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2021年10月19日 / 家づくり
一戸建ての家にベランダは必要?バルコニーとの違いやメリット・注意点も解説
一戸建ての家にベランダがあれば、洗濯物を干す、室外機を設置する、ガーデニングを楽しむなどの用途に活かせます。
この記事では、一戸建ての家にベランダを設置したいと考えている人に向けて、ベランダやバルコニーの具体的な用途や、テラスなどとの違いについて解説します。
ベランダの設置を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
目次
一戸建ての家におけるベランダやバルコニーの用途
一戸建ての家に設置したベランダやバルコニーは、洗濯物を干す、エアコンなどの室外機の設置場所にするなどの用途が一般的です。
ベランダやバルコニーの広さによっては、ガーデニングや家庭菜園、家族との団らんスペースなどとして利用することも可能です。
ベランダとバルコニーのどちらを設置するのかでも、用途の範囲は異なります。
ベランダ・バルコニー・テラスの違い
ベランダ・バルコニー・テラスには明確な違いがあります。
以下では、それぞれの特徴と違いについて解説します。
ベランダとは
ベランダは建物の外に張り出された屋外スペースのことで、屋根が設置されているものを指します。
また、伝統的な日本家屋に設置される縁側は、屋根があることからベランダに定義されます。
ベランダや屋根の形状・広さにもよりますが、洗濯物を干したまま外出した際に雨が降っても、洗濯物を心配する必要がありません。
バルコニーとは
バルコニーは、ベランダと比べて屋根がないタイプのことで、ベランダの違いは屋根があるかないかという点です。
ベランダよりも広いスペースを使用する場合が多く、さまざまな用途に活かせます。
バルコニーには、ルーフバルコニーとインナーバルコニーの2種類に分けられます。
それぞれの特徴を以下で確認しておきましょう。
ルーフバルコニー
ルーフバルコニーとは、建物の外に設置される屋外スペースの一つで、1階の屋根上に設置されるバルコニーを意味します。
一般的に、手すりがついているものが多いです。
1階の屋根に設けられていることから、一般的なバルコニーよりも広いスペースを確保できます。
子どもの遊び場所やガーデニングなどの用途として活かすこともできます。
インナーバルコニー
インナーバルコニーとは、建物内にある屋根付きの屋外スペースのことを指します。
ベランダは建物の外に張り出していますが、インナーバルコニーは建物の一部であるため、外観がすっきりしていることが特徴です。
一般的なバルコニーやルーフバルコニーに比べ、屋根があるため強い風雨でなければ雨天時にも利用できます。
テラスとは
テラスは、一般的なバルコニーの形状と似ており、2階ではなく1階に設置されているものを指します。
庭とは異なり、地面よりも高い位置に設置されています。
テラスは、ウッドデッキのある住宅といったイメージに近いといえるでしょう。
ウッドデッキのほかにも、コンクリートや石・タイルなどの素材があります。
また、屋根付きのテラスの設置も可能です。
家にベランダを設置するメリット
一戸建ての家にベランダを設置すれば、さまざまなメリットが得られます。
以下では、設置するメリットについて解説します。
洗濯物が干せる
ベランダを設置すれば、洗濯物を干すスペースとして利用できます。
屋根があるため、急な雨が降った場合にも安心です。
また、室内干しがむずかしい布団などの大きめの寝具を干す際に便利です。
アウトドアを楽しめる
ベランダのスペースにある程度の広さがあれば、バーベキューなどのアウトドアも家族や友人と楽しめます。
リビングダイニングの横にベランダを設置するなど、室内からの動線を考慮すればバーベキューがしやすくなります。
くつろぎのスペースとして使用できる
ソファやテーブルなどを設置できるスペースがあれば、リラックススペースとして利用できます。
朝焼け、夕暮れ、星空などの景色、四季折々の草花といった、時間帯や季節による変化も楽しめます。
庭として活用できる
ベランダを庭として活用すれば、ガーデニングや家庭菜園なども楽しめます。
庭のような広いスペースでガーデニングをするよりも、ベランダのほうがコンパクトに管理できるため、メンテナンスに手間がかかりません。
一時的なゴミ置き場として使用できる
ベランダは屋外スペースであるため、一時的にゴミを置く場所としても利用できます。
断捨離や模様替え、ゴミ収集日の前など、ゴミを室内に置いておきたくない場合に便利です。
