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2022年5月21日 / お金・ローン

中古の戸建てを購入するメリット・デメリット!狙い目の築年数や購入時の確認事項も解説

ライフスタイルの変化などにより、戸建てへの住み替えを検討している人もいることでしょう。

この記事は、中古の戸建てを購入するメリットを知りたい人向けの内容です。

中古戸建て、新築戸建て、中古マンションを購入するそれぞれのメリット・デメリット、中古戸建ての狙い目の築年数や選び方を解説します。

中古戸建ての購入を検討する際に役立ててください。

 

目次

1.中古の戸建てを購入するメリット

2.中古の戸建てを購入するデメリット

3. 新築の戸建てを購入するメリット

4. 新築の戸建てを購入するデメリット

5. 中古のマンションを購入するメリット・デメリット

6. 中古の戸建てを購入するなら築何年がよいのか?

7. 中古住宅を購入する際の確認事項

8. 山口県の中古戸建ての相場

9. まとめ

 

 

1.中古の戸建てを購入するメリット

中古の戸建てを購入する人がいるということは、何かしらのメリットがあるためです。

ここでは、中古戸建てのメリットを紹介します。

 

メリット1:購入コストを抑えられる

同じエリアにあり、広さや間取りが同じような物件なら、新築よりも中古のほうが物件の購入コストは安く抑えられます。

築年数によっては、土地の費用だけで中古戸建てを購入できる場合もあるでしょう。

物件を安く購入するとその分ローン負担が軽くなります。

短期間でローンを払い終えることができれば、家以外にお金をかける余裕も生まれるでしょう。

 

メリット2:実際の建物を見て検討できる

新築の注文住宅や建築中の建売住宅では、完成してみないと実際の状況がわかりません。

しかし、中古の戸建てであればすでに建物が完成しているため、日当たりや使い勝手など、実際に家を見て購入を決められます。

設備や古さが気になる場合は、リノベーションをして注文住宅のような自分好みの家に変えることも可能です。

 

メリット3:好立地の戸建ても見つけられる

住宅が飽和状態といわれる昨今、好立地の場所に新築を建てるにはよい土地が見つからず難しい傾向があります。

しかし、中古であれば駅近や市街地といった立地のよい場所でも売りに出されていることがあります。

「学区や生活圏を変えたくない」「実家の近くに家を探したい」など、ある程度エリアを絞り、立地を重視して選ぶことも可能です。

 

 

 

2.中古の戸建てを購入するデメリット

経年にともない家の資産価値は下がります。

そのため、ローン審査が厳しくなったり、ローン控除や保証の対象外だったりする可能性があるでしょう。

また、購入後に躯体や配管に不具合が発生したり、メンテナンスコストがかさんだりすることもデメリットです。

中古住宅の再販が難しくなることもあるため、注意しましょう。

 

 

 

3.新築の戸建てを購入するメリット

戸建ての購入を検討するにあたり、新築と比較する人もいるでしょう。

新築戸建てのメリット・デメリットを解説します。

 

メリット1:最新の設備や間取りが手に入る

新築戸建てに憧れる人は多く、「新築に住む」というだけで大きな満足感が得られます。

また、広いリビングなどの間取りや、食洗機、タッチレス水栓、浄水器、ディスポーザーといった設備から、宅配ボックスや人感センサー、電動シャッターのような屋外の防犯設備まで、今のニーズにあったものがそろっており、快適に暮らせる点は大きなメリットでしょう。

 

メリット2:メンテナンスコストを抑えられる

新築物件は、設備も内装も新しいものを使用しており、家も設備も一定期間の保証を受けられるのが一般的です。

正しく使用していたにもかかわらず不具合があった場合は、保証期間内なら無償でメンテナンスが受けられます。

中古物件に比べてメンテナンスの手間やコストがかからないのも、新築におけるメリットのひとつといえるでしょう。

 

メリット3:税制上の優遇を受けられる

中古の戸建てに比べて、新築戸建てのほうが税制上の優遇が多いこともメリットにあげられます。

たとえば、認定低炭素住宅を新築すると所得税や登録免許税が軽減されます。

認定長期優良住宅であれば、不動産取得税や固定資産税の軽減も受けられるでしょう。

さらに、新築は中古に比べて資産価値が見込めるため、住宅ローンも受けやすくなっています。

 

 

 

4.新築の戸建てを購入するデメリット

新築戸建ては、中古に比べて値段が高いことがデメリットです。

また、土地がなくて人気エリアに新築できなかったり、購入を検討している時点で実際の家を見られなかったりするといったデメリットもあります。

しかし、再開発で運よく土地が見つかったり、税制優遇やメンテナンス費用を考慮すると中古と変わらなかったりする可能性もあります。

 

 

 

5.中古のマンションを購入するメリット・デメリット

同じ中古でも戸建てとマンションでは、メリット・デメリットに違いがあるのでしょうか。

解説します。

 

メリット

中古マンションもすでに物件があるため、実物を見て検討できます。

さらに、隣や上下階にどういった人が住んでいるのかを知れたり、理事会や管理会社がどのような雰囲気で、物件がどのように管理されているのかも確認できたりするでしょう。

入居後の生活環境をイメージしやすいのは、中古マンションの大きなメリットです。

 

デメリット

経年劣化にともないメンテナンスの必要が出てくると、当初よりも修繕積立金が高くなる可能性があります。

また、所有している部屋の資産価値が低下することも考えられます。

戸建ても経年にともなって資産価値は低下しますが、建物の価値が下がってたとしても土地の価値は変わらなかったり上がっていたりすることがあります。

 

 

 

6.中古の戸建てを購入するなら築何年がよいのか?

