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2021年11月30日 / 家づくり
マンションと戸建てはどちらがいい?メリット・費用など5つの点で比較
マイホームは人生のなかでも大きな買い物のひとつです。 将来後悔しないために、マンションと戸建てのどちらを購入すべきか、迷ってしまっている人もいることでしょう。 この記事では、マンションと戸建てをさまざまな点で比較しながら、それぞれの特徴を詳しく解説します。 購入する物件の種類を選びきれず悩んでいる人は参考にしてください。 目次 1.【マンションと戸建ての比較①】メリット 2.【マンションと戸建ての比較②】デメリット 3.【マンションと戸建ての比較③】購入後の生活 4.【マンションと戸建ての比較④】費用 5.【マンションと戸建ての比較⑤】資産価値 6.マンションと戸建て、どちらを選ぶか迷った場合には? 7.まとめ 1.【マンションと戸建ての比較①】メリット マンションを購入した場合と戸建てを購入した場合の、それぞれのメリットを具体的に紹介します。 マンションのメリット マンションのメリットとして、まず挙げられるのが立地の良さです。 マンションは通勤や通学が楽になる駅のそばや、買い物などに便利な商業施設の近くに建っている場合が多い傾向にあります。 また、監視カメラが設置されていたり、エントランスがオートロックになっていたりと、防犯につながる設備も充実しています。 エントランス近くに管理人が常駐しているマンションもあります。 さらに、中層や高層のマンションでは、通常エレベーターが設置されているため移動が楽なうえ、上層階に住めば日当たりや眺めが良い点も魅力です。 戸建てのメリット 戸建ては建物が独立しており、上下左右に隣接してほかの人が住んでいません。 そのため、プライバシーを確保しやすい点がメリットです。 部屋数を多くすれば、家族内でもプライバシーを守れます。 また、庭を持てますし、車の置き場所を用意できれば駐車場代がかかりません。 さらに、戸建てはすべて自分の所有物であるため、建て替えやリフォームを自由にできます。 マンションの場合、リフォームが認められているのは自分の所有範囲である専有部分のみで、たとえ専有部分であっても、管理規約のルール内でリフォームしなければなりません。 家族構成の変化や将来の生活を想定し、住みやすい空間に変えていけるのもメリットの1つです。 2.【マンションと戸建ての比較②】デメリット マンションや戸建ての購入は、良い面だけではなく、それぞれのデメリットも押さえたうえで検討しましょう。 マンションのデメリット マンションは隣接する住戸に生活音や足音などが響きやすく、騒音トラブルが起こりやすい点がデメリットです。 また、物件によるものの、一般的には戸建てと比べて面積が狭い傾向にあるため、将来家族が増えたときの対応が難しくなります。 さらに、費用面でも、管理費や駐車代を別途負担しなければならず、将来的に無理なく住み続けられるかを慎重に考えることが必要です。 戸建てのデメリット 戸建ては立地や建て方によっては日当たりが悪くなる可能性があります。 また、マンションのような充実した防犯設備や、ゲストルームのような共用施設がないため、必要な設備などは別途自分で用意しなければなりません。 さらに、洗濯機のある洗面所が1階にあり洗濯物干し場は2階にあるなど、生活フロアが分かれていることで、階段の昇降が将来大変になる恐れもあります。 3.【マンションと戸建ての比較③】購入後の生活 マンションと戸建てでは、住み心地につながる生活環境にも違いがあります。 広さ 物件によりますが、一般的には、マンションと戸建てを比べると床面積が広いのは戸建てです。 ただし、マンションは階段がない分、使用する空間としてはそれほど狭く感じない場合もあります。 一方、戸建ては階段があることで実際に使える空間は狭くなるものの、複数階に部屋を設けたり庭を持ったりすることが可能です。 通風や採光 部屋の換気を行う通風や室内を明るくする採光は、住み心地につながる重要な要素です。 通風や採光の良さは、マンションだと住戸の向きや設置されている窓の数、階数などによって変わります。 一方、戸建てはすべての方向に窓を設けられるため、通風も採光も確保しやすい点が特徴です。 設備の充実 マンションでも戸建てでも、別途費用をかければ標準仕様以外の設備も付けられます。 付けられる設備は、食器洗い乾燥機や浴室換気乾燥機、床暖房などさまざまです。 また、戸建てであれば庭があるため、ガーデニングやDIY、趣味に利用できる設備などを付けて、楽しみの幅を広げられます。 耐震・セキュリティ マンションも戸建ても、ほとんどが耐震性能を表す耐震等級で等級1以上の評価を得ています。 等級1は数百年に一度発生するような、震度6強から7程度の地震に耐えられるレベルです。 一方、セキュリティ面はマンションであれば多くでオートロックなどの設備が標準で付いていますが、戸建ては自分でホームセキュリティなどを導入して、対策を取る必要があります。 騒音 マンションも戸建ても近隣への音に対する配慮は必要ですが、マンションは上下左右にほかの住戸が隣接している分、特に十分な気遣いが求められます。 たとえば、足音は上下階に他人が住んでいない戸建てにはない、マンションならではの注意が必要な音です。 そのほか、ペットの鳴き声や楽器音、生活音、住戸への音漏れにも気を付けなければなりません。 思っている以上にさまざまな音が響きやすいことを意識することが大切です。 4.【マンションと戸建ての比較④】費用 物件の購入にあたり用意しなければならない費用を、マンションと戸建てで比較します。 マンション・戸建てに共通する費用 マンションでも戸建てでも購入時には契約書に貼る収入印紙代や登記手数料、火災保険料などがかかります。 また、融資を受ける場合には利用する金融機関に支払う融資手数料や、ローンの保証人となる保証会社への保証料も必要です。 さらに、取得後も、固定資産税や都市計画税などの各種税金を納めなければなりません。 マンションの費用目安 物件価格 株式会社東京カンテイが調査した「一戸建て住宅データ白書2020(首都圏)」によると、首都圏に建つマンションの2020年の平均価格は、新築は6,055万円、中古は3,487万円です。 エリアなどによって差はありますが、新築は中古の約1.7倍も高い価格になっています。 ※参考:一戸建て住宅データ白書2020(首都圏)|株式会社東京カンテイ 初期費用 マンションの場合、翌月分の管理費や修繕積立金を購入の際に支払うことが一般的です。 管理費とは清掃や共用設備のメンテナンスなどを任せることでかかる費用、修繕積立金は定期的に行う大規模な修繕に備えて積み立てるお金を指します。 維持費 購入後、生活が始まっても修繕積立金や管理費は毎月かかります。 さらに、必要に応じて駐車場代や駐輪場代も別途必要です。 また、固定資産税は不動産を所有していれば必ずかかりますが、マンションのほうが戸建てより高い傾向にあります。 戸建ての費用目安 販売価格 こちらも株式会社東京カンテイが調査した「一戸建て住宅データ白書2020(首都圏)」によると、首都圏の2020年における戸建ての販売価格の平均は新築が3,997万円、中古が3,258万円です。 このデータによると、戸建てはマンションほど新築と中古の平均販売価格に大きな差はありません。 ※参考:一戸建て住宅データ白書2020(首都圏)|株式会社東京カンテイ 初期費用 戸建てでかかる初期費用は、水道を使えるようにするための工事費や水道局に支払う費用などを含む、水道負担金です。 また、売主と直接取引をしない限り、仲介手数料も支払います。 仲介手数料はマンションでも中古物件を購入するとかかりますが、戸建ては新築・中古問わず必要です。 維持費 戸建ても維持費として修繕費用は必要です。 ただし、修繕のタイミングが決められているわけではないため、マンションのように修繕するときに向けて毎月の支払う必要はありません。 5.【マンションと戸建ての比較⑤】資産価値 マンションも戸建ても資産価値は築年数に比例して下がる点が特徴ですが、それぞれ独自にみられる動向もあります。 マンションの資産価値 資産価値は土地と建物で決まりますが、マンションは1戸当たりの土地が少なく土地自体の価格が安いため、建物の価値がほぼ資産価値となります。 また、マンションの資産価値は、ブランド化しているような一部のものを除いて、建物の老朽化とともに下がりますが、下がり方が緩やかな点が特徴です。 戸建ての資産価値 戸建ては建物の資産価値の下がり方が速い点が特徴です。 一般的には、築年数が25~30年くらいになると建物の資産価値はなくなります。 ただし、土地は年数が経っても資産価値が下がらず、先々にはマンションの資産価値が戸建てよりも低くなることが通常です。 そのため、将来売却を考えている場合には、戸建てのほうがマンションよりリスクを抑えられます。 6.マンションと戸建て、どちらを選ぶか迷った場合には? 将来の住まいとしてマンションと戸建ての選択に迷ったときの判断方法を、2つ紹介します。 マンション・戸建ての特徴で決める 本記事で紹介したマンションと戸建てそれぞれが持つメリットやデメリット、そのほかさまざまな点で比較したうえで、自身が求めるものにあったほうを選ぶのも方法のひとつです。 住まいにどのようなものを求め、何を重視するかは人によって異なるため、世間一般の人気などに流されずに決めることが失敗を避ける対策になります。 ライフプランから決める 住みやすい家はライフイベントに応じて変わるため、結婚や出産、子どもの独立、老後など、今後想定しうるライフイベントをピックアップし、自分の希望にあうものを選ぶ方法も有効です。 たとえば、出産を予定している場合、泣き声や走る音など育児中の騒音に対する気遣いを少なくしたいなら、戸建てが向いています。 一方、育児中の家事の効率を重視したいなら、各種設備が整ったマンションが便利です。 7.まとめ 購入する物件をマンションにするか戸建てにするかは、先々のことも考えつつ、さまざまな要素から総合的に判断することが大切です。 また、選ぶ際には住みやすさをチェックすることも大事ですが、その後の生活が苦しくならないように費用面もしっかり考慮しなければなりません。 タナカホームズでは、高品質高性能でありながら、コストを抑えた家作りができます。 山口県や広島県で戸建てを検討しているなら、カタログや間取りプラン、最新情報が見られる無料の会員登録や、相談や見学ができる来場予約をまずはお試しください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年11月30日 / 家づくり
戸建てとは|種類やメリット、購入前に確認すべき点なども解説
マイホームを建てたい、購入したいと考えている人もいるでしょう。 戸建て住宅は一戸建てを略した言葉で、注文・建売・分譲・中古の4種類に分けられます。 ここでは、マイホームの購入を検討している人に向けて、それぞれの特徴やメリットを解説します。 また、住宅を建てたり購入したりする際に確認すべきことなども紹介するので、参考にしてください。 目次 1.戸建てとは 2.一戸建て住宅の種類 3.一戸建てのメリットと注意点 4.そのほかの住宅の種類 5.一戸建てを建てる・購入する際に確認すべき点 6.物件は自分の目で見て確認することが重要 7.まとめ 1.戸建てとは そもそも戸建てとはどのような住宅なのか、よくわからない人も多いでしょう。 戸建てとは、「一戸建て」を略した言葉です。 一戸建てとは、広辞苑によると「一戸ごとに独立した住宅」となっています。 つまり、1つの住宅に一世帯が住んでいる独立した家を一戸建てと呼びます。 ただし、二世帯住宅の場合も一戸建てを呼ぶケースも多いため、家族が住んでいる住宅を一戸建てと考えることが一般的です。 この記事では、以降「一戸建て」と記載します。 2.一戸建て住宅の種類 一戸建て住宅には4つの種類があり、注文住宅・建売住宅・分譲住宅・中古住宅に分けられます。 それぞれに特徴が異なるため、ライフスタイルや好みにあわせて選ぶことが重要です。 ここでは、各種類の特徴について詳しく解説します。 注文住宅 注文住宅とは、住宅を建てる際に一から関わることができる住宅です。 注文住宅の大きな特徴は、設計の自由度が高いことです。たとえば、間取りやデザイン、使う建材や設備などを自由に選べるため、ライフスタイルなどにあわせた自分たちの理想の家を実現しやすくなっています。 ただし、注文住宅の場合は土地と建物をそれぞれ購入する必要があります。 そのため、土地を持っていない場合は土地探しからしなければならず、時間がかかるケースも多いようです。 建売住宅 建売住宅とは、すでに建てられている住宅、もしくは建築中の住宅を土地とセットで購入するタイプの住宅です。 建築済みの建売住宅の場合、間取りや設備、デザインなどを確認しながら検討できるため、生活のイメージがしやすくなっています。 また、土地とセットなので購入価格がわかりやすい、建築済みの場合すぐに入居できるといったメリットもあります。 ただし、建売住宅はすでに間取りや仕様、設備などが決められているため、ライフプランや好みにあわせてカスタマイズしたい場合には向きません。 分譲住宅 分譲住宅とは、分譲住宅地を分割して売られているタイプの住宅です。 すでに建てられている住宅を土地とセットで購入するという点では、建売住宅と変わりません。 しかし、分譲住宅の場合には、分譲住宅地に同じようなデザインの住宅が建てられていることが特徴です。 分譲住宅は比較的購入価格が安く、リーズナブルにマイホームを購入したい人に向いています。 ただし、分譲住宅地一帯は似たようなデザインの住宅が立ち並ぶことになるため、人と同じような家に抵抗がある場合は向いていません。 中古住宅 中古住宅とは、過去に人が住んでいたことのある住宅です。 ただし、未入居であっても建築から2年以上経った場合は中古住宅に分類されます。 中古住宅は新築住宅よりも安く購入できるため、費用を抑えたい場合には良いでしょう。 また、入居までの期間も短く済みます。 ただし、中古住宅の場合は新築住宅よりも住宅ローン控除が少なくなる、メンテナンスコストが高くなるケースがあります。 3.一戸建てのメリットと注意点 一戸建てにはどのようなメリットがあるのでしょうか。 ここでは、一戸建て住宅のメリットと注意点について解説します。 メリット 一戸建てはほかの住宅と隣接しておらず、騒音トラブルなどが起こりにくいことがメリットです。 子どもやペットがいる場合、集合住宅だと音が気になってしまいます。 しかし、一戸建ては独立しており、騒音トラブルに発展しにくくなっています。 また、住宅ローンを支払い終えれば家が資産となる点もメリットです。 賃貸の場合毎月家賃を払っても自分の資産にはなりませんが、一戸建てなら資産となり土地の所有もできるため、売却や相続もしやすいでしょう。 注意点 一戸建ての場合、維持管理に手間とお金がかかります。 集合住宅の場合には、建物の管理や補修は管理会社が請け負いますが、一戸建ての場合は自分で行わなければいけません。 外壁や屋根の補修、メンテナンスなどにまとまった費用が必要です。 また、防犯面のリスクもあります。 仕事や学校で日中留守にしている、旅行に行くことが多い場合などは、しっかりとした防犯対策が必要になるため、防犯管理費用がかかります。 4.そのほかの住宅の種類 住宅の種類は一戸建て以外だけではありあせん。 ほかにも、「一軒家」「集合住宅」があります。 以下では、それぞれの住宅について解説します。 一軒家とは は近くに住宅が建っておらず、一戸だけ建っている家を指します。 一方、一戸建ての場合は近くに一戸建て住宅が建つケースが多いようです。 また、一戸建てが一世帯、もしくは二世帯の家族で住むのに対し、一軒家は家族以外の人が複数世帯で住むケースも含まれます。 集合住宅とは 集合住宅とは、1棟を複数の居住スペースに分けて、それぞれの世帯が生活する共同住宅です。 たとえば、アパートやマンション、長屋などを指します。 一戸建てよりも比較的安価で購入できるため、費用を抑えたい人に向いています。 また、防犯や耐久性が高い、維持管理の手間がかかりません。 ほかの住宅と隣接しているため、騒音トラブルなどには十分注意しましょう。 5.一戸建てを建てる・購入する際に確認すべき点 一戸建てを建てたり購入したりする際には、確認しておきたいことがあります。 ここでは、建築・購入前に確認すべき点を解説します。 住宅ローンの内容 一戸建てを建てる・購入する際には、住宅ローンの内容を確認しましょう。 たとえば、月々の返済額はいくらなのか、金利の種類、返済にかかる年数などを念入りに確認します。 また、金利や諸費用などを含めた総返済額がどの程度になるのかも調べておくと良いでしょう。 住宅ローンの内容をしっかりとチェックせずに契約してしまうと、ローンの返済が生活を圧迫する可能性もあります。 そのため、収入状況を把握したうえで無理のない返済計画を立てましょう。 立地条件や治安など 一戸建ては一生ものの買い物になるケースがほとんどです。 そのため、生活のしやすさに注目しましょう。 たとえば、最寄り駅までのアクセスのしやすさ、普段の買い物に使える施設が周辺にあるか、病院や公共施設があるかなどを確認しましょう。 また、治安の良さも大切です。 治安を確認する際には、時間帯や曜日を変えて自分で街の様子をチェックします。 また、周辺住民の様子を確認するなど、情報を集めて治安の良し悪しを判断しましょう。 ハザードマップ 地震や大雨、台風などの自然災害に関する危険度を知るために、ハザードマップの確認も必須です。 洪水や土砂災害、津波などのリスクなどを視覚的に確認できるため、購入を考えている土地の危険度を調べましょう。 より詳しい状態を知りたい場合には、専門家に地盤調査を依頼するという方法もあります。 また、ハザードマップをもとに、いざという時の行動についても考えておきましょう。 道路の幅や所有範囲・敷地面積・間取りなど 建物を建てる際には、幅員4m以上の道路と敷地が2m以上接していることと建築基準法で決められています。 そのため、道路の幅が基準を満たしているか確かめましょう。 また、一戸建ての場合土地と建物を購入することになるので、所有範囲をあらかじめ確認しておくことも重要です。 駐車場や庭を作りたい場合は敷地面積が十分にあるかどうか、ライフスタイルにあった間取りかどうかなど、外装や内装などもチェックしておきたい部分です。 子育てのしやすさ 子育てのしやすさも確認しておきたい点です。 子育てするうえで、治安の確認は重要ですが、それだけではなく、子どもが使う施設についても調べておきましょう。 たとえば、幼稚園や小中学校などの教育施設が充実しているかどうか、教育施設までの距離、通学路の交通量などを確認します。 また、子どもが遊べる公園などが充実しているか、万が一の際に通える病院が近くにあるかなども調べておくと安心です。 自治体独自の子育て支援の有無などもチェックするとよいでしょう。 6.物件は自分の目で見て確認することが重要 マイホームを購入する際には、自分の目ですみずみまで確認することが重要です。 たとえば、間取りや設備、天井の高さや窓の位置・大きさ、階段の上り下りのしやすさ、外観など、細かな部分まで徹底的にチェックしましょう。 住みやすいと思う条件は人によって異なるため、自分の目で実際に確認してみなければわかりません。 物件を見学する際には時間や曜日を変えて何度か見学する、複数の物件を見学するなど、積極的にさまざまな物件を確認するとよいでしょう。 7.まとめ 一戸建てとは、独立して建てられた住宅のことです。 住宅ローンを支払った後は資産になる、騒音トラブルが起こりにくいなどのメリットがあります。 一戸建ては4種類に分けられているため、自分の好みやライフスタイル、予算などにあったものを選びましょう。 タナカホームズは、ローコストながら高品質・高性能な住宅を提供できます。 注文住宅から、建売住宅、分譲住宅まで取り扱っているため、ライフスタイルや予算にあわせた住宅が選べます。 一戸建ての建築・購入をお考えなら、来場予約のうえ、展示場・店舗にご来場ください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年11月30日 / 家づくり
戸建て住宅の建て替えにかかる費用とは?|各費用の相場や安く抑える方法も解説
戸建て住宅を建て替える場合、人が住んでいる家を工事する必要があります。 戸建て住宅の建て替え工事はどのような流れで行うのでしょうか。 また、費用について気になっている人もいるでしょう。 この記事では、戸建て住宅の建て替えについてくわしく知りたい人に向けて、スケジュールや必要な費用について解説します。 費用の節約方法も解説するため、ぜひ参考にしてください。 目次 1.戸建て住宅の建て替えとは 2.戸建て住宅の建て替えに必要な費用|工事費用 3.戸建て住宅の建て替えに必要な費用|税金 4.戸建て住宅の建て替えに必要な費用|その他の諸費用 5.戸建て住宅建て替えの流れ 6.戸建て住宅の建て替え費用を抑えるコツ 7.まとめ 1.戸建て住宅の建て替えとは 戸建て住宅の建て替えとは、建物の基礎を含むすべてを撤去し、まったく新しい戸建て住宅を建築することです。 なお、自分が住んでいる戸建住宅ではなく、住人がいない古家を壊して新しい家を建てる場合も建て替えに該当します。 リフォームとの違い リフォームとは、建物の基礎部分や骨組みを残したまま修繕や改修を行うことです。 リフォームの規模はさまざまあり、水回りを部分的修繕する場合もあれば建物全体を改修する場合もあります。 2.戸建て住宅の建て替えに必要な費用|工事費用 戸建て住宅を建て替えるためには、工事費用、税金、諸費用などさまざまな費用がかかります。 ここでは、工事費用について、具体的にどのような費用がかかるのか解説します。 解体工事費用 解体工事費用は、既存の住宅を壊して更地にする工事にかかる費用です。 解体により発生した廃棄物を処理するための費用も含まれています。 1坪あたりにかかる解体工事費用の目安は、木造なら2~6万円程度、鉄骨造なら3~6万円程度、鉄筋コンクリート造なら4~7万円程度です。 ただし、状況によっても費用は変化します。 本体工事費用 本体の工事にかかる費用は、戸建て住宅の建て替えにかかる費用のうち大きな割合を占めます。 設計費用 住宅の設計にかかる費用の目安は、本体工事費用の10~15%程度です。 本体建築費用 本体建築費用は、住宅本体を建築するための費用です。 住宅の間取りや広さによっても、本体建築費用の金額は大きく変化します。 また、導入する設備によっても費用の目安は変わるでしょう。 一般的には、1坪あたり50万円程度の費用がかかります。 別途工事費用 住宅本体以外の部分にも、さまざまな工事費用がかかります。 具体的には、電気・ガス工事、冷暖房設備工事、外構工事などです。 これらの工事費用の目安は、本体工事費用の20%程度となります。 以下では、別途工事費用のうち、測量費用と地盤調査・地盤改良工事費用について解説します。 測量費用 隣接する土地との境界が曖昧な場合は、測量により土地の範囲を確定させる必要があります。 測量は、測量士や土地家屋調査士などの専門家が行います。 測量費用には手数料も含まれており、おおよその目安は30万円です。 地盤調査・地盤改良工事費用 地盤調査は、土地の地盤の強度を確認するための調査です。 地盤調査にかかる費用は土地の状態や広さによっても変化します。 地盤調査の費用の目安は5~25万円程度です。 また、地盤調査で地盤が弱いとわかった場合は、地盤改良工事を行います。 地盤改良工事の費用の目安は、1坪あたり3万円程度です。 実際の工事費用は、土地の広さに応じて変わります。 3.戸建て住宅の建て替えに必要な費用|税金 戸建て住宅を建て替えるうえでは、税金もかかります。 建て替えの際には、印紙税、不動産取得税、登録免許税などの支払いが必要です。 また、不動産を所有している間は、固定資産税や都市計画税を払い続ける必要があります。 以下では、それぞれの詳細を解説します。 印紙税 印紙税は、戸建て住宅の建て替え工事の契約書や住宅ローンの契約書などを締結するときに発生します。 印紙を購入し、契約書に貼り付けて納税する仕組みです。 ただし、2022年3月までは軽減措置が適用されるため、通常よりも印紙税が安くなります。 契約金額ごとの印紙税の額は、以下のとおりです。 通常の印紙税 軽減措置による印紙税 500万円超から1,000万円以下まで 1万円 5,000円 1,000万円超から5,000万円以下まで 2万円 1万円 5,000万円超から1億円以下まで 6万円 3万円 不動産取得税 不動産取得税とは、土地や建物を取得した際にかかる税金です。 2024年3月31日までは軽減措置が適用されるため、不動産取得税の税率は3%となっています。 また、新しく建築する住宅の床面積が50~240㎡であれば、固定資産税評価額から1,200万円の控除も受けられます。 登録免許税 登録免許税とは、不動産の登記をする際にかかる税金です。 登録免許税の税率は0.4%ですが、2022年3月31日までは軽減措置の適用を受けられる可能性があります。 軽減措置の対象であれば、登録免許税の税率は0.15%です。 軽減措置の適用を受けるためには、住宅の床面積が登記簿上で50㎡以上である必要があります。 固定資産税 固定資産税とは、土地や住宅などの不動産を所有している場合にかかる税金です。 固定資産税の税率は、1.4%です。 ただし、住宅用地の特例が定められており、戸建て住宅は減額措置の対象となっています。 面積が200㎡以上であれば3分の1、200㎡以下であれば6分の1の減額措置が行われます。 適用を受けるには、土地に住宅が存在していなければなりません。 都市計画税 都市計画税とは、土地や住宅などの不動産に対してかかる税金です。 固定資産税評価額の0.3%が上限となっていますが、住宅用地については減額措置があります。 そのため、200㎡までの部分は3分の1、200㎡を超える部分は3分の2に減額されます。 4.戸建て住宅の建て替えに必要な費用|その他の諸費用 戸建て住宅を建て替える際には、ほかにも諸費用が発生します。 ここでは、具体的にどのような諸費用がかかるか解説します。 登記費用 古い住宅を解体した場合は、解体工事の後に建物滅失登記申請書を提出する必要があります。 土地家屋調査士に申請書の提出を代行してもらうのが一般的です。 その場合の費用の目安は、5万円程度です。 仮住まいでの生活費 それまで住んでいた住宅を壊して新しい住宅を建てるなら、仮住まいでの生活費がかかります。 また、住宅を賃貸する場合は、毎月の家賃が必要です。 契約時には敷金や礼金が必要になる可能性もあります。 引っ越し費用 戸建て住宅の建て替えをするときは、古い住宅から仮住まいへの引っ越しと、仮住まいから新居への引っ越しが必要です。 そのため、2回分の引越し費用がかかります。 引越し費用の相場は10万円程度ですが、荷物の量や距離によっても料金は変化します。 5.戸建て住宅建て替えの流れ 戸建て住宅を建て替えるは、どのような流れで進めるのでしょうか。 ここでは、戸建て住宅の建て替えの流れを解説します。 1.建築会社を決める 戸建て住宅の建て替えを決めたら、複数の建築会社に相談して見積もりをとりましょう。 複数の見積もりを集めると、費用や提案内容の比較ができます。 そのなかから実際に依頼する建築会社を決定し、具体的な建築プランを決めて契約を交わします。 2.ローンの申し込みをする 金融機関に建築プランや見積書を提出し、ローンの申込みを行います。 まずは事前審査が行われ、事前審査に通過すると本審査が行われます。 本審査にも通過すれば、無事に融資を受けることが可能です。 3.解体業者を決める 古い住宅を取り壊すため、解体業者も選定しましょう。 複数の業者から見積りをとり、費用や提案内容を比較します。 なお、建築会社が解体業者の手配にも対応してくれるケースがあります。 4.仮住まいに移る 解体工事の開始前に仮住まいへ引っ越す必要があります。 仮住まいはなるべく早めに探しておき、スムーズに移動できるようにしましょう。 仮住まいで使用しない物や運びきれない大きな家具は、トランクルームに保管する方法もあります。 5.地盤調査 地盤調査は解体工事の前に行います。 地盤調査で地盤が弱いと判明した場合は、あわせて地盤改良工事も行わなければなりません。 地盤調査や地盤改良工事の流れについても、あらかじめよく確認しておきましょう。 6.解体工事 準備が整ったら、解体工事が開始されます。 人の力だけでなく、重機も使用して解体作業を進めます。 基礎部分まですべて撤去したら、整地まで行って解体工事は終了です。 解体工事では騒音やほこりも出るため、事前に近隣へ挨拶しておく必要があります。 7.着工・引き渡し 解体工事後の更地の状態で地鎮祭を実施しましょう。 その後、建築工事を開始し、新しい住宅を建てていきます。 住宅が完成すると検査が行われ、すべてに問題がないと判断されると鍵を引き渡されます。 6.戸建て住宅の建て替え費用を抑えるコツ 戸建て住宅の建て替えにかかる費用を抑えるには、どうすればいいのでしょうか。 ここでは、具体的に解説します。 複数の業者から見積もりを取り寄せる 戸建て住宅の建て替えを検討するときは、必ず複数の業者から見積りを取りましょう。 業者によっても、かかる費用の目安は異なるためです。 他社の金額が安い場合、ほかの業者に対して値下げ交渉ができる可能性もあります。 また、単に価格をチェックするだけでなく、価格と品質が釣り合っているかどうかも見極める必要があります。 引っ越しの閑散期を選ぶ 引っ越しにかかる費用は、時期によっても変わります。 3~5月や8月は引越し業者の繁忙期となるため、料金も高額です。 なるべくなら11~2月の閑散期に引っ越しができるように、調整するのがおすすめです。 また、引っ越し業者を決めるときも、複数の業者から見積りをとると値下げ交渉がしやすくなります。 解体費用の安い業者を選ぶ 解体工事は建築会社に依頼して手配することも可能です。 ただし、その場合は費用が高めになる場合も少なくありません。 解体工事にかかる費用を抑えるためには、自分で業者を探すのがおすすめです。 見積もりをとって費用を比較し、料金が安い業者を選びましょう。 必要なものを見極める 建て替える住宅にこだわりすぎると、その分だけ費用も高くなります。 工法、素材、設備によってもかかる費用は大きく変化します。 予算も考慮しながら、安価なものについて検討しましょう。 ゆずれない部分について優先順位を決めておくと、納得できる住宅を建てやすくなります。 7.まとめ 戸建て住宅を建て替える際は、さまざまな費用がかかります。 工事費用以外にも税金や諸費用がかかるため、それぞれについてあらかじめ把握しておくと安心です。 タナカホームズなら、ローコストで高品質・高性能な住宅を建てられます。 さまざまな要望にも応えられるため、予算内でこだわりの住宅を建てたい人におすすめです。 まずは会員登録をし、理想の住宅を建てるための相談をしてください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年11月30日 / 家づくり
家づくりの工程とは|着工前に行うべきこと・家が完成するまでの流れを解説
家づくりを検討していても、具体的な家づくりの工程を把握していない人は多いのではないでしょうか。 家づくりにおいては、さまざまな工程があります。 この記事では、これから家づくりをしたいと考えている人に向けて、家づくりの工程を具体的に解説します。 着工前に行うことについてもまとめて解説するため、ぜひ参考にしてください。 目次 1.家づくりの着工までの4ステップ 2.家づくりの工程【1】遣り方 3.家づくりの工程【2】地盤改良工事 4.家づくりの工程【3】杭打設工事 5.家づくりの工程【4】根掘り 6.家づくりの工程【5】鉄筋組 7.家づくりの工程【6】型枠工事 8.家づくりの工程【7】コンクリート打設工事 9.家づくりの工程【8】土台敷込 10.家づくりの工程【9】墨出し 11.家づくりの工程【10】建て込み 12.家づくりの工程【11】外部木工事 13.家づくりの工程【12】電気・設備工事 14.家づくりの工程【13】内部造作工事 15.まとめ 1.家づくりの着工までの4ステップ 着工までは大きくわけて4つのステップがあります。 ここでは、着工前の4ステップについて解説します。 1. 家づくりの計画を立てる 家づくりをしたいと思ったら、家づくりに関する計画を立てましょう。 まずはモデルハウスを見学し、どのような家を建てたいかイメージすることが大切です。 さまざまなタイプの住宅を知り、自分たちの生活に最もマッチするものを見つけましょう。 具体的なイメージが固まったところで、実際に家づくりを依頼する会社を選びます。 家づくりに対する希望を相談しつつ、資金計画も立てましょう。 家づくりの計画にかかる期間は、3~4か月程度です。 2. 家づくりに向けた計画を立てる 実際の家づくりに向けた具体的な計画を立てましょう。 家を建てる土地について、敷地調査や地盤調査などを実施します。 その後は、家の大まかな間取りを決定します。 依頼した会社の担当者に希望を伝えると、それをまとめたラフプランを作成してもらうことが可能です。 からラフプランに修正を加え、実際の間取りを完成させます。 また、この時点で見積りの概算や家づくりの実施計画も作成してもらいましょう。 家づくりに向けた計画には、 2~3か月程度かかります。 敷地調査とは 敷地調査とは、家づくりを行う予定の土地を測量する調査です。 建物を建てるときは建築基準法を守る必要があり、土地の状態によっては制限がつく場合もあります。 また、電気や給排水をどこから引き込むかについても確認します。 敷地調査の結果をもとに家を作るため、周辺の状況についてもくわしくチェックしなければなりません。 地盤調査とは 地盤調査とは、家づくりを行う予定の土地の地盤の強度を測る調査です。 地盤の強度を確認し、家づくりが可能かどうかチェックします。 地盤調査の結果、地盤が弱いとわかった場合は、地盤改良工事が必要です。 安心して長く住める家を作るためにも、地盤調査で地盤の状態をきちんと確認する必要があります。 3. 契約・間取りの決定 家づくりに必要な調査や計画が済んだら、家づくりを行うための契約を交わします。 建築請負契約を締結するだけでなく、建築確認申請も必要です。 また、ラフプランで作成した間取りをさらに細かく検討し、実際の間取りを決定します。 ここでは、住宅に必要な設備についても決めなければなりません。 契約を済ませて最終的な間取りを決定するまでにかかる期間は、2か月程度です。 さまざまな確認が必要になりますが、ひとつひとつ丁寧にチェックしましょう。 4. 着工に向けた整備を行う 着工に向けて必要な準備を進めます。 家づくりを行う土地に既存の建物がある場合は、解体工事が必要です。 また、着工前に整地工事も行う必要があります。 また、施主の希望によっては、地縄張りや地鎮祭などを行う場合もあります。 地縄張りや地鎮祭などは必須ではないため、自分たちで手配しなければなりません。 着工に向けた整備には2か月程度かかります。 ここまでの工程を終えると無事に着工です。 その後の流れについては、この後さらに解説します。 整地とは 整地とは、土地を平らに整える作業です。 凹凸がないようにしたり、雑草や木などを撤去したりします。 具体的にどのような作業が必要かについては、それぞれの土地の状態によっても異なります。 地縄張り・地鎮祭とは 地縄張りとは、着工前の土地に縄を張って家の配置を確認する作業です。 一方、地鎮祭とは、無事に工事が進むように祈念する儀式のことです。 同時に、土地で暮らす家族の繁栄を願うという意味もこめられています。 地鎮祭は、地縄張りを行った後に実施するのが一般的です。 考え方によっては、地鎮祭を行わずに家づくりを進める場合もあります。 2.家づくりの工程【1】遣り方 遣り方とは、家の位置を正確に決めるための作業です。 木の板を家の隅の部分に立て、家を囲むように設置します。 この木の板は貫板とよばれています。 隣地境界線や道路境界線からの距離を正確に測定し、外壁線も記さなければなりません。 遣り方は家を作る際の工事の基本となるため、とても重要な作業です。 家づくりにおいて遣り方が重要な理由 遣り方では、土地に対する家の基礎の高さを決定します。 また、遣り方によって家の配置も決まるため、家づくりの基礎となります。 設計図どおりの家を建てるためには、遣り方で正確に設計図の内容を反映しなければなりません。 遣り方は、失敗が許されないとても重要な作業だといえます。 3.家づくりの工程【2】地盤改良工事 第三者機関が実施する地盤調査により地盤が弱いとわかった場合は、地盤改良工事を実施します。 もともとの地盤が弱い場合でも、地盤改良工事を実施すれば土地の安全性を高めることが可能です。 4.家づくりの工程【3】杭打設工事 杭打設工事も地盤を強化するための工事であり、土を掘る根掘りの前に行います。 実際に打つ杭の長さや本数は、地盤の強さによって変わります。 硬い地盤がある位置まで杭を打ち込む必要があるため、どのあたりに硬い地盤があるかによって杭の長さや本数を調整しなければなりません。 ドリルで穴を開けてから杭を押し込んでいきます。 5.家づくりの工程【4】根掘り 根堀りとは、土地を掘る作業のことです。 土地に大きな重機が入り、トラックの荷台に土を盛っていきます。 根堀りの作業の際は、地中に配置する必要のある設備を埋める工事も行います。 掘削と設備の導入にかかる日数は、それぞれ1日程度です。 また、地鎮祭で受け取った鎮め物は、根堀りの際に埋めてもらえます。 6.家づくりの工程【5】鉄筋組 基礎の図面に沿って鉄筋を組みます。 基礎は鉄筋とコンクリートを組みあわせており、耐久性を高めています。 これにより倒壊やゆがみの発生を抑えることが可能です。 鉄筋組を終えた後は鉄筋検査を受けます。 鉄筋検査とは 鉄筋検査は、鉄筋が正しく設置されているか確認するための検査です。 建築基準法に適合しているかどうかについてもチェックします。 鉄筋検査は第三者機関が検査を行うため、客観的な目線で状態を調べることが可能です。 家づくりが進むと鉄筋は見えなくなりますが、ここで検査をするため安全性をしっかり確かめられます。 