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2023年5月15日 / 設備
オール電化と太陽光発電の併用で節約ができる理由とは?メリットや注意点なども解説
光熱費の削減を期待して、オール電化と太陽光発電を組み合わせて導入する人が増えています。
たしかに、併用することで節約効果は高まりますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、効果的に導入することが前提です。
今回は、節約が実現できる理由から、オール電化と太陽光発電の導入方法、併用の注意点などを解説します。
ぜひ参考にしてください。
目次
5. オール電化と太陽光発電にエコキュートを導入するメリット・デメリット
8. 山口県でオール電化・太陽光発電の家を建てるならタナカホームズがおすすめ
1. オール電化・太陽光発電の基礎知識
オール電化と太陽光発電は、近年耳にする機会が増えた言葉です。
今一度、それぞれの基礎知識を確認しておきましょう。
オール電化の基礎
オール電化とは、調理や空調、給湯など、家庭で使うすべての設備のエネルギーを電力だけでまかなう住宅のことです。
ガスや石油機器の代わりにIHクッキングヒーターや電気温水器、エコキュートなどを導入することで、生活に必要な熱源を電気に統一します。
家庭からの二酸化炭素排出量を削減できることから、エコ住宅としても注目が高まっています。
太陽光発電の基礎
太陽光発電は、太陽電池で光エネルギーを吸収することで発電するシステムです。
一戸建て住宅においては、屋根に設置されるのが一般的で、太陽光が照りつける日中の時間帯に発電を行います。
化石燃料を使った発電方法とは異なり、二酸化炭素を排出しないことから、地球環境にやさしいエネルギーとしても知られています。
2. オール電化・太陽光発電のメリット
オール電化や太陽光発電を導入すると、どのようなメリットを享受できるのでしょうか。
それぞれ詳しく紹介します。
オール電化で節約・安心
オール電化では、ガス代は発生しません。
光熱費は電気代のみに一本化され、オール電化用の電気契約プランを利用すれば、ガス併用時よりも大幅に光熱費が下がる家庭もあります。
また、家庭内で火を使う機会が激減することで、住宅火災のリスクも低減します。
子どもや高齢者のいる家庭にとっても、安心して暮らせる住宅といえるでしょう。
太陽光発電はクリーンなエネルギー
太陽光発電は、太陽光がある限り発電できます。
発電時に二酸化炭素を排出しないうえ、エネルギー源が枯渇する心配もありません。
また、発電した電力は自家消費が可能です。
災害時や設備の不具合などで停電した場合にも使えるため、非常時の大きな備えにもなります。
自家消費で余った電力は売電できる点も魅力的です。
3. オール電化・太陽光発電のデメリット
メリットの多いオール電化・太陽光発電ですが、いくつかの注意点もあります。
デメリットもしっかりと理解しておきましょう。
オール電化は停電に注意
オール電化でもっとも困る場面といえば停電時でしょう。
電力がなければ、家庭内の主要設備が利用できません。
また、オール電化導入時には、すべてのガス器具を電気機器へ変更する必要があります。
オール電化用の電気契約プランが用意されているものの、夜間料金を抑える分、昼間の使用料が高く設定されている点にも注意が必要です。
太陽光発電はコストが高い
太陽光発電は、設置コストが高いのが難点です。
経済産業省によると、2022年の平均価格は26.1万円/kWで、5kW設置すると、130万円ほど必要であると考えられます。
参考:令和5年度以降の調達価格等に関する意見|経済産業省 調達価格等算定委員会
また、定期的なメンテナスが必要である点や、天候によって発電量が左右される点を頭に置いておかなければなりません。
費用面において、想定と異なる部分が発生する恐れがあります。
4. オール電化と太陽光発電の併用で節約可能な理由
ここでは、「オール電化と太陽光発電を併用することで節約効果が高まる」といわれる理由について解説します。
ガスの使用量ゼロと光熱費の削減
都市ガスやLPガスが不要で、夜間料金が安い電力プランが用意されているオール電化は、単独でも光熱費削減が見込める住宅です。
しかし、「日中の電気使用料が高い」点で不安が残ります。
太陽光発電は、「日中に自家消費できる電力を創出する設備」です。
併用によって「昼間には太陽光発電、夜間は電力会社の電力」と使い分けると、さらに光熱費を削減できます。
蓄電池との併用で災害対策に活用
蓄電池を併用すれば、さらに太陽光発電を効率よく活用できるでしょう。
蓄電池を充電しておけば、太陽光で発電した電気を夜間や停電時に使うことも可能になります。
停電に弱いオール電化住宅も、太陽光発電と蓄電池があれば、いつでも設備を稼働することができます。
蓄電池も含めた併用は、災害対策としてもおすすめの手段です。
5. オール電化と太陽光発電にエコキュートを導入するメリット・デメリット
エコキュート(ヒートポンプ給湯器)は、大きなタンクに溜めた水を夜間に沸かして保温しておくことで、いつでもお湯を使えるようにする設備です。
エコキュートを併用するメリット
オール電化用の電力プランであれば、安価な夜間電力を使って効率的に給湯することで、光熱費を削減可能です。
また、エコキュートのタンクに溜まっているお湯は、停電時であっても蛇口から出すことができます。
タンク内のお湯の飲用は推奨しませんが、トイレや洗い物などにも使えるため、災害時の非常用としても活躍します。
エコキュートを併用するデメリット
当然ですが、エコキュートの導入にも費用がかかります。
太陽光発電との同時設置となるとさらに初期費用が高額になるため、注意が必要です。
事前にお湯を貯めておく構造上、タンクの容量を超えて使ってしまった場合には、お湯切れを起こします。
また、現在、ガス代が安く収まっている家庭では、光熱費が削減されないケースもあるでしょう。
6. オール電化と太陽光発電を導入する場合の注意点
ここでは、オール電化と太陽光発電を導入する際に気をつけておきたいことを紹介します。
事前に頭に入れておきましょう。
定期的なメンテナンスが必要
導入後にも長く、安全に設備を使い続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
太陽光発電では、3~5年ごとに1回の定期点検が推奨されており、1回あたりの費用は約3.5万円、20年に一度の交換が必要だとされているパワーコンディショナーは、29.2万円程度が相場です。
参考:令和5年度以降の調達価格等に関する意見|経済産業省 調達価格等算定委員会
ヒートポンプ給湯器の定期点検は、3年に1回程度が目安です。
節約につながらない可能性がある
オール電化向け電気契約プランを利用する場合、昼間に電気を多く使う傾向にある家庭は注意が必要です。
太陽光発電量で日中の電力使用量をまかなえないときには、電気代の削減にはつながらない可能性があります。
また、設備導入にかかる初期費用が高額であるため、発電状況によっては、費用が回収できないおそれもあります。
しっかりと計算したうえで、設置を検討してください。
7. オール電化・太陽光発電の導入方法
オール電化・太陽光発電を導入する際には、はじめに確認すべき箇所がそれぞれ異なる点に注意が必要です。
オール電化は設備の交換から
オール電化にする際には、まず設備の取り換えからはじめます。
ガス・石油器具は、すべて電気機器に取り換えなければなりません。
給湯設備はエコキュートか電気温水器に、ガスコンロはIHクッキングヒーターに換えるのが一般的です。
ストーブといった暖房器具は、エアコンや蓄熱暖房機などを活用するケースがよくみられます。
太陽光発電は補助金の確認から
多くの自治体が、太陽光発電の導入に対し、補助金制度を用意しています。
また、支給条件の定めがあることが多いため、確認したのちに発注することがベターです。
屋根に太陽光パネルが設置可能であるか、家庭の使用量に合った発電が得られるかも、要確認事項です。
ハウスメーカーや業者に、パネルの向きや角度なども考慮したシミュレーションを依頼してみましょう。
8. 山口県でオール電化・太陽光発電の家を建てるならタナカホームズがおすすめ
山口県でオール電化や太陽光発電を搭載した家を建てるなら、タナカホームズがおすすめです。
地元に密着し、ローコストなのに高品質な家を提供し続けてきたタナカホームズでは、すべての規格でオール電化を展開しており、エコキュートも標準設備に含まれています。
また、初期費用無料で太陽光発電システムが設置できる点も魅力です。
15年目までは、メンテナンス費用もタナカホームズ負担のため、コスト面の心配がありません。
9. まとめ
オール電化・太陽光発電を併用する住宅は、光熱費を削減したい人におすすめの家です。
蓄電池やエコキュートを導入すれば、さらなる節約効果が期待できるだけでなく、災害時の備えにもなります。
光熱費の高騰が叫ばれる今、一度は検討してみる価値があるといえるでしょう。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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