4. 省エネ基準適合義務化に向けて、山口県でもさまざまな補助が実施される 5. まとめ 1.省エネ基準の引き上げと適合義務化が目指すもの これから一戸建てを建てたい、今住んでいる家をリフォームしたいという人にぜひ知っておいてもらいたいのが、一戸建ての省エネ基準が引き上げられること、省エネ基準が適合義務化される内容です。 ここでは、これらの施策を通して政府が目指すものについて解説しましょう。 そもそもカーボンニュートラルとは何か カーボンニュートラルとは、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを全体としてゼロにすることを目指すものです。 本来なら温室効果ガスを排出しない社会を目指したいところですが、これは実際では不可能といってよいため、排出量と吸収量(もしくは除去量)の量を均衡に保ち、差し引きゼロにすることを指します。 排出量から吸収量・除去量を差し引き、実質ゼロになった社会を、脱炭素社会と呼びます。 なぜ日本はカーボンニュートラルの実現を目指すのか なぜ、日本政府は「カーボンニュートラル実現宣言」を行ったのでしょうか。 これは、地球温暖化などによる気候変動リスクを抑え、未来の子どもたちが安心して暮らせる社会を作ることが、国単位・企業単位で求められているためです。 異常気象や気候変動に対処するという大きな目標と、世界の経済競争で生き抜くという目標のため、こうした取り組みが急務とされています。 2.省エネ基準の引き上げと一戸建ての適合義務化の内容 地球温暖化対策の枠組みを決める国際会議「COP26」が、2021年11月に開催されました。 COP26に出席した世界130か国以上の首脳によって、温室効果ガスのさらなる排出削減が確認され、日本政府も対応を迫られています。 日本政府はそれまで、2050年までの削減目標として「2013年対比80%」を掲げていましたが、「2013年対比100%」へと目標を引き上げました。 これは、2050年までにカーボンニュートラル社会を達成するというものです。 その結果、新築の一戸建ての省エネ適合が義務化されることになりました。 ここからは、日本政府が目指す住宅の省エネ基準の内容や住宅・建造物の省エネ対策のあり方、2025年からの適合義務化についてわかりやすく解説します。 日本政府が目指す住宅の省エネ基準の内容 日本政府は、住宅の省エネ基準に二つの柱を掲げています。 一つめが「外皮性能基準」と呼ばれるものです。 屋根や外壁などの断熱性能に関するもので、日本を八つの区分に分け、それぞれが基準値以下になることを目標としています。 外皮性能を高め、高断熱になればなるほどよいとされています。 二つめが「一次エネルギー消費量基準」と呼ばれるものです。 冷暖房や照明、給湯器など住宅内のエネルギー消費量に関するもので、エネルギー消費量を少なくするため、省エネ・高効率の設備にすることが求められます。 住宅の省エネ基準適合義務化は2025年度から 2025年に住宅の省エネ適合が義務化されますが、これがゴールではありません。 省エネ基準は徐々に引き上げられる予定です。 今後、住宅を購入したり建てたりする予定の人、売却・賃貸・リフォームをする予定の人にも大いに関わりのある施策のため、正しく理解しておきましょう。 2021年8月23日に公表された、住宅・建築物の省エネ対策は次のようなものです。 1.2030年までに新築住宅・建築物におけるEH・ZEB基準の水準の省エネ性能を確保し、新築戸建て住宅の60%が太陽光発電設備を導入すること。 2.2050年までに新築・既築住宅で平均的にZEH・ZEB基準の水準の省エネ性能を確保し、住宅・建築物における太陽光発電設備等の再生可能エネルギー導入を一般化すること。 すでに行われている省エネ住宅関連の施策 2025年度からの省エネ基準適合義務化に合わせ、すでにさまざまな省エネ住宅関連の施策が始まっています。 2021年度には「こどもみらい住宅支援事業」という補助金が用意され、新築住宅が現行の省エネ基準やZEH基準に適合している場合に補助されることになりました。 リフォームに際しても、省エネ性能の向上を目的とする工事内容で補助を受けられます。 また、住宅ローン減税期が延長され、所得要件の引き下げも行われました。 省エネ性能に応じて、借入限度額が定められます。 2022以降に予定されている省エネ住宅関連の施策 2022年度には、適合義務化へ向けた誘導基準、低炭素建築物・長期優良住宅の認定基準がZEH(ゼッチ)レベルに引き上げられ、住宅性能表示制度の上位等級が新設されました。 ZEHは「Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」の略称で、年間の一次消費エネルギーがゼロ以下の住宅のことです。 2023年度は、「フラット35」における省エネ基準適合が要件化され、未適合の場合は融資が受けられなくなります。 2024年度に、新築住宅の販売・賃貸時における省エネ性能表示制度が義務化され、2025年度に省エネ基準の適合が義務化される流れです。 住宅の省エネ基準適合義務化は2025年度から これまでも、延べ床面積300平方メートル以上2,000平方メートル未満の中規模・大規模建築物(オフィスビルやホテル、商業施設など)には、省エネ基準の適合義務が課せられています。 しかし、住宅および小規模な建築物に関しては、その対象ではありませんでした。 対象を広げ、2025年以降すべての建築物・住宅に省エネ基準適合が義務化されることが、新たに定められたのです。 これは、省エネ基準に適合しない建築物・住宅は、2025年以降建てられなくなるということでもあります。 2022年4月からは、メーカーや工務店に対して、建物が省エネ基準に適合しているかどうかを説明することが義務づけられています。 2030年度以降にも省エネ基準は上がる見込み 省エネ基準の水準は、2030年度以降にも上がる見込みとなっています。 2030年度には住宅の省エネ基準がZEH基準に引き上げられるため、「断熱性能」「省エネ性能」「創エネルギー」の3要素でそれぞれクリアすべき基準が設けられます。 ZEH基準をクリアする住宅は、太陽光発電などでエネルギーを創出し、消費するエネルギーとの差し引きがゼロ以下になるものです。 とはいえ、現状においてこの基準をクリアすることはなかなか難しいため、設置が義務化されることはしばらくの間見送られる予定です。 2030年に引き上げられるZEH基準は、「断熱性能」「省エネ性能」にとどめられます。 3.今後住宅を新たに建てたいという人が知っておくべき点 これから家を新築したい、現在の家をリフォームしたいという人は、上の項目で述べたさまざまな施策に大いに影響を受けることになります。 今後、どのような点に注意しておくべきでしょうか。 ここでは、省エネ基準が義務化される今、ぜひ理解しておきたいことを解説します。 省エネ基準適合義務化は今後さらに厳しくなる 2030年以降、従来の省エネ基準からZEH基準への引き上げが予定されていますが、これは基準がより厳しくなるということです。 クリアすべき基準がさまざまに設けられるため、ある程度コストがかかることも予想されます。 しかし、住宅の省エネ性能が上がるということは、光熱費の大幅カットにもつながります。新築する際のコストが多少上がったとしても、長く住まう家であるだけに、得する可能性は高いといえるでしょう。 長期的なコストをカットできるのに加えて、カーボンニュートラルを実現する助けにもなります。国の施策であるだけに、補助金制度や減税制度なども用意されています。 これらをうまく利用して賢く住まいを取得し、メンテナンスしていきましょう。 家の新築やリフォームには注意が必要 2021年から2030年にかけて、徐々に省エネ基準の適合義務化が進みます。 この流れの中で、家の新築やリフォームに際してはこまやかな注意が必要です。 現在の基準で家を新築・リフォームした場合、ZEH基準が引き上げられた2030年以降に、建物の価値が下がる可能性が出てきます。 そのため、省エネ基準の適合義務化が始まる前から、長期的な視点で建物の省エネ化を見据えることが大切です。 ハウスメーカーや工務店に相談しながら、今後長期にわたって使い続けられる家を作りましょう。 4.省エネ基準適合義務化に向けて、山口県でもさまざまな補助が実施される 今後、省エネ基準適合義務化に向けて、山口県でもさまざまな補助制度が実施されます。 融資制度や減税制度などでも、省エネ基準に適合する住宅が優遇されることになるでしょう。 今後、2025年に向けて大切なのは、省エネ基準に適合する家づくりができるハウスメーカーを選ぶことです。数あるハウスメーカーの中から、より高い省エネ性能を確保できるメーカーを選ぶようにしてください。 5.まとめ この記事では、今後2050年まで徐々に行われるカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けたさまざまな施策について解説しました。 国の方針のもと、戸建て住宅を建築したりリフォームしたりする際にも、省エネ基準に適合させる義務が生じます。 将来においても使い続けられる家作りに向けては、こうした施策を正しく理解し、信頼のおけるハウスメーカーを選んで相談を重ねることが大切です。 省エネ基準に適合する高品質・高性能な一戸建てを建てたいけれど、できるだけコストを抑えたいという場合は、タナカホームズにご相談ください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2022年7月31日 / 性能
省エネ住宅のメリットや注意点!特徴や補助制度まで紹介
