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2022年11月26日 / 家づくり

分譲住宅のチラシはこう見ると失敗しない|掲載情報や見方、注意点を解説

分譲住宅の情報を集める中で、「チラシ広告の見方がわからない」という悩みを抱えてはいないでしょうか。

この記事では、分譲住宅の情報を収集中の人に向けて、チラシに書かれている内容や見方、注意点を解説します。

インターネットとは異なるチラシの特徴を知り、分譲住宅情報を正しく把握するヒントにしてください。

 

目次

1. 分譲住宅のチラシとは

2. 分譲住宅のチラシに書かれている内容

3. 分譲住宅のチラシで禁止されている表現

4. 分譲住宅のチラシを見るときに注意すべき項目

5. 分譲住宅をチラシを使って探すメリット

6.分譲住宅をチラシを使って探すデメリット

7. チラシ以外で情報収集する方法

8. 中国地方・山口県での分譲住宅に関するご相談ならタナカホームズへ

9. まとめ

 

 

1.分譲住宅のチラシとは

分譲住宅のチラシとは、新聞折込やポスティングなどで配布される住宅の分譲情報を掲載した広告です。

インターネットが情報伝達の主要な手段となった現在でもチラシの有用性は健在で、多くの不動産会社が活用しています。

 

 

2.分譲住宅のチラシに書かれている内容

どの分譲住宅のチラシにも共通して書かれている内容は、全部で12項目です。

項目ごとの記載内容を解説します。

 

販売価格

分譲住宅のチラシには、物件の税込み価格が書かれています。

土地は非課税のため、消費税は建物のみにかかります。

価格に住宅ローンの手数料や保証料、諸経費などは含まれません。

外構工事費用の含み方は物件により異なります。

 

間取り

間取りは「2LDK」「3LDK」などと記載されます。

DKには6帖以上、LDKは10帖以上が必要です。

洋室の広さは「帖」、和室の広さは「畳」であらわします。

居室の広さを示す場合の1畳は、1.62㎡以上で換算されます。

 

敷地面積・建物面積・延べ床面積

面積はいずれも、㎡単位表記です。坪表記の有無はチラシによります。

敷地に私道負担・セットバックが必要な場合は、その面積も併記されます。

建物面積は、原則として壁芯面積表示(壁の中心から測った面積)で表示されます。

 

建ぺい率・容積率

建ぺい率とは建物を上から見た面積の割合で、敷地に建てられる建物面積の上限を表します。

容積率とは敷地に建てられる建物の延べ床面積の上限の割合を示し、主に階数を制限します。

防災・景観保持を目的に、地域ごとに決められています。

 

立地・交通

交通所要時間は、1分あたり80m分歩いた場合にかかる時間です。

所要時間に乗り換えや待ち時間、道路の混雑状況などは含まれません。

また駅からの所要時間は、物件にもっとも近い駅の出入り口が基準となります。

 

用途地域

用途地域とは、エリアに建築できる建物の種類や大きさを制限する決まりです。

「低層住居専用地域」「近隣商業地域」「準工業地域」など、全部で13の種類があります。

今後、住宅周辺に工場が建つ可能性があるかどうかなど、生活環境の予測に役立ちます。

 

道路の状況

敷地に接する道路の種類や接道状況・方向、幅員も記載されます。

建築基準法で「敷地は道路に2m以上接しなければならない」「幅員4m以下の道路に接する敷地は道路後退(セットバック)が必要」と定められているためです。

 

土地権利

土地の所有権には「所有権」「借地権」があります。

一般的には土地は購入者が所有することになります。

借地の場合は地主に地代を払います。

借地権や定期借地権の土地は、土地を所有できない代わりに価格は安めに設定されています。

 

ライフライン設備

ライフライン(電気・ガス・上下水道)の整備内容も記載されます。

一般的に分譲住宅は引き込み済みのケースが多いのですが、昔ながらの土地などライフラインの引き込みがなければ、追加費用がかかる場合もあります。

 

取引態様

分譲住宅の取引には、「売主・代理・媒介(仲介)」の3つの取引様態があり、仲介手数料のかかりかたが変わります。

「売主・代理」ならほぼかからず、仲介の場合は仲介手数料が発生します。

仲介手数料は契約業務に関する手数料です。

 

完成・引渡し予定日

建物がが完成済ならば引渡し予定日が、未完成なら完成予定日がが記載されます。

工事費と諸費用の支払いは、引渡しまでに済ませます。

建物が未完成の場合、天候や現場状況によって工事が遅れ、引渡しが延びる場合もあります。

 

その他

上記以外にも、必要な情報があればチラシに記載されます。

たとえば法令上の制限や日当たり、傾斜地かどうかなどは、記載されるケースが多い事項です。

また心理的瑕疵など、買主に伝える必要がある告知事項も書かれます。

 

 

3.分譲住宅のチラシで禁止されている表現

公正取引のために、不動産業界が定める「広告禁止表現」を解説します。

分譲住宅のチラシを見る際の参考にしてください。

 

分譲住宅のチラシで禁止されている表現の例

不動産広告で禁止されている表現の一例は、以下のとおりです。         

①完全、完璧、絶対 など   

【禁止の理由】住宅が「完全無欠」の状態であることは現実的に困難であるため

②特選、厳選 など     

【禁止の理由】物件の品質を周辺と主観的に比べた表現であるため

③お買い得、格安、破格 など

【禁止の理由】本当に周辺物件よりお買い得なのか、評価が難しいため

ただし上記の中には、合理的な根拠を保有・併記できる場合のみ、使えるものもあります。

 

