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2022年1月28日 / 家づくり
2,000万円の注文住宅の間取りや予算内で建てるための6つのコツを解説!
注文住宅の建築の予算を2,000万円程度で検討している人もいるでしょう。
2,000万円の注文住宅は間取りがどの程度なのか、十分な空間が取れるかなど気になるものです。
この記事では、2,000万円の注文住宅の建築を検討している人に向けて、必要な費用の内訳や間取りの具体例などを紹介します。
また、予算内で建築するコツなども解説しています。
ぜひ参考にしてください。
目次
1.注文住宅の建築にかかる費用の内訳
注文住宅は建築を検討する人の予算に応じて建築費用を調整できることが特徴です。
注文住宅の建築費用は、1,000万円前後から上限なしまで予算の幅が広いです。
なかでも、土地代を除いて2,000〜3,000万円台の注文住宅を検討する人が多くいます。
注文住宅の建築には、土地や建物(家)の購入費用などがかかります。
そのほかにも駐車場などを希望するときは、付帯工事の費用も発生します。
まずは注文住宅の建築にかかる費用を理解していきましょう。
土地の購入にかかる費用
住宅を建築するための土地を保有していない場合は土地の購入費用が発生します。
土地の購入には、手付金や購入に関する諸経費も必要です。
購入諸経費は、建物や建物周辺の工事にかかる費用以外の費用で、具体的には住宅ローン締結時の手数料や保証料、仲介手数料などが該当します。
なお、土地の購入にかかる費用は、国土交通省が発表している地価調査の最新版や土地総合情報システムを活用すると目安がわかります。
※参考:「令和2年都道府県地価調査」21住宅地の圏域別・地方別平均価格 表8|国土交通省
※参考:土地総合情報システム
家の建築にかかる費用
家の建築にかかる費用には、建築会社との工事契約金、建築確認申請費用、着工金、各儀式の際にかかる費用、登記費用などがあります。
また、住宅ローンを組む際は、借入時の費用も発生します。
ローンの借入費用は、事務手数料や保証料、火災保険料などが発生します。
注文住宅の新築では家の建築費用が最も高い割合となり、土地代を除く予算の7〜8割程度に及びます。
付帯工事にかかる費用
付帯工事には、庭や駐車場の造成費用、門や塀の工事費用、通信回線や水道管などの引き込み費用などが含まれます。
建替えの場合はもとの家の解体費用も必要など、付帯工事には何かと費用がかかるものです。
そのため、建物本体以外にかかる費用を事前に検討する必要があります。
付帯工事の費用は、土地代を除く予算の2割程度が目安と考えておきましょう。
2.2,000万円の注文住宅はどれくらいの間取りになる?
土地の購入費用や付帯工事により異なりますが、2,000万円の予算の注文住宅では3LDKや4LDKの間取りにすることが可能です。
場合によっては部屋数を増やして6LDKの間取りにできる場合もあります。
しかし、2,000万円の注文住宅は、理想をすべて叶えようとすると予算を超えてしまう価格帯です。
「内装を妥協して、バスルームを理想のものにする」など、バランスを考えたいところです。
ここからは坪数ごとに予算内に収まる具体的な間取りを紹介します。
30坪以下の間取り
30坪以下の場合は、坪単価60万円以下の業者を検討してください。
また、30坪以下であれば、2LDKの間取りに適しています。
30坪以下というと手狭に感じますが、3人家族で収納スペースを2〜4畳ほど確保してもリビングを16〜18畳ほどにできます。
洗濯物を外に干したい場合は、バルコニーの採用も検討しましょう。
30~35坪の間取り
30〜35坪の場合は、坪単価50万円前後の業者を検討してください。
この坪数は家族3〜4人で暮らす広さである3LDKの間取りに適します。
広めのリビングにした場合でも、各部屋6〜10畳ほどの広さが確保できます。
また、35坪前後の建物では、3部屋のほかに収納など希望にあった空間を設けることが可能です。
各空間の使い方を検討してみてください。
35~40坪の間取り
35〜40坪の場合は、坪単価45万円前後の業者を検討してください。
坪数も多いため5人家族でも十分に暮らせる4LDKくらいの広さになります。
リビングを20畳ほどにしても、各部屋を10畳まで広げることが可能です。
8畳や10畳の部屋であれば、室内の収納にも余裕が生まれます。
広い空間をどのように活用するか考えてみましょう。
40坪以上の間取り
40坪以上の場合は、坪単価40万円前後の業者を検討したいところですが、対応できるハウスメーカーが限られてくるでしょう。
特に50坪以上では2,000万円で注文住宅を建てることが難しくなります。
最大でも45坪までにするといいでしょう。
しかし、40坪以上ならば2世帯住宅にすることが可能です。
15畳前後のリビングが2つと、6畳前後の部屋を4つ程度の広さを確保できます。
3.注文住宅を2,000万円以内で建てるときの6つのコツ
2,000万円という限られた予算で注文住宅を建てるときは、これから紹介する6つのコツを覚えておきましょう。
以下でそれぞれの内容を解説します。
予算配分を考える
注文住宅の建築にはさまざまな費用がかかります。
予算配分の目安は住居本体の工事費用が7割、付帯工事が2割、諸経費が1割となります。
たとえば、住居本体が1,000万円ならば、10%分である100万円を諸経費として残りの900万円で付帯工事と土地代をまかなう計算です。
ただし、この予算配分には家具や家電の購入費用が含まれていません。
新築に伴い家具や家電を新調する際は、予算配分に入れ込むか、建築費とは別に予算を確保する必要があります。
間取りや建物で妥協点をみつける
2,000万円の予算で間取りなどの希望を列挙しすぎると、簡単に予算をオーバーします。
そのため、建材や設備のグレード、間取りなどで妥協する必要があります。
妥協点をみつける際は、理想として譲れない部分を決めるといいでしょう。
その後、間取りの広さや妥協できる箇所のグレードを落としてみてください。
また、新築時にコストをおさえて金銭的に余裕がでてきたときにリフォームすることも可能です。
できるだけシンプルな家にする
建物の形状や間取りをシンプルにすることで、費用をおさえることも可能です。
たとえば、1階と2階の大きさや形が同じ建物は屋根材や外壁材を使う量が少なくなり、費用も少なくなります。
内装では、段差を少なくしたり仕切りを減らしたりすると、建築費用をおさえられるでしょう。
できるだけシンプルなつくりを検討してみてください。
平屋構造も検討する
住宅を平屋にする際は広い土地が必要となりますが、土地の形状や地域などにより土地代をおさえることが可能です。
平屋は2階が不要なため、建築時の足場費用がかからないケースがあります。
ただし、延べ床面積によっては2階建てよりも多くの費用がかかることが考えられます。
業者からの見積もりなどで判断してみてください。
付帯工事費用を見直す
付帯工事の費用は建築時の予算の2割ほどが目安になりますが、予算配分を見直すことで費用をおさえることができます。
たとえば、駐車場の舗装の種類やルーフの有無などを見直してみてください。
門や外壁では素材のグレードを下げるなど、付帯工事においても妥協点を検討しましょう。
複数の業者に見積もりを依頼する
理想や条件が同じでも、業者により見積もり金額が異なる場合があります。
そのため、同じ条件で複数の業者から相見積もりをとることをおすすめします。
複数の見積もりをとると、安くて理想を実現できる業者をみつけやすいです。
業者に見積もりを依頼するときは、家づくりの希望条件をリストアップしておき、間取りや設備などを反映してもらいましょう。
業者に詳細な理想を伝えることで、正確な見積もりにつながります。
4.2,000万円以内で注文住宅を建てるときの注意点
注文住宅を建てた後に後悔しないために、可変性のある間取りにしたり家事動線と生活動線に配慮したりすることが大切です。
たとえば、建築時は「造り付け家具が便利」と感じても住みはじめてから「模様替えができない」など不便さを感じることもあるでしょう。
そのときどきの流行などに惑わされず、自分や家族のライフスタイルに合わせた間取りにしてください。
収納を検討する際は玄関ならば靴やコート掛け、リビングは新聞や雑誌、子ども部屋は学用品など収納するモノとスペースの確保を考えましょう。
5.まとめ
注文住宅を建築する際は、土地や建物の費用、付帯工事費用がかかります。
2,000万円の予算におさめるには、予算配分を決めることが大事です。
また、坪数に応じて確保できる間取りが異なるため、理想をリストアップしてみましょう。
その後、複数の業者に見積もりを依頼して、納得のいく業者を選んでください。
タナカホームズでは、ローコストで高品質、高性能な住宅を建築します。
2,000万円の注文住宅のご依頼も可能です。この機会にぜひご相談ください。
会社名:田中建設株式会社
部署名:編集部
執筆者名:大勢待 昌也
執筆者の略歴 保有資格 住宅ローンアドバイザー
執筆者のSNSのリンク:https://www.facebook.com/oosemachi
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