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2022年7月31日 / 家づくり
建売住宅とローコスト住宅の特徴や違い、メリット・デメリットを徹底解説します
家を購入しようとしたとき、建売住宅とローコスト住宅の違いがわからないという人は少なくありません。
一般的な注文住宅と比べると、建売住宅とローコスト住宅は安く手に入れられるという点では共通点があります。
しかし、明確な違いもあります。この記事では、建売住宅とローコスト住宅の特徴や違い、メリット・デメリットについて解説します。
より満足のできる方法で家を購入するためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
1.建売住宅の特徴とメリット・デメリット
住宅の購入を検討する際、コストをいかに抑えるかというのは大きな問題です。
コストを抑える方法としてあがるのが、建売住宅とローコスト住宅の選択肢ではないでしょうか。
建売住宅とローコスト住宅の特徴・違いを知り、それぞれのメリット・デメリットを確かめることは大切です。
ここでは、建売住宅の特徴とメリット・デメリットを紹介します。
建売住宅とは
新築された分譲住宅で、土地と建物をセットで販売するものを、建売住宅と呼びます。
土地を購入するのは建築業者であり、建物は完成された状態(もしくは完成に近い状態)で販売されるため、購入後すぐに入居できるのが建売住宅の特徴です。
一般的には、いくつかの家が同時に建築され、販売されます。
分譲住宅も建売住宅と同じく完成済みの家を土地と同時に購入しますが、住宅建築を目的に整地された分譲地にまとめて建てた住宅である点で、建売住宅とは異なります。
建売住宅のメリット
建売住宅の特徴は、完成済みの住宅であり、土地とセットで販売されていることです。
ここでは、建売住宅のメリットを挙げ、解説します。
購入コストを抑えられる
建売住宅は、同じ規格で数戸を同時に建てるため、資材をまとめて購入できます。
また、建築前の施主との打ち合わせなども必要なく、建築会社の人件費が注文住宅ほどかかりません。
さらに、仲介手数料なども必要なく、購入コストを抑えることができます。
質を落とすのではなく、さまざまな手間を省くことで価格を安くするのが建売住宅の大きなメリットといえるでしょう。
完成済みの物件を拝見できる
建売住宅は、完成済みの状態または建築途中の物件を購入します。
間取りや設備などを自分好みに作り上げることはできませんが、実際の物件を見ることができ、使い勝手などを確認してから購入できるのがメリットです。
間取りを見るだけではなかなか実物をイメージできないという人でも、実物を見ることで、具体的に自分たちが住む様子をイメージできます。
購入後すぐに入居できる
建売住宅は、契約を済ませればすぐに入居できます。
マンションなどに住んでいる場合、売却を済ませてから入居までに時間が空くと、仮住まいの家を用意しなければなりませんが、建売住宅ならその手間がかかりません。
転勤やお子さんの入学などを控えており、急いで住宅の購入が必要な場合でも、安心できます。
建売住宅のデメリット
建売住宅にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
ここでは、建売住宅ならではのデメリットを解説します。
仕様が決まっていて、同じような家が多い
建売住宅は完成済みで販売されるため、仕様を変えることがほとんどできません。
中には、設備や内装にいくつかの選択肢を残している物件もありますが、その幅は決して広くはありません。
周囲に同じ会社が建てた建売住宅が並んでいる場合は、似たような印象を与えるものが多くなります。
個性的で自分好みのデザインの家がほしい、こだわりの設備や仕様を備えた夢のマイホームを手に入れたいと考えるなら、建売住宅は不向きです。
立地を選べない 建売住宅は、土地と建物がセットで販売されます。
完成済みの家の間取りや設備が自分の要望にかなうものであっても、立地を選ぶことはできません。
周囲の環境や治安、近隣の住民の様子、土地の地盤なども終の棲家を選ぶうえでは重要な要素ですが、建売住宅が自分の要望を満たすものであるとは限らないのです。
お子さんがいる場合は、学区の問題などもあるでしょう。
予算内で購入できるとは限らない
建売住宅はすでにできあがった状態で販売されるため、住宅購入にかける予算を決めていた場合でも、その予算内に収めるのが難しい場合があります。
自分たちの生活に必要ない設備をカットしたり、少し広さを削ったりといった調整ができず、予算とうまく折り合わないケースが少なくありません。
2.ローコスト住宅の特徴とメリット・デメリット
建売住宅と並ぶ価格の安さで人気のローコスト住宅には、どのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、ローコスト住宅の特徴を挙げ、建売住宅との違いを解説します。また、ローコスト住宅のメリット・デメリットについても見ていきましょう。
ローコスト住宅とは
ローコスト住宅は、建売住宅とは異なり注文を受けてから作りはじめます。
注文住宅の要素も持ち合わせていますが、ある程度規格化されており、選択肢は注文住宅より少ないのが特徴です。
セミオーダータイプの注文住宅と表現することもできます。
すべてを自由な発想で設計する注文住宅より選択肢を少なくして、コストを抑えたものですが、住宅を建てる土地は自分たちで探す必要があります。
ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅の特徴は、ある程度の融通が効くセミオーダータイプの注文住宅であることです。
住宅を建てるべき土地は探さなければなりませんが、その分、自分の要望に即した環境に家を建てることができるとも考えられます。
ここでは、ローコスト住宅のメリットについて解説します。
カスタマイズ次第で建売住宅より購入コストを抑えられる
大手ハウスメーカーで家を建てる場合、坪単価は60万円から80万円程度が目安です。
しかし、セミオーダータイプの注文住宅であるローコスト住宅を建てる際は、坪単価30万円からから50万円程度で家が手に入ることも珍しくありません。
設備や仕様などをいくつかの選択肢から選ぶことになるため、細かな部分で完全に自分好みの家を作りあげることはできませんが、自分が重視する部分にお金をかけ、不要な部分を省くといった取捨選択が可能です。
余計なオプションを増やさず、必要最低限の住宅を建てることを考えると、建売住宅より安くすることもできるでしょう。
土地を持っているならお得に家が建てられる
親や親族などから相続した土地があったり、すでに土地を購入していたりした場合は、お得に家を建てられるローコスト住宅を選択すべきです。
すでに手にしている土地がよほど気にいらない場合を除いて、土地つきの建売住宅を選ぶ余地はありません。
デザイン性を高めるオプション追加が可能になる
コストを抑えつつ、ある程度はデザインにもこだわりたいという場合は、ローコスト住宅に分があります。
ローコスト住宅は、間取りやデザイン、設備・仕様が決まってから建設に入る注文住宅の一種です。
本格的な注文住宅と比べると選択肢は少ないですが、建売住宅のようにほぼ変更のきかないものではありません。
ローコスト住宅のデメリット
ローコスト住宅の魅力的なメリットには、デメリットとしての一面もあります。ここでは、ローコスト住宅のデメリットを紹介します。
入居までに一定の時間がかかる
ローコスト住宅を建てる場合は、土地を購入して家を建てる時間がかかります。
建売住宅などとは異なり、購入即入居の段取りは組めません。
ローコスト住宅の打ち合わせや設計にかかる時間、建築期間を考慮すると、最低でも6ヶ月ほどは待つ必要があると考えてください。
住宅メーカー次第でできあがりに差が出る
せっかくセミオーダータイプのローコスト住宅を選んだにもかかわらず、住宅メーカーにほとんど選32.ないというケースも想定されます。
選択肢が少ない住宅メーカーでは、ほとんど建売住宅と変わらない仕上がりになるかもしれません。
自分の好みを少しでも反映させた住宅を作りたい、自分なりの個性を出せる家にしたいという場合は、信頼のおける住宅メーカーを選ぶことが重要です。
3.低コストで住宅を建てる場合は山口県がおすすめ
2020年度の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅建設費用の全国平均は3,533万円となっています。
これに対して、山口県で注文住宅を建てる場合の費用の平均は、全国平均より200万円ほど低い3,394万円です。
山口県は、住宅購入にかかる費用が比較的低く抑えられる分、住宅購入に踏み切りやすい土地ともいえるでしょう。
ある程度資金面で余裕がある場合は、ローコスト住宅にオプションを追加し、より自分好みの家を作り上げることも可能です。
4.まとめ
この記事では、建売住宅と混同されがちなローコスト住宅についてわかりやすく解説しました。
建売住宅とあわせ、それぞれのメリット・デメリットを紹介しています。
一戸建てを建てる際には、こうした情報を知ったうえで満足のいく家を手に入れてください。
セミオーダータイプで自分たちの夢を叶えつつ、低予算でローコスト住宅を建てたいという場合に重要なのは、信頼のおけるハウスメーカーを選ぶことです。
タナカホームズは、ローコストにもかかわらず、高品質・高性能な家を建てられるメーカーとしておすすめです。
ぜひご相談ください。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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