温暖化など環境問題への配慮や消費エネルギー削減などの観点から省エネ住宅に関心が集まっています。 省エネ住宅にすると、暮らしやすさが向上したり光熱費が削減できたりするため魅力です。 この記事では省エネ住宅の概要やメリット、注意点を解説します。 補助金関係についても取り上げているため、省エネ住宅の建築を検討している場合は、ぜひ参考にしてください。 目次 1. 省エネ住宅とは 2. 省エネ住宅の基準・種類 3. 省エネ住宅のメリット 4. 省エネ住宅の注意点 5. 省エネ住宅に利用できる補助制度 6. 中国地方や山口県でも省エネ住宅の事例がある 7. まとめ 1.省エネ住宅とは 省エネ住宅とは、資源エネルギー庁(経済産業省)が運営する「省エネポータルサイト」を参考にすると、快適さや経済的、健康的、耐久性を兼ね備えた住宅となっています。 また、住宅の断熱性や気密性を高めて冷暖房の効率を向上させる、エネルギー効率がいい設備の設置、自家発電などが省エネ住宅の取り組みともされています。 端的にいうと省エネ住宅は、エネルギー消費をおさえ、なおかつ冷暖房効率の良さから快適に過ごせる住宅といえるでしょう。 ※参考:省エネポータルサイト|経済産業省 資源エネルギー庁 2.省エネ住宅の基準・種類 省エネ住宅には基準や種類があります。以下で四つの内容について解説します。 それぞれの特徴などを理解していきましょう。 住宅の省エネルギー基準 住宅の省エネルギー基準とは、「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」により、建築主に対して省エネルギー性能の実現に対する努力を課す基準です。 省エネ住宅のベースとなる基準となります。 1980年に省エネ法が制定され、2015年に建築物省エネ法に改正されました。 外皮機能(屋根や壁などに住宅の外周)に加えて、使用するエネルギー量から評価されます。 評価基準は、全国の気候条件に応じて8つにわけられています。 低炭素建築物の認定基準 低炭素建築物とは、二酸化炭素の排出を抑えるための対策がされている建物です。 都市の低炭素化促進に関する法律によって低炭素建築物に認定されると、所得税などが軽減されます。 認定を受けるには、前章で説明した住宅の省エネルギー基準に加えて、低炭素に関する措置などが求められます。 長期優良住宅 長期優良住宅とは、長期間にわたり良好な状態でさまざまな措置を講じている住宅です。 具体的には、長期間使用するための設備や構造を有していること、住宅環境などへの配慮、自然災害への配慮などがあげられます。 それぞれの措置を講じた後は、都道府県や市町村などの所轄行政庁に認定申請を行います。 ZEH ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。 高断熱、高気密な住宅であることに加えて、消費エネルギーをおさえつつ自家発電で消費エネルギーと同水準のエネルギーを作ります。 つまり、家庭でエネルギー消費をプラスマイナスゼロにすることを目指す住宅です。 省エネ住宅として、目指すべき最終的な水準となります。 3.省エネ住宅のメリット 省エネ住宅にはさまざまなメリットがあります。 ここでは、省エネ住宅の主なメリットとして五つの内容をご説明します。 光熱費を削減できる 省エネ住宅の最大のメリットは、光熱費が削減できることです。 省エネ住宅は気密性や断熱性が高く外気の温度の影響を受けにくいため、冷暖房の使用量を減らすことが可能です。 太陽光発電などに取り組みことで、さらなる光熱費の削減につながります。ZEHのように光熱費を限りなくゼロにすることもできます。 住居内の寒暖差が少なく過ごしやすい 省エネ住宅は気密性や断熱性に優れていることから、夏は涼しく冬は暖かい室内になっています。 一般的な住宅よりも住居内の寒暖差が少なくて過ごしやすい点がメリットです。 特に冬は、温度差のある室内を移動することで起こるヒートショックなどの対策にもつながります。このように省エネ住宅は身体への負担が少ない住宅です。 住宅のメンテナンスの手間が少ない 室内の寒暖差が少ない省エネ住宅は、結露の発生を防ぎやすくなっています。 結露は窓に水滴が付着するだけではなく、壁や木材などに付着するとカビや腐食の原因になります。 結露を長期間放置すると、家を支える柱などが腐食する可能性が考えられます。 省エネ住宅ならば、住宅の劣化の心配が少なく、メンテナンスや修繕や手間を減らせます。 自然災害に対応できる 省エネ住宅に太陽光発電などの自家発電を取り入れると、災害が発生した際の電力の確保ができます。蓄電池を併用することで、災害時であっても普段通りの生活ができる場合があります。 ハウスメーカーや設備メーカーが提供しているシステムを導入すると、暖房や給油が10日程度使えるようになります。 補助金が利用できる 省エネ住宅の建築の際は、一定の条件を満たすと国や自治体が整備している補助金制度の利用が可能です。 