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2021年8月26日 / 家づくり
【今さら聞けない】平屋一戸建ての建築費用や間取りの基本ガイド
「平屋」とは、1階部分のみで構成された住宅です。 近年ではデザインと機能性が両立できると平屋の人気が高まっています。 ここでは、平屋の一戸建てを建築したい人に向け、平屋の特徴や人気が高い理由を紹介します。 建築費用の相場や間取りの例、メリット・デメリットなども紹介するため、理想をかなえる平屋の設計に役立ててください。 目次 1.「平屋」とは? 2.平屋の一戸建てが人気の理由 3.平屋の一戸建ての特徴 4.平屋のメリット 5.平屋のデメリット 6.平屋の一戸建てに必要な面積の目安 7.平屋の一戸建ての価格 8.屋の建築費用を抑えるコツ 9.平屋の一戸建ての間取り例 10.平屋を建てる際の注意点 11.平屋の一戸建ての施工事例 12.まとめ 1.「平屋」とは? 平屋とは、1階部分のみで構成された住宅を指します。 昔ながらの日本家屋の多くは、平屋です。 近年は西洋建築が主流ですが、デザインと機能性を両立できる平屋に、注目する人が増えています。 2.平屋の一戸建てが人気の理由 高齢化社会と日本文化への関心の高まりを受け、平屋が人気を得ています。 生涯同じ家に住むためには、年を取っても暮らしやすい造りや設備が必要です。 その点、階段のない平屋の一戸建ては、バリアフリー化しやすくなっています。 特に、シンプルな構造に利便性の高いIoTを取り入れた設計が注目されています。 日本特有の風土にもマッチしていて、四季を楽しみやすいのも平屋が持つ大きな特長です。 以降では、平屋の一戸建てに関する特徴を詳しく解説します。 3.平屋の一戸建ての特徴 日本の建築事情や風土にあう、平屋の一戸建ての特徴を解説します。 柔軟な設計が可能 平屋は、建築制限を守りつつも柔軟な設計が可能です。 なぜなら、ワンフロアに生活空間をまとめられるからです。 通常の2階、3階に該当する部分に余裕ができるだけでなく、階段やドア、廊下のスペースが不要になる分、のびのび使えます。 たとえば、天井の高い設計、デザイン性を盛り込み屋根に大きな傾斜をつけた設計などを採用できます。 日本の風土にマッチする 平屋の一戸建ては「南北通風」が基本です。 間仕切りを少なくし、高さを利用して大きな窓を設けると、風通しにすぐれる快適な環境が手に入ります。 また、日本は地震が多い国です。 ワンフロアのみの平屋は全体の重量を抑えられ、2階建てよりも耐震性に優れます。 家族とコミュニーションが取りやすい 上下階では、どうしてもコミュニケーションが取りにくくなります。 一方、平屋は家の中でのコミュニケーションが便利です。 目が放せない小さな子ども、高齢の両親との暮らしに向いています。 自然の風景を楽しめる 周囲を庭で取り囲んだ平屋は、数多く見られます。 自然豊かな庭に接すれば、家に居ながら季節の移り変わりを感じられ、開放的な気分が高まります。 ウッドデッキや縁側、坪庭など、自然を楽しむためのアイディアを盛り込みましょう。 4.平屋のメリット 平屋に暮らす上で得られる、具体的なメリットを紹介します。 家事がしやすい 平屋は階段の上り下りが不要で、コンパクトに動線を集約できます。 そのため、移動が少なくなり、家事をスピーディーに進められます。 また、フラットで間仕切りがない平屋には、掃除ロボットなども使いやすいです。 バリアフリーにしやすい 平屋は階段を使う必要がないため、バリアフリーにしやすくい構造です。 子供や高齢者などのケガや転倒のリスクを防げます。 快適に長く暮らすために、バリアフリー化を重視したい人にも平屋はおすすめです。 メンテナンス費用を抑えられる 高さのない平屋は、外壁塗装の際に足場を設置しなくてすみます。 2階がないため、上下階をまたぐ給排水管や、水漏れのチェックなども不要です。 メンテナンスが簡単で手間がかからない分、費用を抑えられます。 災害に強い 平屋は2階建ての家と比べると重心が地面に近いため、地震の揺れや台風の風圧に対し、どっしり構えられます。 そのため、構造上、災害に強いと言われています。 災害が多い地域に家を建てる場合は、平屋を検討すると良いかもしれません。 設計の自由度が高い 水平・垂直方向に余裕があるため、趣味や好みにあわせ柔軟な設計が可能です。 平屋は災害に強いため、柱や壁が少ない広々とした空間や、大きな開口部を造れます。 天井を高くする、小屋裏を造るなど、自由に設計してみましょう。 5.平屋のデメリット 平屋を建築して暮らすにあたり、デメリットとなる点を解説します。 2階建てより広い敷地面積が必要 十分な生活スペースを確保するためには、広い敷地面積が必要になります。 敷地が広くなればその分、土地の購入費用や税金が高くなるでしょう。 また屋根と基礎部分の面積が増えるほど、建築費用がかさみます。 冷暖房効率が悪くなる可能性がある 高い天井の平屋を建てると、2階建ての家と比べた場合に冷暖房の効率が悪く感じます。 部屋の温度をすぐに調整できないだけでなく、光熱費が家計の負担となるでしょう。 こうした問題を軽減するためにも、建築資材の選定を慎重に行うなどの工夫が必要です。 プライバシーや防犯対策が必要 平屋は、周辺の環境や間取りにより、家の中が丸見えになってしまいます。 そのため、周辺環境にあわせて、人通りが少ない場所に窓を設置するなどの対策が必要です。 また、空き巣などの防犯対策も必要です。 例えば、踏むと音が出る砂利を庭に敷いたり、人感センサー付きライトを設置したりなどの解決策があります。 日当たりが悪くなりやすい 平屋の一戸建ては、どうしても日当たりが悪くなりやすい傾向があります。 意識的に窓の数を増やしても、日当たりが悪い部分は発生するため注意が必要です。 できるだけ間取りを工夫し、日当たりや風通しについて対策しましょう。 6.平屋の一戸建てに必要な面積の目安 25坪以上の延床面積で平屋を建てる場合、建ぺい率が30%の地域ならば、84坪以上の土地が必要です。 また、建ぺい率が50%の地域では、50坪以上の土地が必要です。 夫婦と子どもがいる3~4人家族ならば、3~4LDKに相当する35坪(≒115.7平米)の延床面積が目安になります。 土地ごとの建ぺい率にもとづき、確保すべき土地の広さを計算しましょう。 7.平屋の一戸建ての価格 新築の価格相場 建築を依頼する業者のタイプにより、価格相場は変わります。 坪単価の相場は、ハウスメーカーでは70~80万円、工務店では60~70万円程度です。 2~3LDKの平屋を建てる場合は、1,000~2,000万円程度が目安です。 2階建てとの比較 平屋の建築費用は、2階建ての1〜2割程度割高な傾向です。 そもそも、2階建て用の資材が一般的であるため、平屋に適した材料を取得するだけでも費用がかかります。 広い敷地を取得するため、土地代もかさみます。 一方、建設の際の足場が少なくて済むため、その分の費用は削減可能です。 平屋の建築費用がかさみやすい部分 平屋の一戸建てを造るとなると、屋根と基礎工事で費用がかさみやすいです。 これは、2階建て住宅と同程度の敷地面積を平屋で確保する場合に、発生する問題とも言えます。 さらに、平屋を建設する地盤が悪いと基礎工事に要する工程が増えて、建築費用がかさむケースもあるため慎重な判断が必要です。 8.平屋の建築費用を抑えるコツ 設計をシンプルにするほど、建設に必要な手間が省け、人件費の削減が可能です。 特別な材料は避ける、豪華すぎる設備は省くなどして節約しましょう。 キッチンなどの水回りにかかわるメーカーは、有名であるほど値が張ります。 メーカーにこだわりがなければ、無名のメーカーを選びましょう。 9.平屋の一戸建ての間取り例 平屋の一戸建ての間取りについて、例を挙げて解説します。 「I」字型 一般的な間取りで、直方体の形状です。 