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2021年9月10日 / 構造
ローコスト住宅の寿命は短くない!長く住める住宅を建てるコツを解説
ローコスト住宅とは、適正価格で手に入れられる人気の住宅です。
ローコスト住宅に魅力を感じ、実際に住宅を建てている人が増えています。
価格が安いローコスト住宅の寿命はどの程度なのでしょうか。
この記事では、ローコスト住宅の概要とともに寿命について解説します。
ローコスト住宅を建てたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅とは、比較的低コストで購入できる住宅のことです。
適正価格で住宅を購入できるため、注目を集めています。
マイホームに憧れがあるものの高くて手が出ないと考えている人も、ローコスト住宅なら無理なく夢を実現できる可能性があります。
さまざまな企業がローコスト住宅を扱っているため、比較して検討しましょう。
ローコスト住宅の特徴
ローコスト住宅の仕上がりは、実際に工事を担当する業者や職人によって大きな差が出ます。
工事が雑な業者や職人を選んだ場合、入居してから不具合が発生する恐れもあるため注意が必要です。
安心して暮らせるローコスト住宅を購入するためには、依頼先についての情報を集めたうえで慎重に選ぶ必要があります。
ローコスト住宅の施工依頼先
ローコスト住宅の依頼先は複数あります。ここでは、具体的な施工依頼先について解説します。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは比較的大規模な企業が多く、品質が安定しているという特徴があります。全国展開しており、どの地域で住宅を建てたい場合も依頼できるハウスメーカーが多いです。
保証やアフターサービスも充実しているため、安心して依頼できます。
ただし、建材の入手方法によってはコストが高くなるケースもあります。
工務店
工務店は建設会社のことであり、地元で展開しているところが多いです。
それぞれの地域にあわせ、風土に適した住宅を提案している点が特徴的です。
工務店は地元で展開している水道や電気などの業者とも付き合いがあり、スムーズに工事を進められます。
ただし、工務店によって得意分野は異なるため、希望にマッチした工務店選びをすることが大切です。
設計事務所
設計事務所に依頼すれば、豊富なアイディアのもとで優れたデザインの住宅を建てられます。
さまざまなこだわりをもっている人にもおすすめです。
ただし、設計料や管理料を別途支払わなければならないため、コストが高くなることがあります。
低コストで住宅を建てたい場合は、予算をオーバーする可能性もあるでしょう。
ローコスト住宅にかかるコスト
ローコスト住宅にかかるコストは、おもにイニシャルコストとランニングコストにわけられます。
ここでは、ローコスト住宅におけるそれぞれのコストと考え方について解説します。
イニシャルコストは安い
ローコスト住宅はイニシャルコスト(初期費用)が安くなる傾向があります。
イニシャルコストとは、住宅を建てるためにかかる建築費のことで3大コストのうちのひとつです。
その他のコストとしては、ランニングコスト(維持費)やライフサイクルコスト(大型メンテナンス費)があります。
一般的に、イニシャルコストが安いとランニングコストが高くなる傾向があります。
ランニングコストとは、住宅を建てた後に発生する維持費のことです。
住宅を建てるときは、イニシャルコストとともにランニングコストについても考えておく必要があります。
ランニングコストは建て方によって左右される
ランニングコストをなるべく抑えるためには、住宅を建てる際に注意が必要です。
イニシャルコストを下げるためにコストをカットした箇所は、劣化が早く進みます。
そのため、ランニングコストがかかる可能性が高いです。
また、住宅の気密性や断熱性が低い場合も、光熱費の影響でランニングコストが高くなる可能性があります。
ローコスト住宅の寿命
ローコスト住宅を建てる際には、その寿命を知っておくことも大切です。
ここでは、ローコスト住宅の寿命の目安を解説します。
ローコスト住宅の平均耐久年数
ローコスト住宅であっても、基本的な耐久年数は一般住宅とほとんど変わりません。
ローコスト住宅、一般住宅ともに耐久年数は木造なら約30年、鉄筋コンクリートなら約50年程度です。
価格が安くても、欠陥住宅でなければ長期的に住み続けられます。
ローコスト住宅における「長寿命」と「短寿命」の分岐点
ローコスト住宅の寿命は、さまざまな要因によって決まります。
環境や建材に加え、施工を担当する人の技術に影響を受ける場合が多いです。
なるべく寿命が長いローコスト住宅を建てるためには、信頼できる依頼先を選ぶ必要があります。
なかには、寿命について一定の基準を満たす住宅を建てられるハウスメーカーも存在します。
ローコスト住宅が短寿命なイメージを持たれやすい理由
ローコスト住宅は寿命が短いというイメージをもっている人が多いのは、過去に欠陥住宅の問題が発生して大きな話題になったらからです。
原因は、あるハウスメーカーによる必要以上の人員削減でした。
この問題は、ローコスト住宅の資材や建材の質とは関係ありません。
長寿命の住宅を建てるには、信頼できる依頼先を選ぶことが大切です。
ローコスト住宅が安い理由
ローコスト住宅の価格が安いのは、あらかじめプランや間取りが規格化されているためです。
一定のパターンのなかから好きなものを選ぶスタイルになっているため、業者は資材や建材をあらかじめ安く大量注文できます。
また、広告費や人件費を可能な範囲で削減し、コストを少なく抑えるための工夫をしています。
長く住めるローコスト住宅を建てるコツ
長く暮らせるローコスト住宅を建てるために、どのような建材を使用しているかチェックすることが大切です。
依頼する業者が耐久性のある建材を使用しているかどうか事前に確認しておきましょう。
また、業者によって引き渡し後のメンテナンスに対応している期間は異なります。
なるべくメンテナンス期間が長い業者を選ぶと安心です。
ローコスト住宅を建てる際のオプションの選び方
ローコスト住宅でも、オプションで設備やデザインを追加できます。
ただし、最低限必要なものは基本のプランに含まれているため、必ず選ぶべきオプションはありません。
どうしてもこだわりたい部分があれば、オプションを検討しましょう。
事前に展示会で住宅の様子を確認すると、どのようなオプションが必要かをイメージしやすくなります。
ローコスト住宅を建てる際に把握すべき注意点
ローコスト住宅を建てるときは、気をつけたいこともあります。
ここでは、具体的な注意点について解説します。
間取りの自由度が低い
ローコスト住宅ではプランが規格化されており、間取りもある程度決まっているケースがほとんどとなっています。
あらかじめ設計しておけば細かいやり取りをする必要がなく、設計にかかるコストを抑えられるからです。
複数のパターンのなかから好きなものを選べますが、自由に間取りを決められるわけではない点に注意しましょう。
オプションによって割高になる
オプションをたくさん追加すれば、その分だけ費用が上がります。
たとえば、耐震性能の向上、水回りの設備のアップグレード、床材の変更などを希望する場合はオプションとなります。
まずは標準仕様を確認し、予算を考慮しながら希望にあわせてオプションを調整しましょう。
見積書を受け取ったときや施工の打ち合わせの際によく確認してください。
住宅性能が落ちる可能性がある
ローコスト住宅によっては、標準仕様のグレードが低くて性能が劣る可能性もあります。
特に、耐震性、断熱性、気密性などは暮らすうえで重要な部分であるため、しっかりチェックしなければなりません。
コストカットのために間仕切りを減らしている場合、空調が効きづらくて余計な光熱費がかかる恐れもあります。
ローコスト住宅に長く住むには?
ローコスト住宅で長く生活し続けるためには、メンテナンスが大切です。
これはローコスト住宅に限ったことではなく、どの住宅においてもメンテナンスによって寿命が大きく変化する可能性があります。
日頃からこまめに手入れをするのはもちろんですが、定期的に業者へ依頼して本格的なメンテナンスを行うことが大切です。
まとめ
ローコスト住宅の寿命は条件によってもさまざまです。
基本的には一般住宅と同じく長期的に生活できるため、なるべくコストを抑えて住宅を購入したい人に適しています。
ハウスメーカーや工務店の特徴を比較し、自分たちに最適な依頼先をみつけましょう。
タナカホームズでは、高品質かつ高性能のローコスト住宅を扱っています。
良質な住宅を手頃な価格で手に入れられるため、多くの人から選ばれています。
まずは会員登録や来場予約を行い、情報収集に役立ててください。
会社名:田中建設株式会社
部署名:編集部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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