ただし、屋外にゴミを置く場合は網を設置するなどのカラス対策が必要です。
家にベランダを設置するデメリット
ベランダを設置するメリットは多いものの、デメリットについても把握しておく必要があります。
以下では設置するデメリットを解説します。
掃除やメンテナンスが必要
ベランダを設置すれば、風で飛んできた枯れ木や葉、ゴミ、ホコリなどが溜まりやすく、定期的な掃除が必要です。
また、経年劣化による定期点検や修理などのメンテナンス費用がかかります。
ベランダを設置する際は、将来的にいくら位のメンテナンス費用がかかるのか、ハウスメーカーなどへ確認しておきましょう。
防犯面でのリスクがある
ベランダの設置により、空き巣などの防犯リスクが高まります。
一戸建ての家にベランダを設置する場合は、防犯面におけるリスクや弱点などを理解しておく必要があります。
防犯面のリスクや弱点をしっかりと把握したうえで、スリットタイプの手すりにして視認性を高める、周囲に足場になるものを置かないなどの防犯対策を行いましょう。
家にベランダを設置する際の注意点
ベランダの設置で失敗しないために注意したい点があります。
家を建てる際の参考にしてください。
ベランダを設置する方角と採光性を確認する
ベランダの用途によって、設置する方角や室内の採光性にも配慮しなければなりません。
洗濯物を干すスペースとしてベランダを利用したい場合は、日当たりのよい南向きがおすすめです。
また、広いベランダへの憧れや用途だけで設置してしまえば、1階の採光性が低くなる可能性があります。
1階の採光性を考慮したうえで、ベランダの設置場所やサイズを検討しましょう。
用途に合わせた設計を意識する
ベランダに洗濯物を干す、ガーデニングを楽しむなどの用途に合った設計を行う必要があります。
用途に応じた設計でなければ動線が確保できなくなり、ベランダを利用するのが不便に感じてしまうかもしれません。
設計する際は用途・目的に合わせ、洗濯機からの動線や水回りとの距離感などを考慮しましょう。
屋根のサイズにも注意する
洗濯物を干す用途でベランダを設置する場合は、屋根のサイズが十分であるかを確認しておきましょう。
ベランダの広さに対して屋根のサイズが小さければ、雨の吹き込みを防げないため、小雨でも洗濯物が濡れてしまう可能性があります。
ベランダの広さに合わせて、屋根の横幅や奥行きなどを考慮することが大切です。
防犯対策をする
上述したデメリットでも触れたように、防犯対策は欠かせません。
防犯対策として重視したい点は、足場になるものをベランダの周囲に置かない、手すりのデザインを工夫することです。
たとえば、ベランダの周囲に物置を設置すれば、不法侵入者の足場になる可能性があります。
また、ベランダの手すりが死角にならないようにするためには、柵やスリットタイプの手すりを選びましょう。
水栓をつけるようにする
ベランダやバルコニーを設置する場合は、水栓をつけるようにしましょう。
ベランダは、長く使用するうちにカビなどが発生する可能性もあります。
水栓をつけておけば、汚れてもすぐに水洗いできるため、きれいな状態を保てます。
また、ガーデニングや家庭菜園に必要な水やり、子ども用のプールの水を溜める際にも便利です。
コンセントを設置する
ベランダにコンセントを設置すれば、さまざまな用途に利用できます。
室内の電源を使用する必要がないため、ベランダへの出入りで配線が邪魔になることもありません。
また、ベランダに照明を置けば、夜でも利用できます。
ただし、照明を設置する場合は虫が集まる可能性があるため、虫よけ対策も必要です。
ベランダの面積に応じた排水設備を設置する
ベランダには、面積に見合った排水設備を設置することも大切です。
大雨や台風などが発生した際に、排水設備がなければ水が溜まる、水漏れを起こすリスクがあります。
場合によっては、修理に費用がかかるため、対策として排水設備を設けましょう。
排水設備には、設置基準が定められているため、業者に相談することをおすすめします。
まとめ
一戸建ての家にベランダを設置すれば、洗濯物を干す、アウトドアやガーデニング、家庭菜園などを楽しむ、くつろぎのスペースにするなど、さまざまな用途で利用できます。
ベランダを設置する際は、専門業者に相談しましょう。
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会社名:田中建設株式会社
部署名:編集部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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