壁がないため、開放的で明るさを重視した間取りが可能です。 特に、長さのある壁一面を南向きの窓にすると、家全体に光がふりそそぎます。 ファミリー向けの35坪で設計する場合には、I字型が適しています。 「L」字型 風通しがよく、程よい開放感が魅力的な間取りが可能です。 I字型と比較すると、ゾーニングできる点がメリットです。 加えて、より複雑な間取りと比べると、建築費用を抑えられます。一方、庭が外から丸見えになる点に気をつけましょう。 L字型も35坪で平屋を建てる場合に適しています。 「コ」の字型 コの字型は、中庭をぐるりと取り囲んだ間取りです。 家の中心まで光や風が届き、プライバシーも守られます。 外からの視線が気になる住宅地、往来の通行が多い場所におすすめの間取りです。 庭を挟むと、室内の距離感も保てます。 「ロ」の字型 ロの字型も、プライバシーを守りやすい間取りです。 中庭は採光に役立ち、通路としても活用できます。 ただし、落ち葉や汚れが溜まりがちな点、排水菅がつまりやすい点に注意しましょう。 排水性をよくするためには、定期的なメンテナンスが必要です。 構造が複雑なためコストがかさみがちな点も、理解しておきましょう。 10.平屋を建てる際の注意点 平屋を建てる際に、注意しておきたい点について解説します。 土地や設計に関する注意点 平屋には1階しかないため、浸水が発生しても2階には逃げられません。 そのため、建築する場所に注意し、近くの避難場所を確認することが大切です。 間仕切りが少ない平屋は、プライベートが保ちにくい場合があります。 引き戸で間仕切りをすると、開きスペースの配分を自由に調整できます。 開放感とプライベートを両立しましょう。 費用に関する注意点 家を建てる際は建築費用に目が行きやすいですが、固定資産税にも注意しなければなりません。 平屋は2階建てよりも敷地面積が広いため、固定資産税の負担が大きくなります。 固定資産税を抑えるには、資産価値を下げる必要があります。 設計や間取りは可能な限りシンプルにしましょう。 材料は木造がおすすめです。コンクリートで造らなくても、ある程度の強度さえあれば平屋なので心配いらないでしょう。 11.平屋の一戸建ての施工事例 平屋の一戸建てについて、施工事例を紹介します。 シンプルで無駄がない平屋 シンプルながら、暮らしやすい設備や工夫がふんだんに取り入れられています。 省エネ可能な高断熱な浴槽、使いやすい位置に設置された玄関収納に加え、暮らしやすい動線が設計されています。 心地いいフラットな空間 家族が集まりやすい、広いリビングが印象的な平屋です。 おしゃれな洗面台やシューズインクロークに見られるように、デザインと利便性を両立した、心地よいフラットな環境が特徴です。 カントリー風の平屋 緑色のサイディングと木目調の玄関ドアが印象的な平屋です。 シックなデザインで高級感を演出 高級感のあるシックなデザインで、ダークブラウンが効果的です。 12.まとめ 平屋は機能的で暮らしやすく、設計の自由度が高い建物です。 家事のしやすさ、バリアフリーに配慮して一戸建てを求めるならば、平屋がおすすめです。 建築費用や固定資産税について計算し、日当たりのよさや風通しなどに配慮し、住みよい家を手に入れましょう。 タナカホームズは、高品質・高性能な家を、ローコストで建築します。 高品質なお家に、手頃な価格でお住まい頂けます。まずは無料の会員登録をご利用ください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年8月26日 / 家づくり
注文住宅の間取りの決め方|コツや注意点、人気の間取りなどを解説
間取りによって暮らしやすさは大きく変化します。 注文住宅を建てる場合、間取りはとても重要です。 この記事では、これから注文住宅を建てようと考えており、特に間取りで悩んでいる人に向けて、間取りを決める際のコツや注意点などを解説します。 人気が高まっている間取りの例も紹介するため、ぜひ参考にしてください。 目次 1.注文住宅は間取りが重要 2.注文住宅の間取りを決める際に意識すべきこと 3.注文住宅の間取りを決める際のコツ 4.注文住宅で人気が高い間取り例 5.注文住宅の間取りは信頼のおけるプロにご相談を 6.まとめ 1.注文住宅は間取りが重要 注文住宅の大きな魅力のひとつは、自分たちで自由に間取りを決められる点です。 どのような間取りにするかによって暮らしやすさが変わるため、特に慎重に検討する必要があります。 この記事では、間取り決めに失敗しないために押さえておくべきコツを解説します。 自分たちにとって暮らしやすい間取りを目指しましょう。 2.注文住宅の間取りを決める際に意識すべきこと 注文住宅の間取りを決めるときは、何を意識したらいいのでしょうか。具体的に解説します。 現在の家族構成や将来を考慮して決める 最適な間取りは、家族の人数や年齢などによっても異なります。 たとえば、小さな子どもやお年寄りと一緒に暮らすなら、安全性が特に重要です。 夫婦2人で生活する場合は、自分たちの好みにあうおしゃれな間取りを希望するでしょう。 なかには、自分たちの親や結婚後の子どもとの同居を見据え、間取りに余裕をもちたいと考えている人もいるかもしれません。 ある状況では理想的な間取りでも、ほかの状況では暮らしにくいと感じる可能性もあります。 間取りを決めるときは、実際の家族構成やライフスタイルの変化を考慮することが大切です。 現在から将来にかけて、自分たちがどのように生活しているか具体的に考えてみましょう。 自分たちの事情にあわせ、どのような状況でもなるべく快適な生活を続けられるような間取りにする必要があります。 暮らし始めてからのことを具体的にイメージする 間取りを決めるときは、自宅での普段の過ごし方を具体的にイメージしてみましょう。 新しく建てた家で、どのように暮らしたいか想像してみてください。 日々の生活を思い浮かべてみると、効率的な動線も導き出しやすくなります。 参考になる実際の間取りの例も集めておくと、打ちあわせの際に希望をスムーズに伝えやすくなるでしょう。 希望条件と優先順位を整理しておく 注文住宅を建てる際には、さまざまな制限が存在します。 そのため、自分たちの希望をすべて実現できるとは限りません。 すべてを盛り込むと予算が足りなくなったり、スペースが足りなくなったりする恐れもあるでしょう。 間取りに関する希望としては、たとえば「ウォーキングクローゼットを設置したい」「自分の部屋を広くしたい」など、さまざまな条件があげられる可能性があります。 家族の希望条件を洗い出したら、優先順位をつけて整理しましょう。 家族同士でよく話しあい、それぞれの希望を両立するためにはどのような工夫をすればいいか考える必要があります。 あらかじめ優先順位を決めておくと、プロに相談する際もスムーズに打ちあわせが進みます。 生活に必要な「設備」も含めて考える 住宅を建てるうえでは、生活に欠かせない設備も含めて間取りを考えなければなりません。 具体的には、玄関、廊下、階段、キッチン、浴室、トイレ、収納、ロフトなどをどこにいくつ配置するか決める必要があります。 これらの設備は毎日も使用するため、どのように配置するかはとても重要です。 また、新居で使用する家具や家電もあらかじめ決めておくと、より使いやすい間取りを決めやすくなります。 家具や家電のサイズや配置を考慮すれば、最適な場所にコンセントを設置できるからです。 コンセントの位置や数を暮らし始めてから変更するのは難しいため、事前によく検討すべきです。 住宅の間取りは、毎日の生活にあわせ暮らしやすい環境になるようにする必要があります。 3.注文住宅の間取りを決める際のコツ ・注意点 注文住宅の間取りを決めるときは、意識すべきコツや注意点があります。 ここでは、それぞれについて具体的に解説します。 生活動線・家事動線に注意する 生活動線とは、毎日の暮らしにおいて人が移動する経路です。 一方、家事動線は家事のために家のなかを移動する際の経路を表します。 生活動線をスムーズにするには、実際の生活しやすさを考慮して間取りを決めることが大切です。 玄関、廊下、階段、キッチン、浴室、トイレの配置は生活動線に大きな影響を与えます。 このなかでも、水回りの配置は特に注意しましょう。 たとえば、寝室の隣に浴室がある場合、深夜にシャワーを浴びる家族がいると目が覚めてしまう恐れがあります。 玄関の近くにトイレや浴室があれば、来客時に家族が使いにくくなるでしょう。 客間までの動線に配慮したり、帰宅後スムーズに手洗いやうがいができるようにしたりすることも重要です。 また、家事動線は短くシンプルにすると、無駄な動きが少なくなります。 たとえば、キッチンの近くで家事を完結できる動線にすると便利です。 浴室と洗濯機、洗濯機と干し場所の距離もなるべく短くするといいでしょう。 1日の動きを図面に書き込むと、スムーズな動線を確保しやすくなります。 においや生活音に注意する 間取りを考えるときは、においや生活音にも配慮しましょう。 たとえば、リビングに吹き抜けを採用した結果、食事のにおいが2階にも伝わってしまうケースもあります。 開放的な空間を重視する場合は、空調を適切に管理するための仕組みが必要です。 また、子ども部屋と書斎が近いと、子どもの声が気になって業務に集中しにくくなる恐れもあります。 1階は2階から足音が響いてくる場合もあるため、それぞれの部屋の用途を考慮して配置する必要があります。 採光・日当たりに注意する 間取りは採光や日当たりにも大きく影響を与えます。 基本的に、日中に使用するリビングやダイニングにしっかり光が届くよう、南側に配置するのが理想的です。 寝室は日中に使用しないため、北側に配置しましょう。 ただし、立地や周辺環境によっても、光の届きやすさは変化します。 窓の位置や数も調整しながら、適度に室内へ光が届くようにする必要があります。 風通しに注意する 暮らしやすい家を作るためには、風通しにも注意する必要があります。 風向きを考慮し、家のなかを風がスムーズに通り抜けられるようにすべきです。 そのためには、窓の配置が重要になります。 たとえば、高い位置に窓をつけると暖かい空気を外へ出しやすく、低い位置に窓をつけると冷たい空気を家のなかに取り入れやすくなります。 家全体の間取りにあわせ、スムーズに風が流れていくように窓の配置を決めましょう。 収納数や奥行、設置場所に注意する 注文住宅を建てる際は、収納にもこだわりましょう。 生活するうえではさまざまなものが必要であり、それらをすっきり片付けるためには収納スペースが必要不可欠です。 ものを収納する場所を設けるとその分だけ部屋は狭くなるものの、利便性は大幅に向上します。 新居での実際の生活をイメージしながら、必要な収納の数を考えましょう。 ただし、収納スペースは単に広ければ便利というわけではありません。 収納するものにもよりますが、奥行が深すぎると出し入れがしにくくなる恐れがあります。 注文住宅では収納の大きさも自由に設定できるため、実際に収納するものにあわせて奥行を決めましょう。 また、収納は設置場所も重要です。使用する場所の近くに収納できれば、必要なときにすぐに取り出せます。 設置場所についても、実際の生活にあわせて検討しましょう。 4.注文住宅で人気が高い間取り例 注文住宅ではどのような間取りが人気なのでしょうか。 ここでは、人気が高い間取りの例を紹介します。 対面型キッチン 対面型キッチンは、リビングを見ながら作業できるタイプのキッチンです。 家族とコミュニケーションをとりながら調理や片付けができるようになっているため、人気があります。 キッチンが明るくなり、作業中も家族との一体感が出やすくなるでしょう。 小さな子どもがいても常に様子を確認できて安心感があります。 パントリー パントリーとは、キッチンの近くに設ける食品貯蔵庫のことです。 缶詰や乾物など常温で保存できる食材をストックするために役立ちます。 災害時のための非常食や水も、パントリーがあれば備蓄しやすくなります。 食べ物だけでなく、調理器具や食器などをパントリーに収納するのもひとつの方法です。 キッチンの広さも考慮しながら、パントリーを設置するかどうか検討しましょう。 書斎スペースや共用本棚 リモートワークが一般的になってきており、住宅に書斎スペースを設けるケースも増えています。 書斎として部屋を設けなくても、リビングの一角に小さな書斎スペースを作れば業務に集中できる環境を手に入れられます。 共用本棚を設置し、家族が読む本を一箇所にまとめて管理するのもおすすめです。 シューズクローク(ウォークインシューズクローゼットなど) 玄関をすっきりさせたいなら、シューズクロークを設けるのもひとつの手です。 特に、ウォークインのシューズクローゼットを設置すれば、さまざまなものをまとめて収納できます。 たとえば、靴だけでなく、ベビーカー、スポーツ用品、ゴルフバッグなどさまざまなものを収納可能です。 玄関や庭を掃除するためのほうきやちりとりもまとめられます。 その他 最近では、小上がりやサンクンリビングを設けるケースも増えています。 小上がりは床が1段高くなっており、特別なスペースとして活用可能です。 子どもが遊ぶスペースや客間にもなります。 反対に、サンクンリビングは床が1段低くなっており、空間にメリハリを出すために役立ちます。 1階と2階の間にスペースを設けるスキップフロアも人気です。 5.注文住宅の間取りは信頼のおけるプロにご相談を 注文住宅を建てるうえで、間取りは特に重要です。 家族の生活にあわせて決める必要がありますが、自分たちだけで最適な間取りを考えるのは簡単ではありません。 信頼できるプロに相談し、アドバイスを聞きながら決めるのがおすすめです。 6.まとめ 家族にとって最適な注文住宅を建てるためには、間取りにこだわる必要があります。 実際の生活をイメージしながら、どのように設備や部屋を配置すべきか考えましょう。 状況によっては、パントリーやシューズクロークなどを設けるとより便利に暮らしやすくなる場合もあります。 タナカホームズでは、ローコストながら高品質で高性能な注文住宅を提供しています。 手頃な価格で理想的な住まいを手に入れるため、ぜひ相談してください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年8月26日 / 家づくり
ローコスト住宅でおすすめの間取りとは?コストダウンするコツや注意点を解説
ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅よりも低価格で建てられる住宅のことです。 快適な家を手に入れるためには、ローコスト住宅においても間取りを工夫する必要があります。 この記事ではローコスト住宅を建てようと考えている人に向けて、ローコスト住宅のおすすめの間取りを解説します。 コストダウンするコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。 目次 1.ローコスト住宅とは 2.ローコスト住宅の間取りを決める際のコツ 3.ローコスト住宅の間取り例 4.ローコスト住宅の注意点 5.ローコスト住宅を依頼する会社の選び方 6.まとめ 1.ローコスト住宅とは ローコスト住宅とは、低価格で建てられる住宅のことです。 メーカーによっても異なりますが、坪単価20~40万円台で建てられる場合が多いです。 ローコスト住宅は間取り、設備、内装があらかじめ規格化されており、決められているプランのなかから好きなものを選びます。 ただし、ローコスト住宅について明確な定義があるわけではないため、メーカーやプランによって仕組みや内容が異なる可能性もあります。 ローコスト住宅が安い理由 すでに触れたとおり、ローコスト住宅が安い理由としては、間取り、設備、内装などが規格化されている点があげられます。 また、建材の仕入れ方法を工夫して原価も抑えたり、作業工程を少なくして人件費を削減したりしているケースもあります。 さらに、広告宣伝費を減らしているところもあるでしょう。 ローコスト住宅は、このようなさまざまな工夫により低価格を実現しています。 2.ローコスト住宅の間取りを決める際のコツ ローコスト住宅の場合、注文住宅のような自由設計はできません。 しかし、間取りを工夫するとコストダウンにつながります。 ここでは、具体的に間取りを決める際のコツを解説します。 オープンな間取りを選ぶ 廊下を作らずオープンな空間にすれば、壁の材料費や工賃などを削減できます。 窓の配置や照明を工夫すると、明るく開放的でおしゃれな雰囲気になるでしょう。 デザインの選択肢が広がるのも大きなメリットです。 ただし、オープンな空間はプライバシーを確保しにくいという課題もあります。 インテリアの配置を工夫し、適度に視線を遮るなどの対策を取り入れましょう。 ライフスタイルの変化も見越したうえで、どの程度オープンな間取りにするか決めてください。 平屋を検討する コンパクトな平屋にすると、無駄を省いたおしゃれなローコスト住宅を建てられます。 平屋は外観や内観がシンプルであり、建築にかかるコストを安く抑えやすいです。 また、床面積を少なくすれば、固定資産税も低くなります。 外壁の塗装をメンテナンスする際も、2階部分がないため足場を組む費用を節約できます。 ただし、平屋は住宅の中心部分が暗くなりやすいです。 窓の配置を工夫したり中庭を設けたりして、十分な採光を確保できるようにしましょう。 シンプルなデザインにする 間取りや外観が複雑になるほど、建築にかかるコストは高くなります。 その反面、間取りや外観をなるべくシンプルにすれば、その分だけコストを抑えられます。 建材の購入費を安くできるだけでなく、工費の削減も可能です。 なかには、おしゃれなデザインを取り入れたいという人もいるでしょう。 おしゃれな住宅を希望する場合も、一部にこだわりのデザインを取り入れるだけで雰囲気を変えられます。 水回りは1か所にまとめる コストダウンのためには、キッチン、風呂、トイレなどの水回りの設備は1か所にまとめましょう。 電気配線、上下水道管、ガス管などの距離が近ければ、施工にかかるコストを安く抑えられるためです。 水回りをまとめると、設備のグレードを下げなくてもコストを予算内に収めやすくなります。 また、水回りの設備がまとまっている場合、暮らし始めてからのメンテナンスも楽になります。 トラブルが発生しても原因を特定しやすくなるため安心です。 3.ローコスト住宅の間取り例 ここでは、タナカホームズで実際に建てられたローコスト住宅の間取りの例を紹介します。 シンプルで心地よい平屋の間取り どの世代からも人気がある平屋の住宅です。 シンプルな動線にこだわり、毎日の暮らしがスムーズになるよう工夫しました。 家族と同じフロアで暮らせるため、いつでも気配を感じられるところも魅力的です。 また、玄関に収納を多く設け、雨具やアウトドア用品などをすっきり収納できるようにしています。室内にはアクセントになる壁紙も取り入れ、空間にメリハリを出しています スムーズな動線で快適な暮らし シンプルながらモダンでかっこいい外観が特徴的な住宅です。 室内は白を貴重とし、シンプルモダンスタイルを意識しています。 リビングの一角に和室を作り、リラックスできるようにしました。 来客時は客間としても使用可能です。 2階には大きなウォークインクローゼットを設けており、家族の荷物をまとめて収納できるようにしました。 シックで落ち着いた外観 配色やデザインにこだわったおしゃれな2階建ての住宅です。 リビングのなかに階段を設けており、いつでも家族の様子を感じられるようにしています。 また、対面式キッチンを取り入れ、キッチンから和室が見えるようにしています。 脱衣所やトイレにはインパクトのある壁紙を取り入れ、明るい雰囲気を演出しています。 4.ローコスト住宅の注意点 ローコスト住宅を建てる際は注意点もあります。 ここでは、ローコスト住宅の注意点について具体的に解説します。 メンテナンス費用・ランニングコストを考える ローコスト住宅は低価格で建築できますが、入居後にかかるコストも考慮したうえで建てましょう。 メンテナンスの費用やランニングコストが高ければ、ローコスト住宅を選んだ意味が半減してしまいます。 たとえば、住宅を建てる際のコストを抑えるために性能が低い断熱材を選ぶと、冷暖房の効きが悪くなる恐れがあります。 ローコスト住宅を建てる際は、耐用年数やメンテナンスのしやすさなど細かい部分までよく検討すべきです。 プランにどこまで含まれるかを確認する ローコスト住宅の価格は、建物本体の価格のみが提示されているケースもあります。 付帯設備などの費用を含めて計算すると、想定以上に価格が高くなる可能性もあるため注意が必要です。 予算にあわせて無理なくローコスト住宅を建てるためには、提示されている価格にどのような項目が含まれているのかよく確認する必要があります。 追加でかかる費用がある場合は、その費用も含めたうえで購入するかどうか検討しましょう。 予算に余裕を持つ 住宅を建てるときは、想定していなかった費用がかかる場合も少なくありません。 間取りを考えている時点では細かい部分までイメージできなくても、具体的な設備や内装について検討し始めると、想定外のオプションをつけたくなる可能性もあります。 家づくりにおいては、予算に余裕をもって検討することが重要です。 予算の90%を目安にして購入価格を設定すると、住宅計画から建設までスムーズに進むでしょう。 5.ローコスト住宅を依頼する会社の選び方 ローコスト住宅を購入する場合、依頼する会社はどのように選べばいいのでしょうか。 具体的な選び方について解説します。 複数社を比較する ローコスト住宅を購入できる会社としては、ハウスメーカー、工務店、設計事務所などさまざまな種類があります。 それぞれ異なる特徴があるため、自分たちに適した会社を選び抜く必要があります。 まずは複数社を比較し、それぞれどのような違いがあるか確認しましょう。 比べてみれば、価格相場や各社の特徴もわかりやすくなります。 それぞれの会社のメリットとデメリットを理解したうえで、実際に依頼する会社を決めましょう。 プラン数の豊富さ・自由度の高さを確認する 基本的に、ローコスト住宅は間取り、設備、内装が規格化されています。 そのため、思うような設備やデザインを選べず、建売住宅とほとんど変わらない住宅ができ上がるケースも少なくありません。 ただし、プラン数や自分で選択できる種類は、会社によってそれぞれ異なっています。 よって、なるべく自分のイメージに近い住宅を建てるためには、プラン数や自由度を確認する必要があります。 ローコスト住宅のなかでも、比較的プラン数が多くて自由度が高いところを選びましょう。 住宅性能・サポート体制を確認する 住宅性能や品質が低ければ住宅の購入費用は安くなるものの、夏は暑く冬は寒くなってしまいます。 光熱費が高くなる可能性が高いため、注意が必要です。 コストダウンを目指す場合でも、住宅の気密性や断熱性にはこだわるべきです。 また、サポート体制や保障制度の充実度もチェックし、暮らし始めてからも安心できるローコスト住宅を選んでください。 施工事例をみる 施工事例をチェックすると、その会社に依頼した場合にどのような住宅を建てられるかイメージしやすくなります。 実際に住宅を建てた人の体験談は、数少ない貴重な情報です。 施工事例からはデザイン力や信頼性なども確認できるため、各社の情報を集める際に必ず見ておきましょう。 6.まとめ ローコスト住宅を建てるうえでは、間取りにもこだわる必要があります。 間取りに配慮すると、さらにコストを抑えて無駄のない住宅を建てやすくなります。 実際の施工事例も確認しながら、自分たちにとって最適な間取りを考えましょう。 タナカホームズなら、高品質かつ高性能のローコスト住宅を建てられます。 施工事例も多数公開しています。 手頃の価格で理想的な住宅を手に入れるために、まずは会員登録をしてみてください。 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年8月21日 / 家づくり
