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2021年9月14日 / 家づくり
注文住宅とは?建売住宅との違いやメリット、建てるまでの流れを解説
注文住宅とは、外観や間取りなどを自由に設計して建てる住宅のことです。
建売住宅と注文住宅、どちらがいいのか迷ってしまう人も多いため、メリットやデメリットをしっかりと把握する必要があります。
この記事では、家を建てようと考えている人に向けて、注文住宅の概要や建売との違い、メリット・デメリットなどを解説しますので参考にしてください。
目次
1.注文住宅とは
注文住宅とは、一から自由に設計して建てる住宅のことです。
すでに土地を持っている人なら家の設計から行い、土地を持っていない人の場合は土地探しから始めることになります。
注文住宅では、以下のような内容を自由に決められます。
・間取り:部屋数や部屋の配置
・設備仕様:キッチン・バス・トイレなど
・内観:床やクロスの種類など
・外観:外壁や屋根、家のデザインなど
このように、さまざまな部分を自由に決められるため、自分好みの住宅を実現しやすいでしょう。
フルオーダーとセミオーダーがある
注文住宅は「フルオーダー」と「セミオーダー」の2種類に分けられます。
フルオーダーとは、すべての項目について依頼者自身が自由に決められるものです。
例えば、建材や窓の種類、断熱材など細かな部分も指定できます。
一方、セミオーダーでは、住宅の基本的な仕様がすでに決まっています。
建築会社によって選べる範囲は異なりますが、例えば決められた住宅設備メーカーの中から好きなシリーズを選べる、いくつかの間取りパターンの中から選ぶなど、ある程度の制約がある点が特徴です。
2.注文住宅のメリット
注文住宅には大きく分けて3つのメリットがあります。
ここでは、各メリットについて詳しく解説します。
世界に1つだけのマイホームが建てられる
注文住宅は、自由度の高さが魅力です。
床やクロスの種類や色、設備仕様や間取りなど細部までこだわって設計できます。
また、目に見えない部分、例えば断熱材や工法などもこだわれるため、自分好みの住宅を実現しやすくなります。
満足度が高く、世界に1つだけのマイホームが建てられるため、こだわりがある人にはよいでしょう。
建築途中の現場が見られる
注文住宅は、設計段階から依頼者が関わっていくことが可能です。
そのため、途中経過を確認できる点はメリットでしょう。
すでに完成している建売住宅の場合には、建築途中の現場はみられません。
注文住宅では、建築途中の現場を自分の目で確認できるため、欠陥住宅や手抜き工事などへの不安感も薄れやすいです。
コストのかけ方を調整できる
注文住宅では、優先順位にあわせてコストのかけ方を変えられます。
こだわりのある部分は人それぞれ異なります。
例えば、最新のキッチンを使いたい、デザインにこだわりたいなど優先順位は異なるでしょう。
注文住宅は自由に設計できるため、必要な部分にはお金をかけて、必要のない部分はグレードダウンするなど、予算にあわせられます。
3.注文住宅のデメリット
注文住宅にはデメリットもあります。
ここでは、注文住宅のデメリットを2つ解説します。
完成前に実物が見られない
注文住宅は、設計段階から行うため実際に建物ができあがるまで、実物を確認できません。
注文住宅を建てる際には、間取図やモデルハウスなどを参考にしながら打ち合わせをするケースもあります。
しかし、慣れない人は見方がわからなかったり、イメージしにくかったりするというデメリットがあります。
期間と手間がかかる
注文住宅は、入居までの期間が長くなりがちです。
土地がない場合は土地探しから始めなければいけません。
設計から建築、入居と段階を踏むため、一般的には7か月~1年程度入居までかかるといわれています。
建売住宅のように契約してすぐに入居できず、手続きや打ち合わせなどに手間もかかります。
4.注文住宅と建売住宅はどちらがよい?
建売住宅とは、すでに竣工済みの建物のことです。
設計段階から指定して建築していく注文住宅とは異なり、完成した状態の家を販売することで「分譲住宅」とも呼ばれています。
建売住宅は、注文住宅よりもリーズナブルに新築住宅を購入できる点がメリットです。
また、すでに完成済みのため、契約後すぐに入居できるのも良い点です。
ただし、間取りや部屋の広さなどは変更できず、自由度が低いというデメリットがあります。
優先順位の高さで選ぶのがおすすめ
注文住宅と建売住宅はそれぞれ特徴が異なり、どちらが優れているか決められるものではありません。
それぞれメリット・デメリットがあるため、優先順位の高さやマイホームを建てる目的などでどちらが向いているか選びましょう。
例えば、住宅へのこだわりがあり理想的な家をつくりたい場合には注文住宅が向いています。
一方、できるだけリーズナブルにマイホームを手に入れたい、すぐに入居したい場合は建売住宅がよいでしょう。
5.注文住宅を建てるまでの大まかな流れ
注文住宅はどのように建てるのでしょうか。
ここでは、注文住宅を建てる際の大まかな流れを解説します。
1.家のイメージづくりと予算計画
家を建てる際には、どの程度予算がかけられるのか検討しましょう。
注文住宅にかかる費用を計算する、住宅ローンで借りられる金額を把握するなどして、予算計画を立てます。
また、どのような家を建てたいのか、イメージを明確にすることも大切です。
理想の家のイメージを膨らませて、それを実現できるハウスメーカーや土地を探しましょう。
2.着工準備
見積もり依頼・住宅ローンの検討・土地の契約を行いましょう。
見積もり依頼は、複数の建築会社やハウスメーカーなどに依頼するのがおすすめです。
住宅ローンや土地の契約では、関係者同士の連携も必要になります。
その後、施工会社の決定や詳細の打ち合わせプランの決定などを行いましょう。
3.着工から入居
プランをもとに、実際に着工します。
着工前には、重機や騒音などに配慮して近隣住民に挨拶に行くとよいでしょう。
建築現場に行って、建築状況を確認することも可能です。
建物が完成したら、市町村による完了検査を受けます。
その後、設備の不具合などの最終的なチェックを行い、正式に引き渡されます。
6.注文住宅でよくある失敗
注文住宅を建てる際には気を付けてほしい注意点もあります。
ここでは、注文住宅でよくある失敗を紹介します。
生活動線・家事動線が悪くてストレスになる
家事動線とはキッチンや洗面所などの家事に関わる動線、生活動線はトイレやリビング、洗面台などの日常生活の行き来に使う動線のことです。
例えば、家事動線が複雑で何度も曲がる必要があるとスムーズではありませんし、家族とぶつかるとストレスになりやすいでしょう。
家事動線と生活動線が重ならないようにすると、生活しやすくなります。
収納が足りなかった
生活してみたら収納が足りずに、もっと作っておけばよかったという声も多くあります。
特に子どもがいる場合には、玄関先にベビーカーや外遊びの玩具、スポーツバッグや専用の靴などを置くケースも多いでしょう。
そのため、玄関収納は広く取る、将来のことも見据えて収納スペースを設置するのがおすすめです。
コンセントの使い勝手が悪い
生活する上で、コンセントの位置や個数は注意すべきです。
例えば、テレビを置こうと思っていたところの近くにコンセントがないなど、必要な場所に必要なだけのコンセントがないとストレスを感じやすくなります。
そのため、事前に家具の配置や電気が必要な箇所、必要なコンセント数などを確認しておきましょう。
7.注文住宅を建てる際に注意すべきこと
注文住宅を建てるときには、いくつか注意点があります。
ここでは、注意すべきことについて具体的に解説します。
優先順位を決める
家族でしっかりと話し合って、優先順位を決めましょう。
こだわりが強い、家族それぞれにこだわりたい部分がたくさんあると、予算オーバーしやすくなります。
そのため、それぞれの優先順位ではなく、家族の優先順位を決めるとよいでしょう。
すべてを実現しようとすると費用は高くなるため、予算を参考にしながら優先順位に応じた取捨選択が必要になります。
理想に近い家が建てられる業者を選ぶ
業者によって得意分野や特徴は異なるため、理想のイメージを実現できる業者を選びましょう。
主に、ハウスメーカー・工務店・設計事務所の3つがあります。
ハウスメーカーは価格を抑えられますが、標準仕様が決められているセミオーダーが多くなっています 。
工務店は、地域密着型で細かい注文も叶えやすいです。
設計事務所は設計やデザインの自由度は高めですが、コストは高くなりがちです。
Webサイトで施工事例を確認したり、しっかり打ち合わせしてくれる業者かどうか調べたりしましょう。
8.まとめ
注文住宅とは、間取りや設備仕様、デザインなどを自由に決められる住宅です。
さまざまな部分を自由に指定できるため、こだわりがある、理想の家を建てたい人にはよいでしょう。
タナカホームズでは、ローコストなのに高品質・高性能な住宅を提供しています。
高品質な家に手頃な価格で住めるため、できるだけコストを抑えてマイホームを建てたい人に向いています。
マイホームの建築をお考えなら、ぜひ会員登録・来場予約をしてください。
会社名:田中建設株式会社
部署名:編集部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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