「中古の戸建ては何年目が狙い目か」と気になる人も多いでしょう。

築年数による販売価格について解説します。

 

中古戸建てを購入するなら、築10~20年がベター

物件の状態にもよりますが、築年数だけでいえば、中古住宅は築10~20年ほどが狙い目でしょう。

築10年を過ぎると、物件の価格は大きく下がる傾向があります。

また、この年数であれば新耐震基準を満たしていて、メンテナンスの手間も少なめです。

購入後も比較的長く住めるでしょう。

さらに、築20年以下の物件なら住宅ローン控除が受けられます。

 

築20~30年の中古戸建てなら価格を抑えられる

中古戸建ての購入費用をより抑えたい場合は、築20〜30年の物件も選択肢に入れてもよいでしょう。

新耐震基準を満たしているため、比較的安心して住めます。

しっかり手を加えながら住まれていた物件なら、家の状態がよくリフォーム費用もかさみません。

ただし築年数が経った物件ほど、実際の状態をよく見極めて判断することが大切です。

 

 

 

7.中古住宅を購入する際の確認事項

中古の戸建て購入を後悔しないために、中古住宅を購入する前に忘れず確認しておきたい点について解説します。

 

築年数と物件の状態を照らしあわせる

購入を検討している中古住宅の築年数を調べ、築年数に対して家の状態がよいかを確認しましょう。

築年数が浅くてもメンテナンスが行き届いていない場合は、購入を控えたほうがよい可能性があります。

売り主でも買い主でもない中立の第三者が、住宅の状態を確認してくれるホームインスペクション(住宅診断)を利用すれば、より安心して購入できます。

 

修繕履歴を確認しリフォーム計画を立てる

以前の物件所有者が、いつどこにどのような手を加えたのか、リフォーム履歴を確認しましょう。

適切にメンテナンスされてきた物件か判断できます。

さらに、次はいつごろどのようなメンテナンスが必要なのかといったリフォーム計画が立てられ、リフォーム費用を予測できます。

住宅ローンにリフォーム費用を組み込むなど、費用面の対応もしやすくなるでしょう。

 

再建築不可物件ではないか確認する

中古住宅の場合、「新築後に法律が改正されて建て替えができない」「以前の所有者が増改築して法律で定められた建蔽率や容積率を超えている」といった可能性があります。

建て替えやリフォームを考えて購入する際は注意しましょう。

購入後に問題が発生した際、誰がどこまで責任を負うかを定めた契約不適合責任を確認しておくことも大切です。

 

中古住宅の購入にかかる費用を確認しローン計画を立てる

住宅を購入する際には、建物の購入費用(販売価格)のほかに、仲介手数料や不動産取得税、保険料、ローン事務手数料などが発生します。

さらに、引越し代や新居で利用する家具・家電の購入、リフォームといった費用が必要になることも少なくありません。

必要な金額を把握した上で、余裕をもったローン計画を考えましょう。

 

 

 

8.山口県の中古戸建ての相場

山口県における戸建ての販売価格は、2,000万円ほどが相場です。

部屋数があって広めの物件は、中古のほうが選択肢は多い傾向があります。

4LDK以上の物件でも中古であれば2,100万円ほどで購入可能となっています。

新しさを求めるのか、広さを求めるのか、条件を整理したうえで選択することをおすすめします。

 

新築でコストを抑えたいならローコスト住宅もおすすめ

価格を抑えたローコスト住宅なら、新築でも1,000万円以下で建てられます。

メンテナンスにかかる維持費を考慮すると、中古の戸建てよりもローコスト住宅のほうがコストパフォーマンスがよい可能性もあります。

「中古なら予算内で戸建てが買える」と飛びつかず、新築の建築にも中古のリフォームにも対応できる会社へ相談し、十分比較して判断しましょう。

 

 

 

9.まとめ

中古の戸建ては、購入価格を抑えられて選択肢が多い、実際の建物を見て購入を検討できる、といった点がメリットです。

しかし、経年劣化にともないメンテナンスコストがかかる可能性もあります。

ローコスト住宅を新築するほうがトータルコストを抑えられる可能性もあるため、物件をしっかり見極めたうえで検討しましょう。

高品質高性能なローコスト住宅を取り扱い、リフォームにも対応しているタナカホームズでは、新築と中古の比較といった個別相談にも対応しています。気軽に問い合わせしてください。

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi