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2022年6月25日 / 性能
【一戸建てのルーフバルコニー】メリット・デメリットや気をつけるべき点、費用などを解説
一戸建てを建てる際、ルーフバルコニーの設置を検討する人が増えています。
開放感のあるルーフバルコニーにはさまざまな活用法があります。
この記事では、ルーフバルコニーのメリット・デメリットや活用法、設置する際に気をつけるべき点などを解説しつつ、設置にかかる費用も紹介します。
ルーフバルコニーのある一戸建てで日々をより豊かなものにするために、ぜひ参考にしてください。
目次
1.ルーフバルコニーとベランダ、バルコニーの違い
ルーフバルコニーは、下の階の屋根部分を利用してつくられたバルコニーのことです。
ルーフバルコニーと混同されるベランダは、建物から張り出した外側部分に設置された、屋根のある歩行可能なスペースを指します。
また、バルコニーは建物の2階以上の外部に張り出し、屋根のないスペースで手すりがあるものです。
面積が広く、屋根がないことがルーフバルコニーの特徴で、ベランダやバルコニーと比べると、より日当たりがよく、開放感があります。
歩行可能スペースや屋根の有無、スペースの広さが名称の違いとなっています。
2.一戸建てのルーフバルコニーの活用法
一戸建てにルーフバルコニーを設置すると、ベランダやバルコニーではできない楽しみ方が可能になります。
ここでは、ルーフバルコニーを満喫する方法をいくつか紹介します。
バーベキューや自宅でのピクニックなど、食事を楽しむ
ルーフバルコニーには広いスペースがあります。
そのため、大人数でバーベキューを楽しんだり、お弁当を作って自宅内でのピクニックを楽しんだりできることが大きなメリットです。
心地よい朝日を浴びながら朝食をとったり、食後のお茶・お酒などをゆったりと満喫したりすることもできるでしょう。
また、家族だけでなく、友人を招待してのパーティーなどもルーフバルコニーで開催できます。
日光浴でリゾート気分を楽しむ
ルーフバルコニーは、日当たりがよいのが特徴です。
長時間過ごせる屋外用ソファーなどを設置したり、芝生を敷き詰めたりすれば、春から秋にかけてゆったり日光浴を楽しめるでしょう。
近隣の目がある庭などとは異なり、気兼ねなく日焼けできるのもルーフバルコニーならではのメリットです。
業務に追われていて、厳しいスケジュールの最中にあるような場合でも、旅行に出ることなく、気軽にリゾート気分を味わうことができます。
夜には、星空を眺めながら1日の疲れを癒すこともできるでしょう。
ヨガ・ストレッチ・家庭菜園などの趣味の空間にできる
ルーフバルコニーに芝生などを敷きつめれば、子どもたちの安全な遊び場になります。
しかし、ルーフバルコニーは子どもだけの遊び場ではありません。
大人にとっても、ヨガやストレッチなど、健康的な身体づくりを太陽の光を浴びながら楽しめたり、自宅内で家庭菜園やガーデニングができたりなど、さまざまな趣味の空間にできます。
ルーフバルコニーを設置することで、色とりどりのライフスタイルを形成でき、趣味の時間がより深まるでしょう。
3.一戸建てにルーフバルコニーがある4つのメリット
ここでは、一戸建てにルーフバルコニーがあることで得られるメリットを4つ解説します。
開放感を全身で感じられる
ルーフバルコニーは、階下の屋根を使って作られています。
このため、建築面積の制約を受けず、ゆったりとしたスペースが確保できるのが大きなメリットです。
日差しを遮る屋根もなく、開放感があり、四方から全身で太陽光を感じることができます。
ルーフバルコニーで過ごすことが、日々の疲れを癒し、心を開放させるきっかけになるでしょう。
ルーフバルコニーの視覚効果で居住空間を広く感じられる
ルーフバルコニーを設置することで、部屋とルーフバルコニーとがつながって見える視覚的効果を得ることができます。
この視覚効果によって、居住空間が実際の面積以上に広く見えるというのもルーフバルコニーのメリットです。
ルーフバルコニーと居住空間の境を大きな窓にするといった工夫によって、より一層の広がりを感じられるでしょう。
家事のスペースを確保できる
ときには大量の洗濯物や大物を干さなければならない日もありますが、ルーフバルコニーがあれば、干し場に困ることはありません。
日光が遮られず、一日中日当たりがよいため、洗濯物も早く乾きます。
布団を干す際にも便利です。
さらに、大きな家具を動かして掃除する際も、ルーフバルコニーがあれば、家具の移動も簡単です。
部屋をくまなく掃除する上で、利便性の高いスペースといえるでしょう。
土地購入代金の抑制につながる
都市部や駅前の人気エリアでは、広い庭のある家を持つのはなかなか難しいです。
しかし、ルーフバルコニーのある一戸建てなら、土地を有効活用することが可能です。
コンパクトな土地を有効活用でき、のびのびと暮らせるため、ルーフバルコニーのない一軒家に比べると小さな土地の購入も視野に入るでしょう。
小さな土地で満足のいく一戸建てが建てられるため、土地の購入費用を抑えられる可能性も高まります。
4.一戸建てにルーフバルコニーを設置するデメリット
一方で、一戸建てにルーフバルコニーを設置するデメリットも存在します。
ここでは、ルーフバルコニーを作る際のデメリットを解説します。
定期的なメンテナンスが必要
屋外にあるルーフバルコニーは、天気の影響を受けやすいだけでなく、埃やゴミがたまりやすいのがデメリットです。
ルーフバルコニーに設置した排水溝に、枯れ葉が詰まることもあるでしょう。
さらに、防水・漏水処置が施されていないため、床面が劣化したり、雨漏りが起きたりする可能性も否定できません。
ルーフバルコニーを設置する場合は、排水溝にゴミや枯れ葉などが詰まらないための掃除や床部分への防水処置といった対策が必要です。
また、定期的なメンテナンスを行わなければなりません。
一般的な屋根よりも工事費・維持費が高くなりがち
ルーフバルコニーの建築費用は、一般的な勾配のある屋根よりも高くなりがちです。
工事費用は、屋根部分以外の手すりや階段の設置、防水処置などによって大きく変化します。
さらに、10年~20年スパンで防水工事を行う必要があり、維持費が高くなる可能性も否定できません。
5.一戸建てにルーフバルコニーを設置する際に注意すべき点
憧れのルーフバルコニーを設置したことをのちのち後悔するということがないよう、事前に注意しておくべき点を解説します。
防水・排水機能について十分に配慮する
ルーフバルコニーは屋外にあるため、雨風や紫外線などの影響を受けやすくなります。
定期的なメンテナンスを行っていたとしても、床面の劣化に注意が必要です。
ルーフバルコニーに使用する素材は、耐久性の高いものを選ぶとともに、防水・排水性能についても十分に検討しましょう。
また、取り外しやすい板材にしておけば、傷んだときに床材の取り換えが簡単になります。
排水溝が詰まりにくいような構造にしたり、掃除しやすいようにコンセントと水道を設置したりすることもおすすめです。
真夏の気温上昇に対応できるよう断熱性を高める
屋根のないルーフバルコニー階下の部屋では、夏場に気温がどんどん上がってしまうのが難点です。
階下の部屋でも心地よく過ごせるよう、屋根部分の断熱性を高めておくようにしましょう。
断熱性を高めるとともに、階下の部屋の用途にも一工夫加えてください。常日ごろあまり使用しない用途の部屋にするのがおすすめです。
施工を担当する工務店と十分な話し合いを行う
新築一戸建てを建てる際、施工主はできるだけ自分の夢を反映した家にしたいと考えるものです。
しかし、理想を押し通した結果、ルーフバルコニーが原因の雨漏りが起きたり、掃除しにくいルーフバルコニーができあがったりするのは避けたい事態です。
事前に施工を担当する工務店と十分な話し合いを持ち、理想と現実的にルーフバルコニーが備えておくべき機能のすり合わせを行ってください。
施工は、ルーフバルコニーの施工実績が豊富な工務店に頼むと安心です。
6.一戸建てにルーフバルコニーを設置する費用の目安
ルーフバルコニーの設置にかかる主な費用は、防水工事費用や面積に応じた費用、素材費用、維持費の4つです。
面積はもちろん、使用する素材の価格によっても費用は増減します。
維持費を除いた設置費用は、おおよそ100万円と考えてください。屋根を補強する場合は、さらに100万円ほどかかるでしょう。
設置費用はベランダやバルコニーよりやや高めですが、コストダウンを優先すると雨漏れなどによって、かえって補修費用がかかります。施工を担当する工務店と、工法や耐用年数、将来必要なメンテナンスについて事前に確認しておきましょう。
7.山口県でルーフバルコニーのある一戸建てを建てるなら
2020年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅を建設する際にかかる費用の全国平均は3,533万円となっています。
一方、山口県で注文住宅を建設する際の費用は200万円ほど低い3,394万円が平均です。
山口県では住宅建設にかかる費用が比較的低くなっています。
建設費用を抑えられる分、機能的に優れ、こだわりを反映したルーフバルコニーを作りやすいといえるでしょう。
8.まとめ
下の階の屋根部分を利用して作るルーフバルコニーは、屋根がなく、面積が広いのが特徴です。
開放感があり日当たりがよいため、休日に食事やパーティーを楽しんだり、リゾート気分を満喫したりするのにぴったりの空間です。
また、子どもの遊び場・大人の趣味の空間にも適しています。
ルーフバルコニーのある一軒家を建てる場合は、確かな品質を高い性能でありながら、費用を抑えられるタナカホームズがおすすめです。
ぜひ来場予約より、実際の一軒家をご覧ください。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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