分譲住宅のチラシに使えない表現が定められている理由

不動産は、購入者が品質や価格の妥当性を客観的に判断するのは難しいという性質があります。

また、言葉によっては実際と異なる印象も与えかねません。

そのため明確な根拠を提示できない言葉や内容は、消費者に誤解を与えるとして広告での使用が禁止されています。

 

 

4.分譲住宅のチラシを見るときに注意すべき項目

分譲住宅の情報をチラシで収集する際に、気を付けた方がよい点は何でしょうか。

6つの観点を解説します。

 

交通

チラシ掲載の「所要時間」は、徒歩・分速80mの条件で機械的に算出します。

途中の信号は考慮しません。

乗り換えのタイミング次第では、さらに時間がかかる場合もあります。

実際に自分で移動し、所要時間を確認しましょう。

 

用途地域

用途地域の種類によっては、現在は住宅しか建っていなくても、将来的に高層マンションや大型商業施設が建設される可能性がゼロではありません。

「工業専用地域」以外は、さまざまな建物が混在するからです。

用途地域から将来の様子も想像し、購入を検討しましょう。

 

価格

不動産広告では、不当な二重価格表示を禁じています。

二重価格表示とは、「定価1,5,00円、本日限り700円」など実際の販売価格より高い価格を表示し、安さを際立たせる手法です。

価格が2つある広告では、値下げの根拠を確認しましょう。

「新価格」「プライスダウン」など、価格変更があった主旨の言葉は問題あありません。

 

宅地建物取引業者の免許更新回数

「宅地建物取引業者の免許」の数字を見ると、長く営業していて信用に足る販売会社かを判断するヒントが得られます。

宅地建物取引業者の免許表示「国土交通省()第000号」のうち、括弧内の数字が大きいほど免許更新回数が多いことを示します。

 

建築会社・施工会社

分譲住宅の建設を手掛けた建築会社がわかると、工法の特徴や購入後の保証・定期メンテナンスなど、サービスについても調べられます。

その施工会社についての口コミも調べられ、内見前にある程度の情報が収集できます

 

道路幅員

敷地が接する道路の幅員もチェックします。幅員が4m未満なら、道路から2m後退させて建物を建てなければなりません(セットバック)。

セットバック部分は「建ぺい率・容積率に算入しない」「門や塀も建てられない」などの制約がつくため、理想の住まいが建てられない可能性があります。

 

 

5.分譲住宅をチラシを使って探すメリット

分譲住宅の情報をチラシで収集するメリットは、3つあります。

それぞれを詳しく解説します。

 

特徴や情報を視覚的に把握しやすい

チラシなら、スマートフォンのようにスクロールしなくても情報を俯瞰できます。

写真やキャッチコピーなども工夫され、視認性が高い点もメリットです。

 

近隣の分譲住宅情報を得やすい

チラシはエリアを絞って配布されるため、限られたエリアの物件情報をまとめて収集できます。地域は変えず、住宅を住み替えたい人にとって便利です。

 

会社ごとの違いが比較しやすい

チラシは各社、ブランドイメージや強みが伝わりやすいよう工夫します。

会社ごとの個性があらわれるため、複数の会社の情報比較にも向いています。

 

 

6.分譲住宅をチラシを使って探すデメリット

チラシならではのデメリットも、3つあります。

まず、情報にタイムラグがある点です。

折込まれたときには物件が売却済みになっている可能性もないとはいえません。

また、狭い範囲に配布されるため、広いエリアの住宅情報を集めたいときには不向きです。

紙面に限りがあり、情報量が限定的にならざるを得ない点も注意しましょう。

 

 

7.チラシ以外で情報収集する方法

チラシ以外で分譲住宅の情報を集める方法は、3つあります。

それぞれを詳しく解説します。

 

インターネット

ポータルサイトや不動産会社のサイト、SNSなどでも分譲住宅情報を見つけられます。

広いエリアを一気にリサーチでき、情報の更新頻度も高い点がメリットです。

ただし規定フォーマットで公開されるため、物件の個性がわかりにくくなるケースもあります。

 

不動産会社に相談

分譲住宅を購入したいエリアを取扱う不動産会社に相談する方法もあります。

不動産ポータルサイトには載っていない物件を紹介してもらえる場合もあります。

 

工務店に相談

実は、地元の工務店も土地・物件探しの相談に乗ってくれます。

地場で歴史のある工務店ほど、あらゆる方面の相談に乗ってくれます。

希望に合う物件に出会いたい人は、工務店への相談を検討するのもおすすめです。

 

 

8.中国地方・山口県での分譲住宅に関するご相談ならタナカホームズへ

タナカホームズは、明治元年創業の歴史ある工務店です。

山口県および中国地方に密着した家づくりを手掛け、現在10店舗を構えます。

高品質で高性能な住宅をローコストで建てることを得意としており、分譲地・分譲住宅情報も多数所有しています。

家づくりに関するあらゆる相談を承り、お客様に寄り添った提案に自信があるタナカホームズへ、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

9.まとめ

分譲住宅情報をチラシで収集する際は、掲載内容や表現に注意が必要です。

一方で、チラシにはインターネットにはない特徴もあります。

決して安い買い物ではない住宅購入は、専門家や工務店などへの相談も含め、さまざまな手段で情報を集めることが大切です。

山口県・中国地方で、100年以上にわたってマイホーム建設を手掛けるタナカホームズは、住宅に関するどのような相談でも対応可能です。

まずは会員登録し、お得な情報を集めてみてはいかがでしょうか。

 

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会社名:田中建設株式会社

部署名:経営企画部

執筆者名:大勢待 昌也

執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー 

執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi