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2025年3月17日 / 設備
【快適な家づくりのために】窓ガラスの種類別特徴と選び方ガイド

「窓ガラスなんて、どれも同じじゃないの?」なんて思っていませんか?
実は窓ガラスは種類によって性能も作りも異なります。
そこで、ここでは、窓ガラスの種類別の特徴や選び方について解説していきます。
窓ガラスに関する基本知識を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.窓ガラスの基本的な種類
窓ガラスと一言で言っても、実はいくつか種類があることはご存じでしょうか。
ここでは、基本的な種類である5つの窓ガラスについてご紹介します。
単板ガラス
単板ガラスとは、1枚で構成されたガラスのことです。
他のガラスよりも価格が安く、昔は主流の窓ガラスでした。
しかし、断熱性が低い・結露が発生しやすい・防音効果が低いなどのデメリットがあることから、最近では住宅で使われることはほとんどありません。
複層ガラス(ペアガラス)
複層ガラスは2枚のガラスで構成された窓ガラスです。
ガラスとガラスの間に中空層を作ることで高い断熱性を実現しています。
中空層があることで冷たい外気の影響を受けにくくなり、不快な結露が発生しにくいという点もメリットの1つです。
Low-E複層ガラス
Low-E複層ガラスとは、ガラスの表面にLow-E膜と言われる特殊な金属膜がコーティングされているガラスのことです。
Low-EガラスにコーティングされたLow-E膜は、赤外線を吸収・反射するので複層ガラスよりもさらに高い断熱性のうが期待できます。
強化ガラス
強化ガラスは、通常のガラスに熱処理を加えて急激に冷却したガラスのことです。
通常のガラスと比較して、約3.5倍〜4倍の耐風圧強度を持っています。
また、通常のガラスが割れると刃物のように尖りますが、強化ガラスは粉々に砕け散って割れます。
このことから、強化ガラスなら割れた破片で怪我する心配も少ないです。
防犯ガラス
防犯ガラスは、ガラスとガラスの間に特殊な樹脂やポリカーボネート板などを挟み、割れにくくしたガラスのことです。
空き巣や台風の飛来物による破損を防ぐ効果があります。
2.窓ガラスの選び方
窓ガラスには様々な種類があることがわかりました。
しかし実際に家づくりの際に、どの窓ガラスを選べば良いか悩んでしまうでしょう。
そこで、ここからは窓ガラスの選び方についてご紹介します。
断熱性能を重視したい場合
住まいの快適性を高めるためにも、高い断熱性は非常に重要なポイントです。
断熱性が高いと、室内は外気の影響を受けにくくなり、室内の熱は外に逃げにくくなります。
その結果、家で使用する冷暖房で効率よく室内を最適な温度にキープすることが可能です。
これは、室内が快適な環境になるだけでなく光熱費の節約にもつながります。
窓ガラスにおいて断熱性能を高めたいなら、断熱性能の高い複層ガラス・Low-E複層ガラスがおすすめです。
「もっと断熱性能を重視したい!」という方は、さらに断熱性能の高い3枚ガラスでできたトリプルガラスや5枚ガラスでできた高性能の5層などもあります。
ただ、断熱性能が高い窓ガラスはその分費用も高くなるため、予算を考慮して選びましょう。
防犯性能を重視したい場合
防犯性を重視するなら、強化ガラスや2枚ガラスの間に特殊なフィルムを挟んだ合わせガラスがおすすめです。
万が一割れてもガラスが飛散しにくく、怪我のリスクもありません。
通常のガラスよりも貫通しにくいので防犯性が高く、空き巣などの侵入リスクも軽減できます。
遮音性能を求める場合 窓ガラスの種類によって遮音性能も変わります。
遮音性能が高い窓ガラスなら、室内の音が漏れにくく、外からの音も聞こえにくくなるので静かな室内環境を実現できます。
遮音性でいうと、1枚ガラスよりも2枚・3枚のガラスを使ったペアガラス・トリプルガラスが効果的です。
また、防音合わせガラスも防音性が高いのでおすすめします。
デザイン性を高めたい場合
デザイン性の高い窓ガラスには、「エッチングガラス」と「和紙調ガラス」があります。
エッチングガラスは、表面に彫刻のような装飾が施されたガラスです。
美しい見た目が楽しめるだけでなく、装飾によって目隠し効果も期待できます。
和紙調ガラスは、ガラスの表面にフィルムを貼り付けて和紙のようなテイストを加えた装飾ガラスのことです。
和紙調ガラスは和紙特有の柔らかさも表現しており、高い意匠性があります。
紙よりも湿気や汚れに強く、和紙の張り替えが必要ないので、従来の障子よりも使い勝手が良い点もメリットです。
3.窓ガラスを取り入れる際の注意点
家づくりでは、間取りや設備の種類、内装デザインなどに注目しがちですが、実は窓ガラス選びも重要な要素です。
どの窓ガラスを選ぶかによって、住み始めてからの住み心地に大きく影響する場合もあります。
窓ガラスを取り入れる際の注意点を3つご紹介します。
コストと性能のバランスを考える
窓ガラスは選ぶ種類によってコストが大きく変わります。
また、窓の面積が大きければその分費用も高くなります。そのため、窓ガラスを選ぶ際はコストと性能のバランスを考えることが重要です。
例えば、単板ガラスよりも複層ガラス・Low-Eガラスの方が高額です。
断熱性・遮熱性などの全ての性能が高いことが高額な理由です。
さらに複層ガラス・Low-Eガラスの中空層にアルゴンガスが含まれるかによっても価格に変動があります。
アルゴンガスは、熱伝導率が低くさらに断熱性能を高める効果があります。
つまり、ガスなしの窓ガラスよりもアルゴンガス入りの窓ガラスの方が高額です。
しかし、初期費用は高いものの、高性能なガラスを導入することで長期的な光熱費の削減効果が期待できます。
そのため、長期的に見ると高性能な窓ガラスの採用はコストパフォーマンスに優れているといえるでしょう。
さらに、国の補助金である「子育てグリーン住宅支援事業」を活用することで最大160万円の補助金を受け取れる可能性があります。
断熱性能の高い家を建てることで補助金がもらえるので、非常にお得です。
長期的なメリットを計算する
コストの削減を考えると、安い窓ガラスを採用したいところです。
しかし先ほども説明したように、高性能な窓ガラスは、長期的なメリットが期待できます。
断熱性能の高い窓ガラスの採用により、冷暖房効率が向上して光熱費の削減が可能です。
また、断熱性能の高い窓ガラスは、結露の発生も抑制できます。
結露は窓ガラスが水滴で濡れてしまうだけでなく、水滴による湿気で壁や天井にカビ・ダニを発生させます。
カビ・ダニが発生するとアレルギー症状や呼吸器疾患、皮膚疾患などを発症し、家族が苦しむ恐れがあるでしょう。
また、建材を腐食させ、高額な修繕費も発生し、家計に大きな打撃を受けるかもしれません。
家の寿命を縮める可能性もあります。
断熱性能の高い窓ガラスで結露を抑制することで、家族の健康を守るだけでなく家を守り、修繕費の節約にもつながります。
このように、高性能な窓ガラスは初期費用は高いものの、長期的なメリットがたくさんあることは知っておくと良いでしょう。
専門家へ相談する
窓ガラスには様々な種類があり、たくさんの専門的な知識が必要です。
そのため、ただインターネットなどの情報で勉強するだけでなく、専門家へ相談することも大切です。
特に家づくりの専門家なら、建築予定地の環境や家の間取りにぴったりの性能を持つ窓ガラスを選んでくれます。
そんな知識豊富な家づくりのプロをお探しの方は、創業150年、山口・広島・島根の家づくりに関して熟知したタナカホームズへご相談ください。
4.タナカホームズで取り扱いのある窓ガラス
タナカホームズでは、YKKAPの「Low-E複層ガラス」を採用しています。
結露が発生しにくく断熱性能の高い「樹脂サッシ」も組み合わせることで、国内最高レベルの断熱性能が期待できます。
タナカホームズには、以下の3つの商品がありますが。
そのいずれも「Low-E複層ガラス」を採用しています。
● 極上の品質・設備が自慢の完全自由設計「PREMIUM STYLE」
● 高品質×手頃な価格の「ORIGINAL STYLE」
● 1,133万円から実現できるローコスト規格住宅「COMPACT STYLE」
なお、「PREMIUM STYLE」では、全棟ZEH住宅に対応しており、より快適で省エネな住宅の実現も可能です。
省エネ住宅が大きな注目を集めている今、高性能な窓ガラスを選ぶことは非常に重要です。
タナカホームズで採用している窓ガラスについて詳しく聞きたい方は、お問い合わせください。
5.まとめ
窓ガラスは、住まいの快適性を高める重要な要素です。
たくさんの種類から、重視したいポイントに合わせて選ぶことで、快適な家づくりを実現できます。
「コストを抑えながら高品質な家づくりがしたい」そんな方は、山口・広島・島根の家づくりに詳しいタナカホームズへお問い合わせください。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:経営企画部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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