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2025年4月15日 / 暮らし・育児
福山市の注文住宅|価格相場&坪単価を徹底解説!

福山市で理想の注文住宅を建てたいと検討中の方へ。
この記事では、福山市における注文住宅の価格相場や坪単価、エリア別の特徴、費用を抑えるコツまで、家づくりに必要な情報を詳しく解説します。
目次
1.福山市で家を建てるのにかかる費用は?
福山市で注文住宅を建てるには、一体どれくらいの費用が必要なのでしょうか?
まずは、建築相場と坪単価の基本を見ていきましょう。
注文住宅の建築相場 住宅金融支援機構の「2023年度のフラット35利用者調査」によると、広島県で注文住宅を建てた方の平均建設費(建物にかかる費用)は、約3,959万円。
平均住宅面積は121.3m2(約36.6坪)のため、平均坪単価は108.1万円になります。
一方で、「e-Stat 政府統計の総合窓口」の令和5年度住宅・土地統計調査によると、1住宅あたりの延床面積は106.33m2(32.16坪)になります。
このことから、福山市で注文住宅を建てた場合の建築相場は以下のように算出されます。
32.16坪×108.1万円=3,476.49万円
福山市で平均的な大きさの注文住宅を建てる場合、約3,470万円の費用が必要です。
なお、土地を所有していない方は、ここに土地の価格も加わってきます。
ただし、この金額はあくまで平均的な目安であり、実際の建築費用は家の大きさ、デザイン、使用する材料によって大きく変わります。
特に、最近では建築材料の価格や人件費が上昇しており、これらの要因が建築費用に影響を与えています。
坪単価
先述したように、住宅金融支援機構の「2023年度のフラット35利用者調査」によると、広島県で注文住宅を建てた方の平均坪単価は108.1万円です。
福山市で家を建てることを想定する場合も、この坪単価を目安に計算すると良いでしょう。
しかし、坪単価も建築費と同様に、使用する材料、設備の質、デザインによって変動するため、あくまで参考程度に留めておくべきです。
例えば、高性能な設備や高品質な内装材を選ぶと、坪単価はさらに高くなる可能性があります。
また、地盤の改良工事や傾斜地での建築が必要な場合は、追加の費用が発生することも考慮する必要があります。
広島県内の他の都市との価格差 広島市や東広島市の建築相場を計算してみました。
「e-Stat 政府統計の総合窓口」の令和5年度住宅・土地統計調査によると、広島市と東広島市の1住宅あたりの延床面積は、それぞれ80.01m2(24.2坪)と94.52m2(28.59坪)になります。
広島市:24.2坪×108.1万円=2,616.2万円
東広島市:28.59坪×108.1万円=3,090.57万円
これらの数字から、福山市では広島市や東広島市よりも比較的大きな家を建てる傾向があり、そのため建築費も若干高くなっていることが分かります。
これは、福山市の土地価格が比較的抑えられているため、住宅そのものに予算をかけやすいという側面があるかもしれません。
2.エリア別の特徴と坪単価
福山市で注文住宅を建てる場合、エリアによって住環境や土地の価格が大きく異なります。
ここでは、主要なエリアの特徴と坪単価の目安を紹介します。
中心エリア(福山駅周辺)

福山市の主要駅である福山駅周辺は、市内で最も利便性の高いエリアの一つです。
商業施設、公共機関、医療機関などが集積しており、日常生活における利便性は非常に高いです。
交通アクセスも優れており、電車やバスを利用して市内外へスムーズに移動できます。
都市型の洗練された住環境を求める層に人気があります。
坪単価は、利便性が高い分、土地の価格は比較的高めに設定されています。
そのため、福山市内でも高水準となっているようです。
ただし、駅からの距離、土地の形状、周辺環境により大きく変動します。
なお、駅周辺は、土地の坪数が小さくなる傾向があるため、狭小地でもしっかりと延床面積を確保できる3階建て住宅が多くみられます。
蔵王・伊勢丘エリア
閑静な住宅街が広がり、落ち着いた住環境が魅力のエリアです。
また、教育施設が充実しており、子育て世帯に人気があります。
比較的、新興住宅地が多く、綺麗な街並みが特徴で、公園施設なども多く住みやすい街といわれています。
坪単価は、中心部よりは抑えられますが、福山市の中でも高めのエリアになっています。
周辺の生活環境の充実が充実していることから、土地の値段も安定して高めの設定になっているようです。
近年、特に子育て世代からの人気が高く、住みたい街としても上位に上がることが多いです。
南蔵王・春日町エリア
大型の商業施設などがそろっており、日々の生活に必要なものがそろっています。
比較的、平坦な土地が多く、生活しやすいエリアといえるでしょう。
また、交通の便が良い場所と、閑静な住宅街が広がっている場所が混在している地域でもあります。
蔵王・伊勢丘エリアよりも土地価格は落ち着いています。
ただし、商業施設の充実している地域は比較的、土地価格が高い傾向にあるようです。
生活利便性と住環境のバランスを重視する方が住むのにおすすめのエリアです。
神辺町周辺
豊かな自然に囲まれたエリアであり、広い敷地を確保しやすい点が特徴です。
落ち着いた環境で子育てをしたい方や、自然の中でゆったりと暮らしたい方におすすめします。
近年、開発が進み、商業施設なども充実してきています。
国道など幹線道路へのアクセスもよく、車での移動も便利です。
福山市内では比較的土地価格が落ち着いている地域になります。
注文住宅を建てる場合、敷地面積を大きく取れる場合が多いので、こだわりの住宅を建築しやすいです。
田園風景が残る地域もあり、都会の喧騒から離れて生活したい方におすすめします。
3.注文住宅の費用を抑えるコツ
注文住宅は、工夫次第で費用を大幅に抑えることが可能です。
最後に、注文住宅の費用を抑えるポイントをご紹介します。
暮らしにあわせた土地選び
注文住宅を建てる際、土地選びは建築費用だけでなく、将来の生活費にも大きく影響します。
例えば、通勤時間が短い土地は交通費を抑え、光熱費を考慮した土地選びは、毎月の支出を減らすことに繋がります。
土地の形状も重要で、正方形のような整形地は、無駄な工事を減らし、建築費用を抑えることができます。
また、地盤が強い土地は、地盤改良工事の必要性を減らし、追加費用を削減できます。
土地を選ぶ際は、将来のライフスタイルを考慮し、長期的な視点で検討することが重要です。
優先順位を考えた間取り
間取りを考える際には、必要な部屋数や広さを検討し、無駄のない計画を立てることが重要です。
将来の家族構成やライフスタイルの変化も考慮し、柔軟に対応できる間取りを考えることが、住みやすい家を作る上で大切です。
部屋数や壁の数を減らすことで、建築費用を抑えることができます。
また、収納スペースについては、作り付けの収納と購入する収納家具の費用対効果を比較検討し、賢く選択することが重要です。
補助金・助成金の活用
注文住宅の建築費用を抑えるためには、補助金や助成金の活用も有効です。
福山市や国が提供する住宅関連の補助金・助成金を積極的に活用することで、初期費用を大幅に削減できる可能性があります。
例えば、「子育てエコホーム支援事業」は、高い省エネ性能を有する住宅を建てた方を支援する補助事業です。
最大160万円の補助金を受け取れる可能性があるため、条件に当てはまる方はぜひ活用を検討ください。
ただし、子育てエコホーム支援事業は、2025年限定の補助事業です。
予算の上限も決まっており、上限に達すると予告なく募集が終了します。
そのため、この補助事業を利用したい場合は、早めの準備が推奨されます。
なお、子育てエコホーム支援事業の補助金を受け取るためには、省エネ性能の高い家を建築する必要があります。
具体的には、高性能な断熱材や窓の採用、高効率給湯器や太陽光発電設備の設置といった省エネ対策が求められます。
また、高度な省エネ性能の計算も必要になるため、住宅建築を依頼するハウスメーカーや工務店と十分に連携して進めることが重要です。
各自治体でもマイホーム獲得やリフォームを支援する支援制度が整えられています。
残念ながら福山市では新築住宅の建築における支援制度はないようです。
ただ、空き家の改修工事や耐震リフォームでの補助事業はあります。
新築ではなく空き家を利用したリノベーションや中古住宅のリフォームを検討している方は、これらの制度の利用も検討しましょう。
4.まとめ
福山市で注文住宅を建てるには、ある程度の費用がかかりますが、エリアごとの特徴を把握し、費用を抑えるための工夫をすることで、予算内で理想のマイホームを実現できます。
この記事を参考に、あなたのライフスタイルに合った家づくりを始めてみてはいかがでしょうか。
タナカホームズ福山店では、お客様の理想の住まいづくりを全力でサポートいたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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