7.家づくりの工程【6】型枠工事 型枠工事は、コンクリートを流し込む型を作る工事です。 鉄筋の上からコンクリートを流し込むため、鉄筋のまわりに型枠を配置します。 コンクリートを流すと型枠に圧力がかかるので、セパレーターとよばれる金具で強く固定します。 8.家づくりの工程【7】コンクリート打設工事 設置した型枠にコンクリートを流し込んでいきます。 ミキサー車やポンプ車なども来るため、大掛かりな作業となります。 振動機の利用により、コンクリートを均等に行き渡らせることが可能です。 コンクリートの打設は、耐圧盤と立上りの2回にわけて行います。 それぞれについて強度試験を実施し、安全性をチェックします。 9.家づくりの工程【8】土台敷込 土台敷込は、基礎の上に通気層を作って土台を設ける作業です。 いわゆる大工さんが現場で作業を進めてくれます。 この作業により、1階の床下の骨組みが完成します。 また、この時点で、工事を進めるうえで必要となる足場も土台敷込のタイミングで設置するのが一般的です。 10.家づくりの工程【9】墨出し 墨出しとは、作業の基準となる印をつける作業のことです。 墨壺という道具を使用して基礎に墨出しを行います。 墨出しにより、工事に必要な寸法や線などを表示します。 墨出しを行うのは大工です。 大工が記した墨出しに沿って、家づくりに必要なさまざまなパーツを取り付けていきます。 墨出しを行うのは建て込みの前です。 11.家づくりの工程【10】建て込み 建て込みとは、柱や張りなどの構造躯体を組み立てる工事です。 在来工法または2×4工法で行われる場合が多いです。 建て込みは家全体の骨組みを作る作業であり、クレーン車も使用します。 12.家づくりの工程【11】外部木工事 外部木工事とは、建て込みで作った家の骨組みに遮熱防水シート(ハウスラップ)を施工する工事です。 遮熱防水シート(ハウスラップ)を施工すると、家の断熱効果が大幅に高まります。 室内の湿気を外へ排出する効果も期待できます。 また、遮熱防水シート(ハウスラップ)は、骨組みに使用している木材を保護することも可能です。 13.家づくりの工程【12】電気・設備工事 電気・設備工事は、電気の配線や換気ダクトの配管などを設置する工事です。 電気・設備工事は、大工が外部木工事を行っているときに同時進行で実施されます。 ミスがあると正常に使用できなくなるため、細かいチェック項目が定められています。 電気・設備工事が終われば、断熱・気密工事です。 ここでは、棚や設備を取り付けるために必要な下地施工も行います。 14.家づくりの工程【13】内部造作工事 内部造作工事は、家の天井や壁に石膏ボードを取り付ける工事です。 石膏ボードは遮音性や防火性・耐火性に優れており、設置すると家の性能をさらに高められます。 家のすべての天井や壁に石膏ボードを取り付けます。 石膏ボードの取り付けが終われば、家づくりのために必要な基本的な工事は完了です。 15.まとめ 家づくりにおいてはさまざまな工程があります。 どれも安全で安心な住宅を作るために必要不可欠な工程です。 まずは家づくりの基本的な計画を立て、信頼できる会社へ相談しましょう。 タナカホームズは、ローコストながら高品質かつ高性能な家づくりを行っています。 それぞれの工程に丁寧に対応しており、多くの人から選ばれてきた実績があります。 長く住み続ける住宅を建てるためにぜひ相談してください。 会員登録により、家づくりの情報収集が可能です。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年11月30日 / 家づくり
家づくりでおすすめの間取り10選|人気の理由や間取りづくりの注意点も解説
注文住宅の家づくりは、間取りを自由に考えられる点が魅力です。 しかし、間取りは簡単に変えられないため、家族構成やライフスタイルに合った慎重な選択が重要になります。 本記事は、家づくりを検討している人に向け、おすすめの間取りや人気の理由、注意点を解説します。 後悔のない間取りづくりのために、役立ててください。 目次 1.キッチンでおすすめの間取り 2.リビング・ダイニングでおすすめの間取り 3.収納でおすすめの間取り 4.そのほかでおすすめの間取り 5.家づくりは間取りのシミュレーションが重要 6.間取りづくりの注意点 7.理想の間取りは専門家への相談がおすすめ 8.まとめ 1.キッチンでおすすめの間取り キッチンは、毎日の家事で最もよく使う家の重要な場所です。 おすすめのキッチンの間取りを解説します。 対面式キッチン 対面式キッチンとは部屋を見渡せるような間取りのキッチンです。 家事をしながらリビング全体を見渡せるうえに、家族とのコミュニケーションがとりやすいため、人気があります。 ただし、開放感がある分、他人から見えすぎる点が気になる人もいます。 特に、来客が多い家庭では、キッチンに高さを設けて適度なプライバシーを確保すると安心です。 また音、臭い、油や水はねが気になる人もいます。 大きなキッチンスペースが必要になるため、収納スペースの確保も考えなければいけません。 パントリー パントリーとは、キッチン専用の収納スペースです。 調理器具はもちろん、水や米の食料貯蔵庫としても使えます。 対面式キッチンは、手元が丸見えになる、収納スペースが足りないといった問題がありました。 しかし、パントリーのあるキッチンは、キッチン周りをひとまとめに収納できるため、スッキリと清潔感を保てると人気です。 キッチンの近くにパントリーを作れば、キッチンから玄関までの動線を確保しやすく、使いやすい間取りになります。 2.リビング・ダイニングでおすすめの間取り リビングやダイニングは、家族みんなが集まる大切な憩いの空間です。 快適に過ごすうえで、おすすめの間取りを解説します。 リビングとつながった和室 リビングとつながった和室は開放的な空間をつくり出せるため、人気の間取りです。 和室の扉の開閉だけで、客室や子どもの勉強部屋など、独立した部屋として臨機応変に使えます。 床の高さを揃えてリビングと和室をつなげる場合、和室だけ天井を低くすると落ち着いたくつろぎ感のある空間になります。 また、段差のある小上がりの和室の場合、畳の下を収納スペースとしても活用可能です。 立体的な空間となり、部屋のアクセントとなるだけでなく、リビングのゴミも入りにくなるでしょう。 リビング階段 リビング階段とは、リビングから2階へとつながる間取りです。 階段をリビングに取り付け、家族が集まるリビングを必ず経由する配置になっています。 家族と顔を合わせる機会が多くなるため、日常的にコミュニケーションをとりたい家庭に人気の間取りです。 ただし、リビング階段には注意点もあります。 例えば、2階に来客が来る際にリビングが見られてしまう、キッチンやリビンくの熱や臭いが部屋全体に伝わりやすい点です。 3.収納でおすすめの間取り 家の収納は、どのような間取りがおすすめなのでしょうか。 いくつかの収納の間取りの種類を解説します。 ウォークインクローゼット ウォークインクローゼットとは、衣類や小物をはじめさまざまな物を収納できる収納スペースです。 一般的なクローゼットよりも奥行きがあり、2~4畳ほどの広さがあります。 内部には衣類をかけるためのハンガーパイプがあり、狭いスペースでも、物を収納しやすい点が特徴的です。 ハンガーパイプの高さは、一般的に1,800mmが使いやすいといわれています。 最近は、家族みんなで共有して使用するファミリークローゼットも人気です。 ウォークインシューズクローゼット ウォークインシューズクローゼットとは、玄関からそのまま靴を履いたまま歩けるウォークインタイプの収納スペースです。 靴や傘置きとしてだけでなくベンチや姿見を置いて、身支度のための空間をゆったりと確保できます。 ライフスタイルに合わせ、コートかけや玄関用コンセントを設置する工夫も可能です。 また、シーズンオフの物は一箇所にまとめて目のつかない場所に収納できるため、玄関まわりをすっきりした状態に保ちたい人にもおすすめです。 デッドスペースを活かした収納 デッドスペースとは、家の中で何も活かされていない空間を指します。 デッドスペースが生まれやすい場所の例としては、ロフト、階段下、廊下があげられます。 とくに、階段下は収納場所として確保や活用がしやすいデッドスペースです。 収納スペースというと、扉のついた収納場所だと考えがちですが、扉のない場所も収納として使えます。 書斎スペースや本棚・飾り棚として、階段下を見せる収納にする方法もおすすめです。 4.そのほかでおすすめの間取り そのほかにおすすめの家の間取りとして、和室・書斎・ランドリールームを解説します。 和室 畳が敷かれており、襖を閉めれば個室にもなる和室は、使い勝手のよいスペースです。 土地が狭い日本では、和室が生活に寄り添った間取りとして古くから重宝されてきました。 現在も、昼寝用の癒し空間、居間、客室、ワーキングペースなど、いろいろなシーンで使える和室は人気です。 ただし、和室の畳は大型のクローゼットなど重さのある家具を置くとへこみやすく、収納スペースの確保が難しいといわれます。 よって和室を作る際には、押し入れのような収納スペースを確保すると便利です。 書斎 書斎とは、読書や書き物、趣味、業務のためのスペースです。 働き方改革により在宅勤務のワークスタイルに注目が集まり、新築にワークススペースとしての書斎を作るのが人気となっています。 書斎には独立した個室タイプと、リビングやダイニング、寝室などの家の一部を書斎として利用するオープンタイプがあります。 タイプによって使い勝手が大きく変わるため、好みやライフスタイルに合わせて選んでください。 ランドリールーム ランドリールームとは、洗う・干す・畳むなど、洗濯に関する家事ができる部屋です。 現代は共働き世帯が多く、日中の洗濯物の取り込みや突然の雨に対応できません。 しかし、ランドリールームがあると、室内干しがしやすくなって家事の効率化ができます。 簡易的な物干しポールをつけるだけでも便利ですが、アイロン台スペースの設置やクローゼットへの動線に配慮すると、さらに使い勝手のよい間取りになって効果的です。 5.家づくりは間取りのシミュレーションが重要 注文住宅の家づくりは間取りの自由度が高く、好みに合った設計ができる点が魅力です。 しかし、デザイン性やトレンドばかりを追うと、生活しづらい家になりかねません。 後悔しない家づくりには、間取りのシミュレーションが重要です。例えば間取り図を使い、家族全員の1日の動きを想定する方法があります。 間取りに問題がないか確認しながら、客観的な分析を行いましょう。 6.間取りづくりの注意点 家の間取りづくりでは、特に何に気をつければよいのでしょうか。 間取りづくりの注意点を解説します。 家族構成やライフスタイルに合わせた間取りを選ぶ 評判のよい間取りが、自分の家族やライフスタイに合っているとは限りません。 最適な間取りは、家族構成によって変化します。 例えば小さな子どもがいる家庭は、おしゃれな間取りよりも、安全性や家事動線に配慮した方が好ましいケースがあります。 5~10年先の将来を見越しながら、家族がいつまでも快適に過ごせる空間になる間取りを選びましょう。 希望条件を家族で話し合う 家族で不便だと思う間取りや、家に求める理想は異なるため、希望条件を家族で話し合いましょう。 暮らしたい家のイメージや軸が固まったら、家族全員の住まいの希望条件を書き出します。 次に、希望条件の優先順位を決めてください。 現状の家の間取りに不便さや不満がある場合は、より便利で快適に生活できる軸となるためおすすめです。 7.理想の間取りは専門家への相談がおすすめ 家が建ってしまうと、なかなか間取りは変えられません。 そのため後悔のない間取りをつくるには、専門家への相談がおすすめです。 理想の間取りをつくるには、家づくりのプロと話し合いながら進めると、安心安全で潤いのある家づくりにつながります。 間取りの相談は、住宅会社や工務店から受けることが可能です。 家づくりのプロが、的確な提案をしてくれます。 8.まとめ 家づくりの間取りは長期的なスパンで、ライフスタイルや家族構成に合わせた設計を考えることが重要です。 希望条件を家族で話し合い、シミュレーションをしながら慎重な検討をすると、歳を重ねても住みやすい住まいになります。 タナカホームズは、ローコストなのに高品質高性能な住まいを提案します。 家族構成やライフスタイルに合わせての間取りも任せてください。いつまでも安心して暮らせるためのサポートをします。 無料の会員登録をすれば、いつでも気軽に相談できます。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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