利用できる補助金は多岐にわたります。 制度の種類や内容によって、所得税や住宅ローンの減税がなされる場合があります。 なお、補助金関係については、後述で詳しく解説します。 4.省エネ住宅の注意点 省エネ住宅はメリットだけではなく、覚えておきたい注意点があります。あらかじめ注意点を把握して省エネ住宅の建築の際などに活かしてください。 以下で注意点を二つに絞ってご紹介します。 建築費用などの初期費用が高い 省エネ住宅は、気密性や断熱性を高めたり省エネにつながる設備を導入したりするため、一般的な住宅よりも設備費や建築費、工事費などが割高になります。 中には、初期費用の高さから省エネハウスの建築をためらう人もいるでしょう。 とはいえ、光熱費や修繕費の面などが削減できることから、長期的な視点で考えると初期費用を上回るメリットがあります。 建築費用などの捻出が課題といえますが、補助金や減税制度、融資などで負担を減らしてみましょう。 依頼できる業者が限られる 省エネ住宅の業者選びでは、依頼できる業者が限られることがあります。 これは省エネ住宅の基準が地域によって異なることや、省エネにつながる設備の設置に対応できる業者が限られていることが要因です。 大手ハウスメーカーなどは対応できる場合があっても、街の小さな工務店では対応できない可能性があります。 建築関係のどの業者も省エネ住宅の建築やリフォームに対応できないことを考えると、業者選びに難しさがあるでしょう。 補助制度に詳しい業者でなければ申請を自ら行う必要があるため、対応力も見極めたいところです。 5.省エネ住宅に利用できる補助制度 ここからは、省エネ住宅に利用できる補助制度を紹介します。 なお、補助制度は創設や廃止などが考えられるため、最新情報を確認してから申請などを行ってください。 地域型住宅グリーン化事業 地域型住宅グリーン化事業は、長期優良住宅、認定低炭素住宅など省エネルギー基準を満たす住宅の新築や購入の場合に補助金が交付される事業です。 補助金をもらうには、省エネ住宅の基準を満たすだけではなく、地域素材(木材)などを使って建築するといった条件があります。 さらに、国土交通省の採択を受けたグループに所属する施工業者に依頼することも条件の一つです。 参考:地域型住宅グリーン化事業 ZEH支援事業 ZEH支援事業は、ZEHを新築・購入する際の補助制度です。 ZEHに関しての補助制度は幅広く整備されています。同事業ではZEHロードマップにおけるZEHの定義を満たすことなどが求められます。 また、所有者が常時居住すること、登録されたZEHビルダーなどが設計するZEHであることなどが条件です。 なお、取り入れる設備により補助金額が変わります。 参考:ZEH支援事業 公募情報 こどもみらい住宅支援事業 こどもみらい住宅支援事業は、子育て世代や若者夫婦による省エネ性能を持つ住宅の新築・購入する際の補助制度です。 リフォームの場合であっても条件を満たすと同制度が利用できます。 補助対象が幅広いことから、利用しやすい制度でしょう。 また、住宅性能に応じて、100万円、80万円、60万円と段階的に補助金が交付されます。 参考:こどもみらい住宅支援事業 各自治体の補助制度 国の関係機関だけではなく、各自治体が補助制度を整備している場合があります。 建築や購入を予定する自治体の建設関係の部署に問い合わせて、補助制度の有無を確認してみましょう。 国などの制度と併用できるかを確認しておくことで、負担を減らせる方法がみえてきます。 6.中国地方や山口県でも省エネ住宅の事例がある 中国地方や山口県においても、省エネ住宅への取り組み事例があります。 太陽光発電システムや蓄電池を導入した事例、安全性の高い断熱材を利用した住宅など、さまざまな事例があります。 全国的に関心が高まっている省エネ住宅の事例を参考にしつつ、今後の住宅建築やリフォームに活かしてみましょう。 7.まとめ 省エネ住宅は、快適さや経済的などの特徴がある住宅です。 省エネ住宅にはさまざまな基準があり、実際の施工事例も増えています。 各補助制度などを利用しながら、省エネ住宅の建築や購入、リフォームに取り組んでみてださい。 タナカホームズは、ローコストで高品質・高機能な注文住宅の建築に強みがあります。 過ごしやすい住宅建築も手がけています。中国地方や山口県で注文住宅の建築をお考えの場合は、会員登録をして最新情報などをご覧ください。 <<来場予約はコチラ>> <<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>> 会社名:田中建設株式会社 部署名:経営企画部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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