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2021年8月26日 / 家づくり
ローコスト住宅でおすすめの間取りとは?コストダウンするコツや注意点を解説
ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅よりも低価格で建てられる住宅のことです。
快適な家を手に入れるためには、ローコスト住宅においても間取りを工夫する必要があります。
この記事ではローコスト住宅を建てようと考えている人に向けて、ローコスト住宅のおすすめの間取りを解説します。
コストダウンするコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.ローコスト住宅とは
ローコスト住宅とは、低価格で建てられる住宅のことです。
メーカーによっても異なりますが、坪単価20~40万円台で建てられる場合が多いです。
ローコスト住宅は間取り、設備、内装があらかじめ規格化されており、決められているプランのなかから好きなものを選びます。
ただし、ローコスト住宅について明確な定義があるわけではないため、メーカーやプランによって仕組みや内容が異なる可能性もあります。
ローコスト住宅が安い理由
すでに触れたとおり、ローコスト住宅が安い理由としては、間取り、設備、内装などが規格化されている点があげられます。
また、建材の仕入れ方法を工夫して原価も抑えたり、作業工程を少なくして人件費を削減したりしているケースもあります。
さらに、広告宣伝費を減らしているところもあるでしょう。
ローコスト住宅は、このようなさまざまな工夫により低価格を実現しています。
2.ローコスト住宅の間取りを決める際のコツ
ローコスト住宅の場合、注文住宅のような自由設計はできません。
しかし、間取りを工夫するとコストダウンにつながります。
ここでは、具体的に間取りを決める際のコツを解説します。
オープンな間取りを選ぶ
廊下を作らずオープンな空間にすれば、壁の材料費や工賃などを削減できます。
窓の配置や照明を工夫すると、明るく開放的でおしゃれな雰囲気になるでしょう。
デザインの選択肢が広がるのも大きなメリットです。
ただし、オープンな空間はプライバシーを確保しにくいという課題もあります。
インテリアの配置を工夫し、適度に視線を遮るなどの対策を取り入れましょう。
ライフスタイルの変化も見越したうえで、どの程度オープンな間取りにするか決めてください。
平屋を検討する
コンパクトな平屋にすると、無駄を省いたおしゃれなローコスト住宅を建てられます。
平屋は外観や内観がシンプルであり、建築にかかるコストを安く抑えやすいです。
また、床面積を少なくすれば、固定資産税も低くなります。
外壁の塗装をメンテナンスする際も、2階部分がないため足場を組む費用を節約できます。
ただし、平屋は住宅の中心部分が暗くなりやすいです。
窓の配置を工夫したり中庭を設けたりして、十分な採光を確保できるようにしましょう。
シンプルなデザインにする
間取りや外観が複雑になるほど、建築にかかるコストは高くなります。
その反面、間取りや外観をなるべくシンプルにすれば、その分だけコストを抑えられます。
建材の購入費を安くできるだけでなく、工費の削減も可能です。
なかには、おしゃれなデザインを取り入れたいという人もいるでしょう。
おしゃれな住宅を希望する場合も、一部にこだわりのデザインを取り入れるだけで雰囲気を変えられます。
水回りは1か所にまとめる
コストダウンのためには、キッチン、風呂、トイレなどの水回りの設備は1か所にまとめましょう。
電気配線、上下水道管、ガス管などの距離が近ければ、施工にかかるコストを安く抑えられるためです。
水回りをまとめると、設備のグレードを下げなくてもコストを予算内に収めやすくなります。
また、水回りの設備がまとまっている場合、暮らし始めてからのメンテナンスも楽になります。
トラブルが発生しても原因を特定しやすくなるため安心です。
3.ローコスト住宅の間取り例
ここでは、タナカホームズで実際に建てられたローコスト住宅の間取りの例を紹介します。
シンプルで心地よい平屋の間取り
どの世代からも人気がある平屋の住宅です。
シンプルな動線にこだわり、毎日の暮らしがスムーズになるよう工夫しました。
家族と同じフロアで暮らせるため、いつでも気配を感じられるところも魅力的です。
また、玄関に収納を多く設け、雨具やアウトドア用品などをすっきり収納できるようにしています。室内にはアクセントになる壁紙も取り入れ、空間にメリハリを出しています
スムーズな動線で快適な暮らし
シンプルながらモダンでかっこいい外観が特徴的な住宅です。
室内は白を貴重とし、シンプルモダンスタイルを意識しています。
リビングの一角に和室を作り、リラックスできるようにしました。
来客時は客間としても使用可能です。 2階には大きなウォークインクローゼットを設けており、家族の荷物をまとめて収納できるようにしました。
シックで落ち着いた外観
配色やデザインにこだわったおしゃれな2階建ての住宅です。
リビングのなかに階段を設けており、いつでも家族の様子を感じられるようにしています。
また、対面式キッチンを取り入れ、キッチンから和室が見えるようにしています。
脱衣所やトイレにはインパクトのある壁紙を取り入れ、明るい雰囲気を演出しています。
4.ローコスト住宅の注意点
ローコスト住宅を建てる際は注意点もあります。
ここでは、ローコスト住宅の注意点について具体的に解説します。
メンテナンス費用・ランニングコストを考える
ローコスト住宅は低価格で建築できますが、入居後にかかるコストも考慮したうえで建てましょう。
メンテナンスの費用やランニングコストが高ければ、ローコスト住宅を選んだ意味が半減してしまいます。
たとえば、住宅を建てる際のコストを抑えるために性能が低い断熱材を選ぶと、冷暖房の効きが悪くなる恐れがあります。
ローコスト住宅を建てる際は、耐用年数やメンテナンスのしやすさなど細かい部分までよく検討すべきです。
プランにどこまで含まれるかを確認する
ローコスト住宅の価格は、建物本体の価格のみが提示されているケースもあります。
付帯設備などの費用を含めて計算すると、想定以上に価格が高くなる可能性もあるため注意が必要です。
予算にあわせて無理なくローコスト住宅を建てるためには、提示されている価格にどのような項目が含まれているのかよく確認する必要があります。
追加でかかる費用がある場合は、その費用も含めたうえで購入するかどうか検討しましょう。
予算に余裕を持つ
住宅を建てるときは、想定していなかった費用がかかる場合も少なくありません。
間取りを考えている時点では細かい部分までイメージできなくても、具体的な設備や内装について検討し始めると、想定外のオプションをつけたくなる可能性もあります。
家づくりにおいては、予算に余裕をもって検討することが重要です。
予算の90%を目安にして購入価格を設定すると、住宅計画から建設までスムーズに進むでしょう。
5.ローコスト住宅を依頼する会社の選び方
ローコスト住宅を購入する場合、依頼する会社はどのように選べばいいのでしょうか。
具体的な選び方について解説します。
複数社を比較する
ローコスト住宅を購入できる会社としては、ハウスメーカー、工務店、設計事務所などさまざまな種類があります。
それぞれ異なる特徴があるため、自分たちに適した会社を選び抜く必要があります。
まずは複数社を比較し、それぞれどのような違いがあるか確認しましょう。
比べてみれば、価格相場や各社の特徴もわかりやすくなります。
それぞれの会社のメリットとデメリットを理解したうえで、実際に依頼する会社を決めましょう。
プラン数の豊富さ・自由度の高さを確認する
基本的に、ローコスト住宅は間取り、設備、内装が規格化されています。
そのため、思うような設備やデザインを選べず、建売住宅とほとんど変わらない住宅ができ上がるケースも少なくありません。
ただし、プラン数や自分で選択できる種類は、会社によってそれぞれ異なっています。
よって、なるべく自分のイメージに近い住宅を建てるためには、プラン数や自由度を確認する必要があります。
ローコスト住宅のなかでも、比較的プラン数が多くて自由度が高いところを選びましょう。
住宅性能・サポート体制を確認する
住宅性能や品質が低ければ住宅の購入費用は安くなるものの、夏は暑く冬は寒くなってしまいます。
光熱費が高くなる可能性が高いため、注意が必要です。
コストダウンを目指す場合でも、住宅の気密性や断熱性にはこだわるべきです。
また、サポート体制や保障制度の充実度もチェックし、暮らし始めてからも安心できるローコスト住宅を選んでください。
施工事例をみる
施工事例をチェックすると、その会社に依頼した場合にどのような住宅を建てられるかイメージしやすくなります。
実際に住宅を建てた人の体験談は、数少ない貴重な情報です。
施工事例からはデザイン力や信頼性なども確認できるため、各社の情報を集める際に必ず見ておきましょう。
6.まとめ
ローコスト住宅を建てるうえでは、間取りにもこだわる必要があります。
間取りに配慮すると、さらにコストを抑えて無駄のない住宅を建てやすくなります。
実際の施工事例も確認しながら、自分たちにとって最適な間取りを考えましょう。
タナカホームズなら、高品質かつ高性能のローコスト住宅を建てられます。
施工事例も多数公開しています。
手頃の価格で理想的な住宅を手に入れるために、まずは会員登録をしてみてください。
会社名:田中建設株式会社
部署名:編集部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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