平屋をローコスト住宅で建てるメリット・デメリット|おすすめの間取りも紹介
平屋のローコスト住宅もあります。平屋のローコスト住宅は、費用面でのメリットだけではなく、バリアフリーの観点でも人気です。この記事では、平屋のローコスト住宅購入を検討している人に向けて、メリットやデメリット、注意点などを解説します。おすすめの間取りや見取り図も紹介しますので、参考にしてください。 目次 1.ローコスト住宅とは 2.ローコスト住宅は「平屋」がおすすめ 3.平屋のローコスト住宅を建てるメリット 4.平屋のローコスト住宅を建てるデメリット 5.平屋をローコスト住宅で建てる際の4つの注意点 6.平屋のローコスト住宅の間取り例 7.まとめ 1.ローコスト住宅とは ローコスト住宅は顧客が設計から依頼できる注文住宅でありながら、一般の注文住宅よりも費用が安い住宅のことをいいます。間取りをシンプルにする、広告費をかけない、建材や設備を大量に仕入れる、といった方法でコストダウンを行うことにより、通常より安い価格で提供可能となっています。 2.ローコスト住宅は「平屋」がおすすめ 建売住宅は2階建てが一般的ですし、限られた土地を活かすためには平屋は難しいかもしれません。しかし、土地が広いのであれば、ローコスト住宅で平屋を建てることもおすすめです。平屋は階段がないため、将来介護が必要になった場合も不自由なく住めるでしょう。平屋のローコスト住宅はバリアフリーの面でも注目されています。 3.平屋のローコスト住宅を建てるメリット 平屋のローコスト住宅には以下のようなメリットがあります。 費用を抑えられる ローコスト住宅の一番のメリットは、費用が安いという点にあります。さらに、平屋の建築は建設に高い足場を組む必要がありません。水回りのために配管を2階まで伸ばす必要もなく、より費用をおさえられるでしょう。 費用がかからなければ、その分住宅ローンの負担も軽減します。老後や子どものために資金を残すこともできますし、家具や預貯金など、ほかの用途にまわせます。 工期が短い ローコスト住宅は建設がシステム化されているケースが多く、一般的な注文住宅よりも数ヶ月短い工期で建設可能です。購入を決めてから3カ月ほどで住み始められる場合もあります。家が完成するまで仮住まいに住む場合、その間家賃がかかります。ローコスト住宅であれば、数ヶ月分の家賃を節約でき、その点でも費用削減につながるでしょう。 水回りが集中している 平屋の場合、水回りは1階部分に集中しています。先ほども解説しましたが、そのほうが配管にかかるコストを削減でき、さらなるコスト削減につながります。また、水回りが1箇所にあるほうが、毎日の掃除やお手入れは楽になるでしょう。老後動きにくくなったときも生活しやすい家になります。 家事の負担が減る ローコスト住宅は間取りがシンプルという点が特徴的です。間取りにこだわりたい人にとってはマイナス面ではありますが、シンプルな間取りは動線が確保されているというメリットもあります。そのため、掃除がしやすく生活しやすいといえるでしょう。一気に掃除機をかけ拭き掃除ができるため、すぐに掃除が終わります。 階段の上り降りがない ローコスト住宅のシンプルな間取りとなっている平屋の場合、家のなかを楽に移動できます。バリアフリーのことを考えるのであれば、室内に階段はないほうがよいでしょう。老後のことを考えると、シンプルな平屋はおすすめです。 4.平屋のローコスト住宅を建てるデメリット 平屋のローコスト住宅にはデメリットもあります。デメリットも確認してから、ローコスト住宅の購入を検討してください。 防犯対策が必要になる 平屋の場合、1階に窓などの開口部が集中するため、より慎重な防犯対策が必要です。外部からの侵入者は開口部を狙うケースが多くあります。防犯カメラを設置する、侵入されないよう窓に格子をつけるなどの工夫が必要です。 平屋の場合、大事なものを保管する場所も、寝起き等の生活の場もすべて1階です。より高い防犯意識をもたなければならないでしょう。 日当たりや風通しが周りの環境で大きく左右される 平屋は高さがなく、周囲の環境を受けやすいという特徴があります。そのため、日当たりや風通しなど、周りの環境に大きく左右されます。快適に過ごすためには、環境にあった建材や間取りを選ぶことが必要です。住心地のよい家に住むためには、地域の特性や環境をよく知っているハウスメーカーや施工会社を選ぶようにしましょう。 5.平屋をローコスト住宅で建てる際の4つの注意点 ローコスト住宅で平屋を建てるときには、以下のような注意点を意識するとよいでしょう。 できるだけシンプルにする ローコスト住宅にするためには、家のかたちや間取りはシンプルなものにしなければなりません。凹凸がある複雑な設計では、それだけ資材が必要になりますし、建てるときに手間もかかります。シンプルな外観はモダンな印象ともなり、逆に高級感を出すことも可能です。移動や掃除がしやすい、というメリットもあります。 優先順位をつける 家づくりをしていると、あとからさまざまな希望が出てくる場合は多くあります。しかし、すべての希望を家に反映させると、コストがかかり、ローコスト住宅ではなくなってしまうでしょう。そのため、希望に優先順位をつけ、予算の範囲内でオプションやグレードアップを行うようにしましょう。 補助金や税制を確認する ローコスト住宅でさらにお金をかけないようにするためには、補助金や税金の控除などを活用します。住宅ローンを組んだ場合、残額に応じて所得税の控除を受けられます。住宅ローン控除は確定申告を行わないと受けられないため、よく確認してください。 また、地域によっては住宅建設に補助金が出ます。たとえば、山口県には「ふるさとやまぐち三世代同居・近居住宅支援補助金」というものがあります。県内で新たに三世代同居を始める場合、条件によっては50万円またな100万円の補助金を受取可能です。 このような補助金があるかもしれないため、自分の居住地域の情報を調べてみるとよいでしょう。 施工会社を慎重に選ぶ 費用の安さだけを重要視して施工会社を選ぶことはおすすめできません。なかには、違法建築のような家を建てている会社もあります。施工会社は、家の構造や性能を明確に示し、実績が多い会社を選ぶとよいでしょう。住みやすい家を建てるためには、地元の特徴を理解し、地域に根ざした経営を行っている会社を選ぶと安心です。 6.平屋のローコスト住宅の間取り例 低価格で質の高いローコスト住宅を提供しているタナカホームズによる、平屋のローコスト住宅の間取り例を紹介します。 長門市 平屋モデルハウス 間取り図 特徴 子ども部屋やリビング、キッチン、お風呂などの水回りがすべて1階にある平屋の住宅です。家の2階部分に子ども部屋をおく家は多いですが、子どもが巣立ったあとは物置状態になりがちです。しかし、この間取りであれば、ライフステージの変化にあわせて空き部屋を有効活用できるでしょう。 詳しくはこちら 田屋Ⅱ平屋モデルハウス 宇部市 開平屋モデルハウス 間取り図 特徴 規格住宅のシンプルな間取りで、さらなるコストダウンに成功しています。規格通りとはいえ、飽きのこないモダンで先鋭的なデザインでもあります。こういった家は、住む人間の年齢層が変わっても住み続けられるでしょう。冷暖房の効率がよくなるよう工夫されていて、光熱費の節約にもつながります。 詳しくはこちら 宇部市 開平屋モデルハウス 山口市 穂積町平屋モデルハウス 間取り図 間取りの特徴 平屋ですが、隣接する和室を含めると20帖以上の広いリビングとなっています。リビングにはウッドデッキとつながっているため、さらに広く感じられます。ウッドデッキでバーベキューを楽しむことも可能で、大人数を招待しても圧迫感はありません。キッチンには作り付けのカップボードもあり収納力もあります。 詳しくはこちら 山口市 穂積町平屋モデルハウス 萩市 平屋モデルハウス 間取り図 間取りの特徴 子ども部屋が2部屋、畳コーナーが1箇所ありますが、そのすべてに収納があります。主寝室には、ウォークインクローゼットが設置されていて、収納力がかなり高い間取りです。キッチンやリビングから玄関ホールが見渡せるため、子どもの出入りも見逃しません。 詳しくはこちら 萩市 平屋モデルハウス 7.まとめ 予算をおさえて住宅を建築したいときは、ローコスト住宅がおすすめです。平屋であれば、水回りを一箇所にまとめられるなど、さらにコストをおさえられます。ローコスト住宅のシンプルな設計であれば、モダンでおしゃれな新築家屋が手に入るでしょう。 ローコスト住宅を探している人は、山口県や広島県で地域に根ざした経営をしているタナカホームズがおすすめです。平屋住宅もたくさん手掛けており、低価格で高品質の住宅を提供します。 ↓↓↓詳しくは、こちら↓↓↓ 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年8月21日 / 家づくり
ローコスト住宅はデメリットもある?家選びの注意点や事例も紹介
ローコスト住宅とは、費用をおさえて建設できる新築住宅のことをいいます。大手ハウスメーカーに比べ、半額以下での建設も可能です。この記事では、ローコスト住宅のメリットやデメリット、注意点などについて詳しく解説します。新築住宅を建てたいと検討している人は、ぜひ参考にしてください。 目次 1.ローコスト住宅にはデメリットもある? 2.そもそもローコスト住宅とは 3.ローコスト住宅のメリット・デメリット 4.注文住宅のメリット・デメリット 5.ローコスト住宅・注文住宅に向いている人 6.ローコスト住宅を購入するときの注意点 7.ローコスト住宅を依頼するには 8.ローコスト住宅の事例 9.まとめ 1.ローコスト住宅にはデメリットもある? ローコスト住宅は注文住宅でありながら、建材にかかる費用や人件費を削減し、低予算でも建設できる住宅のことをいいます。詳しくは後述しますが、費用が安いという大きなメリットがある一方、デメリットもあります。 2.そもそもローコスト住宅とは ローコスト住宅と呼ぶための厳密な基準等はありません。一般的に、1,000万円程度、坪単価30~50万円ほどで購入できる戸建てをローコスト住宅としています。 ローコスト住宅は安く購入できる住宅ではありますが、決して低品質な住宅ではありません。広告費や人件費、建材や設備を統一することによる大量仕入れなど、数々の工夫によりコスト削減に成功しています。 ・注文住宅との違い ローコスト住宅も注文住宅の一つですが、間取りや家のかたちを自由にすることはできません。一般的な注文住宅は、顧客の希望に沿って建築士が設計します。そのため、価格はローコスト住宅よりもかかりますが、自分たちのライフスタイルにあった住宅を建てられます。注文住宅は、建築後の保証やアフターサービスも充実している場合が多いでしょう。 3.ローコスト住宅のメリット・デメリット ローコスト住宅にはどのようなメリットとデメリットがあるのか、それぞれについて解説します。 ・メリット 価格が安い ローコスト住宅における最大のメリットは価格の安さです。借り入れする金額もおさえられるため、住宅ローンの負担も軽くなるでしょう。そのため、老後資金や子どもの教育費など、将来かかる費用のために預貯金を残しておきたい人にもおすすめです。 建売住宅と違い建築から携われるため、こだわりたい部分に費用をかけることもできます。 住み替えや建て替えがしやすい ローコスト住宅は価格が安い分、厳しい基準をクリアした長期優良住宅より寿命は短めです。しかし、子どもの自立や介護の必要性などに応じて、人が必要とする住宅の広さや間取りは変化します。ローコスト住宅は低コストで住宅を建設できるため、こういったライフスタイルの変化に応じて住み替えや建て替えがしやすいという特徴があります。 工期が短い ローコスト住宅は使用する建材や、工法がシステム化されているケースが多く、3カ月程度の短期間で建設可能です。通常の注文住宅では半年以上建設にかかる場合があるため、その分仮住まいにかかる家賃をおさえられるでしょう。数ヶ月分の家賃となると、かなりの高額になります。工期が短いことで、家造りに関わるコストをさらに削減可能です。 ・デメリット 設備のグレードが低い 一般的に、ローコスト住宅は設備を一番低いグレードにしています。そのため、高級感があまりなく、不便に感じる部分もあるかもしれません。ただ、便利に使いたい部分の設備だけアップグレードすることは可能です。その分コストはかかりますが、お金をかける部分にメリハリをつけた家造りができます。 メンテナンスに手間や費用が掛かる場合がある ローコスト住宅では、使用している建材や設備にグレードは低めです。そのため、耐久力は低く、早めにメンテナンスや修理が必要となります。家の購入に費用はかからなくても、ランニングコストがかかるかもしれません。ただし、すぐに住み替えや建て替えを考えている場合は、ローコスト住宅がおすすめです。 耐震性・断熱性・耐火性が優れていない ローコスト住宅の耐震性、断熱性、耐火性といった基礎性能は、費用をかけた住宅と比べると劣ります。ただし、建築基準法の基準は満たしているため、住んでいて危険ということは決してありません。ローコスト住宅の寿命は比較的短く、資産価値は高くはないでしょう。そのため、売りに出すときに建物としての価値はほぼないと判断される可能性があります。 4.注文住宅のメリット・デメリット ローコスト住宅と同じく、注文住宅にもメリットとデメリットがあります。注文住宅のメリット・デメリットについて解説します。 ・メリット 自由度が高い 注文住宅は、設計から自分の好きなようにできるため、こだわりのマイホームを実現可能です。建売住宅やローコスト住宅ではできないような間取りや、高級感あふれる設備など、満足度が高い家を作れます。細かいところまでカスタマイズ可能です。 材質にこだわることも可能 一般的な注文住宅は材質もランクが高いものを選べます。手入れをしつつ長く住みたいという人の希望も叶えられるでしょう。建材や断熱材も質が高いものにすれば、長期間問題なく使用できる家が手に入ります。 ・デメリット 費用がかかる 一般的な注文住宅は希望通りに家づくりができますが、すべて希望を盛り込めば費用はかなりかかります。最初に予算を決め、それを超えないようにしないと予想よりも大幅に高い家となるかもしれません。ただ、想定外の費用が発生することもあり、予算は控えめにする必要があります。 工期がかかる 注文住宅は、それぞれ建て方が違うため、システム化されたローコスト住宅よりも建築に時間がかかります。家が完成するまでに何度も打ち合わせが行われますし、ローコスト住宅よりも手間もかかるでしょう。 完成イメージが具体的にわかりづらい ローコスト住宅は、見本とほぼ同じものができ上がります。そのため、モデルハウスや家の見学等でみる実物とほぼ同じものが手に入ります。しかし、注文住宅は自分だけのオリジナルの家であるため、イメージがしにくいかもしれません。間取り図をよく確認しましょう。 h2:ローコスト住宅・注文住宅に向いている人 ローコスト住宅と注文住宅はそれぞれ異なる特徴があります。それぞれに向いている人がどのような人か解説します。 5.ローコスト住宅・注文住宅に向いている人 ローコスト住宅に向いている人 ローコスト住宅は、ほかの住宅よりも費用がかかりにくいという特徴があります。そのため、予算は限られているけれど、建築からたずさわりたい、という人に向いているでしょう。今後、セカンドハウスをもちたいという人、設備や間取りのこだわりがない人なども、ローコスト住宅で費用を節約することがおすすめです。 注文住宅に向いている人 一般的な注文住宅は、間取りや設備など細部にまでこだわったものをつくれます。家づくりにこだわりがあり、自分の理想の家を手に入れたいという人は、注文住宅にしたほうがよいでしょう。注文住宅は完成までに何度も打ち合わせを行い、一緒に家をつくりあげます。家づくりの過程を楽しみたい人も、注文住宅に向いています。 6.ローコスト住宅を購入するときの注意点 ローコスト住宅を購入するときに、気をつけるべき注意点について解説します。 建材や設備は地域の気候に合わせて選ぶ 見積もり額は上がってしまいますが、寒冷地では建材や断熱材は十分冷気を遮れるものにしたほうがよいでしょう。寒冷地以外でも、その土地の気候にあった建材や設備を選択します。そうしないと、光熱費やメンテナンス費用などのランニングコストがかかる可能性があります。必要に応じて、グレードを上げたものを選びましょう。 信頼できる業者に施工を依頼する システム化されたローコスト住宅は、基本的に職人の上に左右されにくい設計をしています。しかし、なかには建築基準法に違反した家を建築する業社もゼロではありません。そのため、実績が多く、信頼感が高い業社に依頼したほうがよいでしょう。業社を決めるときは、一社だけではなく複数社の情報を集め検討します。 コストばかりを追求しない ローコスト住宅のメリットである低予算は大きなメリットですが、コスト削減ばかりを追求することは危険です。住みにくい家、満足できずにつらい気持ちで生活する家、ランニングコストがかかる家になる可能性もあります。初期コストをおさえるために、建築後に自分でDIYするなど、できる範囲でコスト削減を行いましょう。 予算には余裕をもつ 契約後に、オプション追加やグレードアップなど、さまざまな希望がでてくる可能性は大いにあります。そのためには、出せるギリギリに予算ではなく、ある程度余裕をもたせた額を予算として契約したほうがよいでしょう。 7.ローコスト住宅を依頼するには ローコスト住宅建築の依頼をする先は、おもにハウスメーカー、工務店、建設事務所の3種類となります。 一般的に、ローコスト住宅を依頼するのはハウスメーカーが多いでしょう。ハウスメーカーは建築する家の数が多く、建材の大量仕入れが可能です。そのほか。地元メディアにのみ広告を掲載するなど、経費削減に力を入れています。 工務店は地元に密着した経営を行っているところが多く、長く経営している場所は周囲の信頼度も高いでしょう。顧客が低予算を希望すれば、その希望を実現するために動いてくれることもあるでしょう。 建築設計事務所に予算がかかりにくい家の設計をお願いすることも可能です。ただ、建築設計事務所では、家の施工は建築会社が行います。そのため、施工にお金がかかる可能性は高いでしょう。 8.ローコスト住宅の事例 ローコスト住宅の実際の事例について紹介します。ローコスト住宅を建築する予定の人は参考にしてみてください。 事例1. ゆったりとした平屋 平屋でありながら空間を活かして、ゆったりとした間取りの家です。キッチンは赤にするなど、インテリアのアクセントが効いています。 事例2. 暮らしやすい動線の2階建て 導線を意識した間取りの生活しやすい家です。ブラックに木目がアクセントとなるシンプルな見た目で、高級感がある家です。 9.まとめ ローコスト住宅には、間取りの自由度が低い、こだわりをすべて反映できない、といったデメリットがあります。しかし、予算をおさえつつ設計から家を建築したい、という人にはローコスト住宅はおすすめです。老後資金や子どもの進学費用など、家以外のための資金を残しておきたい人は、ローコスト住宅を検討してみてはどうでしょうか。 タナカホームズは、ローコストでありながら高品質、高性能な家を建築しています。高品質でお手頃価格の家に自信があります。ホームページには実績も多数掲載されているので、ぜひ参考にしてください。 ↓↓↓詳しくは、こちら↓↓↓ 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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2021年8月21日 / 家づくり
ローコスト住宅が安い5つの理由|メリット・デメリットや注意点も解説
近年、ローコスト住宅が注目を集めています。しかし、名前は聞いたことがあるものの、どのような住宅なのかあまり知らない人も多いのではないでしょうか。この記事では、ローコスト住宅について詳しく解説します。ローコスト住宅がお得な理由、ローコスト住宅のメリット・デメリットなども紹介するので、参考にしてください。 目次 1.ローコスト住宅とは 2.ローコスト住宅が安い理由 3.ローコスト住宅の依頼先 4.ローコストい住宅のメリット 5.ローコスト住宅のデメリット 6.ローコスト住宅がおすすめの人 7.ローコスト住宅の建築費用をおさえるコツ 8.ローコスト住宅を建てる際の注意点 9.まとめ 1.ローコスト住宅とは ローコスト住宅は、費用をおさえ通常より安く購入できる住宅のことです。一般的な注文住宅と比べると費用の面でかなり差があり、半分以下の価格で購入できる場合もあります。住宅は条件によっても価格に差があるためあくまで目安ではありますが、想像している住宅の価格よりも大幅に安い値段であることが多いでしょう。 価格の目安 あくまで目安ですが、ローコスト住宅では30坪ほどの広さで1,000万円ほどのものが多いでしょう。注文住宅の坪単価がだいたい80万円を超えるのに対し、ローコスト住宅では坪単価が30~50万円のものが一般的です。坪単価とは、建物の本体価格を建物の総床面積である延床面積で割って算出します。塀や庭などの外構費、設計費、土地代は含まれません。 2.ローコスト住宅が安い理由は5つ ローコスト住宅は通常の住宅よりも安いという点が最大の特徴です。なぜ安くできるのか、理由を解説します。 材料費の単価を下げている ローコスト住宅は、材料費の単価が下がるよう工夫されています。たとえば、部材や設備をすべて同じグレードのものを採用し大量仕入れをすることで、単価あたりの費用を下げるようにする、といったことです。これにより、複数の住宅で同じ資材を使用できるため、発注ロスも予防可能です。複数の工務店とともに仕入れるケースもあります。 少人数で施工できる方法で人件費をカット ローコスト住宅は人件費も節約しています。建材は現場に持ち込む前にプレカットをしておくことで、当日の作業人員を少なくすることが可能です。施工法も現場での作業量が軽減できるものを採用しています。規格化された工程で住宅を建設するため、習熟度が高い職人がいなくても完成可能です。 広告宣伝費をかけていない ローコスト住宅では、基本的に全国規模のテレビCMは活用しません。放送地域が限られるローカル局でCMを流すようにし、広告宣伝費も節約しています。住宅の宣伝として必須ともいえるモデルハウスも、住宅公園ではなく自社の土地に建設すれば、かかる費用をさらに削減可能です。入居前の住宅をモデルハウスとして公開する企業もあります。 設備や間取りなどのプランが規格化されている 住宅の間取りを規格化することにより、設計にお金をかけないようにしています。基本的に凹凸がない真四角で、どのような地域や場所にもあうようになっています。 お風呂やキッチンは、グレードが低めのものを採用し、設備費用のコストカットを行うことも一般的です。証明やコンセントの数も必要最低限にしています。 自社で一括管理している ローコスト住宅では一般的に土地の仕入れ、測量、建物の設計、建築など、住宅を立てるまでの工程をすべて自社で一括して行っています。これらだけではなく、建材のプレカットまで自社で行っている会社もあります。ほとんどの工程を自社でまかなうことにより、外注にかかる費用を節約可能です。 3.ローコスト住宅の依頼先 ローコスト住宅を建築したいときは、依頼先には以下のようなものがあります。 ハウスメーカー ハウスメーカーは建築する家の数も多く、家造りのシステム化ができあがっています。建材の加工から自社で行っている企業もあり、価格の割に高品質の住宅を建てられるでしょう。ただし、外観や仕様にオリジナリティはありません。 工務店 工務店は、地元密着型で広告費にお金をかけないところが多くあります。自社に職人がいる工務店は、外注にかかる費用もおさえられています。しかし、ハウスメーカーのような大量仕入れはできないため、システム化による費用削減は期待できないでしょう。 建築設計事務所 建築設計事務所にお金がかかりにくい住宅の設計を依頼することは可能です。しかし、多くの場合、施工は別の会社に依頼されるため、費用を最大限抑えることは難しいでしょう。コストよりも理想の家を建てるという点を重要視する人のおすすめです。 4.ローコスト住宅のメリット ローコスト住宅は価格が安いという特徴から、以下のようなメリットを得られます。 価格が安いため住宅ローンの負担が軽くなる ローコスト住宅の最大の魅力は価格の安さでしょう。借り入れする住宅ローンの額もおさえられるため、住宅ローンの負担は軽くなります。短期間での契約も可能となり、通常の住宅を購入するよりもはやく返済を終わらせられます。 建て替えへのハードルが低い 費用が安いローコスト住宅であれば、建て替えのハードルも低いでしょう。住宅は消耗品であり、長年住んでいればリフォームが必要になります。リフォームをせずに、ローコスト住宅に建て替えるという選択肢も1つの手といえます。 完成までの期間が短い ローコスト住宅は現場での作業に手間がかからないように工夫されています。そのため、3カ月ほどで完成可能です。一般の住宅では着工から4~7カ月はかかります。はやく住み始められるため、引越し前に住む家の家賃が節約できます。 オプションの追加や設備のアップグレードもできる ローコスト住宅でも、オプションの追加や設備のアップグレードはできます。その分費用はかかりますが、こだわりたい場所だけ費用をかければ、効率のよい建て方ができるでしょう。どこにお金をかけるのか、メリハリをもたせられます。 5.ローコスト住宅のデメリット ローコスト住宅には、価格が安い分以下のようなデメリットもあります。 間取りや内装などプランが限られている場合がある ローコスト住宅は費用をおさえるために、間取りや内装がすでに決められている場合が多くあります。自由度は低く、理想の家を建てることは難しいかもしれません。ただ、大手メーカーの標準仕様であれば、十分満足できるという人も多いでしょう。 大手に比べてアフターケアの期間が短い工務店もある 大手ハウスメーカーは、法律で定められている10年よりも長く保証を行っています。一方、ローコスト住宅は、アフターケアを受けられる期間が大手よりも短い傾向にあるでしょう。契約時に保証期間を確認してみてください。 6.ローコスト住宅がおすすめな人 ローコスト住宅はどのような人にあっている住宅なのでしょうか。ローコスト住宅をおすすめしたい人について解説します。 住宅の価格を抑えて新築を建てたい人 住宅にかける費用を抑えたい、老後資金や教育費にお金をとっておきたい、という人にはローコスト住宅をおすすめします。また、エリア重視で土地代がどうしてもかかるという場合も、建物代をローコスト住宅でおさえてみてもよいでしょう。 豪華な設備は必要なくシンプルを好む人 設備は豪華であればよいというものではありません。シンプルで最低限の機能さえあればよいという場合は、ローコスト住宅でも十分満足できます。外装が「シンプルで飽きがこないものが好ましい」という人にも、ローコスト住宅はおすすめです。 強いこだわりがない人 ローコスト住宅はコストが安い分、オリジナリティあふれるこだわりの家はつくれません。一般的なデザインや間取りが好きな人、強いこだわりがない人は、ローコスト住宅があっているでしょう。 7.ローコスト住宅の建築費用をおさえるコツ ローコスト住宅で、さらに建築費用をおさえるためのコツについて解説します。 屋根や家の形、間取りはシンプルにする 真四角ではなく、凹凸がある住宅のほうが費用はかかります。屋根は片流れか妻屋根にし、真四角なかたちにすると費用を削減可能です。間取りが多いと間仕切り壁が増える分材料費がかかります。間取りも少なめにしましょう。 水周りを集中した場所に作る 配管をなるべく短くするためには、水回りを一部に集中させます。もし1階と2階にトイレを設置させたいときには、真上と真下にトイレを配置すると、効率的な配管設計ができます。 購入の際に利用できる補助金や税制を確認する 住宅ローンを借り入れした場合、ローンの残高に応じて所得税を減額できる住宅ローン控除を受けられます。住宅ローン控除を受ける場合は、会社員であっても確定申告が必要です。また、地域によっては他地域からの移住者に補助金を与えるところもあります。お金をかけずに住宅を建てるためには、税金の控除や補助金などを活用してみましょう。 8.ローコスト住宅を建てる際の注意点 ローコスト住宅を建てる場合にはいくつか注意点があります。どのような注意点なのか解説します。 広告にある金額を大きく超える場合もある ローコスト住宅は坪単価30~50万円ほどの住宅のことをいいます。そのため、広い住宅を建てるのであれば、その分お金はかかります。また、オプションや設備のアップグレードを行えば、価格はさらに上がるでしょう。場合によっては広告で掲げられていた値段を大きく超えるかもしれません。 複数の会社の情報を集めて比較する どのような住宅を建てるときも同じですが、一社だけではなく複数の会社の情報を集めましょう。それぞれの住宅会社によって得意分野や、価格に含まれるサービスは異なります。坪単価だけをみて一番安い会社にしても、オプションにより高額になるかもしれません。それぞれの会社の内覧会に参加してみてもよいでしょう。 プランやアフターサービスなどを契約前に確認する 契約する前に、プランやアフターサービスはしっかりと確認しましょう。契約後にプラン変更が必要であることがわかった場合、追加料金が発生するかもしれません。事前にどのようなプランが必要か確認してからにしたほうが、予算を超えずに済みます。 アフターサービスの期間や内容もチェックします。自身のライフプランにあわせて、必要なアフターサービスがあるかどうか確認しましょう。 予算は少し余裕を持たせる 最初は必要最低限で十分だと思っていても、徐々にプランや設備のグレードが変更したくなる人は多くいます。むしろ、追加費用が発生せずに竣工するケースのほうが少ないかもしれません。そのため、出せる予算ギリギリの会社と契約するのではなく、予算の9割ほどで契約できるところを探したほうがよいでしょう。 9.まとめ ローコスト住宅は、通常の住宅よりも費用をおさえて建設できます。そのため、住宅ローンの負担を軽くする、土地代にお金をかける、といったことが可能となるでしょう。それぞれのメーカーにより、坪単価やサービスは異なります。さまざまな会社の情報を集めてみましょう。 タナカホームズはローコスト住宅を提供しているハウスメーカーのなかの一つです。ローコストでありながら、高品質高性能な住宅を建設しています。お手頃価格で高品質な住宅に住みたい人は、ぜひご検討ください。 ↓↓↓詳しくは、こちら↓↓↓ 会社名:田中建設株式会社 部署名:編集部 執筆者名:大勢待 昌也 執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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