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2021年8月26日 / 家づくり

注文住宅の間取りの決め方|コツや注意点、人気の間取りなどを解説

注文住宅 間取り

 

間取りによって暮らしやすさは大きく変化します。

注文住宅を建てる場合、間取りはとても重要です。

この記事では、これから注文住宅を建てようと考えており、特に間取りで悩んでいる人に向けて、間取りを決める際のコツや注意点などを解説します。

人気が高まっている間取りの例も紹介するため、ぜひ参考にしてください。

 

目次

1.注文住宅は間取りが重要

2.注文住宅の間取りを決める際に意識すべきこと

3.注文住宅の間取りを決める際のコツ

4.注文住宅で人気が高い間取り例

5.注文住宅の間取りは信頼のおけるプロにご相談を

6.まとめ

 

 

1.注文住宅は間取りが重要

注文住宅の大きな魅力のひとつは、自分たちで自由に間取りを決められる点です。

どのような間取りにするかによって暮らしやすさが変わるため、特に慎重に検討する必要があります。

この記事では、間取り決めに失敗しないために押さえておくべきコツを解説します。

自分たちにとって暮らしやすい間取りを目指しましょう。

 

 

 

2.注文住宅の間取りを決める際に意識すべきこと

注文住宅の間取りを決めるときは、何を意識したらいいのでしょうか。具体的に解説します。

 

現在の家族構成や将来を考慮して決める

最適な間取りは、家族の人数や年齢などによっても異なります。

たとえば、小さな子どもやお年寄りと一緒に暮らすなら、安全性が特に重要です。

夫婦2人で生活する場合は、自分たちの好みにあうおしゃれな間取りを希望するでしょう。

なかには、自分たちの親や結婚後の子どもとの同居を見据え、間取りに余裕をもちたいと考えている人もいるかもしれません。

ある状況では理想的な間取りでも、ほかの状況では暮らしにくいと感じる可能性もあります。

間取りを決めるときは、実際の家族構成やライフスタイルの変化を考慮することが大切です。

現在から将来にかけて、自分たちがどのように生活しているか具体的に考えてみましょう。

自分たちの事情にあわせ、どのような状況でもなるべく快適な生活を続けられるような間取りにする必要があります。

 

暮らし始めてからのことを具体的にイメージする

間取りを決めるときは、自宅での普段の過ごし方を具体的にイメージしてみましょう。

新しく建てた家で、どのように暮らしたいか想像してみてください。

日々の生活を思い浮かべてみると、効率的な動線も導き出しやすくなります。

参考になる実際の間取りの例も集めておくと、打ちあわせの際に希望をスムーズに伝えやすくなるでしょう。

 

希望条件と優先順位を整理しておく

注文住宅を建てる際には、さまざまな制限が存在します。

そのため、自分たちの希望をすべて実現できるとは限りません。

すべてを盛り込むと予算が足りなくなったり、スペースが足りなくなったりする恐れもあるでしょう。

間取りに関する希望としては、たとえば「ウォーキングクローゼットを設置したい」「自分の部屋を広くしたい」など、さまざまな条件があげられる可能性があります。

家族の希望条件を洗い出したら、優先順位をつけて整理しましょう。

家族同士でよく話しあい、それぞれの希望を両立するためにはどのような工夫をすればいいか考える必要があります。

あらかじめ優先順位を決めておくと、プロに相談する際もスムーズに打ちあわせが進みます。

 

生活に必要な「設備」も含めて考える

住宅を建てるうえでは、生活に欠かせない設備も含めて間取りを考えなければなりません。

具体的には、玄関、廊下、階段、キッチン、浴室、トイレ、収納、ロフトなどをどこにいくつ配置するか決める必要があります。

これらの設備は毎日も使用するため、どのように配置するかはとても重要です。

また、新居で使用する家具や家電もあらかじめ決めておくと、より使いやすい間取りを決めやすくなります。

家具や家電のサイズや配置を考慮すれば、最適な場所にコンセントを設置できるからです。

コンセントの位置や数を暮らし始めてから変更するのは難しいため、事前によく検討すべきです。

住宅の間取りは、毎日の生活にあわせ暮らしやすい環境になるようにする必要があります。

 

 

 

3.注文住宅の間取りを決める際のコツ

・注意点 注文住宅の間取りを決めるときは、意識すべきコツや注意点があります。

ここでは、それぞれについて具体的に解説します。

 

生活動線・家事動線に注意する

生活動線とは、毎日の暮らしにおいて人が移動する経路です。

一方、家事動線は家事のために家のなかを移動する際の経路を表します。

生活動線をスムーズにするには、実際の生活しやすさを考慮して間取りを決めることが大切です。

玄関、廊下、階段、キッチン、浴室、トイレの配置は生活動線に大きな影響を与えます。

このなかでも、水回りの配置は特に注意しましょう。

たとえば、寝室の隣に浴室がある場合、深夜にシャワーを浴びる家族がいると目が覚めてしまう恐れがあります。

玄関の近くにトイレや浴室があれば、来客時に家族が使いにくくなるでしょう。

客間までの動線に配慮したり、帰宅後スムーズに手洗いやうがいができるようにしたりすることも重要です。

また、家事動線は短くシンプルにすると、無駄な動きが少なくなります。

たとえば、キッチンの近くで家事を完結できる動線にすると便利です。

浴室と洗濯機、洗濯機と干し場所の距離もなるべく短くするといいでしょう。

1日の動きを図面に書き込むと、スムーズな動線を確保しやすくなります。

 

においや生活音に注意する

間取りを考えるときは、においや生活音にも配慮しましょう。

たとえば、リビングに吹き抜けを採用した結果、食事のにおいが2階にも伝わってしまうケースもあります。

開放的な空間を重視する場合は、空調を適切に管理するための仕組みが必要です。

また、子ども部屋と書斎が近いと、子どもの声が気になって業務に集中しにくくなる恐れもあります。

1階は2階から足音が響いてくる場合もあるため、それぞれの部屋の用途を考慮して配置する必要があります。

 

採光・日当たりに注意する

間取りは採光や日当たりにも大きく影響を与えます。

基本的に、日中に使用するリビングやダイニングにしっかり光が届くよう、南側に配置するのが理想的です。

寝室は日中に使用しないため、北側に配置しましょう。

ただし、立地や周辺環境によっても、光の届きやすさは変化します。

窓の位置や数も調整しながら、適度に室内へ光が届くようにする必要があります。

 

風通しに注意する

暮らしやすい家を作るためには、風通しにも注意する必要があります。

風向きを考慮し、家のなかを風がスムーズに通り抜けられるようにすべきです。

そのためには、窓の配置が重要になります。

たとえば、高い位置に窓をつけると暖かい空気を外へ出しやすく、低い位置に窓をつけると冷たい空気を家のなかに取り入れやすくなります。

家全体の間取りにあわせ、スムーズに風が流れていくように窓の配置を決めましょう。

 

収納数や奥行、設置場所に注意する

注文住宅を建てる際は、収納にもこだわりましょう。

生活するうえではさまざまなものが必要であり、それらをすっきり片付けるためには収納スペースが必要不可欠です。

ものを収納する場所を設けるとその分だけ部屋は狭くなるものの、利便性は大幅に向上します。

新居での実際の生活をイメージしながら、必要な収納の数を考えましょう。

ただし、収納スペースは単に広ければ便利というわけではありません。

収納するものにもよりますが、奥行が深すぎると出し入れがしにくくなる恐れがあります。

注文住宅では収納の大きさも自由に設定できるため、実際に収納するものにあわせて奥行を決めましょう。

また、収納は設置場所も重要です。使用する場所の近くに収納できれば、必要なときにすぐに取り出せます。

設置場所についても、実際の生活にあわせて検討しましょう。

 

 

 

4.注文住宅で人気が高い間取り例

注文住宅ではどのような間取りが人気なのでしょうか。

ここでは、人気が高い間取りの例を紹介します。

 

対面型キッチン

対面型キッチンは、リビングを見ながら作業できるタイプのキッチンです。

家族とコミュニケーションをとりながら調理や片付けができるようになっているため、人気があります。

キッチンが明るくなり、作業中も家族との一体感が出やすくなるでしょう。

小さな子どもがいても常に様子を確認できて安心感があります。

 

パントリー

パントリーとは、キッチンの近くに設ける食品貯蔵庫のことです。

缶詰や乾物など常温で保存できる食材をストックするために役立ちます。

災害時のための非常食や水も、パントリーがあれば備蓄しやすくなります。

食べ物だけでなく、調理器具や食器などをパントリーに収納するのもひとつの方法です。

キッチンの広さも考慮しながら、パントリーを設置するかどうか検討しましょう。

 

書斎スペースや共用本棚

リモートワークが一般的になってきており、住宅に書斎スペースを設けるケースも増えています。

書斎として部屋を設けなくても、リビングの一角に小さな書斎スペースを作れば業務に集中できる環境を手に入れられます。

共用本棚を設置し、家族が読む本を一箇所にまとめて管理するのもおすすめです。

 

シューズクローク(ウォークインシューズクローゼットなど)

玄関をすっきりさせたいなら、シューズクロークを設けるのもひとつの手です。

特に、ウォークインのシューズクローゼットを設置すれば、さまざまなものをまとめて収納できます。

たとえば、靴だけでなく、ベビーカー、スポーツ用品、ゴルフバッグなどさまざまなものを収納可能です。

玄関や庭を掃除するためのほうきやちりとりもまとめられます。

 

その他

最近では、小上がりやサンクンリビングを設けるケースも増えています。

小上がりは床が1段高くなっており、特別なスペースとして活用可能です。

子どもが遊ぶスペースや客間にもなります。

反対に、サンクンリビングは床が1段低くなっており、空間にメリハリを出すために役立ちます。

1階と2階の間にスペースを設けるスキップフロアも人気です。

 

 

 

5.注文住宅の間取りは信頼のおけるプロにご相談を

注文住宅を建てるうえで、間取りは特に重要です。

家族の生活にあわせて決める必要がありますが、自分たちだけで最適な間取りを考えるのは簡単ではありません。

信頼できるプロに相談し、アドバイスを聞きながら決めるのがおすすめです。

 

 

 

6.まとめ

家族にとって最適な注文住宅を建てるためには、間取りにこだわる必要があります。

実際の生活をイメージしながら、どのように設備や部屋を配置すべきか考えましょう。

状況によっては、パントリーやシューズクロークなどを設けるとより便利に暮らしやすくなる場合もあります。

タナカホームズでは、ローコストながら高品質で高性能な注文住宅を提供しています。

手頃な価格で理想的な住まいを手に入れるため、ぜひ相談してください。

 

 

 

会社名:田中建設株式会社

部署名:編集部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi