Blog
スタッフブログ
2022年3月28日 / 家づくり
新築一戸建てを購入する際の注意点とは?注文住宅・建売住宅のメリット・デメリットも解説
新築一戸建の購入を検討する一方で、「注文住宅・建売住宅の違いやそれぞれのメリット・デメリットがわからない」「購入時の注意点を教えてほしい」と悩んでいる人は少なくありません。 この記事では、新築一戸建てを購入する際のふたつの方法と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。購入時に注意してほしい点も紹介しています。
目次
1.新築一戸建てを手にする方法は大きくふたつ
新築一戸建てを手にするには「建売住宅を購入する」「注文住宅を建てる」の方法があります。
ここでは、その方法について解説します。 h3:建売住宅を購入する 建売住宅は、すでに完成した状態で販売されている物件です。
土地と建物がセットになっており、でき上がった住宅の間取りや設備などを見たうえで購入するのが一般的です。
住宅の密集した地域で頻繁に売り出されているため、都市部の市街地内など好立地にあることが多く、希望の地域で購入できる機会も多いでしょう。
住宅ローンの審査に問題がない場合、入居までの期間の目安は1~2カ月ほどです。
注文住宅を建てる
注文住宅は、間取りやデザイン、建材などを自分好みに決め、工務店やハウスメーカーに依頼して建てる住宅です。
建築工程を自分の目で確かめる楽しみがある一方、設計や業者の選定、打ち合わせなどに時間がかかりがちです。
建売住宅と比べると、完成・入居までの工期が長く、価格も高くなります。
土地の購入から設計完了までに3~10カ月、着工から引き渡しまでに3~6カ月程度かかるのが一般的です。
2.建売住宅を購入するメリット
建売住宅を購入する場合のメリットについて、それぞれ解説します。
注文住宅よりも価格が安い
住宅支援機構の「フラット35利用者調査」(2020年度)によると、土地付き注文住宅の平均所要資金は 4,397万円です。
建売住宅の所要資金の平均(3,495万円)と比べると、同じ土地付一戸建住宅でもかなりの差があることがわかります。
建売住宅は、大手ハウスメーカーがまとめて土地を購入し、大量購入した建材を使って住宅を建てるため、販売価格が割安になることが大きなメリットです。
自分たちで間取りや建材、設備などを決めなくてよい
建売住宅は一般的に、間取りや外装、内装などがすべて決まっています。
住宅のデザインにさほどこだわりがないなら、自分たちで一つひとつ決める必要がなく設計の打ち合わせなどに時間を割かずにすみます。
スタンダードな間取りで画一的に見えることもありますが、どのような家族構成でも住みやすいように作られています。
入居までの期間が短く、生活設計を立てやすい
すでに完成している建売住宅なら、完成イメージと実際の住宅との間に差があるといったトラブルは生じません。
正確な間取りを把握でき、入居後の生活もイメージしやすいでしょう。
契約後すぐに入居できるため、お子さんの入学や就職といったタイミングに合わせて生活設計ができるのも大きなメリットです。
3.建売住宅を購入するデメリット
建売住宅にさまざまなメリットがある一方で、購入して後悔することがあるのも事実です。
ここでは、建売住宅を購入するデメリットについて解説します。
立地が決まっていて選べない
建売住宅は、土地と住宅がセットで販売されています。
好立地に建てられていることが大半ですが、立地が気に入らないというケースも否定できません。
住宅や価格を重視するのか、立地を重視するのかの選択を迫られることもあるでしょう。
建物も立地も気に入るような物件探しが重要です。
間取りや建具などを自由に選べない
建売住宅を購入する際は、間取りや建具、内装デザインや設備などを好きに選べません。
ほぼ完成している住宅に住むことになるため、自分たちなりのこだわりを反映させにくくなります。
何らかのこだわりや譲れない点などがある場合は、物足りなさや不満を感じることもあるでしょう。
入居後に欠陥が発覚することがある
建売住宅を購入する場合、基礎から完成の工程までをチェックできません。
地盤や基礎部分を確認できないため、不安要素を残すことになってしまいます。
さらに、入居後に欠陥が発覚する、質のよくない建材や設備が劣化するといったトラブルが起きる可能性もあるでしょう。
メンテナンスに高額の費用がかかるケースもあります。
4.建売住宅を購入する際の注意点
建売住宅を購入してから後悔することがないように、注意すべき点を解説します。
物件価格に含まれる設備をあらかじめ確認する
建売住宅の場合は、標準とされる仕様や設備がそれぞれ異なります。
物件価格に含まれる設備もさまざまなため、網戸や雨戸、TVアンテナ、エアコンといった設備の有無をあらかじめ確認しましょう。
見学時に、窓やドアといった頻繁に使うもの、水回り設備のグレード、電気回線やコンセントの数などにも注意してください。
アフターサポートの有無を確認する
入居後に何らかの欠陥が判明した場合、すぐに対応してもらえるアフターサポートサービスがついているかどうかも事前にチェックしておきましょう。
最近は、10年保証がついている建売住宅が主流です。
ハウスメーカーからアフターサポートサービスについての説明がない場合は、サービスの有無を尋ねてください。
アフターサポートサービスがある場合も、無償でどのくらい対応してくれるかを確認しましょう。
住宅性能表示や証明書の有無を確認する
長期優良住宅やZEH住宅など、一定の性能基準をクリアした優良建売住宅は安心して購入できます。
性能表示がない場合も、建築確認済証や検査済証、地盤調査の報告書などがあればきちんと建てられたことが確認できます。
地盤調査がおこなわれていない住宅は、住宅瑕疵担保責任保険に加入できません。
各種証明書や調査報告書のない建売住宅の購入はやめておきましょう。
5.注文住宅を建てるメリット
注文住宅を購入する場合のメリットについて、それぞれ解説します。
自由度の高い家を作ることができる
注文住宅を建てる際は、法律の範囲内であれば自由にデザインでき、自分の理想の家をオリジナルで作ることが可能です。
間取りや設備、建材はもちろん、細部にいたるまで自分のこだわりを反映した家を建てられるのが大きなメリットです。
家が建つ過程を自分で確認できる
契約してから家作りが始まる注文住宅なら、家が建つ過程を自分の目で確認することができます。
工事の様子をチェックでき、安心感を得られるでしょう。
施主がしばしば姿を見せれば、職人にもいい緊張感を与えることができます。
竣工まですべての過程を目にすることで、家への満足感や充実感を得やすいのもメリットのひとつです。
こだわりの強い部分に費用をかけられる
注文住宅なら、自分のこだわりに合わせた優先順位をつけることが可能です。
こだわりが強いものに費用をかけ、必要としないものやこだわりのないものをなくすこともできます。
費用のかけかたに差をつけることで、予算とこだわりのバランスをとることもできるでしょう。
6.注文住宅を建てるデメリット
こだわりを実現できる注文住宅にも、いくつかのデメリットがあります。
ここでは、注文住宅を購入する際のデメリットを解説します。
住宅にかかる費用が高くなりやすい
注文住宅にかかる費用は総じて高くなりがちです。
デザインや間取り、建材など全てを最初から決めていかねばならず、こだわればこだわるほど費用もかかります。
工事に携わる人数も多く、人件費も加味しなければなりません。
人が多くなればなるほど費用も増えると考えておきましょう。
資金計画が複雑になる
住宅ローンが利用できるのは、建物が完成してからです。
注文住宅の場合は、建築費の着工金や中間金の支払いなどがあり、家が完成してから融資を受けるのでは間に合いません。
このため、「つなぎ融資」や「土地先行融資」と呼ばれるローンを利用しなければならず、手続きが複雑になりがちです。
さらに、金利も通常の住宅ローンより割高になりがちです。
完成までに時間がかかる
注文住宅の完成までには時間がかかります。
設計や見積もりの段階ですでに、建売住宅時間より多くの時間を費やしているでしょう。
打ち合わせなども多く、ある程度時間に余裕のある人でなければ計画が進みません。
工事や設計の変更などがあると、工期が延長されることもあります。予定通りに工事が終わらず、入居計画が変更になることもあるでしょう。
7.注文住宅を建てる際の注意点
注文住宅を建ててから後悔することがないように、注意すべき点を解説します。
施工メーカーが独自で用意する各種保証について確認する
住宅には、「住宅品質確保促進法」に基づく瑕疵担保責任(10年間)が義務化されています。
瑕疵担保責任とは別に、各施工メーカーが独自で用意する外壁塗装保証やシロアリ保証などもあり、義務化されている保証で保証されない内容をカバーしています。
どのような保証内容があるかは施工メーカーによって異なるため、漏れなく確認しておくようにしましょう。
設計から竣工までに関わる費用の内訳を確認する
注文住宅の工期は長く、携わる人が多数です。それだけに、どうしても人件費がかかります。
注文住宅を建てるに際しては、設計から建築までの流れと、どの業者がどのような価格で建築に携わるのか、その内訳をはっきり確認しておきましょう。
そのうえで、全部でどれだけの金額がかかるのかを把握することが大切です。
引き渡し前の立ち合いで不具合がないか確認する
注文住宅建売住宅の引き渡し前の立ち合いでは、建物に不具合がないかを細かく確認しなければなりません。
引き渡しが完了すると、不備が生じたのが引き渡し前だと証明することが難しく、のちのち保証がきかないというケースもあります。
何かしらの瑕疵部分があれば、引き渡し前に申し出る必要があるため注意しましょう。
8.山口県で注文住宅を建てる相場は全国平均より低め
注文住宅を建てる費用は、建売住宅より高くなりがちです。
しかし、山口県の注文住宅にかかる費用は、全国平均より低めです。
2020年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅建設費用の全国平均は3,533万円であるのに対して、山口県では3,394万円と139万円低くなっています。
山口県では、注文住宅を建てるに際しての敷居が比較的低いといってもよいでしょう。
9.まとめ
この記事では、建売住宅と注文住宅の違いを挙げつつ、それぞれを購入する際の注意点について解説しました。
建売住宅と注文住宅にはそれぞれにメリット・デメリットがあり、一概に優劣をつけることはできません。
家を購入する目的や期待するものによって、どちらにするかを決めましょう。
注文住宅の自由度の高さ、建売住宅の価格の安さのどちらも捨てがたいという場合は、ローコストで高品質な施工に定評のあるタナカホームズがおすすめです。
<<来場予約はコチラ>>
<<ここでしか見られない限定情報公開中 無料会員登録はコチラ>>
会社名:田中建設株式会社
部署名:編集部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
最近の投稿